2013年8月31日土曜日

今日の天気は拾いもの

 台風15号は温帯低気圧に変わってしまったが前線と合体して相当の降雨が懸念されたが三重県の南部では予想外の晴天に恵まれた。昨日の作業の続きが予定通り進んだ。窓ガラスが入り外壁の下張りまでしてもらった。

夕方の様子
画像は夕方の様子で日も暮れあたりは暗くなりかけている。内部は未だ手がつけられていないが、外壁を貼ってしまえば天気のことは気にしないで作業を進めることができる。昨日は玉葱を吊すスペースに収納を作ってはどうかと思ったが原案通りにしてもらうことにした。風通しのことや使い勝手のことを考えると元の設計通りにしてもらった方がいいと思ったからだ。高さがあるので見た目には以外と大きく見える。
 野菜の方だが、そろそろ動き出さなければと思い元肥を鋤き込み土と馴染ませた。またまだ降雨の心配があるのでお天気が回復してから畝立てをすることにした。

2013年8月30日金曜日

また稲藁を頂く

 Nさんからまた稲藁を取りにおいでと言われていたのでお言葉に甘えることにした。明日からは台風の影響で降雨が予想されるし前回の雨からも数日経っているので、頂くとしたら今日しかない。自分が欲しい分を束ね終えたらNさんは自分で干してあった稲藁を私が束ねた量と同じくらい用意してくださった。これで来年は十分すぎるほどの藁が確保できたことになる。西瓜や生姜南瓜だけでなく敷藁は何かと重宝する。地面からの泥はねが防げるし地温の調整、水分の蒸発の抑制、雑草の防除そして最後は発酵して土に還り肥料になってくれる。Nさんは刈り取った草を野菜のマルチとして活用しているようだった。更に、木の枝や草を燃やして草木灰を作り畑に散布すると良いというアドバイスも頂いた。早速T君にお願いしてドラム缶の焼却炉を作ってもらうことにした。野焼きは禁止されているが、農家のそれは許容されるそうだ。

藁をもらった
畑小屋の進捗状況だが、今日は建物に屋根が付いた。夕方一時激しい雨が降ったが屋根のおかげで作業には支障がなかった。

外は雨が降っている。


屋根が完成
夕方窓のサッシを取り付けてもらった。明日は外壁を貼ってもらう予定だ。日も暮れてからコンセントの位置や間取りの変更について話をさて頂いたが畑の小屋にしては立派すぎるので何かと欲が出てくる。玉葱を吊すためのスペースを依頼してあったが、そのためだけではもったいないので収納スペースにしてもらおうかとも考えている。雨水を溜めるドラム缶も数を増やしてもらった。

2013年8月29日木曜日

爽やかな柑橘

 
スダチの実が爽やかさを演出してくれている。焼き物の横に置かれ料理の引き立て役だが用途に富んだ優れた柑橘類である。 香りが出しゃばり主役の存在を妨げることはない。昔、志摩観光ホテルの和食を楽しんだことがあったが、その時デザートにスダチのシャーベットが供された。爽やかで清々しく食後の口の中をリフレッシュしてくれたのを覚えている。今年も実をつけてくれている。もっぱらレモンの代わりに食べているが、控えめな香りと酸味は残暑厳しいこの時期の食卓には嬉しい存在である。

スダチの実
特に摘果もしていないので大小様々な実が付いている。
 畑小屋の様子だが今日も職人のSさんは一人で頑張ってくれた。昨日少し触れた玉葱保管のスペースだが、軒下を延長して場所の確保をしてもらっているが玉葱以外にもちょっとした農具などの保管庫になる。

軒下を利用した保管庫
台風が発生しているが九州あたりに上陸した後は温帯低気圧に変わっていくようだ。本州の南部よりも日本海側で大雨になりそうだ。明日は屋根を張ってくれると言うことだが風雨の洗礼は覚悟しなければならない。

