2012年8月30日木曜日

暑い一日だった

 台風14号に向って太平洋から吹き込む風の影響で高温多湿な列島となった。いつものように夕刻菜園に向かったが、今日は久しぶりに300㍑の水を持参した。案の定このまえ定植した白菜、ブロッコリー、カリフラワーはしおれ果てていた。もしかしたら枯れてしまうのではないかと思うほどの状態だった。とにかく撒水しか施す手はないので、たっぷりと水を撒いてきた。昨日定植したネギの位置が良くないので少し手を加え、ここにもたっぷりと水を撒いた。その後今まで手つかずにしていたイチゴの苗をポットに移し60本の苗作りに取りかかった。日が暮れかかるとこの時期、アブ、ブヨ、蚊がまとわりついてくる。アブはシャツの上からも噛みついてくるしブヨは目の中に飛び込んでくる。何れもかなり不快な害虫で、まとわりついてくるとそちらの方に気が散り仕事にならない。オクラ、ピーマン、ナスを収穫し菜園を後にした。今夜は三重県全体に雷が発生するらしいが雨もそろそろ欲しいところである。

2012年8月28日火曜日

秋ジャガの確保

 野菜作りをされている方のブログを拝見していたら秋ジャガの種も売り切れになってしまうことが記されていた。かつては秋ジャガは栽培していなかったが最近は少しだが作ることにしている。倉庫には春ジャガがかなり残っているがもうまもなく芽欠きをしないと食べられなくなってくる。年に二回栽培することでジャガイモはほぼ周年に渡り自給できるようになった。夏場冷たく冷やしたポテトサラダは美味いのだが南瓜の収穫時期になるとジャガイモはなぜか忘れられてしまう。

 デジマという品種を2㎏ほど購入した。芽も出始めているし明日の日にも植えられそうだ。植える場所は準備してあるので後はカリウムの割合の高い肥料を鋤き込み植え付けるだけだが、まだ少々気温が高いように思う。ついでにニンニクの種も購入した。6片種のもので一昨年この種は栽培した。ストックしてあるジャンボニンニクと併せて今年は植えようと思っている。

2012年8月27日月曜日

今日も一歩

 レーキで畝を整え小石を除去しつつ昨日の続きの作業として黒マルチを張った。ブロッコリーとカリフラワーの畝の最終形である。マルチは今まで使い捨てにしていたが今回は以前使ったものを再利用してみた。少しばかり穴が開いていたり前作の穴があったとしてもこれからの季節、雑草も何とかなると考えたからである。畑で使う工業製品は土に還るものはともかくとしてプラスチックや金属で出来たものは結局家に持って帰りゴミとして出すことになる。使えそうなものはもう一度頑張ってもらった方が何かと都合が良い。2時間弱の作業だったが3列分マルチカバーをし、そこにカリフラワーの定植を済ませてきた。家で苗を育てていたが大きくなりポリポットではそろそろ限界に達していた。近年になく私としては上手に苗を育て上げることが出来、今から収穫が待ち遠しい。天気予報では少しは降雨がありそうだったが結局雲だけを恨めしく見送ることになった。しばらく水撒き作業が続きそうだ。作業時間は短いが牛歩のごとく毎日少しずつ野菜と戯れることにする。

2012年8月26日日曜日

畝作り続行

 昨日の疲れが残っており今日は体を休めようと思っていたが昨晩寝床で畝立てのことを考えていたので午後3時から菜園に行くことにした。ナス、オクラ、ピーマン、シシトウが収穫を待っていたのでこの作業から片づけた。まだまだ採れ続けていて釣行用のバッカンに3杯ほどの量になった。

 さて、メインの畝作りだが耕耘機で途中までは仕上げてあるのでその続きの作業になる。長さ18㍍・幅約1㍍の畝の仕上げを3列分こなしたが、額から汗が噴出し目に入ってくる。日差しがある時間帯の仕事は体力を消耗する。5時頃になると日も傾き仕事がやりやすくなる。後は黒マルチを掛けるだけだが、これは急がなくても定植する日でも十分に間に合う。一気に片づけ返す刀でニンジンとゴボウの畝も仕上げた。

 一昨日「志摩ギターを楽しむ会」のメインゲストである広垣氏から秋のコンサートの日程を教えて欲しいという内容のメールを頂いた。例年11月から12月の土曜日に開催しているが会場の阿児アリーナは2ヶ月前でないと予約が出来ない。時間の猶予を頂きたい旨、リプライしておいた。ギターの会のことであるがかねてより会員の方から相互のコミュニケーションの場を作ってみてはどうかという提案を頂いている。私も只クラシックギターのコンサートを楽しんでそれで終わりという形に何かプラスαがあればと思ってはいたがこれという名案が思い浮かばずに今日に至っている。手始めに会員の皆さんに投稿を依頼してミニコミ誌でも作ってみてはどうかと思案している。

