2013年4月29日月曜日

ゴマを蒔いてみた

 健康志向ということで今年はゴマを育てる事にした。昨年の秋に篤農家N氏から金ゴマの種を頂いていた。昔、母はゴマも育てていたがいつの間にかスーパーで比較的安価に買うようになってしまっていた。栽培するよりも買った方が楽なのである。おまけにゴマの葉には大きな芋虫が発生し気味悪かったのも、また実を選別したりする手間も作付けしなくなった理由だ。

マルチに穴を開けゴマの種子を投入
 調べてみると生育は旺盛で日照りにも強く手間もかからないように書かれている。夏場の我が菜園にはピッタリの作物だ。店で売られているゴマはどう考えても安すぎる。極めつけはゴマ油だ。200ミリリットルの瓶に入っている油を採るためにどれだけのゴマを用意するかと考えると、安いのは良いのだが、何かしら腑に落ちないものを感じる。安心・安全を思えば、これも自作したほうがいいのかと考えた。健康志向と言えば画像左の畝にはヤーコンが芽を出し始めた。この作物、葉もお茶にすると血糖値を抑えたりして体に良いそうだ。
小松菜も食べ頃
 スイカの蔓が伸びるまでと思い、小松菜等の葉物野菜を植えておいた。あと一月もすればこの辺りは果菜類の蔓で覆われるが、その間隙を縫って種を蒔いておいたものだ。秋作のものとは違い、柔らかさはないが、その分草丈が伸びきらないうちに若いものを採るようにすれば問題はない。
 種を蒔き、水をやり、雑草を抜き、収穫しそして食べるという野菜作りも楽しいのだが、このように作付け計画を立てて無駄なく土地を活用するサイクルを妄想するのも野菜作りの楽しみの一つだ。

2013年4月28日日曜日

相性

 私の菜園では夏野菜の定番、トマトのことは殆ど触れてこなかった。トマトはどうもこの菜園との相性が良くないようだ。出来不出来はともかくトマトがうまく栽培できないと言うのは悔しさが残る。先日ミニトマトの苗を三本買い求め植えた。マルチで地温を上げ、さらに稲藁を敷いた。
 例年、ある程度は育ち何個か収穫はするものの木が枯れてしまうことがネックになっていた。トマトは雨が苦手だと言うことがわかったので自作だがビニルのシェルターを作った。
トマトの覆い
 こんなもので風に飛ばされないか不安だが、うまく行けば来年からの見通しが明るくなる。
 土はそれほど乾燥していないが数日雨が降っていないので今日は300㍑の水を畑に運んだ。芋苗やスイカ、ウリ、キュウリ、ズッキーニに撒水し、残りは空になった水槽に補充した。明後日には雨が降るという予報なのだが定植したばかりの苗には灌水は欠かせない。

2013年4月27日土曜日

茶摘み

 私の菜園は既に茶の木は撤去してしまったが、今日はあちこちで新茶を摘む人が見られた。隣の畑でも茶を摘んでいた。降霜がなかったので新芽の伸びも良く例年より数日早い茶摘みだ。
ブルーシートの辺り・隣の茶畑
 かつては十数人の摘み手が手作業で摘んでいたが、高齢化や手摘みが大変なので機械に任せていた。道中、手摘みを行っていたのはたった一軒だった。機械の歯の金属が風味に影響すると言うことで手で摘むことにこだわっている人もいるが如何せん重労働なのだ。私も以前自分の畑で手摘みをしていたが、早朝から日が暮れるまで摘み続けても25㎏摘むのがやっとであった。腰は痛いし手にはヒビ割れが生ずるし紫外線を浴びながら汗だくになる労働だ。
 茶摘みを眺めながら、枝豆の種蒔きをした。半月ほど前に蒔いた物もあるのだが、どうも双葉の出始めた頃、鳩かカラスに啄まれてしまった。寒冷紗のトンネルの中でポットに蒔き、本葉が出そろうまでガードすることにした。今年は獣害よりも鳥害の方が深刻だ。
 既にビワの袋かけは終わっていたが、まだ少し残っていたのと先日の強風で袋が飛ばされてしまったのがあったので、袋かけ最終作業を行った。拇ほどの実が10個以上一房に付いているが、これを2~3個ほどに残しあとは摘果し袋をかけた。今年は当たり年かも知れない。
枇杷の袋かけ完成
 弁当を持ってこなかったのでホウレン草、三つ葉、アスパラガス、莢豌豆そして新玉葱を収穫し帰ることにした。
そろそろ新玉葱が採れ始めた
 玉葱は早生ではなく中晩成のものを植えたので、今やっと球がふくらみはじめた。サラダにするのに丁度良い頃合いなので先日から来るたびに数個ずつ収穫している。

