2009年11月8日日曜日

第6回コンサート ブラボー!!

 昨晩「志摩ギターを楽しむ会」第6回コンサートを無事に終えることが出来ました。新規に7名の方々の参会もあり人のつながりの輪が広がって行きつつあることを感じました。
 今回はDr.井本さんが御義母さんの体調のこともあり不参加と言うことで楽しみが一つ消えてしまったわけですが、小林さん・広垣さん・吉川さんのプレイヤーをお招きし素晴らしい演奏に酔いしれました。
 小林さんは「グリーンスリーヴズ」や「魔笛の主題による変奏曲」等を披露してくれました。難曲を端正なテクニックで、特に魔笛の後半には確かな技術に裏付けられた演奏でした。
 今年はタルレガ没後100年と言うことで吉川さんは「ラグリマ」「アルハンブラ宮殿の思い出」を聴かせてくれました。この曲をどこかで演奏していただかないと足を運んでくださった参会者が納得しないと言うような名曲中の名曲ですね。6回目の例会になりますがそれぞれのゲストが「アルハンブラ・・・」を演奏してくださったことになります。みなさんそれぞれ曲の解釈や楽器の特色が異なり、また弾弦の個性もありで楽しむことができました。
 圧巻は広垣さんの演奏によるバッハの「シャコンヌ」でした。若い頃から弾いていたとはいえこの曲の難解さは書き尽くせません。所有されている楽器とのマッチングも私には納得できました。大変力強く迫力のある演奏でしたが広垣さんの楽器は芯が太くどこまでも演奏家に応えてくれているのだという感想を持ちました。
 最後は広垣・吉川さんによる二重奏で締めくくっていただきました。今回のコンサートは内容的にも充実しており聴き応えのあるものでした。帰りがけに何人かの人に感想を伺いましたが、皆さん納得されて帰られたようです。
 今回はいつも受付をお願いしているR.H女史がお家の都合で来れなかったのですが、大王町のY.Fさんにご無理をお願いしたところ快諾していただきました。また、一緒に聴きに来てくださっていた御子たちも会場設営のお手伝いなどしていただきました。
 余談になりますが、「伊勢新聞社」の取材も受けていますので月曜日の朝刊には載せていただけるかも知れません。

2009年11月4日水曜日

今終末に

 第6回志摩ギターを楽しむ会のコンサートが今週末に迫ってまいりました。インフルエンザ警報の下、心配ですがたくさんの会員の参会を期すところです。
 昨日Dr.井本からメールをいただきました。彼の義母様のことはブログで承知していましたが演奏会の出席を迷っておられるとのことでした。今回はBachのプレリュードと言うことで話は伺っています。無伴奏チェロ組曲1番のものだと思いますが私たちが学生の頃Drは何度も聞かせてくれました。今回は変則的なチューニング(3弦をF♯)で恐らくリュートのものを意識されたものだと拝察しますが・・・また、1弦は釣り糸(東レの銀輪)を使用されるとのことでした。演奏もさることながら多弦ギターでの音色もとても興味を持たせていただいていましたが、諸般の事情で今回のパフォーマンスは見送りになるかも知れません。でも完全に不可能と決まったわけではないので望みをつなぐことにします。

2009年10月24日土曜日

サツマイモを掘っていたら

 昨日阿児町安乗に行く機会がありました。この地では昔から「きんこ」と言われる干し芋を作っていました。「きんこ」とはナマコの別称で色、形が製品と似ていたことが名前の由来だと言うことです。さて、安乗でおばちゃんたちが芋を掘っていたので私の菜園でも今日芋を掘りました。地面に張り付いた芋蔓を鎌で刈り取り去り、マルチングの下から芋を掘り出すのですが、ここに何と、「秋マムシ」が居たのでした。鍬を持ってきて頭を押さえつけようとしましたが、マムシは体を丸めファイティングポーズをとるではありませんか。グイッと押さえつけ頭に一撃を加えたら戦意も失せたようであえなく昇天ということになりました。生命力は強いので胴体の方はまだまだ動いていましたけれどね。よく観察していましたが、鍬のエッジに大きく口を開き噛みついていました。口は180度くらいは開くのですね。知らずに手で掴んでしまったら毒牙で大変なことになっていたかも知れません。
 気を取り直し、タマネギの植え付けの準備とイチジクの苗を植えて帰ってきました。午後からは雨になりました。

2009年10月20日火曜日

資料を送っていただく

 先日某会議で知人に会うことが出来た。私はどうしても知りたいことがあったので、その書籍のある部分をコピーして送ってくれるようにご無理をお願いした。昨今は電子化されたデータをDLすれば事足りることが多いのであるが、自分の好奇心を徹底的に満足させるには不十分なことがある。
 彼は非常に几帳面な方なのでペーパーの四隅もきちんと整えられ、短い手紙が添えられていた。
深謝、深謝!

2009年10月17日土曜日

コンサート帰り

 今日は鳥羽市相差町で加藤丈晴氏のコンサートがあった。この地在住の中村氏(相差ギターを楽しむ会主宰)が企画してくださったものであった。鳥羽磯部漁協女性等活動拠点という名の施設が会場であった。以前お邪魔したときは海女活動センター(?)というような名称だったと思う。ちょうど町の公民館の多目的ホールと言った方が適切であるかも知れない。中村氏はコンパネとブロックを組み合わせステージまで手作りしてくださっていた。いつもながら熱意には頭が下がる。
 演奏はタルレガの曲をメインに据えたなじみ深いプログラムであった。加藤氏は普段はサラリーマンとして仕事を持たれていると言うことであった。なかなか帰宅後の練習時間が確保できないという事情も演奏の合間に語ってくれた。演奏が終わったとき、私の後ろの席から「ブラボー」が聞こえた。
 私はアンコールで演奏された「ゆりかご」に新鮮な感動を覚えた。ずいぶん昔の話になるがこの曲も弾いたことがあったが、加藤氏の演奏は一音一音細部にわたるまで神経が行き届き音色もこれ以上美しいものはないというところまで一粒一粒の音を磨き抜かれていた。難度は決して高くはないと思うが端正さに加えて爽やかさを醸し出してくれていた。私も負けずに「ブラボー!」

2009年10月15日木曜日

育つだろうか?