2012年8月25日土曜日

やはり半日

 枕元で次の日の予定を練ることがある。今日はスイカの跡の続きで苦土石灰を撒き北側のトウモロコシ跡とゴボウ跡のマルチを剥がし、同様に苦土石灰を撒き耕耘すること。そして南側に移動しニンニクの畝を立てることを予定した。ささやかながらイメージトレーニングをしている。

 朝の様子を見ていたら今日も残暑が厳しそうである。やはり午後からの半日作業にすることにした。スポーツドリンクを1㍑、水を1.8㍑、長めのタオルで頬被りし麦わら帽子を被る。夏場でも肌を露出するのは厳禁なので長袖、長ズボン、ゴム長靴の装備で行くのだから決して涼しい出で立ちではない。とにかく今日一番しておきたいことは昨日中途半端に終わった作業を完遂することだった。左がbeforeで右がafterの画像だがこれだけではあまり大きな違いは感じられない。石灰を散布しただけの畑は土が締まっており硬くなっている。この圃場の一部には大根を育てたいので耕耘を二度に渡って行った。酸度の調整をし土壌を柔らかくするのが目的だったが、耕耘機の燃料も残っていたので一番右端のゴボウの跡も耕耘しておいた。ここは露地植のイチゴを育てようと思っている。このまま一週間ほど放置し後は元肥を入れるだけだ。ここまでで約2時間が経過した。

 この画像の最奥にはゴーヤの棚があるがその更に奥には白菜、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーの圃場がある。南側になるのだが畝の長さはこちらの1.5倍はある。既に白菜は定植してあるのだが日が高い内は見るも哀れな様相をしている。市販の寒冷紗を掛けているが、この長さは約18メートルなので畝全体をカバーしきれない。残った部分をニンニクの畝にした。携帯の時計を確認したら17:30、約4時間ほど汗を流したので今日はここまでとした。また、寝床で明日のイメージを膨らまそう。

2012年8月24日金曜日

秋・冬野菜の準備

 今朝は明け方雷雨があった。昨日白菜苗を定植してきたのでこの雨は有り難かった。今日は朝から弁当を持ってスイカの撤収をしようと思っていたが日差しが強すぎたため午後3時からの作業となった。普通の圃場だったら蔓と伸びた雑草の撤去程度で済むところだが周囲には防獣ネットがしっかりと張られしかも1㍍間隔でU字型のピンで固定してある。前屈みになって打ち込んだピンを引っこ抜くのも手足の筋肉に応える。また、鳥害対策として上には防鳥ネットまで張ってある。そのネットには近くに植えたゴーヤの蔓まで絡みついてしまっている。しかし、少し無理をしてでもこの時期に撤収しておかないと秋・冬野菜の種蒔きが遅くなってしまう。少しずれると来年の春の野菜までズレが影響してしまう。全て整理したあと苦土石灰を撒いたがストックが無くなってしまったので不足分の作業は明日以降になる。酸度を調整するのに一週間、根肥のあとまた更に一週間と最短でも種蒔きまでには二週間ほど時間がかかる。来月半ばの秋雨を期して今、秋・冬野菜の準備をしている。

2012年8月20日月曜日

秋野菜の準備



 土曜日に鍬を振るいすぎたので昨日は腰が重く感じ菜園には出かけなかった。白菜の畝は作ったがブロッコリー、カリフラワー、キャベツの畝が手つかずのままになっている。トウモロコシとカボチャの圃場の後に定植するつもりだが前作の片づけも終わっていない。まだまだこの時期、朝から弁当持参で出かけるには暑すぎる。少しずつでも良いから怠けずに作業をすることにしているが、日が傾きかけた頃から今日は前作の片づけを一気に行った。余力があれば明日はマルチを剥がし苦土石灰を撒く予定だ。