2013年4月25日木曜日

暖かい一日

 数日前までは寒気の影響で明け方の気温が低かったが今日は暖かい日になった。昨日の風雨が気になっていたので畑を覗いてみたところ降雨量はそれほどではなかった。ちょうどかわいた大地を潤すのに適度なお湿りだった。風はそこそこ強く吹いたが要所は養生してあったので何ら問題はなかった。
 先日定植した果菜類は活着していないものが見られたので補植しておいた。
 畑には立てて種を蒔いて植えなくとも、毎年落ち種で世代交代を繰り返していく作物もある。今年も至るところに青ジソや赤ジソが生えてきている。青ジソは夏場の食欲のない時に爽やかな香りを楽しませてくれている。カツオをはじめ背の青い魚との相性は抜群である。志摩の郷土料理に「てこね寿司」というものがあるが青ジソと新生姜をあしらったものは香りも良く美味い。
落ち種で増え続ける青・赤紫蘇
 酢の物も良い。蒸し暑い日本の夏には欠かせないハーブである。赤ジソは梅干し専用に利用してきたが紫蘇ジュースという手があった。一昨年クエン酸を買ってきて作ったが、これも爽やかで美味い。落ち種はここだけでなく圃場としては耕していないような所にも群生している。秋も深まった頃の穂紫蘇のシーズンまで息長く楽しめる。

2013年4月23日火曜日

明日は雨、苗を植えよう

 3日~4日の周期でお天気が変わる。予報によると明日は雨。そろそろ植えなければと思っていた苗を植え付けてきた。
ビニルトンネルも外したトウモロコシの畝
 トウモロコシもゴールデンウィークは気温も上がりそうなので、ビニルトンネルを外し、別の畝に第二弾の苗も植え付けた。去年は収穫を目前にして台風がやってきたが、毎年あのような事はないだろう。
 育苗トンネルの中の南瓜やズッキーニ、まくわウリの苗が窮屈そうにしていた。小さなポットでは根がまわりすぎているのだ。
南瓜を植える
 画像奥のキャップにはロロン南瓜と栗南瓜、手前の肥料袋再利用の所にはスクナ南瓜と坊ちゃん南瓜を植えた。まだまだ晩霜や強風の心配があるのでこのような方法で育てている。
 
伸び伸びとしている春キャベツ
昨日春キャベツの不織布を除去したばかりだが、なぜか伸び伸びとして葉を大きく広げている。このキャベツもヒヨドリの餌食になり全滅かと思われたが、ここまでリカバーした。あと二週間もすればしっかりと巻いて来ると思われる。
 菜園では野菜達の花も愛でる事が出来るが、耕作していないところに花の苗を植えておくと草花も楽しめる。
豌豆の花も美しい
場外の草花

2013年4月22日月曜日

土寄せ

 まとまった雨のあと、作土はそれほど流れていなかったが風が強く背の高い空豆などは倒れかけているものがあった。
空豆の土寄せ
そのまま放置しておいても構わないのだが、収穫するときのことを考えるとやはり起こして土寄せをしておいた方がいいと思った。摘心済みなので花はもう咲いていない代わりに実をたくさん付け始めている。時間がなかったので追肥までは手がまわらなかったが、日を改め液肥を施す事にする。
 馬鈴薯も少しだが流れた土を元の畝に戻しておいた。
馬鈴薯も土寄せ
 作業中にYさん(畑の近くの住人)が通りかかったので霜の話をした。畑には霜は降りていないが田圃では霜害がでているとのことだった。いつも見ているとそれほど気が付かないがこの馬鈴薯も草丈がかなり伸びてきている。この時期の土寄せは効果が期待されるような気がする。