骨組みもしっかりしてきた。
小屋とはいえ、柱などは住宅用のものを使ってもらっているので構造的にはしっかりしたものができあがっている。
 私の作業と言えば、今日は苦土石灰を買ってきて昨日片づけをした畝に散布した。耕耘機ですき込み、さらに先日乾燥のため深く耕せなかった畝をこれでもかというくらいフカフカになるまで耕した。少し湿度はあったが以前のように玉のような汗は吹き出してこなかった。収穫物は最後のニンジンとナス、キュウリ、イチジク(調子がいいのです。)そして冒頭に記したスダチである。



木の枝の処理

 今日も小屋の作業が続いている。北側の軒下に玉葱を吊すスペースを作って欲しいと依頼してあったが、玉葱どころかちょっとした倉庫のような観がする。その分雑木や梅の木の枝を払わなければならなくなった。梅の木は私が未だ小学生だった頃、母と植えたもので大切にしてきたが軒にかかる枝はカットすることにした。他の雑木は適当に大工さんに切ってもらった。雨水の利用と言うことで雨樋の下にドラム缶を置きそこに水を溜めることになっているが、今そこには100㍑のタンクが置かれている。これもそろそろ邪魔になるので別のところに移し替えて置いた。

屋根設置の下準備
ガルバの板や窓のサッシが搬入されている。屋根の形が少しずつ見えてきた。
 私の菜園の仕事と言えば、最後のゴボウを抜き取り次作の準備のために苦土石灰を散布しようと思い立ったのだが、倉庫にあるはずのものが無いことに気が付いた。買いおいてあったと勝手に思いこんでいたのだ。作業を変更してこの前まで世話になったキュウリとインゲン豆の片付けをすることにした。間作というか畝のスペースを利用して、トマトや枝豆も植えていた。これらを外し、ネットを取り支柱も引き抜いた。雑草も蔓延っていたのでこれも除去。そして横にひっそりと植わっている生姜に土寄せをして敷き藁でカバーした。作物の後かたづけは本来キュウリやインゲンに感謝しなければならないのだが、どうしても面倒になってしまう。
 明日は忘れずに苦土石灰を買いに行こう。

2013年8月27日火曜日

骨組みが見えてきた。

 小屋の骨組みが見えてきた。T君には畑で一休みできるような小屋をお願いしていたのだが、柱や骨組みを見ていると予想していたものより遙かに大きく立派なものになった。今朝は6時過ぎには現場で作業を始めてくれていたようである。処暑を過ぎたとはいえ日中は結構暑かった。聞いてみると、日中は暑くて思うように仕事がはかどらないので涼しいうちに仕事を進めてくれたそうだ。

これは小屋のレベルを超えている!!
大工さんのSさんはフルパワーで金槌を振るわれていた。聞いてみるとこの小屋のレベルでは使わないような太い鎹を打ち込んでいるということだった。頑丈に仕上げていただいているのがよくわかる。
 今日も涼しくなってからナスやキュウリ、ピーマン、シシトウ、満願寺唐辛子、イチジク、そして鷹の爪の収穫に向かった。丁度屋根材を搬入しているところだった。予定では明日屋根が張られるそうだ。明日は秋野菜の種まきをしなければならなくなった。我が家の犬走りのところで苗作りをしているが、どうも周辺から昆虫たちがやってきて柔らかい幼苗の葉を食い荒らしている。この際、思い切って薬剤を散布しようと思ったが、住宅地ではそうもいかない。二度蒔きのようになるが何とかなるだろうと思う。苗作りさえクリアすれば後は毎年何とかなっている。

2013年8月26日月曜日

雨の中

 お天気が崩れてから3日目になる。それまでカラカラに乾燥していた畑も久しぶりの降雨で潤っている。約150㎜は降ったのではないだろうか。三重県のダムでもほっとしているかと思いきや、水位が上昇するには至っていないようだ。天気予報によると週末にはもしかすると台風がやってくるかもしれない。水の確保は有り難いが、今の私にとっては少々困るものがある。今日も職人さんが仕事をしてくれていたが柱はある程度建ったものの屋根や外壁は手つかずのままである。