 作業の終わりは夏野菜の収穫だが昨日採らなかった分オクラが大きくなりすぎていたが、この野菜もかなり幹の上の方まで実を付けてくれたのでもうすぐ栽培も完了となる。今ナスが好調だ。土曜日に沢山収穫し配りに行ったが今日見てみると一昨日と同じくらい実っていた。明日くらいに採らないとお化けナスになってしまう。二種類のナスを栽培しているが両方ともそれほど早くは定植しなかった。梅雨明けのころ剪定し秋ナス用に仕立てると良いのだが採れ続けているのでそのままにして育てている。日暮れの頃吹く風からは初秋の気配が感じられるが、このナスもどちらかというと秋ナスの味がする。丸い千両ナスは枯れてしまったものもあるが長ナスは私の畑の土質に合っているのか今のところ元気に育ち実を沢山付けている。かつて母はナスは花の数だけ実を付けてくれるのだと言っていたが、この調子だと台風で木が倒れるまでは採れ続けるだろうと思う。いろんな調理法があり和・洋・中とどんな料理にも合うが他の食材を邪魔しない淡泊な中にも味わいがあり楽しめる。

2012年8月18日土曜日

久しぶりに鍬を振るう

 今年こそは早めにと思い先月下旬にポットに蒔いた種が生長し今にでも定植してほしいと言っているようだ。白菜の育ちが良くもうポットには収まりきれなくなっている。来週定植するとしてその用意をしなければならない。この前の雨のおかげで予定している畝には雑草がしっかりと蔓延っていた。盆前に苦土石灰を撒いておいたのだが後は根肥さえすればいいと甘く見ていた。除草に2時間かかり耕耘し肥料を鋤き込み畝を立てた。管理機である程度畝らしきものは出来るのだがどうしても最後の仕上げは鍬でないと気が済まなくなっている。私、比較的高い畝が好きなのだが、高すぎるというコメントも頂いている。今日は仕上げとして最後に黒マルチで覆ってきた。耕耘中、捕りきれなかったコガネムシなどの幼虫も多分蒸し焼き状態になるだろうと勝手に思っている。細かい計算はさておいてひと鍬に2㎏の土を載せて畝に25㎝の高さまで、且つ20㍍の長さの畝に揚げる作業に伴うエネルギーは如何ほどのものになるだろうか。今まで気合い(?)で一気に作業を進めてきたが、室内にいても熱中症になると言われている中、汗まみれの労働は値打ちがある。
 夕方雲が立ちこめ気温も下がってきたので野菜を収穫した。昨日オクラやナスを採っていなかったので持ちきれないほど採れてしまった。これを放置してしまうと次の実に悪影響を及ぼすので、暑さでへとへとになった体に気合いを入れた。最後に蔓が枯れ始めているスイカを採ったが、これも一つ一つが重くジワッと腰に応えた。

2012年8月17日金曜日

大根の種子

 冬至の頃に実が収穫できるという園芸店のチラシに誘われて「農業屋」という店に行って来た。毎年カボチャは一番なりを採った後そのままにしておくので二番なり三番なりと秋が深まるまで実を採り続けるのだが今年はカボチャの圃場にブロッコリーやカリフラワーの苗を定植したいので少しずつ片づけている。今日は8個収穫したが今年の採り納めだ。そんな事情もあるので冬至に取れるカボチャがあることは私にとって朗報であった。少々伸びすぎている感もあったが3本購入した。ひと株が85円でこれならウリハムシに食べられてしまっても、日射で枯れてしまっても惜しくはない。これだけ買って店を出るのも気が引けたのでそろそろ用意したいと思っていた大根の種子を購入した。盆前に同級生の家に行き野菜をもらってもらったのだが、その時彼が言うには自分の人生で食べてきた大根の中で私の栽培した大根が一番美味いというコメントをいただいてきた。お世辞半分としても野菜を褒めてもらうのは嬉しいものだ。それ以来この秋は美味い大根を作らねばと意気込んでいる。牛糞を毎年たくさん鋤き込んではいるが土壌そのものに美味さのヒントが隠されているような気がしている。以前化成肥料を中心に作っていたこともあったが味は良かったように記憶している。二種類の種を購入したが一つはタキイという大手のもので定番とされる一般的な青首大根である。もう一つは松阪市にあるローカルなメーカーのもので店員さんの話では伊勢平野で作られていたものを改良した種と言うことだった。「冬の浦総太り」という品種だが私にとっては始めての品種である。肉質は緻密でス入りは特に遅く甘みの強い大根であるという説明が添えられていた。美味かったらK君に食べてもらおう。

 店を出るときに少し気になっていたことがあり店長さんに有機肥料とマムシの関連について聞いてみたら予想していたとおり相関ありと言うことだった。ちょっと牛糞を使いすぎていたなあと反省した。この店は耕耘機を買ったり苗を買ったりする以外に農作業に関わる様々な疑問に応えてくれる。地域に密着した良心的な店なので重宝している。ホームセンターではそこまでは教えてもらえない。9月の中旬には秋雨前線がこのあたりにも影響を及ぼしてくれるのでそのチャンスを逃さず種蒔きをする予定だ。早く蒔くと水撒き等発芽するまでの管理が大変になるからだ。