 今年の秋は果物の苗木を是非植え付けようと考えていました。キウイ、柿、栗、プラム、ミカンは植えてあるのですが野菜ばかりではと思い種類を増やすことにしました。
 先週、桃(白鳳)梨(幸水と豊水・・・これは受粉樹の関係で二種類を植える必要があるようです。)ネーブル(幼いとき祖父の家に植えられていて楽しみでした。)甘夏(先代を枯らしてしまったのでした。)等です。余裕があればブドウやイチジクもと考えています。少し欲張りのように思いますが、果樹は実をつけるまでの管理が難しいと常々思っているのです。今まで何本も植えて枯らしてきた経験から言えることなのです。
 最近やっと剪定をしたり樹形を整えたりすることがわかりかけてきました。今回ばかりは気合いを入れて手入れをしなければ。
 
 この前津市の辺りまで行く機会がありました。志摩ではサツマイモ畑が目立つのですが伊勢平野では様相が違っているように思えたのです。私の子どものころは、草押さえに芋でも植えておこうということを聞いたことがあります。サツマイモも確かに美味しいのですが芋ばかりでは何か夢がないような気がしたので今回の植樹になったわけです。

 そんなわけで、手に入れた苗木たちを50㎝くらいの丈に切りつめ畑の周囲の空いているところに植えてきました。

第6回のコンサート

志摩ギターを楽しむ会 
例会 第6回ギターコンサートを下記の要領で開催します。
実は、会員の皆様には案内を発送済みなのですが、私のブログには内容までは載せてありませんでした。会員に参加してくださっているN氏のブログで当日の内容を紹介していただきました。感謝感謝です。
日 時:2009年11月7日(土曜日)
     午後6時30分開場
     開演7時00分
場 所:阿児アリーナ ミーティングルーム
会 費:500円(中学生以下 無料 ※年会費は1000円)
    ・・・今年度後期分ということです。
    既会員の方は受付で○を記していただきご入場下さい。
連絡先:fumiu@shima.mctv.ne.jp

☆プログラム☆:

ギターソロ 小林恵子さん        
グリーンスリーブズ        
魔笛の主題による変奏曲        
                他

ギター二重奏 
広垣 進さん  吉川 伸幸さん        
スペインと中南米の民謡集より (レン・ウィリアムズ編)

ギターソロ  井本一郎さん        
Dr.井本 音楽プレゼント


ギターソロ  広垣 進むさん        
カノン(バッヘルベル)        
ソナタ ロ短調(チマローザ)        
シャコンヌ ニ短調(バッハ)        
赤とんぼ(山田耕作)        
さくらの主題による変奏曲

 以上なのですが、Dr.Imotoは未だ不確定なのです。個人的には楽器の話など蘊蓄を味わい深い語り口で頂戴できると嬉しいのですがねえ。
 私、今回のコンサートでは小林さんの「モーツァルトの魔笛の主題による変奏曲 Sor」や広垣さんの「シャコンヌ J.S.Bach」に期待しています。ご両人とも毎回とてもプログラムには配慮を頂いています。身近な人によるこれらの大曲の演奏は聞き逃すわけにはまいりません。

2009年10月11日日曜日

台風の後始末



 10年ぶりという大きな台風がこの地を襲ってきました。我が家もはなれのヒサシに被害を受けました。菜園を翌日に見に行きたかったのですが最近日が落ちるのも早くなり仕事帰りに立ち寄るというわけには行かなくなりました。


 10日の土曜日に見に行ったのですが、鳥対策に張ってあったネットは傾き、ミカンの木は根本がグラグラ、9月の日照りからやっと息を吹き返した里芋は葉が千切れたり、やっと順調に育ち始めた野菜たちは暴風雨により塩で揉んだようになっていました。



 結局、一日がかりで修復に取りかかりました。

まず、イノシシ対策に張り巡らせてある電気柵が傾いていたり弛んでいたのでこれを修理。ハクビシンor狸対策のネットをこれまた張り直し進入できないようにしました。一つが片づくと次から次へと仕事が出てきます。

 里芋やジャガイモに土を寄せ、白菜にかけてある寒冷紗を張り直し、この風で完全に駄目になったシシトウ、ピーマン、なす、ゴーヤを片付け、まるで大掃除をしているような状況でした。

 この台風では、雨水もたくさん降りましたので畝までは切れてしまうことはなかったのですが土は流されていました。恐らく肥料分も流失したことでしょう。これをまた人力で元の状態にかえすのは大仕事です。

 楽しみにしている山芋は丈夫なのですが、棚が地面についてしまっていました。あと一ヶ月あまりで収穫になりますが普通に路地でも栽培できるのでこれはこのままにしておくことにしました。

 動物に作物を持って行かれるのは悔しいものですが、台風の場合はそれほど精神的な痛手はありませんでした。これは自分自身納得済みの自然現象だからでしょうか・・・


 とは言うものの、今季最後の栗拾いをしたりショウガや柚を採ったりサツマイモを掘ったりして畑の恵みもいただいてこの日は終わりました。
 上の写真は修復前、下は修復後 日も傾いて来ているのがおわかりでしょうか?。

2009年10月7日水曜日

お天気は・・・

 長く悩まされ続けた日照りも解消したと思ったら秋雨前線の影響で先週は殆ど雨天が続きました。急遽手に入れた水槽も満杯状態です。そこまでは良かったのですが今度は台風18号の影響でかなり大量の雨が降っています。

 さて、自給自足のことになりますがカラカラに乾いた畑に毎日水を撒き続けた結果、葉大根を無事に収穫しました。この時期害虫が気になるので不織布ですっぽり覆いをしてありました。昨年は栗は10月になってから収穫していたのですが今年は9月下旬から拾い始めました。毎日両方のポケットに入りきらないほどの収穫が10日くらい続きました。カボチャやゴーヤの整理をしたところ、気がつかないところにコロコロと転がっていました。これは嬉しい誤算でした。生姜を抜いたり黒豆(枝豆でいただきます)をとったりカブや小松菜の間引きをしたりサツマイモを掘ったり籠はいつもいっぱいになります。そうそう、この前落花生の収穫も終え何とか日干しの作業も終わりました。


 雨のことでブツブツ言っていますが、秋~冬野菜も順調にこの雨で育っています。
上の写真はツクネイモ(山芋)下は白菜やブロッコリーを害虫からまもっています。画面奥は黒豆、サツマイモ、更に奥は枇杷と栗の木です。