柱が建った
角度を変えて撮影してみたが小雨の降る中仕事を進めていただいている。明後日には屋根を葺いてもらえるそうだが台風の接近が気になる。

2013年8月24日土曜日

アブは嫌な虫

 アブは嫌な昆虫だ。昨年は腕を刺されパンパンに腫れあがった。特に日暮れ間近、一心不乱に仕事をしているときが要注意だ。羽音が耳に入らず気が付いたときは痒みが走っている。痒いだけなら良いのだが運が悪いと毒が傷口から入り大変なことになる。
 涼しくなった夕方は仕事も弾むのだが、夕焼けや空の風景を楽しむ絶好の時間帯だ。タチの悪い奴は追っ払ってもしつこく何度も体にまとわりつきシャツの上からも噛みついてくる。先手必勝でこちらが気が付けばタオル等でたたき落とすのだが成功率は五分五分と言ったところだ。

たたき落としたアブに蟻が群がってきた。
昨日もやたらに付きまとうアブがいた。昨年の恨みもあるのでこの個体は手でたたき落とした。ものの10分もしないうちに蟻がご馳走を見つけ群がってきた。この蟻たちも気をつけないと刺されてしまうことがある。これも時には人間の皮膚に多大な被害を及ぼすことがある。夏場、皮膚を露出しないのは何も紫外線対策だけではない。迷惑な昆虫たちがいっぱいいるのだ。毛虫や蛾にも気をつけなければならないが、これから秋口にかけて昆虫たちには注意が必要だ。
 今日と明日は久しぶりの雨だ。昨晩から昼にかけて菜園にも100㎜程度の降水があった。まだまだ降り続きそうなので週明けから秋野菜の畝が立てられそうだ。

2013年8月23日金曜日

稲藁をもらいに行った

 大工さんに3時のおやつを出してからN氏の田圃へ稲藁をもらいに行った。米の収穫後刈り取った藁が田圃に置かれていたが、それを束にしてさらに10束をまとめて縛り車に積み込んだ。どれだけでも好きなだけ持っていって良いよというお言葉に甘え、来年の作付けの様子をイメージしながら藁をたばねて行った。束ね方についてはいろいろとご指導をいただき運ぶ一輪車も提供してもらった。

この田圃で藁をもらった。
とても広い田圃である。N氏とは雑談も交えゴマの収穫の話や、この田圃も跡継ぎがいないので時間の問題だと言うことなどを伺った。機械化が進んだとはいえ殆ど一人で管理されるのは大変だ。TPPの話題が報じられている昨今ではあるが、貿易の自由化の前に後継者や耕作放棄地の問題が志摩では深刻なように思えてならなかった。頂いた稲藁であるがホームセンターで購入すると信じられないほどの値が付いている。改めて感謝!!
 藁を持って畑の小屋に向かったが、畑小屋の工事がはかどっていた。基礎の上に柱が立っていた。ここまで作業が進むと大まかな外観が想像できる。

8月23日の様子
畑で農具を置いたり少し休憩を取る場所をと思ってT君に依頼したのだが、想像以上に大きく感じた。


2013年8月22日木曜日

縁起がいいの?

 昨日職人さんからこんなものが出てきたと言われた。よくよく見てみると小さな亀の焼き物だった。私には全く心当たりのないものであったし、そもそも出てきた場所は人の日常的な営みが皆無なところだった。

小さな亀の焼き物
幼い頃妹が遊んだものなのか天から降ってきたものなのか不可解であるが亀は縁起のいいものだと思う。これから起こる幸運の予兆であればと思ってしまう。
 今日も冷たい飲み物を持って現場に出かけた。日よけか突然の夕立から資材を保護するのかどちらかだとは思うが、一面にブルーシートを張って木材の加工をしてもらっていた。基礎にする資材も置かれていた。

基礎が見えている
電動工具の音が終日鳴っていた。私は昨日菜園に積まれた作土を移動し秋・冬野菜用に消石灰を散布し軽く耕耘した。雨が降っていないので耕耘機の刃が跳ね返されてくる。土埃も煙幕のように舞い上がる。そうこうしている内に道側に軽トラックが止まった。Nさんだ。早速稲藁を取りにおいでと言われた。今日は既にヘトヘト状態なので明日頂戴することにした。稲藁を敷くようになってから西瓜や生姜等の栽培に効果が如実に出始めている。夏場の水分の蒸発をセーブしたり温度調節をしてくれたり雑草を抑えてくれたり最後は有機肥料として役に立ってくれる。喉から手が出そうなくらいの有り難いお話なので遠慮無くお言葉に甘えることにした。