2012年8月16日木曜日

危機管理

 音楽を楽しみながら時には菜園に足を運びささやかながら野菜を自給し静かに暮らせたらどんなに良いだろうかと思いつつ・・・そのような生活が出来れば有り難いと願っているが、それは理想かも知れない。学生の頃ある教授が講義の中で余談として国家というものについて語っていたが、趣旨としては国家無くして我々の平穏無事な生活や安全は保障されないと言うものだった。当時、某大国の傘の下差し迫った危機感など毛頭感ぜずこの国の経済発展の恩恵にどっぷりと浸かっていたわけだが失われた二十年を経過した今かの恩師の言葉を時々思い出す。私、特に右でも左でもないが竹島、尖閣、北方でこれだけ近隣諸国に好き放題されている事についてはこのまま許容し続けても良いのか甚だ気になって仕方がない。昨日の尖閣の事案についてマスコミも政府も私たちが知りたいと思うことを十分に報道していないような気がする。今日も私なりに危機を感じていたのでテレビのニュースを見ようとしたが今のところ扱いが小さく報道も不十分だ。昼頃には明日にも前例に従い強制送還すると言うことが伝えられてきた。この間のいきさつについて説明責任を果たすべきだと思うが私たち庶民には伝わっていない。前例を踏襲するというならばあのことについて対応のまずさを国民に露呈したわけだが、まさか同じ愚策を今回もという気持ちになったのは私だけではあるまい。選挙で公約を信じ一票を投じた私たちに大きな責任があると思うが、これだけ平然と国民を裏切る政権を野放しにしておいて良いのだろうかと思う国民も多いのではないだろうか。選挙前にそのような風潮を煽ったマスコミにも大きな責任がある。今日も国家としては重大な危機に瀕していると思い何度か時間の区切りでテレビのスイッチを入れたが某国営放送では節電を標榜しつつ高校野球を相変わらず中継していたし、民放では色あせたロンドンでの大運動会のその後について延々と内容的に乏しくどうでも良いようなことを流していた。情報をテレビに求めたのが明らかに間違いだったと思いネットに切り替えることにした。
 政治問題と経済問題は切り離して国家間のおつき合いをしてほしいものだ。私たちの感覚からすれば両者は輻輳的に捉えてしまうが矛盾だらけの国を相手にしているのでそれくらいの線引きは毅然とした態度で向かって欲しい。道理が通用しない相手との交渉は難しいとは思うが・・・。

2012年8月14日火曜日

初盆

 初盆の「水向け」の法要が棲鳳寺という私の町の寺で行われた。天気予報によると短時間ではあるが豪雨があると言うことであったが何とか小雨でお天気は持ってくれた。新亡の家族は寺の本堂でお経を頂き、我々縁者は外で受けることになる。水向けに訪れた縁者で境内はほぼ埋め尽くされていた。喪主の名前が読み上げられると設けられた祭壇に水を手向ける。自治会の方から新亡の名簿は配布されていたが、知っている人が亡くなってしまったことをしみじみと感じた。ここに集まった皆さんは古くからの町の住人が殆どで知り合いや友人もいて軽く目で挨拶を交わした。私、一応仏教徒だが宗派が違うのでこの寺の檀家ではないが親戚は全てここの檀家である。この町は一つしか寺がないので住職もこの時期には多忙を極める。
 お盆前後の予定はこれで全て済ませたので寿司を作った。先祖様へのお供えも兼ねるので精進も一緒に作ることになる。今年も何回か作ってきているが、夏場のこの時期ウルメ鰯の寿司は欠かせない。真鰯は近年不漁が続き資源が心配されるが私の町ではあまり生食してこなかった。生食と言えばもっぱらウルメ鰯だった。鰯の中でも少々水分が多い方だが、鮮度の良いものに塩を当てて2時間ほど置き酢で締めるのだが、そのことによって味が濃くなり青魚特有の生臭みも取れる。お寿司やさんに行き食べる方法もあるが、ウルメの寿司ばかり10個も注文するのもはばかられる。食べたいだけ食べようと思えば自分で握った方が食欲を満たせる。もともとこの寿司は昔から各家庭で作られてきたものだ。私にとって夏のウルメ鰯は寿司にしたり、青紫蘇と生姜を利かせた酢みそで食べたり、この時期のソウルフードである。昔から弱った体に良いとされてきているが滋味に富む食べ物であると信じている。昨日採ってきた新生姜をスライスして寿司の上に乗せたが、この味と香りにはついつい食指を動かされてしまう。新鮮で香り高い生姜の辛さと風味は青魚の雑味を洗い流し口にえも言えない爽やかさを醸し出してくれる。この地に生まれてきたことに有り難さを感じる一瞬である。