2009年9月14日月曜日

焼け石に水

 焼け土(石)に水でしょうか?殆ど毎日車に160㍑の水を積み込み仕事に出かけ、帰りに畑に散水してくる日が何日も続いています。12日には夜中と夕方に雨が降りました。終日降り続くと期待していたのですが私の菜園では降水量約25㎜でした。降らないよりましと言うことでしょうか?これでは相変わらず水運びが続きそうですね。
 連日、水を撒いていたのですが冬野菜の発芽はイマイチでした。ダイコンや苗を家で育てた白菜やブロッコリーは何とか日照りをクリアしましたが、人参やほうれん草は二度蒔きを余儀なくされました。哀れだったのはサトイモや薩摩芋ですねえ。葉が枯れ始め夕方には茎も萎れてうなだれていました。個体を維持しようと懸命なのですね。今回の雨は慈雨になったと思っています。
 昨日は、完全に発芽しなかったダイコンの補植と、今まで収穫を楽しませてくれたオクラや小豆を処分しその後に葉菜(春菊、リーフレタス、チンゲンサイ、小松菜)の種蒔きをしました。昔から言われている「種蒔きは彼岸まで!」を守って・・・

2009年9月6日日曜日

雨が降りません。

 この一ヶ月、たった一度だけパラパラとお湿りはいただいたものの殆ど雨が降っていません。盆前にポットで秋野菜の種まきをしました。家の軒下では冠水は容易ですが天からのもらい水に頼っている畑では事態は深刻です。盆過ぎに畝立てや施肥をしましたが土壌が締まっていたため管理機が思うように耕耘できませんでした。とはいえ、苗はだんだんと育っていきます。しびれを切らした結果、この土日に白菜やブロッコリー、水菜、大根、蕪等々の定植と種まきを済ませてきました。その後は、6個のポリタンクに水を満載して車に積み込み畑にピストン輸送しています。これがしばらく続くと思うと、台風でもいいから雨を運んで欲しいと思ってしまいますね。
 さて、農作業とは別の話ですが、志摩ギターを楽しむ会のコンサートの日が決まりました。11月7日(土)午後7時からです。プログラム等は未定です。これから中身について企画していきます。

2009年8月8日土曜日

日照不足?

 今年こそはと張り切ってスイカ栽培に挑戦したのですが、7月の終わりころから葉や茎が痛み始めたくさん実っていたのですが、完熟手前で元気がなくなってしまいました。何とか食べられるのですが、どうも私のイメージするスイカとは少々違いました。(糖度が低いのです。)
 今日は久しぶりのお天気に恵まれました。早速畑に向かい、弱りきったスイカ畑と瓜畑をリストラしました。黒マルチで地面をカバーし、蔓が絡むようにその上に海苔網を張り、さらにカラスなどの動物から守るために防鳥ネットを張り巡らせていたのです。これだけの施設(?)を取り去るのに半日かかりました。この計算外の結果について今のところ長かった梅雨と日照不足、過度の湿気を疑っています。とにかく梅雨は平年並みにあがって欲しかったですねえ。
 午後から周囲の草刈をしました。山から笹が渡ってきて、これが畑に侵入すると取り除くのが大変なのです。また、風通しの悪くなるのは近くに植えてあるキュイや栗の木にも宜しくありません。
 作業の途中あまりにも暑いので木陰で休もうと畑に戻ったのでした。腰を下ろす前に以前から気になっていた茶の木を一株切り始めたときマムシが一匹でてきたのです。草刈機を抱えていたのでそれを下において鍬を取りにいき追いかけたのですが、逃げられてしまいました。遠くに逃げられたのではなく、うまく隠れられてしまったのです。その周辺を徹底的に除草したのですが、ついに見つけることはできませんでした。仕方なく、残った茶の木を切りかけたとき、何ともう一匹出てきたのです。出てきたというよりも尻尾の方を5センチほど草刈機で切り取られた状態で出てきたのです。それでも先のマムシと同じ方向に逃げ出したので、今回は用意してあった鍬で押さえつけて昇天させました。
 普通、マムシは夫婦でいるとはよく言われますが、小さな茶の木の根元で仲良く暑さをしのいでいたのでしょうね。こんなところに何も知らずに不意に手でも差し入れたら噛まれてしまうでしょうね。今日は小豆の世話をしたり、ワケギを植えたりしていたので何度かこのあたりを歩いていました。夏とはいえ、農作業に長靴は必需品ですね。(必ず履いていますが・・・)
 マムシは怖いとは思いませんが、噛まれるのはお断りですね。ここで野菜作りを楽しむにはマムシの生態をよく知らねばなりません。共存はしたくないのですが、近くの畑のおじさんの話はその意味では参考になります。この方からは、鬱蒼と茂った草むらには案外いないこと、去年と同じところにいること等、経験に基づく知識を得ています。今は、マムシに噛まれて死んだという話はあまり聞きませんが、昔の話は誇張されて伝わっています。噛まれたシチュエーションは違いますが(これが案外大げさに伝えられているのですが、おそらく子どもたちに不用意にマムシに噛まれるようなところに行かないようにという教育の一種だったのでしょうね。私もこのような教育を受けて育っています。)、いずれも手当が遅れたり、病院に行かなかったことが死因のようです。でも血清で治療すると二度目に噛まれたときは効果がないようですから気をつけたいものですね。
 とはいえ、今日は茄子、シシトウ、ピーマン、かぼちゃ、オクラ、きゅうりを収穫して帰ってきました。サツマイモの試掘りを先週してかなり大きくなっていたので掘ろうと思ったのですが、今日は暑さとマムシ退治で次回に先送りとなりました。
 
 

2009年7月29日水曜日

自宅の近くで

 私の家は少々町の中心から外れた丘の上に建っているのですが、昨日近くの農家の方がしきりに防護ネットを畑の周囲にめぐらせていました。町の外れと言っても結構人通りも多く、車の往来もあるところなのです。この農家の方は、「きんこ」(志摩の名産、干し芋)を作るため丹念に世話をされていました。もともとプロ中のプロで農業で生計を立てている方なのです。
 私も今朝出勤の途中、車の中からその畑を眺めてみたのですが、無惨にも芋畑が荒らされていました。この荒らし方は間違いなくイノシシの仕業です。納得が行かないのは、何故このような民家の近くまで奴らが出没するのかということです。人間を恐れなくなったのか、あまりにも頭数が増えてしまったので食糧難になってしまったのか、残飯やゴミの味を覚えてしまったのか・・・それはわかりません。
 動物愛護の気持ちもわからなくはないですが、丹誠込めて作った野菜が一晩の内に全滅してしまうことは農家にとってとても困ることなのです。あるお年寄りは、やる気(生き甲斐になっていた)をすっかりなくしてしまっています。これも一因だとは思うのですが、最近耕作放棄をしてしまった畑が増えていますね。
 私はカボチャが全滅してしまったことをぼやいていましたが、農作物という物は収穫まで数ヶ月を要します。それまで除草をしたり肥料を与えたり、病害虫から守ったりたくさんの世話をします。それを収穫前に、しかも一晩の内にごっそりと食べられてしまうのですからたまった物ではありません。私の場合、電気柵で自主防衛していますが、もっと行政のレベルで害獣の駆除をしてもらわないとささやかな地産地消のモチベーションは削がれてしまいます。個人で害獣を捕獲、駆除するのには厳しい制限がありますが、これも規制をもっと緩和すべきです。
 さて、被害に遭われたご近所の芋畑ですが、植え付けを6月に行っていました。実が入っていたとしてもせいぜい人の親指くらいでしょうか。イノシシの仕業は許せませんね。私、カボチャを失った精神的なショックより立ち直っていません。
 