2013年8月21日水曜日

芋びつ(櫃)も

 今日は朝から重機が入り整地作業は順調に進んだ。芋を保管するために昔からどこの農家にも地下に「芋ぴつ」という保管庫を持っていた。屋内の地下は温度が安定していて芋類も春先まで保管ができた。かつて食料事情が良くなかった頃芋類は主食の代用になり得た。今はそのような心配はなくなり農家はJAの保管倉庫に預けている。私の場合少量なので発泡スチロールの箱に籾殻と一緒に芋を入れ室内で保管していたが、どうしても見てくれが悪く邪魔だった。冗談半分にその話をT君にしていたらこの話が浮上してきた。いったんは私の方から工事に手間がかかるので却下を提案していたのだが、再浮上し本日そのための穴を掘ってもらった。

「芋びつ」用の穴
今日の夕方の様子だが斜面になっていた地面もユンボで整地され深さ1,5㍍ほどの穴が掘られた。セメントで中を固めた上に湿気対策として漆喰を塗ってくれると言うことだ。この穴、何かの間違いで落ちてしまったら自力で這い上がるのは難しい。芋も良いが、シェルターとしても使えそうだ。
 私はというと、飲み物やアイスを運び仕事の邪魔をしないようにしていたが、子供の頃そうであったように工事現場が気になり殆どの時間じっと見ていた。時折菜園の方に足を運び落花生の畝にカラス対策を施してきた。雨は殆ど降らないが落花生の実が入り始めている。見つかってしまえばカラスたちのディナーになってしまうので防鳥ネットを張ってきた。

工事が始まった

 朝T君から電話が入った。今日から畑小屋の工事に取りかかると言うことだった。予定ではもう少し早く着工するはずだったのだが職人さんがゆったりと盆休みを取っていたので本日になったと言うことだった。そういえばこのあたりの職人さんは長めに盆を休むのだが、同時に稲刈りのシーズンにも差し掛かってくるのでそれも済ませてから仕事に入るようだ。
 早速冷たいものを買いに行き現場に届けることにした。




重機で整地が始まった。
やはり人間の手では何日もかかりそうな作業が重機ですると瞬く間に仕事がはかどる。小一時間現場で見守っていたが、邪魔になりそうなのでいったん帰ってきた。
 
 

2013年8月20日火曜日

イチジクを採ってみた

 昨日野菜を届けに出かけたが、その途中スーパーに立ち寄った。私の目的は地元産の蜂蜜を買うためだったが果物売り場の棚を眺めていたら、我が菜園でゴロゴロとれた西瓜が良い値段で売られていた。西瓜の横にイチジクがこれまた結構な値段が付けられていた。パックに入っていたが一個100円もする。収穫せずに放置してきたマクワ瓜も128円という値札が付いていた。庶民のよく口にする定番の果菜類も旬なのに値がしっかりしていると思った。
 もちろん菜園にあるものは買ったりしないが、そろそろイチジクも気になってきたので夕方の撒水と少しばかりの軽作業のついでに様子を見てみた。

イチジクが実ってきた
数年前に植え付けたものだが、しっかりと根付き樹勢も良い。毎年完熟したものを冷蔵庫で冷たくしていただいているが、淡い甘みは美味いものだ。母はこの果実をあまり好まなかったが父の好物で秋が来ると食べたいとよく言っていた。母の嗜好の影響か私もそれほど進んで食べては来なかったが、自分の菜園で育てると最近はこの実の美味さの虜になってしまっている。毎年実の半数以上はカラスが食べているが今年はそうはいかない。しっかりと木の周囲に防鳥ネットを張り巡らせている。全て実が完熟すると100個以上は間違いなく人間の胃袋に収まることになる。今日は5個の実が熟していた。