2012年8月13日月曜日

盆にスイカ

 盆に食べるべく今年はスイカを作ってきたが、今までにも沢山収穫してきた。熟しすぎて実が裂けてしまうものも出てきているので小玉のものを中心に10個ほど採ってきた。受粉後35~40日くらいで熟すとされているが小玉は少し早めでも良いようだ。数個は畑で実が裂けてしまった。今までカラス対策やハクビシン、イノシシ等の害獣対策をし連日水撒きをしてきたので畑の堆肥と混ぜてしまうのはとても残念な気がする。大玉のものを含めまだ10個以上は残っているがこれらは二十日盆頃に全部収穫し、返す刀で秋冬野菜の準備に取りかからねばならない。猛暑の中よく冷えたスイカは水分やビタミン、ミネラルの補給にもなり美味い物だがこれを全部食べきれば間違いなく血糖値が上がると思う。お裾分けに持っていきたいが、本来真っ赤でなければならない果肉がピンクであったりすると具合が悪いので躊躇してしまう。理を言いながら笑って理解してくれる親しい人に限定して持っていくことにする。

お盆で渋滞

 町を離れ遠くに出ていた志摩の人がお盆で帰省している。私の近所でも久しく顔を合わせていない人が何人か墓参で帰ってきていた。先祖の霊をお迎えするのにお供えを求めに出かけたが大変な渋滞だった。普段はそれほど交通量が多くないのでインフラもそれに合わせて作られているのでこのような特異な状況になると時間的にかなりのロスが出てしまう。渋滞に慣れていない私としては若干とまどいとストレスを感じてしまう。
 お盆の仏壇に供えようと一昨年からホオズキを畑で栽培している。葉はかなり虫に食べられてしまったが何とか生け花に出来そうなものを揃えることが出来た。いわれは良くわからないが実の形状を見ているとお盆に先祖をお迎えする提灯の形に似ている。さて、このホオズキであるが中には丸い実が入っていて付け根から種を取り出すと昔の子どもたちの玩具となる。唇にあてがい丸い実の中の空気を押し出すとビービーと音がする。このような遊びは最近は目にすることがなくなった。このホオズキは縮根草なので来年も実を付けてくれると思う。
 墓は七日盆を過ぎた頃、掃除とシキビを新しく供えてお参りを済ませてきたので今回は線香と水をお供えしてきた。お饅頭や盆菓子、果物を用意し後は素麺を供えるだけだ。盆と言えば、先日来なかなか連絡が取れず「水向け」をお渡し出来なかった家とコンタクトが取れた。この方、親戚にも新亡があることをご存じでなかった。小さな町であるが井戸端会議や立ち話、話し込む・・・といったコミュニケーションの機会が少なくなったこの頃、町のニュースも伝わりにくくなったものだ。明日は初盆の法要が寺で行われる。私も招待を受けているので出かける予定だ。

2012年8月11日土曜日

100㎜は降った

昨晩の雷雨が気になったので菜園を見に行ったが途中の路傍には側溝から溢れ出た雨の跡が見て取れた。木の枝こそ落ちてはいなかったが台風が去った後と同じような景色であった。畑には数個の水槽を置いてあるが水の深さから推し量ると少なくとも100㎜くらいの雨が降っている。乾燥しきった大地には恵のお湿りだったろうと思う。枝豆、ナス、ピーマン等夏野菜を収穫し家路へ急いだ。
 お盆も近くなったが私の町では七日盆を過ぎたら新亡のお家へお供えを持っていく。親類、御近所、縁者に初盆を迎えるに当たりお線香代としてお金を持っていったり仏前に果物やお菓子等のお供えを持っていったりする。旧阿児町内でも呼び方は各在所によって違いはあるが私の町では「水向け」と呼んでいる。私も十軒あまりの家に朝から不祝儀袋に何某かの金数を入れ「水向け」を供えに行って来た。新亡の家では葬儀に使った飾り付けをこの日まで仏前に取っておき祭壇を飾っていた。門前に飾ってある提灯が生前の亡き人を偲ばせてくれる。(合掌)