2009年7月18日土曜日

相差でギターコンサート


 17日の金曜日に鳥羽市長岡町で広垣君のコンサートがあった。「浜辺のうた」というタイトルで日本の旋律(3曲)、日本のうた(7曲)、赤とんぼ、グリーンスリーブス他が披露された。

 長岡スポーツ文化クラブが主催されているが、いつも熱心にギター音楽への愛情を注いでくださっている中村氏の尽力によるものも大きい。我々も普段はご馳走をいただきにこの地を訪れてはいるが、長岡町活動センターという会場は、初めてであった。多目的な利用を目的とした部屋なので音の響きに多くは期待できなかったが地元の方々が雨の中20人くらい聴きに来ていた。演奏中はエアコンの音が少々気にはなったもののなじみ深い旋律が奏でられ相づちを打ちながら聴いて見えた方が印象に残った。

 私はかなり早めに会場に着き、演奏者の到着を待っていたが、開演15分前の来館であった。演奏の準備も考えると慌ただしさが気になった。夏場とは言え、ウォームアップも会場の響きのチェックも必要であったのではなかっただろうか?私の主観ではあるが弦から発せられる音が今回は少しこもって聞こえた。湿度や温度、選択された弦、ホールの音響等いろんな要素が絡んでいると思うのですが・・・

 以前、松村さんの名器以外に所有している三浦さんの楽器も聴かせて欲しいとリクエストはしてみたが・・・音の好みは難しいですね。


 広垣君は、近々鵜方でもギターの教授活動を予定しているようです。28日(火)には「プルーフ」というところで「駅前教室開設・生徒募集」コンサートを企画しているようです。プルーフのオーナーもかなりの音楽好きと伺っています。楽しみがひとつ増えました。

2009年7月11日土曜日

またイノシシにやられました。

 先日カボチャの生育具合を確認したら、今日あたりから収穫できそうでした。勇んで菜園に行ったのですが無惨にも全滅状態でした。ここはそれまで堆肥を山積みにしてあった所なのですがこの春整地し南京を植えたのでした。今までの経験からイノシシはそれほどカボチャには手を出さないと確信していたのです。長年何も作物を栽培していなかったところなので嫌地はなく何でも旺盛に育つ場所だったのです。カボチャも見事に育っていました。20個以上が実っていたと思うのですがソフトボール大以上のものは全て食べられていました。
 野菜を育てている人は異口同音に言っていますが、丹誠込めてここまで育てたものを横取りされてしまうことは精神的なダメージが多いようです。私の菜園までの道中でも野菜作りに張り合いをなくしているお年寄りがいます。かつて磯部以南には殆ど野生のイノシシはいないと言われていましたが何とかしてもらいたいものですね。
 イノシシも食べ物が無く命がけであることは理解できますので、早速残ったカボチャの周りに電気柵を設置してきました。二番成り三番成りに期待をしましょう。収穫は遅くなりますが秋には採れるでしょう。
 
 今日は国府のH夫妻が来てくださった。子どもさんも大きくなり上の子が小学校6年生、下の子が4年生と立派に成長されていた。このご夫妻は、以前映画の自主上映会でご一緒していただいた事があった。それ以来のお付き合いである。奥様はいつも志摩ギターを楽しむ会の受付に毎回お力を拝借している。何かとご多用だろうと拝察するが、ご厚意を有り難く甘受させていただいている。
 さて志摩ギターを楽しむ会の第6回のコンサートの事を考えなければならない時期になってきた。メインゲストの広垣君からは日程の調整の申し出を受けているが、肝心の会場の予約解禁が2ヶ月前となっている。昨年は予定していた日に大きなイベントがあり館内全室借り上げられてしまっていた。今年はどうだろうか?今のところ10月の最終土曜日を考えているが、不可能な場合はその前後の土曜日になる。会場さえ押さえられれば他の用務に専念できるのですがねえ。
 

 

2009年7月5日日曜日

梅雨が続きます



 先月のことになりますが、プラムも何とか収穫までたどり着きました。初めての事なので栽培の要領もよく分からず摘果まではしたもののいつ頃収穫していいやら適当にしてしまいました。自分ではかなりつみ取ったつもりだったのですがまだまだ欲張りをしたみたいです。もう少し思い切って実の数を減らすべきだったのでしょう。それと多分カメムシなどに吸われ小さな穴の空いていたものはそこから痛んでしまうものもあったようです。かなりの数が収穫できましたが、この収穫というものは一気にやってきます。お裾分けはしましたが食べきれなかったというのが実際のところです。木を眺めていると無駄な枝や徒長したものがあるみたいです。寒くなる頃に剪定をしなければ。


 6月も半ばをすぎた頃、黒豆と小豆を植えました。ところが黒豆は発芽はしたものの半数近くがヨトウムシに噛みちぎられてしまいました。また。小豆は雀に蒔いた直後に食べられたようです。気を取り直し防鳥ネットを張りました。今年は雀が多いようですね。


 そして7月、カボチャも大きくなり始め、インゲン、シシトウ、ピーマン、茄子、キュウリ、オクラ、そしてトウモロコシの収穫が始まりました。キュウリはそれまで全くウリ科の植物を栽培していなかったところへ植えたため一度に30本くらい採り続けています。よく育った野菜たちの根本から眺める風景はいいものです。