2013年8月19日月曜日

西瓜の畝片づけ

 暑いが怠けてしまうと次の植え付けに支障が来る。西瓜の畝は蔓や資材が残っているだけではない。第一関門がカラスや亀そしてハクビシン対策に張り巡らせた防獣ネット。これは丁寧に下からの侵入対策として30㎝ほどのネイルを50㎝間隔で打ち込んである。これだけ雨が降らず固まっていると引き抜くことができない。ツルハシの尖った方でテコの原理を利用して抜くことになるが、数が数だけに時間がかかる。次はカラス対策の防鳥ネットの撤去だ。18㍍のものが三枚張り巡らせてある。これも1㍍間隔に麻紐で結んであるので一つ一つ解くことになる。

西瓜の畝の整理(After)
 何とか日が暮れるまでに撤収することができた。次は苦土石灰を散布して耕耘となるが今日はできなかった。撒水やナス等の収穫も済ませなければならなかったからだ。
 さて、一昨日重い西瓜を不自然な体制で持ち上げたため腰を痛めてしまった。昨日は湿布を貼り大人しくしていたが、畑に行くまではすっきりしていなかった。ところが適当に仕事をこなしていたところ、特に気が付かなかったが帰宅してシャワーを使い夕飯を済ませ明日の天気予報を見ていた頃、腰痛がすっかり治っていることに初めて気が付いた。私の場合、今までに何度かこのような経験をしたことがあった。適度な労働はデトックスのみならず体の状態を改善するのにも効果があるように思う。

2013年8月16日金曜日

西瓜、最後の収穫

猛暑日が続くが体が順応してきたのか今月の上旬のようなしんどさはない。盆には全部収穫する予定でいた西瓜を全て採った。

最後の西瓜収穫
小玉西瓜を始め畝にはまだまだ名残の西瓜がゴロゴロしているが、これ以上持ち帰っても処分に困るので畑に放置してきた。これから時間を見て少しずつ蔓を片づけたり防獣ネットを撤去したり後かたづけが残っている。カラカラに乾かしてから片づけた方が楽なのだが次の野菜栽培の予定もあるので怠けることができない。
 この西瓜であるが、この十日間水を撒いていないので多分糖度は高いのではないかと勝手に思いこんでいる。お茶代わりにと思うのだが果糖をかなり摂取することらなるので過食には気をつけなければならない。今年は西瓜の赤い色にリコピンが含まれていて一度に食べる量はトマトよりも多いのでトータルの摂取量は西瓜の方が多いという情報を得た。今まで糖と水分だけだと思っていたが考えを改めなければと思った。蛇足ながら前回収穫したものの果汁を煮詰め「西瓜糖」を作ってみた。作ってはみたものの今のところ食べる予定はない。
 暑さに順応してきたと記したが、剪定した雑木を畑の空き地に捨て昨日に引き続き300㍑の水を生姜・ナス・ピーマン・里芋・黒豆に撒水し、ゴマを実にして少しだけ短くなった日没を感じながら家路についた。

2013年8月15日木曜日

ゴマを実に

 先日刈り取ったまま天日干しにしていたゴマであるが、連日の猛暑のおかげで(?)乾き始めた。畑の空き地にブルーシートを敷き干してあったが、恐らくその内のいくらかは鳥のご馳走になっているだろうと思う。今日その莢を少し叩いてみたらパラパラとゴマの実が落ちてきたので取り入れることにした。それにしても毎日雲一つ無いお天気が続くがゴマの収穫には絶好の日和続きだった。

ゴマの実
画像は満月のようにも見えるがタライに入れたゴマである。畑では箒の柄で軸を叩き莢から実を落とした。葉っぱの切れ端やゴミそして小さな昆虫が渾然一体となっていたがこれをひっくり返さないようにバケツに入れ家に持ち帰った。自身ではゴマの栽培は初めてだったので、このゴミと実を分別するにはどうしたらいいのか迷った。先ずは葉っぱなどの大きなゴミを目の粗いザルで分けた。
かなりのゴミが混ざっていたが、それでも目を通り抜けるゴミが混ざってしまう。次に、天日干しであったのでどうしても砂や微細な埃が混ざる。それを分別する方法としてゴマの実が通り抜けないようなザルを探した。ちょうど台所にあった味噌濾しが良さそうだったので、この細かい目で不純物を除去した。でも、どうしてもゴマの粒と同じくらいの大きさのゴミが取り除けない。少し高いところから風を利用してより分けるか箕でふるい分けるか方法はないと思ったが、たまたま揺さぶっていたら葉っぱの切れっ端やゴミが比重の違いで上の方に浮かんできた。掃除機を使おうととっさにひらめいた。吸い込み口を手ぬぐいでカバーし、ゴマを吸い上げないようにパワーを弱にして慎重に吸い上げた。時々、実も吸い上げてしまうが布でカバーしているので掃除機の本体に入ってしまう心配はない。ほどなくゴミと実を分別することができた。
 試食はしていないが国産・無農薬の「金ゴマ」が収穫できた。畑には未だ叩き落としていない実があるので乾燥の度合いを見て今日と同じ作業を続ける予定。
 焙烙やゴマ専用の焙煎器はないがフライパンで煎ってすり鉢で当たれば香ばしい和え物ができる。楽しみだ。