2012年8月10日金曜日

雷が鳴っている

今朝は久しぶりににわか雨があった。阿児アリーナの開場で3時間ほど時間を与えられプレゼンを行ってきた。180分間喉を使い続けると声帯に使い痛みが生じる。おつき合いいただき静聴していただいた皆様には感謝。話が終わってから謝礼まで頂いてしまいました。(ペコリ!)
夕飯を済ませ、オリンピックのニュースを見ているが窓越しに雷鳴が聞こえてくる。南の高気圧が北上しその縁に沿って湿った空気が流れ込んで来ているらしい。予報を信用して今日は野菜達に水を撒きには行っていない。カラカラに乾いた野に雨が降り注ぐと独特の臭いが立ちこめる。雨を心待ちにしていた大地の臭いだ。すごい雷鳴だ!

2012年8月9日木曜日

エダマメもそろそろ

今年は二期にわたりエダマメを栽培した。先月第一期目のエダマメを収穫したが第二期がそろそろ収穫時期になってきている。それほど広い面積をとって栽培しているわけではないが、収穫の時期を逸すると固くなり独特の甘みや風味が減退してしまう。このタイミングがなかなか難しいところだ。下の方の莢は豆が熟しパンパンに膨らんでいても上の方の莢はまだまだ成熟していないからどの時点で見極めるかが悩ましいところである。今回はお盆に食べるつもりで種を植えたのであと数日と言ったところだが下の方の莢は今が適期だ。豆科の野菜は私の畑ではよく作っているので植え付け場所を良く覚えていないと連作障害を引き起こしてしまう。春には空豆、実エンドウ、莢豌豆を、そして今はインゲン、モロッコインゲン、落花生、黒豆、枝豆が植わっている。比較的栽培が容易な植物だと思うがチッソ肥料を控えなければならないことや連作には注意している。この豆たちは市販のものとはやはりひと味もふた味もそして風味も優れていると思う。食べ出したら止まらなくなってしまう。

2012年8月8日水曜日

葉生姜

暑さのため食が進まないこの時期、新生姜の爽やかな風味は有り難い。数年前まではなかなかうまく生姜を栽培することが出来なかったが最近は何とか大株に育てる事が出来るようになった。日当たりの強烈な所よりも少し日陰にもなる場所の方が元気に育つようだ。堆肥を始め有機肥料を鋤き込み土も柔らかくするようにした。敷き藁で雑草と保水に気を付けるようにし過乾燥にならないように時折撒水するようにした。そろそろ新生姜を楽しみたいが未だ採っていない。株の端っこの方から少しずつ欠くようにして収穫すれば長く楽しめそうだ。除草の時葉に触れるだけで辺り一面爽やかな香りが漂う。この新生姜だが店に売っているものよりも取れたての鮮度の良いものは香りが強いように思う。先日の里芋と同様これも南方系の作物なので原産地の気候になるべく近づけるように考えているが、この地ではなかなか毎日スコールを降らせるわけには行かない。この場所より離れたところに植えてある大生姜は日差しが強すぎ、これだけ雨が降らないと生育が思わしくない。熱帯か亜熱帯のモンスーン気候が再現されると良いのだが大生姜は現在砂漠気候の中にいる。

2012年8月7日火曜日

水浸しと水不足

 もう立秋、暑中見舞いから残暑見舞いへ。連日の日照りの中せっせと毎日300㍑の水を畑に撒いている。そんな中アクシデントが発生してしまった。先日購入したエンジンポンプ、水の吹き出し口のジョイントのビスの締め付けが甘かったためそこから水を噴出させてしまった。撒水しているのはポンプから30㍍は離れていて、事の変化には気が付かなかった。丁度タンクの積んである車のドアはフルオープン状態だったので運悪く水が噴水のように内部に降り注いでしまった。水圧がなかなか上がらないことに疑いを持ちつつ気が付いて現場に戻った頃には車内は水浸しになってしまっていた。タオルで何度も拭い絞り出すのに随分時間を浪費してしまった。それでもフロアの内装の部分は大量の水を含んだままである。夜間は窓を半開にして少しでも蒸散していってくれるのを期待するほかない。一方で、マルチ栽培している里芋もついに水不足のサインを出し始めた。地表からの蒸発は少ないものの葉や茎そして成長に伴い多くの水を必要としていることが見て取れる。もともと熱帯から亜熱帯の多雨地帯が故郷の作物なので生育には水が欠かせない。毎日少しではあるが葉面にかかる程度の灌水をしているが、地下の根の先端までは潤す量ではない。外葉が少しではあるが黄変し始めてきた。天気予報を見てもこの先一週間は雨が期待されない。猛暑の中、梅雨があけてから約一ヶ月間殆ど降雨がない状態が続いている。今のところ、300㍑の水をナス、スイカ、ウリ、キュウリ、ピーマン、生姜、ブルーベリーを優先的に撒水し、一日おき程度にアスパラ、里芋などに回しているが芋や豆類には全く撒水していない。夕立でも降ってくれると本当に助かるのだけれど。