2009年6月14日日曜日

愛犬を葬り、野良仕事

 一昨日、約3週間闘病生活をしていた老犬も召されてしまった。ゴールデンリトリーバーの天寿は全うしたと思う。それにしても12年間一緒に暮らしていたのだから家族も同然のような存在であった。過去にも二頭飼った経験があるが畑の一角に眠っている。
 穴を掘り毛布にくるんで最後のお別れを言った。墓の周りは煉瓦で囲い、他の野生動物から守るために電気柵を延長しておいた。よく懐いていたので彼がいないという寂しさは否めない。

 老犬の看護でジャガイモの収穫もいつ行ったのやら、今年もまあまあの出来であった。今年の教訓としてやはり北海道産の元気な種芋を植えることを学んだ。来年に期待しよう。

 つくね芋、サツマイモ、サトイモは順調に育っている。ツクネイモは発芽がなかなか揃わなかったが、梅雨に入ってから出そろうようになった。サツマイモは雑草が少し伸びてきたので世話が欠かせない。サトイモも横からでで来る芽をかき取り、少しだけ土寄せをしておいた。ナスやキュウリが取れ始めたがナスの中に立ち枯れてしまいそうなものがある。気になるが多分早く処分した方が良さそうである。
 今年はスイカづくりに期待していたがどうも良くない。土のPHが良くなかったのか、肥料が根に当たってしまったのか、これも仮説はいろいろと立てているがあきらめてウリに力を入れた方が良さそうである。
 そんな中、トウモロコシが出穂してきた。昨日は雌花は見られなかったが今日は受粉しているように見えた。毎年元肥中心で追肥はあまりしなかったのだが、追肥の効果だと思っている。葉の色が深緑で、そこからも好調であることがわかる。一月後の収穫が楽しみである。
 落花生も発芽したし、インゲンも収穫が始まった。また、レタスも今年は成績が良かった。
 昨日、ジャガイモ畑の後を整地し紫イモとカイアポイモ、そして毎年欠かさず作っている黒豆を植え付ける準備をした。施肥は双方ともごくわずかなので畝立てをしてから黒マルチを張っておいた。前者のイモは体にいい(薬効)ので植えているし、黒豆も健康にいいようだが、何よりもこれをエダマメで食する楽しみがある。本日のメインイベントであったが、それ以外にいつでも蒔ける3寸ニンジン、葉ダイコン、夏ダイコン、そして今年初めての試みであるアズキを蒔いてきた。
 プラムが随分大きくなった。結局涙を呑んでかなりの実を摘み取ってしまった。キゥイの無駄に伸びる枝を切りそろえた。これは実に栄養を集中させるためである。
 運がいいというか、イモを植え終わったところ夕立が降ってきた。梅雨とはいえ、ここ数日雨が降っていなかったので気になっていたが恵みの雨であった。

 2日続けて野良に出ていた。水も一日に2リットル以上飲むが家に帰ってきて体重を量ると1.5㎏は軽くなっている。食事によるダイエットよりもこの方が精神衛生に良さそうである。但し、夕飯を食べて水分を取ってしまうと、取った分だけ重くなっている。(当たり前か。)

 これで今まで準備していた作物は全て蒔き終わったことになる。後は除草やら施肥、そして収穫を8月まで続けることになる。

2009年5月26日火曜日

老犬危うし!

 この犬が我が家に来てから12年になる。普通この犬種は寿命も短いと聞く。ある家では10年生きなかったとも聞く。
  どうも10日くらい前から体調が思わしくなく、下痢をしたり食べ物を吐いてしまう症状が続いた。衰弱も気になるので隣の市の獣医を訪ねた。老犬であることと胃に腫瘍でも出来ているのではないかと言われた。点滴をしてもらい一旦は帰宅した。しかし症状は一向に回復せず元気も見る見るうちに失せた。
 再度獣医に診てもらった結果手術をすることになった。お腹を切って胃を診てもらったが腫瘍はなかった。腸に問題があるのではないかと言うことであった。老いた上にお腹まで切られ哀れであった。結局体力を消耗しただけで症状は更に悪化してしまった。顔を上げたり尻尾を振ったりすることもなくなってしまった。5日の入院と手術費を合わせて7万円払うことになった。人間なら怒ることでしょうね。
 市内の別の獣医を訪ねることにした。早速下痢止めと吐き気を止める薬を処方してもらった。2日経過したが苦しそうな表情は見られなくなった。食べたいという意思表示はするがまだまだ吐きそうなので食事の量はほんの少しである。もともと食欲旺盛な犬だったので気にはなる。回復したら食べられるようにと鶏肉や牛肉を買ってきてはいるが・・・
 人の医者選びと同じように、犬だってセカンドオピニオンを求めることも大事なようである。
 今は、毎晩リビングで人間と同じ暮らしをしている。12年もいれば家族も同然であるが年齢からしていつお迎えが来るかも知れない。出来ることはしてあげたい。
 