2013年8月11日日曜日

西瓜がゴロゴロ

 今日も酷暑の一日でした。志摩でも恐らく30℃後半の気温だったと思います。昨日300㍑の水を撒いたが焼け石に水といった感じなので、どうしても灌水したいナス・ピーマン・生姜・キュウリに撒きに行った。
 西瓜の蔓も葉も黄色くなって実の付け根にあるヒゲを観察してみると殆ど黒くなっていた。お盆だし収穫したものを差し上げるのも丁度タイミング的には良いと思い採ることにした。いちいち個数まで勘定していなかったのでネットに囲まれた畝に入ると、予想以上の実がゴロゴロとしていた。

たくさん採れた
三種類栽培しているが、小玉の西瓜は期待していたほど美味くなかったが、それ以外は糖度も高く人様に差し上げても喜ばれるのではないかと思った。先日も沢山採ったが今日も車の後部トランクいっぱいになった。こんなに沢山採る予定ではなかったが、実ってしまったものはしょうがない。40℃近い気温のもと、たった一人でこれだけの西瓜を収穫し車に積み込むのもじゅうろうどうだった。少し動いては水分補給をしクールダウンしながらの仕事だったが、首と頭に巻いたタオルは手で絞れるほど汗だくになった。

2013年8月10日土曜日

ゴマの収穫

今日は津市でも38℃という報道があった。どうりで暑かった。そんなことを言っていても野菜たちは水を心待ちしているはず。ここしばらく雨らしい雨も降っていないし加えて連日の猛暑。怠け心に鞭打っても行くしかない。いつものように車に300㍑の水を積み込んだ。
 この前から気になっていたゴマであるが思い切って刈り取った。一部、実がはじけ始めたからだ。個人的にはゴマの栽培は初めてなのでうまくいくかどうか不安であるが、ブルーシートの上に束にしたものを立てかけて乾かすことにした。しばらく好天が続きそうなので何とかなりそうだ。

ゴマを刈り取った。
刈り取ったが、どのようにして莢から実を取りだし不純物を選別するかはこれから勉強することにした。
 さて、畑小屋の進捗状況だが仮設の電源が整い昨日は木材が届いた。

仮設の電源
T君、土日に材木を刻んでくれ月曜日には重機で整地をしてくれるとのこと。これから毎日が楽しみだ。


2013年8月9日金曜日

西瓜の収穫

 朝からの猛暑日だった。意を決して西瓜の収穫に出かけた。苗を植えて適当に乾燥したら水を撒いていた程度の栽培であったがゴロゴロと実が転がっている。詳しい銘柄は忘れてしまったが3種類の品種を育てた。


大小様々、夏野菜と西瓜の収穫 
反省として一本の苗に対して着果するままに育てるのではなく摘果という作業をしなければならない。受粉するに任せたため小玉西瓜などは実が付きすぎ一つ一つに栄養が行き渡らなかったような気がする。それでも暑い夏場、冷蔵庫で冷やしておけば十分水分の補給源にはなる。
 西瓜の収穫も目的の一つだったが、例の畑小屋の仮設電源工事があると言うことで確認にも行って来た。堆肥の横にポールが鎮座していて100Vの電源が引かれていた。これは一月間使い放題だという話なので、農具の研磨にも使わせてもらおうと思っている。午後からT君がやってきて工事の前金を渡したが、来週の中頃には家らしきものが建つという嬉しい話を持ってきてくれた。T君、朝から松阪市の材木問屋に出かけてくれて自分の目にかなった資材を調達してくれた。週末にかけて墨を引き刻んでくれる予定だそうだ。
 こうなると、私も俄然元気が出てくるというもの・・・。明日は撒水と、ゴマの収穫準備に取りかかろう。