2013年4月21日日曜日

雨に洗われ

 昨夜から早朝にかけて冷たい雨が降り続けた。菜園の水槽を覗いてみたところ約80㎜ほど降水があった。作土はかなり乾燥していたので程良いお湿りと言ったところだ。低温が気にはなるが、植え付けた安納芋や野菜・果菜の苗は活着するだろう。
降雨で潤った
 画像のように降雨により野菜畑は潤いを取り戻した。この雨の効果は明日以降現れるだろうと思う。
 畑の周りに植えておいたキンセンカや矢車草そしてアイリスの花々が目を楽しませてくれる。
雨にも風にも負けない
 花と言えば馬鈴薯の花も咲き始めている。
馬鈴薯(アンデスレッド)の花
 花が咲くと言うことは恐らく地下茎にデンプンを蓄え始めているということだろうか。複数種の馬鈴薯を作付けしているが、品種によって生育の早さが異なるようだ。もしも開花や生育が同時ならば何らかの気象の変動に対応できず全滅し、馬鈴薯に依存してきた人々にとっては一大事になっていたことだろうと思う。品種の多様性というのは危機管理上重要な事なのだろう。このように考えてみると、自分たちの農産物の中には品種を限りなく単一に絞り込んでいるものがあるような気がする。永年アンデスの高原で生き抜いてきた人々の知恵に学ばなければならないものがありはしないかと思う。
 このまま順調に育てば、6月の梅雨直前に収穫になるがあと一月半ほど気候の異常がないことを願う。フライドポテト、ポテトサラダ、コロッケ、肉じゃが、カレーライス等、定番の食べ方ばかりであるが妄想は駆けめぐる。

2013年4月20日土曜日

安納芋植え付け

 この時期、週末にHCやN業屋を覗くと鮮度のいい苗を手に入れることが出来る。今日は土曜日、野良着のままN業屋に行ったら安納芋の苗が売られていた。25本で1500円の品を迷わず購入した。今夜は雨が降りそうなので絶好の植え付け日和となる。芋植えにはまだまだ早いと思うのだが、早速用意してあった畝に挿した。
安納芋を植えた
 この芋は初挑戦である。畑に合っていれば次年度から植え続けようと思う。志摩では土地に合っていると言いベニアズマを植える人がいるが私の菜園では鳴戸金時の方が良いようだ。
 今日、菜園に行った主目的は昨日の強風の様子を確認することだった。さらに、天気予報では降霜のことが報じられていたので被害がでているか確かめる必要もあった。馬鈴薯も先端に蕾ができはじめていて、ここで霜に当たってしまうとかなりのダメージを受けることになる。気温は低かったものの、夜間も北よりの風が吹いていたので霜害は免れたようだ。めくれかけたマルチやトンネルの養生をし今夜の降雨を期することにした。
 ブルーベリーの花が咲いているが、この釣り鐘型の花はどことなくアセビの花に似ている。昨年、講習会に出向きピートモスを敷き込んだので今年の生育が楽しみである。
ブルーベリーの花

