2009年1月14日水曜日

楽しみな種子

 ここ数年遊び半分でそのとき思いついた種子を購入して蒔いている。花が咲き結実しても宣伝文句のように甘くないことが多い。
 私が手を出すのは大抵南国の果実が多いのもその原因の一つだと思う。その昔新航路の発見ブームに沸いていた時代に金銀の財宝や香辛料そしてジャガイモ等が旧大陸に運ばれたことはあまりにも有名だが、この時代の人々はトロピカルフルーツにも大変なあこがれを持っていたようである。ヨーロッパは高緯度になるので気候がその栽培には適さなかったので、ジャガイモやペッパーのように旧大陸には広まらなかったのでしょう。
 最近手に入れたものにベピーノという品種があります。ナス科の果物でとても香りがいいということでした。この種を採られた方は沖縄県の人なので、三重県の暖地と言えど春先にはビニルトンネルで育てないと苗が育たないかも知れません。未知の果物に対するあこがれと欲望にとらえられているのかも知れませんが、畑仕事はシーズンオフなので春の菜園に思いを馳せているこのごろです。
 食べるものではないのですが、アフリカはセネガル原産の大きなヒョウタンの種も取り寄せました。容器にしたり楽器にしたりする文化があるみたいですね。太鼓を作ったりウードのような楽器に加工しても楽しいかも知れません。栽培面積がかなりいるようなので今は思案中です。

2009年1月13日火曜日

肥料代

 連休中にはいくつか農業に関する番組がテレビジョンで報道されていました。これとて儲けがないと誰も後継者になろうとは思わないですよね。私は志摩の地で美味い魚と野菜に恵まれた生活をしていますが、魚の値段だってこの価格でいいのかなと思うときがあります。流通の問題もあると思うのですが今の時代規格にあった魚が揃わないと市場に出荷できないのでしょうね。本来とても味の良い高級魚の範疇に入る魚が廉価で販売されていたりします。何とかしてほしいですね。
 野菜作りと言えば最近馬鈴薯を植えたり、ポリのトンネルで葉菜の種を蒔きましたが根肥に肥料を40キロほど買いました。原油が高騰していた一時、肥料が値上がりするのは納得できましたが、今やガソリンは100円代になっているし円高で輸入する側から見れば当然高騰時の6割~7割の値段設定が適切だと思うのですが円高やデフレの効果は肥料にまでは及んでいません。こんなので儲けている企業もあるかと思うと利益は職を失い困窮している労働者に還元すべきですね。
 儲けの話からそれてしまいましたが、私の場合自分で食べて、余剰となったものは人に差し上げるだけですからソロバン勘定をするととても利益はあげられそうもありません。
 ついでに、原油高騰の前に、農業用の黒いポリマルチをネットで大量に買いだめしたのですが、予想していたような資材の暴騰はありませんでした。(笑!)

2009年1月2日金曜日

馬鈴薯の植え付け


 年末に馬鈴薯の植え付けを済ませました。

 私のご近所に専業の農家がありまして、そのお爺さんからクリスマスの頃にジャガイモを植え付けると大きなものが採れることを教えてもらいました。以来、ずうっと私は12月の末に植え続けています。ただ悲しいかな年によって気合いの入れ方が違うのでそれが収穫量に反映しているようです。今年はメイクイーン・男爵・インカの目覚め・紫の芋をそれぞれ植えました。秋にサツマイモを収穫してから放りっぱなしの状態だったので古いマルチを取り除き、深く耕し、施肥をし畝をたてました。ある程度はミニの耕耘機でいけるのですが最後の仕上げはどうしても鍬を振りかざすことになります。入梅までに収穫を終えたいので黒マルチを張る栽培方法をとりました。久しぶりに肉体を酷使したため筋肉痛になってしまいました。写真は馬鈴薯を植え終えた畑です。

 冬場はそれ以外に琵琶の木や栗の木などを剪定しておかねばなりません。もちろん昨秋は結構収量のあったキウイの手入れも怠れません。

 そんなお決まりの作業をしながら、葉菜に効果のあった不織布による栽培やこれからのビニルトンネルを用いた野菜の栽培、寒冷紗を張り虫除けを指向した無農薬栽培などについて作戦を練っています。この際、コストは考えないでやってみようと思っています。