2012年6月29日金曜日

里芋

 芋と言えばサツマイモを連想してしまうが、古より山の芋に対して里の芋と言うことで私たちには馴染みが深いが両者ともジャガイモや甘藷の陰に隠れてしまっている感がある。少なくとも常備野菜とは言えない。晩秋に掘り出し煮物や衣かつぎでシンプルに生姜醤油で口に放り込む美味しさは格別である。毎年決定的な栽培法が確立しないまま畑に植えているが、種芋は前年度分を保存し使い回している。夏から秋にかけて草勢が活発になり小雨なら葉をちぎって傘代わりに使えるくらいになる。しかし元々南方系の植物、以外と乾燥に弱い。昨年はトウモロコシの収穫後に出来た茎や葉を敷き藁にし灌水をしたり土寄せをしたり脇芽を除去したりして栽培したが手間がかかりすぎた。今年は黒マルチで栽培している。除草や保水性があるため灌水の手間が省けそうだ。中秋の名月の頃お供えにとも思うのだが多分初霜が降りる頃掘り出して煮物にすると思う。二種類の里芋を栽培しているが、収量も多く大きな芋が採れる石川系と茎も親芋も食べられるねっとりとした食感のあるものを育てている。収穫はまだまだ先だが元気に育っている。

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