2013年4月18日木曜日

植え付け

 菜園の野菜達はそれぞれ特性というか個性を持っている。栽培が容易なものもあれば時期を逸すると収穫に結びつかない厄介なものもある。前者については栽培方法を何とか拾得できているのかも知れない。
 今日は午後から伊勢芋とつくね芋の植え付けに出かけた。ツクネイモはこの地の気候風土に合っているのか殆ど失敗なく秋には収穫が約束されているが伊勢芋は難しい。毎年チャレンジしているが大きくて形のいいものは採れていない。
ツクネイモと伊勢芋を植え付けた
 それだけ気むずかしいためか年末になると値も高く売られている。確かに食味も優れていてどのような調理法でもはずれがない。普段食べるのにはツクネイモで十分である。長芋よりも遙かに粘りがあり美味い。あまり世話をしなくても育つのでマルチも以前使っていたものを使い回した。
 昨日、ピーマン・シシトウ・唐辛子の苗を購入したままになっていたのでこちらも定植してきた。週末、寒気と雨が降るという予報が出ているので気がかりだが、苗をトンネルの中に入れておくと徒長が気になる。この苗は値段の安さに引かれて買い込んでしまったのだが、例年植えるものに比して若干ヒョロヒョロしている。育苗温室の中で育ちすぎてしまったのかも知れない。支柱を立て誘引後敷き藁をしてたっぷりと灌水した。
ピーマン・シシトウ・唐辛子
 露地植のイチゴもピンク色になってきた。来週あたり食べられそうだが、どういうわけか美味しくなるとカラスや野鳥のおやつになってしまう。これもリユースだが昨年使った防鳥ネットをぐるりと張り巡らした。
イチゴが色づき始めた
 玉葱も馬鈴薯も元気が良い。早稲種は栽培していないのでこれからの一月が勝負である。作りすぎたかも知れない。
玉葱は球が太り始めている。
葉の色も緑が濃く今のところ好調

2013年4月17日水曜日

早とちり

 The 13thコンサートの曲目の中で広垣氏のプログラムにリュート組曲第二番と紹介してきたが二番ではなく第四番だった。
「組曲ホ長調(原曲;無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番BWV1006a」が正しい演奏曲目になる。二番を聴いてみたいという願望があったのかも知れないが、つい早とちりしてしまった。
ビワの袋掛け
 これは昨日の仕事だが、ビワの実の袋掛けをした。この作業、全て終えた訳ではなく約8割は済ませたということになる。昨年は春先の寒波のためか殆どものにならなかったが今年は良さそうである。この一手間で店頭に並んでいるものと変わらない大粒で美味い実が採れる。作業に不慣れなので強風が吹くと何割か袋を飛ばしてしまう。
 
スナップ豌豆の実
 ヒヨドリに茎の根元まで食べられてしまった豌豆(絹さや、スナップ、グリーンピース)もやっと実を付けるまで回復した。諦めていたが何とか収穫できそうである。
三つ葉
 この三つ葉、店で売られているものは殆どビニルハウスで水耕栽培されているものだが、昨年栗の木の下に三つ葉の種を蒔いておいたところ、丁度食べ頃になってきた。店頭のものよりやや固めだが、本来半日陰の所に雑草に混じって生えているのが三つ葉ではないかと常々思い続けてきた。露地栽培の三つ葉であるが生育は旺盛で、今日はたった3株を鎌で刈り取っただけだが画像のようになった。単なる香味野菜としてではなく大量にお浸しにしたり、かき揚げにしたり、汁の具にしたり、オムレツに入れたり、茶碗蒸し等いろいろ試してみようと思う。

2013年4月15日月曜日

案内状の発送

 朝から案内状を投函してきた。できるだけ経費を抑えるため今回も葉書にした。春らしく緑の色を使ったので目を通していただけるのではと思う。
 今回個人的に楽しみにしているのは、小林さんがどのようなアレンジで「みかんの花咲く丘」を演奏されるのかと言うことである。この曲の歌詞は志摩の風景と二重写しになっているところがあり、幼い頃目にしたはるか沖合の景色がよみがえってくる。
 吉川さんのトレモロも楽しみにしている。淀みのない音と自在に演奏をコントロールされる音楽作りが楽しみだ。
 広垣さんはこのところプログラムにバッハの大曲を毎回入れてくれている。今回はリュート組曲の第2番である。このような曲が選ばれていると期待が更に膨らむ。何度でも聴いてみたい曲の中の一つである。
 いい音楽を発信していると思うのだが、一方でもっと沢山の人に聴いてもらいたいという思いもある。この案内状以外に特にPRしてこなかったが、かといってこれ以外の方法がなかなか思いつかない。
 さて、無事に投函を終えてから今日は水を300㍑ほど菜園に運んだ。昨日も同じ量搬入したのだが、半分以上は撒いてしまった。苗を植え付けたばかりだし、他の幼い野菜達は水不足になっている。春雨という名のごとくしとしとと雨が降ってくれると有り難いのだが、土だけでなく大気も乾燥気味である。時間があったので今までに立てた畝に黒マルチを被せてきた。苗や種芋の定植までにマルチの中で堆肥や元肥が混じり合い圃場が熟成することを期しつつ。