2009年5月24日日曜日

一日中野良仕事



 日曜日に用ができたので一人で野良に出た。今日のメインは遅れていた落花生の植え付けである。


仕事の前に琵琶の囲いとプラム、キウイの観察をした。昨年から実をつけ始めたプラムであるが今年はたくさん実をつけている。摘果をしなければならないと思うができたら全てを育ててあげたい。キウイは成熟した木なので要領はわかっている。今年もたくさんの花が咲いている。不必要に伸びてくる枝を適宜剪定していけば実に養分が行き渡り、店では味わえないような甘い実をつけてくれる。
 以前アップしたプラムの実に比べかなり大きく成長した。
 次に行ったのが、かぼちゃとキュウリの二番苗の定植であった。かぼちゃは早春に苗作りをしたのだが発芽率が悪かった。二番苗を電気柵の外側に定植した。ここは以前牛糞を野積みにしていた跡なので有機分は豊富である。なぜかイノシシはかぼちゃを食べようとしないので電柵の外に植えた。冬瓜もここに植わっている。
 キュウリは実を付け終わると寿命が短いので苗を次々と更新していくといいとは近隣の農家の人に教えてもらった。今回は地這えのものを選んで苗を作った。
 植えてから芋苗の状態を確認し(金時やツクバコマチ等は植え付けを済ませた。)今日持って帰る白菜を確認した。この季節には今まで作らなかった作物である。トンネルに不織布をかけることで冬場のものと遜色のないものが育っている。
 なかなかメインの仕事に取りかかれないが、防鳥ネットのほつれを治した。せっかく種を蒔いてもカラスに見つけられると片っ端から食べられてしまう。いよいよ畑の掃除である。ここはこの前までエンドウとソラマメが植わっていた部分を含んでいるので「れんさく君」という土壌改良肥料をすき込むことにした。すぐに種まきが可能と書かれていたのでそれを信じることにした。エンドウの支柱を取り除き、網も丁寧に畳んだ。この網と支柱は隣のゴーヤとキュウリのところへ持っていき張ることにした。植わっているニンニクを収穫し、放置したままになっているワケギを掘り起こした。これは夏眠する性質があるので秋まで乾燥したところで保管することにした。
 雑草は殆どないのでそのまま「れんさく君」と根肥を少し蒔いた。そのまま耕耘にとりかかった。落花生はかつて知り合いの人から40粒ほど種をもらい、それを絶やさないように毎年植え続けてきた。このごろは、作っているのを本当に見かけなくなったが、スーパーで売られているものとは風味も味も全然違う。何よりも無農薬の国産のしかも地産のものは安心である。かなり丹念に耕しておいた。約20メートルの長さの畝を5列作った。自分としてはこれほど沢山栽培するのは初めてのことである。ただ特技の黒マルチを張って収穫まで何もしない今までの農法は通用しない。落花生はマルチ栽培には不向きな作物なのでこれからの除草を覚悟しなければならない。
 一粒一粒丁寧に植えた。また、発芽しないことも考えられるので、別のところに残った種を蒔いておいた。こうしておけば移植も可能であると考えたからである。
 腹が減ってきたのでおむすびを食べることにした。一連の作業は一気にしたように記したが、一つの作業を終える毎にお茶を飲んだりタバコをふかしたり全てが自分の時間でのんびりと動いていた。畑で食べるおむすびの味はどのようなご馳走よりも美味いものである。私には何故これほど美味いのか良くわからない。空腹である、空気がよい、労働の後の糧である・・・と理由はいろいろと考えられるがよく似た条件下で食事をする機会はあったが、畑の昼飯に勝る美味を味わったことがない。不思議である。
 午後はしばらく敷物の上に横たわり、空を見上げたり、鳥の声を聴いたりしていた。昼飯は何時に食べたのか時計を持ってきていないのでわからなかったが、腹が減ったときが昼だったのでしょう。草ひきをした。この時期の雑草は一雨でとんでもないほど成長してしまう。作物の成長など、この雑草のたくましさには到底及ぶものではない。アスパラガスの周りとオレガノなどのハーブの近くの除草をしておいた。
 琵琶には袋をかけてあるのだが、部分的に破れてしまっているものがあるので、木全体を網で囲ってしまうことにした。思っていた以上に木が高かったので支柱を継ぎ足しその周りにネットを張り巡らした。これにはかなりの時間と労力を使ってしまった。栗の木と交差している部分があるので、栗を剪定し何とかネットを一周させた。
 ナスの枝の脇芽を取ってトウモロコシの追肥をした。
 もう一頑張りと言うことで、種用のソラマメを収穫し今までホウレンソウが植わっていた所を綺麗にし、新たに葉ダイコンを蒔いた。サトイモと山芋の発芽状況をチェックし白菜と春ダイコンとレタスを収穫し今日の野良作業を終了することにした。
 何をしなければならないというノルマもなく一日中体を動かし自然にとけ込むことが出来た一日だった。

2009年5月16日土曜日

リュートのコンサート


 今日は伊勢の河崎商人館に行って来た。これは随分以前から中川祥治氏を招聘し、広垣氏が企画していたリュートのコンサートのライブであった。ジャックビットナーの組曲ト短調、バッハの組曲ト短調,ヴァイスの組曲ヘ長調と中川氏のオリジナルを中心としたプログラムであった。

 ギターとは違った繊細な音楽の魅力を堪能した。生憎の雨と、商人館の音響の構造がこのような楽器の演奏には不向きかな?という印象はあったが、そのデリケートな音を一粒でも聴き逃すまいと衣擦れの音さえ出さぬよう聞き入っていた。

 私は学生時代に氏との出会いがあった。当時はギターとリュートの二本立ての演奏であった。その後同じく広垣氏の世話で伊勢で聴かせていただく機会があった。今日は、リュートという楽器の素晴らしさをこれでもかと言うくらい見せつけられた夕べであった。河崎の川沿いを駐車場まで雨の中歩いていたが、感動のあまり興奮が覚めやらずしばらくは茫然自失の状態だった。
 もっと志摩ギターを楽しむ会のメンバーにもPRしてみんなで心豊かな時間を共有できれば良かったと思っています。いつかは志摩へ中川氏を招待したいものです。

2009年4月30日木曜日

まだまだ使えそう

 5年以上使い続けてきたプリンターのノズルがつまってしまい黒の印字が全く出来なくなってしまった。
ちょうどこの前のコンサートの音源をCD化した矢先、このトラブルにはいささかまいってしまった。せっかくの演奏会だったのでCDも綺麗に印字したかったのである。ダメもとと考えネットでクリーナーを入手した。洗浄液と注射器のシリンジがペアになったものである。500円で買い求め復活しないなら新しいものを購入しようと考えていたのだが、これが見事に復活してしまったのである。洗浄液を注入し30分ほど放置した。最初はそれほど変化を感じなかったのだったがPCからノズルのクリーニングを併せてかけたら何と復活したのであった。この500円の投資は価値あるものだった。
 壊れたものは何とか修理をして使うスタイルが当たり前だと思うが、昨今の電子部品を多用したハイテク機器はどうにも手に負えなくなったと思っていた矢先これは私にとって画期的だとも言える快挙であった。
 最近はこれ以外にも農薬散布用の噴霧器を修繕した。これはローテクでも十分対応できた。この程度の破損でも町のゴミ集積所には出されてしまっている事が多い。捨てる前に修繕の可能性を考えたり、それが叶わぬ場合は別の用途を考えねばと思った。
 分解、洗浄をしているうちに機器の構造も理解できたし買い換えることなくまだまだ5年は使えそうだと確信した。

2009年4月29日水曜日

今日は畑



 今日は昭和の日、と言っても菜園愛好家にとっては農作業日になります。先日から隣の畑ではお茶摘みに汗を流されています。暖冬のせいかこのごろ一番茶の収穫が早まっているようです。


 という私は、サツマイモの苗をとりあえず50本植え、先日植えたナス、ピーマン、キュウリの世話をしトウモロコシの成長ににんまりしつつスイカとメロンの苗を植えました。今年は害虫対策として寒冷紗でトンネルを作ってしまいました。大変な手間ですが収穫の期待をしています。文字で書けばこれだけのことですが本業より遙かにエネルギーを消費します。


