2014年3月26日水曜日

WeissのPassacaglia

 我がクラブの先輩であるI氏のブログを読ませてもらった。毎回はるばる津市から仕事を終え志摩まで車で来てもらっている。多忙な仕事の合間をぬって後輩の主催するコンサートに参加していただいていること感謝している。
 前回は氏が体調を壊されしばらく入院されていたので実現が叶わなかった。復調したらコンサートにゲスト出演してくださるという話だったので日程の調整等はI氏の都合を聞いてからにした。ブログにはWeissのPassacagliaを練習されていると記されていた。クラブでは松阪市出身の制作家である中出阪蔵氏の楽器を使われていたが氏の醸し出す音色はとても美しいものだった。先輩からは多くのギター音楽を聴かせてもらいお陰様でレパートリーも広げることが出来た。
 コンサートは音楽を聴いてもらうのが趣旨であるが集まっていただいた皆さんに音だけ提供しているのでは魅力に欠ける。いつも何かの工夫がいると感じながら実行できず当日を迎えてしまう。I氏の演奏の魅力もさることながら含蓄のある話が参会者の心を虜にする。個人的には先輩に会えるのが何よりも楽しみなのだが今回は闘病記でも話していただけたらと思っている。

2014年3月25日火曜日

百の姓(木工編)

 百の姓を持っていると言われる農民であるが大抵のことは自分で工夫しながら足りないものは作ってしまう。明日はどうも雨が降りそうなので今日は春大根・小松菜・葉大根・二十日大根・蕪等の種を急いで蒔いた。前もって畝を立て元肥を施してあっていつでも蒔ける状態にしてあった。雨が期待できないとどうしてもジョロで何回も水を撒くことになるが自然の雨を利用すれば省力化が図れる。
 とは言え種まきも上手くやろうとすれば以外と丁寧な仕事が要求される。発芽をそろえたり生育のばらつきを少なくする圃場の整備が必要になってくる。今回試行してみたのは種の蒔き溝を楽に作る道具の制作だった。いろんな方々のブログを拝見していると自分が今まで気が付かなかったことが目から鱗が落ちるようにわかってくる。
 工作だが、角材に棒を取り付けただけの簡単な構造のものだが以外と機能的に優れている。今まで小さな種子は砂と混ぜてばらまいていたがどうしてもバラツキが出ていた。TVの番組では支柱を地面に押しつけて蒔き溝を作っていたが納得するような溝はできなかった。直径15ミリ程度の支柱を押し込むのだが溝の形状がU字形になるため圧力が分散してしまって目的のものを掘るには力がいった。むしろ勘をたよりにばらまいた方が楽だった。今回のツールは角材(5㎝角程度)を使いその直角の辺を地面に押しつけるので力が分散してしまうことがない。

自作の蒔き溝作成器
またV字形の溝が出来るので多少種が溝からはみ出てしまってもコロコロと転がって溝にうまく収まってくれる。あとは手で軽く押さえるだけで種まきは簡単に済ませることが出来る。明日の雨量がわからないので種が流されることのないようにこのあと寒冷紗をかけて作業終了となった。
 なんだこんなものと思ってしまうが柄が付いているのでしゃがまなくても作業が出来て腰への負担も少なくて済む。誰かが既にやっていることだと思うが近くの方にも知らせてあげたいものだ。今構想しているのは耕耘機や鍬で作った畝を鎮圧する道具だ。もちろん鍬一本でもその背をうまく使って鎮圧はできるがもっと便利なものはないか考えている。

2014年3月19日水曜日

少しずつ作業

 不安定なお天気が続くがこれも春の圃場にとっては恵みの雨となっている。気温も地温も少しずつ上がり始めふと気が付くとアスパラガスの第一号が芽吹いてきた。

アスパラガス初物
このアスパラガスは4年前に種から育て始めたもので昨年も順調に収穫できた。上手く手入れを続ければ10年ほど収穫が続くそうだ。採ってから時間が経過するとうま味が逃げてしまうらしい。菜園から芽吹いたものは夕方に収穫して帰れば取れたてのものを食卓に供することができる。シンプルに湯がいて食塩やドレッシングだけで食するのも楽しみだしバターでソテーするだけでも春の味覚を味わうことが出来る。
 株は10年ほど持つらしいが5~6年ほどで更新した方が良いと言う人もいる。毎年少しずつ種を蒔いて株を増やしていっても良さそうだ。以前はこのような西洋野菜は作っていなかったがいろいろとチャレンジしていくのも自分の菜園ならではの楽しみ方だ。