2013年4月14日日曜日

空豆の先をちょんぎる

 収穫したばかりの空豆をただ塩で茹でた素朴なものでも甘み、旨味そして独特の風味を楽しむことが出来る。私はまるで枝豆の感覚で5月が来れば、この恵を心ゆくまでたのしむ。店頭に並ぶ期間は短くしかも結構いい値がする。菜園で栽培していれば鮮度のいいものを惜しげもなく堪能することが出来る。
 今日は空豆の茎の先端をカットしてきた。余分な栄養分が茎の先端に行かないように、また養分が実に集中して回るようにするための作業である。様子を見て、もう一度土を寄せるか考えるが、強風が吹いたり害虫が極端に大量発生しなければ収穫まで何もしないで済むと思う。
手前は豌豆、トンネルの奥は空豆
 仕事と言えば、作物全体に液肥を散布しサツマイモの畝を二列立ててきた。耕耘していたところ土の中に眠っていた特大のトノサマガエルを起こしてしまった。トカゲやカナヘビは活動を開始しているがカエルや蛇は未だ地上では出会っていない。液肥と木酢液散布用に300㍑の水を搬入したが半分近くは使ってしまった。そう言えばまとまった雨が降っていない。先日馬鈴薯の追肥と土寄せを行ったが一雨欲しいところである。 

2013年4月13日土曜日

すいかを植えて畝立てをした

一昨日あわてて買ったスイカの苗を定植した。

スイカとメロン
スイカ苗は6本、メロンは2本と少量だが採れすぎると夏場に糖分を過剰に摂取してしまう。キャップを被せ敷き藁もスタンバイし保温と防霜、そして風雨対策も同時に行った。後は子蔓が伸びてきたら親蔓を止めるだけ。しばらくは灌水だけの作業になる。
 昨日は肌寒い天気だったが今日は穏やかな春の一日だった。

畝立て(山芋)
  ここは山芋の一種(つくね芋)を予定している。かなり粘りも強く美味い芋で、この畑の土壌によく合っている。牛糞と塩化カリが元肥として投入してある。マルチで覆い支柱とネットさえ張れば殆ど手間いらずで収穫を迎えられる。
 筋肉を動かすと今日のような陽気では汗がしたたり落ちてくる。それでも夏場の作業ではないので少し休むとすぐに回復してしまう。画像の奥の方に少し見えるが、南側の畑も二列畝作りを済ませた。ここにはナスとピーマン達を植える予定だ。牛糞堆肥、化成肥料そして過燐酸石灰を投入してきた。畝が長いので上記のほかにズッキーニ、シシトウ、唐辛子を予定している。
 土曜日と言うことで道行く人もいるかと思ったが、田植えに行く人が通っていっただけだった。予定していた農作業も全て終えたので早めに菜園を後にした。 

2013年4月12日金曜日

スイカの苗を購入

 N業屋のチラシに野菜苗が入荷したと出ていた。毎年そんなにあわてて購入しないのだが今年はすぐに買った。いつも私が買っているのは店頭に出てからかなり日が経過したものばかりだった。他のお客さんが選った残り物だったり店頭で徒長してしまったものもあったような気がする。今年は軸が太く葉もしっかりしたものを手に入れることが出来た。畝を立ててから間もないので育苗用のビニルトンネルに入れてあるが、明日か明後日定植予定だ。