2012年8月6日月曜日

苗作り

 先月下旬に白菜、ブロッコリー、カリフラワーの種を蒔いた。昨年は秋の声が聞こえてきてから蒔いたので先々の栽培のサイクルにいろいろと遅れを来した。夏場の苗作りは発芽は問題ないのだが高温の影響でどうしても徒長気味になってしまいいつもこれで良いのかなと迷いっぱなしである。それでも秋が深まり気温も落ち着いてくると何とか様にはなるのだが・・・。肝心の畑の方は未だ夏野菜が植わっていて一部を除き準備が出来ていない。カボチャの後に苦土石灰を撒き、牛糞堆肥と化成肥料を鋤き込み畝を上げ、害虫対策として寒冷紗でトンネルを作るのだがそれぞれの作業工程のインターバルを一週間ずつ取らねばならない。お盆を過ぎれば作業時間も少しは長く取れると思うが今は無理をしないようにしている。苗の成長が作業予定を追い越さないように日々観察が続く。

 今日はその工程のステップワンとしてカボチャを採ってきた。このカボチャは自分で食べるには余りにも多すぎるので、今まで採り貯めたものと併せて配り歩くことになる。昔のカボチャは水っぽくそれほど巧いとは感じなかったが最近の品種はホクホク感がありそのまま煮ても、冷製スープにしてもコロッケにしても天ぷらにしても楽しめる。おまけに夏野菜としてはこの野菜、ビタミンEが豊富に入っているので抗酸化作用が期待される。食べ過ぎは禁物だが自然のサプリだと思って楽しむことにしよう。

2012年8月5日日曜日

大汗! 冷や汗!

6月のことに遡るが、某所より約3時間の枠をいただき講話の要請を頂いた。資料はPCに入っているしプレゼンもパワーポイントで作成してあるので当日会場では先方にPCとプロジェクターを用意して欲しいと依頼しておいた。8月に入りそろそろ紙ベースのレジュメも用意しなければと思い普段は使用していないPCを起動しようとしたところwindowsが開かなくなっていた。約束した日は8/10なので今更新しく資料を作り直す時間がない。冷や汗、大汗をかきながら原因がよくわからないまま苦戦した。最初ハードディスクのクラッシュが思い浮かんだが部屋にあるエアコンを始め全ての回転音を出す機械を止め、耳を澄ませると回転していることが確認できた。最悪の場合何とかデータだけは取り出せるかも知れない。室温も上昇してきてこの暑さの中集中力や根気が途切れてしまったので冷たいコーヒーを飲みに冷房の効いたリビングに行きしばしクールダウンをとった。オリンピックの速報を見たりしばらく別のことに気を紛らわせていたが、PCのことや今後の対応のことが気になり部屋に戻ると、何としたことか一応復活し始めていた。ここで再起動をかけたり余計なことをしてはならずと思いPCはどうでもいいからデータだけは取り出そうと今回使いたい資料を始め全てのものメモリに避難させた。メモリも今後どのようなアクシデントに見舞われるか知れないので更にバックアップを取っておいた。原因は私のような素人にはよくわからないがPCのバッテリーの低下とまさかのキィボードの不具合のダブルの原因があったようだ。全ての重要なデータは取り出したのでもうこの古いPCは近々処分することにした。ホッとしたことと同時に緊張が解きほぐされいつもの農作業の準備に取り掛かった。

 雲がかかり今日は湿度こそあれ気温は昨日ほど高くない。日永雨を期待したが、これって雨と呼べるのかな(?)・・・ヒゲ雨が少し降っただけだった。これでは何の足しにもならないのでいつものようにタンクに300リットルの水を入れた。盆が近いので明日墓掃除をしお供え用のシキビを採りついでに野菜も収穫してきた。画像右下のマクワウリの匂いは以前からこの時期よく仏壇に供えたものだが、お線香の香りとこの果物の香りの混ざったものは私にとってお盆が近づいてくる匂いなのである。