2013年8月7日水曜日

水向け

 七日盆と言ってこの日には新亡のお家に「水向け」と言ってお供えを持っていくのが古くからの我が町の習わしである。品物を店に依託して送らせてもらうのも合理的だが、一軒一軒お邪魔して故人を偲ぶ方が良いので、今日は午前中に10軒ほど伺うことにした。たいていは玄関先で挨拶させていただいたのだが親しかった故人のお家では上げていただき焼香させていただいた。ご家族の方と仏さんについて語る機会を得て、再度故人を思い偲ぶことができた。
 午後からは妹に南瓜を送ることができた。今年は新しく取り入れたロロン南瓜が絶好調で自分だけではどう考えても食べきれない状況なので、このときばかりと段ボールに詰め込みヤマト運輸の取り次ぎ営業所に向かった。それにしても南瓜は重い。
 夕方、年若き友人のT君がやってきた。彼は大工さんをしているのだが、かれこれ一年以上前に畑の小屋づくりの依頼をしたあった。特にいつまでという期限は言っていなく、仕事の隙間ができたときに建ててもらうと言うことで良いと告げてあった。ちょうど仕事のキャンセルがあったので私の小屋づくりに時間を作っていただいた次第。早速明後日から材木を切り刻むという話だ。小屋と言っても電気は引いてもらうし部屋も二つ、そして芋などを保存する半地下のスペースも確保してもらい、軒も玉葱などを吊しておけるほどゆったりと設計してもらった。部屋の一室は場合によっては私が寝泊まりができるように考えてもらった。
 立秋とはいえまだまだ猛暑が続くが、彼の来訪で元気が倍増!!

2013年8月4日日曜日

生育は順調

 昨日は家で野菜の種をポットに蒔いていた。遅くなったものもあるが、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、茎ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツの面々である。数量を作るよりも今回は良いものを作ることにしようと思った。
 今日は野菜の収穫から遠ざかっていたので(と言っても2,3日)ナス・ピーマン・シシトウ・満願寺唐辛子・ゴボウ・坊ちゃん南瓜を採ったが、大量なので明日はお嫁に出すことにした。

収穫した野菜
時間もあったのでそろそろ早く種を蒔いたゴマを観察しに行った。中の実は今にもはじけそうな感じになっていて葉っぱも黄色くなりかけているので刈り取りは間近という感がある。下の方の実がはじけたら収穫になるがお天気がうまくマッチしてくれることを祈る。

収穫は間近(ゴマ)
先日土寄せをした黒豆と落花生がこの猛暑の中順調に育っている。ここ数日、少しではあるが夕立があったので追肥を兼ねた作業が効果があったのだと思っている。

左側は黒豆・右側は落花生
両者とも秋の収穫には先ずは塩ゆでで頂くのが楽しみである。黒豆の茹でたものは枝豆よりも甘く遙かに美味い。自家栽培の落花生の美味さは市販品の比ではない。どうして店で買ったピーナッツは美味しくないのだろうと思ってしまう。まとまった雨が降ったらもう一回土寄せをする予定である。



2013年8月2日金曜日

南瓜の収穫

 昨日はエアコンの設置で業者の方のお相手をしていたので畑には出かけなかった。幸い降雨があったので撒水の必要もなかった。南瓜や西瓜が収穫時期に差し掛かっているので暑さをこらえて畑に向かった。