2014年3月14日金曜日

種を蒔き始める。

 ここ一週間は寒の戻りを感じるほど寒い日が続いた。早く野菜の種を蒔かねばという焦りはあったがどうせ早蒔きをしても発芽と以後の生育は芳しくないと思い待つことにしていた。昨日は大荒れのお天気で10~20㍍の風が吹き雨も50㎜以上は降った。その前の日にホウレン草、ニンジン、ゴボウ、ネギの種まきをしてあったのでこの雨は有り難かった。
 既に野山を望むと早い木々は芽吹き春の訪れを実感しているのだが、時々寒い日や霜が降りやきもきさせてくれる。

馬酔木の花
これは馬酔木の花であるが盛りはとっくに過ぎている。この木を盆栽にするため掘っていく人もいたがまだまだ道沿いの雑木林にはたくさんあるようだ。この木は字のごとく動物を遠ざける効能があるようで、以前線虫対策にこの木を煎じた液を散布すると良いと聞いたことがある。効果があればこの自然の農薬も試してみる価値がありそうだ。
 昨日の降雨で足下は良くなかったがいつまでも種まきを待っているわけにもいかないのでサツマイモとトウモロコシの種を蒔いた。
 サツマイモは安納芋(この芋は畑との相性が良いことがわかった。)隼人芋(干し芋用)なると金時(芋本来の味を楽しむため)の三種類を植えた。自分の畑に植えるだけだからそれぞれ5個ずつ植え付ければ十分である。芽が出て育った芋苗を畑に定植するのは梅雨の頃になる。

苗床
どなたに差し上げても喜ばれるのがトウモロコシだ。毎年作っているピーターコーンのほかに今年は甘いと言われる種類のものも導入してみた。私の好みではないのだが甘い品種が好まれるようだ。自分の好みとしてはいかにも穀物を食べているという歯や顎の満足感につながるようなものが良いと思っているのだが、、、。かなり気温、地温も上昇してきているので直接蒔くというのも良いのだが幼苗時に霜にあたるとたちまち枯れてしまうので今回はポットに種を蒔きビニルトンネルの中に入れた。第二弾を蒔こうとすれば今度は直に蒔く予定だ。圃場は全部で一反余りなのでトウモロコシばかりは作付けできない。他の春・夏野菜とのかね合いもあるのでいつも作付け計画には悩むことがある。


2014年3月7日金曜日

春のコンサートの日を決める

 志摩ギターを楽しむ会(The 15th)のコンサートの日を決めた。自分だけが演奏する場合ならいろんな機関との調整も不要だが演奏者(毎回3~4名)と会場等との日を繰り合わせなければならない。いつもプログラムの大半を演奏してくれている広垣氏の都合を伺った。氏はいつも三コマ以上の日を提案してくれているので助かる。今回は体調不良のため14回のコンサートにはご出演叶わなかったDr.Imoto氏の都合を聴いた。第三候補の日までお伝えして調整を取ったところその内の二つは消化器学会に臨席されるとのことで5月31日(土)しか時間が取れないとのことだった。返す刀で早速会場の阿児アリーナに予約を取ったところOKが出た。いつもとても快く対応してくださる会場のAさんには感謝である。
 未だ二ヶ月以上時間があるので他の出演者やご支援いただいている方々にはこれから連絡を取ることにする。プログラムについては白紙の状態であるのでこれから創意工夫の余地がある。

 啓蟄というのに冬が戻ってきたような寒さに見舞われている。この前庭先のジンチョウゲの香りに驚いたところだが防寒着に身を包み直した。

庭先のジンチョウゲ 良い香りだ


奥の野の早咲き桜
時々信号待ちを避けるために「奥の野」経由で家に帰っているが既に早咲きの桜が一週間前から咲き始めている。この寒波は桜たちにとってつらいだろうと思う。