 楽しみにしているプラムの木に可愛い実が付いています。余りのいとおしさについ写真に納めてしまいました。(笑)

夕刻、数年前にOさんから頂いたアイリスの花を観賞しました。畑の南側に植えさせて頂いていますが毎年大輪の花を咲かせてくれます。Oさんはこの春仕事からリタイアされましたが花を愛でるたびに大変お世話になった頃のことを思い出します。あまりにも綺麗だったので、満開までは未だ日が浅いですが紹介しておきます。


第5回志摩ギターを楽しむ会のコンサート無事終了

 去る4月25日(土)に志摩ギターを楽しむ会のコンサートが無事に終わりました。前回に続き地元の小林女史、伊勢から広垣氏、明和町から吉川氏そして津市から井本氏をお招きし、今私が企画できる最高の演奏会を持つことが出来ました。今回は井本氏が19世紀ギターを披露してくれました。自宅にはいろいろな名器のコレクションがあるそうで羨ましい限りです。今回の楽器はフランスで19世紀に実際に使用されていたものだそうです。トーレス以降の楽器とは異なり大きさも音量も現代のものとは違いますがアルアイレ奏法の繊細な音色は印象深いものがありました。氏は前回も遠路私たちの志摩まで足をのばしていただきました。心より深謝いたしております。
 さて、当日は嵐と見まごうまでの強風と雨が夕方近くまで吹き荒れていて、この分では会員は集まらないのではないかと気をもんでいましたが30人くらいの同好の仲間が集まりました。遠くは南紀の尾鷲から来てくださっていました。頭が下がります。
 演奏曲目については今回は省略しますが、パガニーニの主題による変奏曲(広垣編)やキュフナーのセレナーデは若かりし頃のギターへの熱情を彷彿とさせていただき熱いものがこみ上げてきました。私自身未だにとても幸せな時間の余韻に浸っています。
 今日は当日の演奏をCD化し今、レーベルの印刷も終えたところです。

2009年4月5日日曜日

野菜の管理

 気温が上がらずやっと桜の花も満開となりました。
昨日は大寒の頃に植えた小松菜と葉大根の収穫を済ませた。自分にとって大寒に種を蒔いたのは初めてであったが柔らかく甘みのある葉菜が育ったことに驚いている。
 畑を眺めてみると、春大根やニンジンが順調に育っている。彼岸頃に植えようと思っていた山芋をはじめ芋類もマルチの下で芽生えを待っている。アスパラとスナップ豌豆を収穫し帰ってきた。
 今日は、しばらく気温が上がらないので種まきを延期していた様々な野菜の種を蒔いた。カボチャ、ズッキーニ、トウモロコシ、サニーレタス、バジル等種類は多い。5月のゴールデンウィーク以降の定植に間に合うようにしたい。

伊勢クラシックギターを楽しむ会

 昨晩、伊勢クラシックギターを楽しむ会の第一回コンサートを聴きに行った。主宰の広垣さんはこの春公務員の職を辞し、音楽活動を始められた。氏は今まで精力的に活動をされていたが、今般クラシックギターの演奏を主体とした会を発足された。会費制を取り、半期で2000円を納入すると隔月に開催されるコンサートと手製のCD、そして他のコンサートの割引特典が与えられる。これでは彼の持ち出しになってしまうのではないだろうかと心配してしまう。何はともあれ第一回の記念すべきコンサートに出席させていただいたことに意義がある。
 公職を退いてまだ4日目と言うことで、演奏曲をさらうこともままならなかったと思うが彼の今まで弾いてきた定番を演奏してくれた。感想としては、会場が狭く、コンクリートの壁に囲まれているため音量の点は問題なかったが、跳ね返ってくる音とややこもった音になっていたのではと思った。私は帰りがけに、氏の所有する三浦氏の制作した楽器での演奏もリクエストしてみた。ちなみに当日使用されたのは松村氏の演奏家愛用の名器であった。
 コンサートは十数名の観客による極めて小規模なサロン風のものであった。ギターのコンサートはこれくらいが近くで楽しめるのかも知れない。演奏会としてはとても楽しむことが出来るものであった。ただ、今後の彼の活動の課題として、運営スタッフとの連携や、演奏家にマネージメントなどかなりの負担を強いているような気がしてならなかった。次回は6月と言うことでまた楽しみが増えた。

2009年3月30日月曜日

プログラムの発送

 年度末のあわただしい時期ですが、第5回のコンサートのプログラムを本日発送してきました。
1 日 時 2009年4月25日(土) 午後7時~
2 会 場 阿児アリーナ 健康相談室
3 年会費 1000円
4 プログラム
(1)ギターソロ 小林さん  ショーロ 他
(2)ギターソロ  吉川さん  コユンババ 他    
(3)ギター二重奏    広垣・吉川さん  セレーナーデ 他   
       (休憩)
(4)ギターソロ      広垣さん   パガニーニの主題による変奏曲  他
※前回のように予定が許されればDr.井本さんの11弦ギターも楽しめます。

 上記は概要ですが、約2時間にわたってクラシカルギター中心のコンサートを予定しています。
キュフナーのセレナーデやパガニーニの主題による変奏曲は自らも演奏会で披露した曲目なので大変興味をかき立てられます。
 この「志摩ギターを楽しむ会」は毎回参加していただいている方々が約半数、後の半数は入れ替わりがあります。今回も新たに参加者を募って行かねばなりません。約一ヶ月弱ありますがこの期間にPR活動をします。志摩市民は6万人ほどいます。まだまだ私たちの活動は周知されていません。ケーブルテレビや行政の後援をとりつける方法もありますが、現在のところクチコミで拡大していこうと考えています。近い将来、ホームページを立ち上げ情報を発信していくことも考えています。