苗を購入
  去年はスイカを作りすぎ毎日食べ続けていたが、血糖値を上げてしまう心配があるので今年は苗の数を控えめに買った。今までに何度かチャレンジしながら失敗の連続状態になっている露地栽培できるネットのあるメロンの苗も買った。果菜類はあと自分で種をとっておいたマクワ瓜を植える予定。
 育苗中のキュウリの本葉も大きくなってきたので今日は定植してきた。まだまだ寒い日もあるので肥料の袋で保温している。見かけは良くないが、この辺の農家の人は画像のような方法で保温している。南瓜などにも有効だ。
キュウリの保温対策
 昨日小屋の予定地の片付けをしたが、更なる小動物対策として木酢液を散布してきた。動物たちはあの独特の臭いを山火事と勘違いするそうだ。もともと土壌の改良のために確保してあったのだが用途はいろいろありそうだ。

2013年4月11日木曜日

小屋それとも隠れ家

 自給自足を志向するのは楽しいのだが、もっと楽しくするために数年来小屋作りを夢見てきた。現在はテントのフレームにブルーシートを張り農機具や肥料、カセットコンロ、稲藁等を雑多に放り込んでいる。収穫用のコンテナを何個か並べその上にコンパネを置き、さらに絨毯のようなものを敷いて昼休みが出来るようにしている。どう見ても貧相でチープな雰囲気は拭えない。
 以前、家の外壁を修理していただいたH君に小屋作りの相談を持ちかけていたのだが、昨日プランを提案していただいた。節税のため基礎の部分こそコンクリートの杭だが、畑の小屋としては驚くほどゴージャスなものだ。小屋と言うよりは隠れ家と言った方が適切かも知れない。
 と言うわけで、今日はぐるっと張り巡らせてある電気柵と坊獣ネットの張り替えをしてきた。

外側一杯にカバー
 小屋はこの柵の内側に建てる予定だが隣の旧耕作地がすっかり森になってしまったのでイノシシ、ウサギ、ハクビシンなどの野生の生き物が夜な夜な徘徊してきている。これがなければ一晩で畑の作物は食い荒らされてしまう。イノシシは電気柵でほぼ防げるがその他の小動物は侵入してくる。緑のネットは下の部分に潜り込まれないよう30㎝間隔でネイルが打ち込んである。数年来この仕組みで何とか収穫まで漕ぎ着けている。この畑には猿や鹿は未だやってきていないが時間の問題かと思う。その時には新たな対策が要ることになるだろう。  夜、再びH君が来て細密な図面と見積もりを提示してくれた。こちらの欲張りなオーダーにも応えてくれて来月には着工してくれるようだ。DIYでチャレンジしようと思ったこともあるが、このように図面を提示してもらうとやはり専門家に任せた方がより高い満足度を得られると思った。
 そんなわけで、しばらくは妄想・妄想の日々が続きそうである。

2013年4月10日水曜日

コンサートの準備

 The 13thコンサートがあと一月と迫ってきた。今日は阿児アリーナに出向き会場使用の申請書を書き使用料金の支払いを済ませてきた。会場は以前電話で仮押さえをしていただけなので気になっていたが、これで一安心。後は案内状の発送とチラシ・プログラム作成になる。
 帰りに郵便局に立ち寄り官製葉書を65枚買ってきた。以前は封筒にチラシなどを入れて投函していたが経費削減の意味もあり昨年から葉書で案内を出している。もちろん手渡し可能な場合はチラシを直接持参している。明日からこの作業に取りかかる予定。