2012年8月3日金曜日

大物の収穫

一昨日収穫したスイカはラグビーボールのような形の小玉であったが色と言い糖度と言い申し分なかった。早速その中の一個はお嫁入りとなった。今日は引き続きスイカ、カボチャ、ナスを収穫した。緑色のカボチャはかなり大物である。カボチャは殆ど手をかけず受粉も昆虫に任せているが人に差し上げても余るほど採れ続けているが一つ課題がある。特に面倒を見ないので下の部分が土に付いたりしそこから雑菌や虫に食べられ長期保存が難しくなっていた。今年は発砲スチロールのトレイを敷いたりした結果綺麗なものが採れている。画像の奥にあるので大きくは映っていないが包丁で上手く切れるか心配な程の大きさである。名前は忘れてしまったが黒い大玉のスイカも採ってきた。毎日水だけをあげているが人間も水だけでは痩せる一方だと思いナスを中心に一握りずつの追肥を行った。この猛暑の下、肥料あたりが気になるところだが毎日実を採り続けているので肥料切れが気になっていた。
 台風9,10号は雨ももたらさず去っていったが今度は11号が小笠原の近海に発生している。湿った風が吹いているが、今日は比較的過ごしやすかった。先月は志摩沖の海水温が25℃程度であったが今は27℃くらいになっている。水温も上昇していてこんな所に台風が接近してくるとエネルギーが供給され大変なことになるが、それでもこの海域を駆けめぐってくる大気は内陸に比べて涼しく感じる。今日の南風はこの海水温の影響を強く受けていたように感じた。

2012年8月2日木曜日

一滴も降らなかった

 少しでも降雨を期待していたが結局一滴も雨は降らなかった。昨日は水まきをしていなかっつたのでナスはすっかり憔悴しきっていて見るからに可哀想だった。夕刻葉水をたっぷりかけてあげたところ生き返ったようにシャキッと葉の色も濃くなったように感じた。一日収穫もさぼると持ちきれないほど採れてしまう。ナスやオクラはまさに旬真っ盛りである。早速ご近所に持っていったらお返しにミョウガを頂いてしまった。夏野菜をたくさん食べてビタミンやミネラルの補給も大事なのだが食欲が減退するこの時期、香りのある薬味はそれだけでご馳走だ。畑にもミョウガ、しょうが、青ゆず、すだち、青じそ、ミツバなどの香味野菜があるが、他の野菜の収穫や潅水に時間を取られ収穫せずにいる。

 先日スイカの試し採りをしたが少し早いと思い他のものはそのまま完熟を待っていたが見回っていたら2個ほど過塾状態で腐っていた。適期だと思ったので5個ほど採ってきたが皮のすぐ近くまで赤く熟していた。スイカは物の本によると人工交配するように記されているが私の場合昆虫たちにその仕事を任せている。そのため何時受粉したのかよくわからないので収穫期を逸してしまうことがある。まだまだ後続の実がゴロゴロしているのだが、葉の陰に隠れていていつごろ受粉したのかわからないものもある。また、大玉か小玉かで熟す期間が違うし品種によっても違いがあると思う。欲張って3品種ほど栽培しているが、摘果や受粉した日の記録などは次年度への課題である。それでも来週とお盆のころに2回目と3回目の収穫だろうか。

2012年8月1日水曜日

容積を減らす

改造に次ぐ改造で以前のものとは外観がすっかり変わってしまいました。大きな改造点は内部に二つの気室が有り低域をカバーしていたがダクトの改良で一室にしたことだ。その結果内部容積も500mlほど減らしてみたがそのほうが良く鳴ってくれるので今の形になった。木と違い塩ビ管は容積の調整には便利な素材である。中央の一番くびれたところが以前よりも短くなっている。正確には測っていないが容積は2.7㍑前後となった。高さは底部の丸い板を加えても約35cmでスピーカーが45°の角度で上向きに音を出してくれるのでそのまま床に置くことができる。全体的に前のものと比べてずんぐりした形になったが重低音を響かせてくれている。口径わずか8cmのユニットから出てくる音とは信じられない。色も私の部屋には少々違和感のあったブルーからアイボリーに塗り替えた。このような改造、スピーカーユニット以外はほとんどホームセンターか百均ショップで間に合ってしまうので一連の改造は乏しい自分の小遣いの範囲で楽しめる。これでいて音は十分すぎるほど出てくるのだから楽しい。これ以外に合板を使ったものとボイド管を使ったものの改造に取り掛かっているが、欲張って何組も制作しても聴く人は私一人なので雨が降って外に出られない日に少しずつ進めることにした。
 雨といえば、今日は夕方からまとまった降水があるはずなのだが雲も出ていない。この分だと明日の夕刻は作物に水を撒きに行かなければならないかも。