2009年3月21日土曜日

LPレコードのクリーニング

 レコードに塵の付着は付き物で中にはどうしても大事に取っておきたい名盤もあります。
私も最近安く手に入れたレコードがあるのですがチリチリする音がどうも気になっていました。今まで試したのは、レコードスプレーによるもの、これはカスが付着して良くありません。水洗いも試しました。でも静電気による再付着は防げませんし完全には除去できません。木工用のボンドを貼り付けたこともありました。復活はしましたが手間と乾燥するまでの時間が大変です。次にスポンジのような洗剤なしで食器などを洗うものと、TVショッピングで良く出ていたガラス面に書かれたマジックインキも落としてしまう洗剤を組み合わせました。これは、スポンジがくせ者で、レコードの溝までも削ってしまうことがわかりました。いろいろ試しているうちにレイカのバランスウォッシャーに落ち着きました。でもチリつきは幹線には除去できませんでした。これは私の技術的なものも原因だと思っています。
 偶然ですが、バランスウォッシャー液を塗布するためのビスコという布に着目しました。繊維の毛先がとても細くレコードの溝をトレースしてくれます。それに例の洗剤を組み合わせてみました。なんと殆ど新品のような状態によみがえったのです。ただ、精製水を使っていないので水に含まれるカルシウムなどの問題は解決しませんが、十分自分では満足のいく結果を得る事が出来ました。もちろん最終仕上げはレイカのバランスウォッシャーABで除菌と表面加工を施します。
 N.イエベスが6弦ギターを使っている古いレコードをこの方法で復活させました。もちろん傷の修復は無理ですが、とても聴くには困難だと思う往年のレコードを復活させたという自己満足度の高い発見でした。完璧を求めなければお勧めです。

2009年3月7日土曜日

この時期の雨


 一週間のうち必ず二日は雨が降っています。今までカラカラに乾いていた大地に芽吹きを促す慈雨ですね。冬場の大根も木質化し花が咲いてきました。もう堅くて食卓には上れません。春大根をさいばいすることにしました。黒いマルチに穴を開け、その上にカンレイシャを貼りました。種を蒔いてからしばらく低い気温にさらされましたが10日ほどで双葉が出てきました。5月には採れると思っています。

2009年3月6日金曜日

第5回のコンサートの日が決まりました。

 志摩ギターを楽しむ会も活動3年目に入りました。
先日会場を予約してきました。第5回のコンサートは来る4月25日(土曜日)午後7時から阿児アリーナで開催します。
 演奏は確定しているところで、伊勢のH氏と明和町のY氏です。また、志摩からのレギュラーとしてK女史、津市からDr.Ichiro氏も参加していただけるかも知れません。
 最初の頃は演奏は伊勢のH氏のみでしたが、会を重ねるたびにいろいろな方のご厚意に甘えられるようになりました。ギターだけでなく二胡とのデュオや声楽との共演も考えています。

 運営で広報(マネージャー兼企画人)担当のH.T氏は地元に根付いた会を提唱しています。
 4月にはホームページの開設も目下思案中です。

2009年1月14日水曜日

楽しみな種子

 ここ数年遊び半分でそのとき思いついた種子を購入して蒔いている。花が咲き結実しても宣伝文句のように甘くないことが多い。
 私が手を出すのは大抵南国の果実が多いのもその原因の一つだと思う。その昔新航路の発見ブームに沸いていた時代に金銀の財宝や香辛料そしてジャガイモ等が旧大陸に運ばれたことはあまりにも有名だが、この時代の人々はトロピカルフルーツにも大変なあこがれを持っていたようである。ヨーロッパは高緯度になるので気候がその栽培には適さなかったので、ジャガイモやペッパーのように旧大陸には広まらなかったのでしょう。
 最近手に入れたものにベピーノという品種があります。ナス科の果物でとても香りがいいということでした。この種を採られた方は沖縄県の人なので、三重県の暖地と言えど春先にはビニルトンネルで育てないと苗が育たないかも知れません。未知の果物に対するあこがれと欲望にとらえられているのかも知れませんが、畑仕事はシーズンオフなので春の菜園に思いを馳せているこのごろです。
 食べるものではないのですが、アフリカはセネガル原産の大きなヒョウタンの種も取り寄せました。容器にしたり楽器にしたりする文化があるみたいですね。太鼓を作ったりウードのような楽器に加工しても楽しいかも知れません。栽培面積がかなりいるようなので今は思案中です。

2009年1月13日火曜日

肥料代

 連休中にはいくつか農業に関する番組がテレビジョンで報道されていました。これとて儲けがないと誰も後継者になろうとは思わないですよね。私は志摩の地で美味い魚と野菜に恵まれた生活をしていますが、魚の値段だってこの価格でいいのかなと思うときがあります。流通の問題もあると思うのですが今の時代規格にあった魚が揃わないと市場に出荷できないのでしょうね。本来とても味の良い高級魚の範疇に入る魚が廉価で販売されていたりします。何とかしてほしいですね。
 野菜作りと言えば最近馬鈴薯を植えたり、ポリのトンネルで葉菜の種を蒔きましたが根肥に肥料を40キロほど買いました。原油が高騰していた一時、肥料が値上がりするのは納得できましたが、今やガソリンは100円代になっているし円高で輸入する側から見れば当然高騰時の6割~7割の値段設定が適切だと思うのですが円高やデフレの効果は肥料にまでは及んでいません。こんなので儲けている企業もあるかと思うと利益は職を失い困窮している労働者に還元すべきですね。
 儲けの話からそれてしまいましたが、私の場合自分で食べて、余剰となったものは人に差し上げるだけですからソロバン勘定をするととても利益はあげられそうもありません。
 ついでに、原油高騰の前に、農業用の黒いポリマルチをネットで大量に買いだめしたのですが、予想していたような資材の暴騰はありませんでした。(笑!)

2009年1月2日金曜日

馬鈴薯の植え付け


 年末に馬鈴薯の植え付けを済ませました。

 私のご近所に専業の農家がありまして、そのお爺さんからクリスマスの頃にジャガイモを植え付けると大きなものが採れることを教えてもらいました。以来、ずうっと私は12月の末に植え続けています。ただ悲しいかな年によって気合いの入れ方が違うのでそれが収穫量に反映しているようです。今年はメイクイーン・男爵・インカの目覚め・紫の芋をそれぞれ植えました。秋にサツマイモを収穫してから放りっぱなしの状態だったので古いマルチを取り除き、深く耕し、施肥をし畝をたてました。ある程度はミニの耕耘機でいけるのですが最後の仕上げはどうしても鍬を振りかざすことになります。入梅までに収穫を終えたいので黒マルチを張る栽培方法をとりました。久しぶりに肉体を酷使したため筋肉痛になってしまいました。写真は馬鈴薯を植え終えた畑です。

 冬場はそれ以外に琵琶の木や栗の木などを剪定しておかねばなりません。もちろん昨秋は結構収量のあったキウイの手入れも怠れません。

 そんなお決まりの作業をしながら、葉菜に効果のあった不織布による栽培やこれからのビニルトンネルを用いた野菜の栽培、寒冷紗を張り虫除けを指向した無農薬栽培などについて作戦を練っています。この際、コストは考えないでやってみようと思っています。