2013年4月9日火曜日

○○○○だけのつもりが

 昨日トウモロコシの苗を定植したが少しだけ苗が足りなかった。早速種を購入し保温してあるビニルトンネルでポットに種を蒔いた。直に蒔くよりも発芽と生長が期待できるからである。今日はこれだけと思いつつ作業に取りかかったが、隣のキュウリの苗がそろそろ定植の時期になっていたのを見たとたん、畝作りに取りかかってしまった。牛糞堆肥と過燐酸石灰をメインに鋤き込み畝はすぐに完成した。キュウリは時間差でこれから夏にかけて三度ほど栽培するので今回はせいぜい10本程度の苗を植え付けるだけだ。
 小屋の中でしばし妄想にふけっていたところ、もうじきスイカの苗がホームセンターに出始めるのを思い出した。堆肥のカバーも開いた状態だったので、ウリとスイカの畝も立てることになってしまった。牛糞、ヨウリンそして化成肥料を鋤き込み希釈した木酢液をかけた。ここは最終的にはマルチでカバーする予定だが、今日は鍬の背で鎮圧して終えた。これくらいで終えればいいのだが、昨日の続きに取りかかってしまった。
北側の畑の馬鈴薯
 馬鈴薯の芽欠き・追肥・土寄せである。北側にはキタアカリ、ノーザンルビー、シェリー、アンデスレッド、スタールビーを植えてある。キタアカリ以外は1㎏の種芋しか植え付けていない。どのような芋が収穫できるか興味本位で試行したまでだ。この作業、連日となるとなかなかの重労働だ。
 「実るほど頭を垂れる」というのは稲穂だけではない。
頭が垂れ始めている。
 昨年ランナーから苗を取ったイチゴであるが、この場所は日当たりも良好なので沢山の実を付けている。花のうちは昆虫にアピールするために上を向いていたが、実に栄養が回り始めたのかあるいは雨水から実を守るためなのか良くはわからないが頭を垂れ始めている。イチゴの旬はクリスマスではないことをどれだけの消費者はご存じなのだろうか。露地で完熟したイチゴは味も風味も一段といいと思っている。よく熟れたイチゴはミルクや砂糖は不要で、何もせずただそれだけで美味い。

2013年4月8日月曜日

見習えなかった

 毎日コツコツ焦らずスローテンポで農作業を行っていた先人に学ぼうと考えていたが、今日はその教えもむなしく一気に馬鈴薯の芽欠き・追肥・土寄せを済ませてしまった。昨日、先人の知恵に学ぼうと思っていたのが舌の根も乾かないうちにオーバーワークとなってしまった。

芽欠き・追肥・土寄せを済ませる
 晩霜が心配だが春先に山積している農作業のことを考えると、つい焦りが出てしまい作業を急ぐことになってしまう。菜園も楽しみながら手を入れるといいのだが、結果というか欲目が出てしまい行為自体が作業化してしまっている。それなりに満足感は得られるのだが・・・。  返す刀で、トウモロコシも苗が伸びてきたので定植した。

晩霜対策はこれでいいのかなあ
 去年は苗は別に育てていたが定植後霜の影響を受けてしまい二度蒔きせざるを得なくなった。害虫の発生までに収穫を済ませるつもりだったが、かなりの高率で被害に遭ってしまった。そう言えば、昨年は春先に真冬のような日が何日かあったなあ。今年は不織布でトンネルをかけたが、これで少しは霜害を防ぐことが出来るだろうか?八十八夜まではまだしばらくあるが、晩霜の心配はまだまだ続きそうだ。

2013年4月7日日曜日

良く降ったし、よく吹いた

 全国的に春の嵐が吹き荒れた。私の菜園でも約150mmの雨が降った。強風の影響は予想していたほどでもなかったが、空豆などに風雨の凄さが痕跡として残っていた。これだけ降ると畝から作土が流れてしまうのでどうしても明日から無理のない程度に少しずつ土寄せをしなければならない。今は、このような地味な作業は効率が悪いので敬遠されているが、昔の人はこつこつと地面に這いつくばるようにして毎日農地の手入れを当たり前のように行ってきたに違いない。
 お湿りをいただくと、とたんに作物の様子が変わってくる。週末にはそれほど背丈も伸びていなかった馬鈴薯が既に芽かきと追肥・土寄せをしなければならないほど成長してきている。