南瓜と西瓜
西瓜は蔓に付いているヒゲ根が黒くなったら収穫時期なのだが、先日それを信じて採った小玉西瓜は満点の出来ではなかった。今回は熟しているのを期待して収穫した。
 南瓜はロロンという品種を中心に栽培したが、クリ南瓜よりも生命力に富み実もよく付いた。十数個採ったが家まで運ぶのも一苦労だった。今まで何個か試食してきたが、形こそラグビーボールのようで異質な感じがするが味はすこぶる良い。クリ南瓜ほどホクホク感はないがアミノ酸のうま味をとても感じる品種である。煮たり揚げたり蒸したりスープやグラタンにしても良いが、お菓子にも使えると思った。思ったよりも沢山着果したので全ての個体に座布団(野菜シート)を敷いてあげなかったので直接地面に着いたところは果皮が痛んでしまったものもある。これは早めに食べないと長期の保存には耐えられない。
 南瓜も最近はとても美味しい品種が出てきて、毎日少しずつなら飽きずに食べられそうだ。

人の死で思うこと

 昨日お通夜に行ったが、今日は葬儀であった。人の死を期に自分に重ね合わせいろいろと思うのは人の常。家族にお年寄りを抱えたものは将来自分の親が要介護の状況になったときのことを心配するのも理解はできる。かつては多くのお年寄りが自分の家で臨終を迎えたわけだが、今は殆ど病院か介護施設で人生を終える。それが良いのか悪いのかという問題ではない。私が耳にした言葉で納得がいかないのは「そろそろ家も婆さんを介護施設に連れて行こうと思っているの。」とか「弟が頼りにならないので姉二人で両親を施設に連れて行こう。」という相談をしていることだ。
 世話になった親に対してあまりにも情のない暴言としか私には考えられない。このような風潮が一般化していったのではたまったものではない。まるで厄介者を片づけるようで姥捨て山に連れて行くように思えてならない。口減らしに長男が母親を負ぶって山に捨てに行かざるを得なかった頃の話でも、この親子には深い肉親の情が感じ取られて思わず目頭が熱くなってきたものだ。
 今の時代、親子の絆のことや経済力のこと家族の形態の変化等いろいろな要因があると思う。豊かそうに見えても夫婦共稼ぎでないとなかなか暮らしが成り立っていかなかったり、目の前の贅沢を追求するという自らの欲望に駆られたり・・・。他人の幸せより自分の幸せに執着する人が多くなったのかもしれない。後者の事例は、同じ屋敷に住んでいても親の生活には関心を持たないと言う。
 冠婚葬祭を見ても、人が生まれ結婚し、子供が出来、やがて親との別れがくる。この人間として当たり前のことの一つ一つが家族や地域が暖かく見守ってきて、節目節目に生老病死を共有し、人の命の大切さや儚さを家族中で体感したものだ。命の尊さ、個人の尊厳というものはこういう機会にお年寄りから死をもって深く教えられたものだ。「婆さんを施設に・・・。」と言うような軽々しい暴言は私にとっては恥知らずとしか思えない。
 歳をとれば誰しも好々爺になるとは限らない。むしろ逆で頑固で執着心が強く体に様々な障害が出て下の世話も自分ではコントロールできなくなり、物忘れが激しくなり時には徘徊したり自分の息子の顔さえもわからなくなってしまう。でもそれは老人のせいではない。歳をとれば誰だって多かれ少なかれその道をたどることになる。でもそのお年寄りにどれだけ我々子供は溢れるような愛情を受け、育まれれてきたこどろうか。その深い愛情に応えることができない哀れな人がいるのかと言うことを時々感じてしまうのは私だけだろうか。
 私も親を送ったときは約半年間病院から職場に通っていたが、しんどいと思ったことは一度もなかった。退院の見込みは皆無だったが、親父に早く家に帰ろうと言い続けていた。
 これに類する話はどこにでも転がっていて私の知っている人だけではない。しかし、これで良いわけがない。この人たちの生き様は、その人の子や孫が一部始終見ているのだからそれだけの覚悟もあるのだろう。
 さて、私この三日間エアコンなしで生活していたのだが、やっと今日買い換えのものが到着した。このエアコン、騙し騙し使い続けて20年になるがよく持ったものだと感心している。布団に入っても室温が30℃くらいあって汗びっしょりになりタオルを横に置いて寝苦しい夜を耐えていた。家屋の気密性が高くなり外からの風が入らなくなったことも寝苦しさの原因だと思うが、自分がいかに我慢ができなくなってしまったのか思い知らされた。あまり快適な生活に慣れるのもいかがなものかと考えさせられる3日間であった。