一気に成長した馬鈴薯
 一株から複数本の芽が出て伸びてしまっている。雨で畝も崩れかけ作土が流れているが、水分を多く含んでいるので土寄せは明日以降にすることにした。追肥と土寄せ、芽欠きは明日から少しずつすることにした。この少しずつという作業の進め方が大事なのだが、どうしても一気に片づけてしまわねばならないと思ってしまう。昔の農家の人は焦らず、休まず野良に精を出していたように思う。
 
やっと花が咲き始めた。
 豌豆も(手前は実エンドウ、右側は絹さやとスナップ豌豆)風の影響を受けていた。通路にはみ出ていた枝を直しネットに誘引した。この豌豆たち、1月には15㎝ほどに伸びていたのだが全てヒヨドリに食べ尽くされ根元の軸しか残っていなかったが、何とか花を付けるようにまで回復した。例年より少し遅れると思うが豆ご飯や絹さやの卵とじが食べられそうだ。

2013年4月4日木曜日

演奏曲目

 第13回志摩ギターの会の演奏曲目がほぼ決まりました。DR.Imotoさんは学会との調整がつくようだったら出演が叶います。小林・吉川・広垣氏といつものレギュラーゲストが演奏を披露してくれます。
1st stage 小林さんの演奏で「みかんの花咲く丘」他を披露してくれます。美しい国にふさわしい名曲で聴く者の心を癒してくれます。どのようなアレンジで聴かせてくれるのか期待が膨らみます。
2nd stageは吉川さんの演奏による「アルハンブラ宮殿の思い出」です。氏のトレモロは繊細で滑らか。よどみのないメロディーが聴き所です。
3rd 4th stageは広垣さんの演奏です。
メヌエット             (クリーガー)     

組曲ホ長調 BWV1006a    (バッハ)
3つのソネット         (バルデラーバノ)※ 
皇帝の唄              (ナルバエス)※
ジョン・スミス卿のアルメイン    (ダウランド)※
蛙のガリアルド           (ダウランド)※  
スペインのフォリアによる変奏曲 他となります。
※印は11弦ギターでの演奏になります。いつも大曲を用意してもらっていますが、今回はリュート組曲二番が楽しみです。
5th stage は吉川&広垣氏によるデュオです。邦人の作品を用意してもらっています。
 概ね、プログラムは決まりました。後は会員への案内状発送やチラシ作りそして何よりも新規の会員勧誘を始めなければなりません。30名ほどの会員が集まれば何とか安泰ですが・・・。PRをしてもクラシックギターの底辺は狭く馴染みがないこともあり市民権を得るのは難しいものです。PRをしてくださる会員が増えるといいのですが、組織を大きくしていくのは難しいといつもこの時期になると思ってしまいます。

2013年4月3日水曜日

まとまった雨

 久しぶりにまとまった雨が降った。先週はわざわざ水を運んだほどであった。それまでに降雨の予報が出されていたが、天気予報が外れた訳ではなかった。確かに上空で雨が降っているのだが大気が過乾燥の状態であったため地上に到達するまでに消えてしまったらしい。今回は、雨だけでなく風も相当強く吹いた。例のごとくビニルトンネルの修復が必要となった。土でしっかりと押さえ込んでおけばいいのだが、灌水作業の事を考えるとどうしても軽く土を被せる方が都合が良い。
 雨のおかげで野菜たちは精気を取り戻している。最近、ニンニクが勢いづいてきた。昨年は収穫時期が良くなかったのか保存に耐えられないものが続出したが、今年は気を付けたい。試行錯誤の連続だが、追肥の時期も良くなかったようだ。この野菜、体に良いし肉料理には欠かせないのだが臭いが気になる。
ニンニク
 野菜にはポリフェノールが含まれていて、それらの中には体の免疫作用を高めてくれるものがあるらしい。全ての野菜の中でニンニクはその機能性の最高峰にあるという。
 冬の間、萎縮していた野菜だが春の陽気とともに緑が鮮やかになっていた。眺めているだけで元気をいただくような気がしてならない。