2013年7月31日水曜日

お悔やみに行って来た

 今日は昔お世話になった方のお悔やみに行って来た。信じられない話だがムカデに刺されその毒が体にまわり腎不全を併発したのが死因だそうだ。二軒の町医者の治療を受け最後は救急車で伊勢の日赤病院に行ったそうだが懸命の治療の甲斐もなく亡くなられた。ネットで調べたがムカデの毒で亡くなることは無いと記されていた。もしかしたら他に持病がありこのことが引き金になったのかもしれない。
 私、若い頃は明けても暮れても釣りのことばかり考えていた一時期があった。亡くなられた方とは縁あって夜に網で入り江の鱸やチヌを一網打尽にしたり、ケンケン釣りに連れて行ってもらい鰹やシイラを釣らせてもらったことがある。中でも5月中有順過ぎに活きエビの餌で大型の鱸を釣らせてもらったことは今でも忘れられない。
 子供たちは既に独立し社会人として活躍しているが、まだまだお迎えが来るには若すぎる歳であった。無念である。

2013年7月30日火曜日

二日ぶりに

 雨が降ったので二日間畑に行かなかった。オクラやナス、ピーマンはあっという間に大きくなってしまう。大きくなることは必ずしも好都合なことではない。一通り収穫が急がれる野菜を採ってから菜園を歩いていると南瓜の付け根がコルク化している小玉西瓜も蔓のヒゲ根が黒っぽくなってきていた。

あわてて収穫した。
時期を逸すると西瓜は腐ってしまうし南瓜は接地している部分が汚くなる。そこから腐敗が始まり、長期保存ができなくなってしまう。南瓜を10個ほど、そして西瓜を7個ほど一気に収穫した。野菜を採るだけの仕事だが汗が吹き出し体温があがるのが実感できた。家に帰ってニュースを見ると志摩でも35℃前後になっていたようだ。枝豆・オクラ・ピーマン・シシトウ・満願寺唐辛子・ナス・メロン・トマトを車に積み込み退散した。時間的にはまだまだ仕事が可能だったが、長居は無用と直感した。

2013年7月28日日曜日

今日は出合い

 自治会のクリーンアップ事業があった。午前7時開始で私のグループは6軒の皆さんが参加した。今年は班長に当たっていたので自治会か゛用意してくれたお茶とアイスを受け取りにいって皆さんに配った。昔に比べると道路は舗装され土手は整備されているので我がグループの作業は小一時間で終了となった。それでも竹箒の後を目にするとなぜか清々しさを感じる。
 その後、我が家の離れに伸び放題となっている木蓮の剪定を行った。4㍍ほどに伸びた枝が五本あったがかなり強く切りつめた。落葉するので雨樋に枯れ葉が積もり掃除に悩まされていたが、これで数年は救われそうだ。
 午後から菜園の水やりに行こうと思ったが昼頃通り雨があったので今日は午睡を楽しむことにした。

これで撒水
菜園に井戸がないというのはつらいものがある。今年のように梅雨が早く明けて猛暑が続くとどうしても畑はカラカラに乾いてしまう。果菜類はどうしても水を好むのでこの時期の撒水は欠かせない。殆ど毎日車載のタンクに300㍑の水を運び画像の小さなエンジンポンプで撒水している。

2013年7月27日土曜日

工作

 猛暑を乗り切るためにはエアコンが欠かせない。昨年入れ替えたが室外機の省エネ対策がされていなかった。採寸はきわめてアバウトではあるが室外機の形状に合わせて角材を切り出した。

室外機の省エネ対策
HCで購入したものが倉庫に数本残っていたものだが冷却の風の流れを妨げないように考えたがなかなか強度が確保できなかった。L字金具で補強し戸外で風雨に耐えるようペンキで塗装もした。炎天下では室外機の天板はその上で目玉焼きができるほど熱くなる。当然冷却に要するエネルギーもそれなりに必要になってくる。実際、どれくらいの電力節減効果があるのかはわからないが久しぶりの工作だった。

2013年7月25日木曜日

挿し木

 ここ二年ほどキウイとプラムの実付きが悪くなっている。キウイはどうも木自体が天寿を全うしたみたいである。一方プラムは数年前に暴風で木が根本より裂けてしまった。片方が何とか生命を維持していたのでそのまま見守っていたが全盛期の頃とは実の付き方が全然違ってきた。両方とも挿し木で更新できると書かれていたのでトライすることにした。時期的に遅いような気もするのだがダメ元で挿してみた。

挿し木に挑戦
気象条件次第だと思うが、駄目だとわかったらホームセンターに直行だ。
 今日も夕方ほんの一瞬だがパラパラと雨が降った。昨日の雨との合わせ技で土が少し軟らかくなっていた。

黒豆の土寄せ
このチャンスを逃す手はないので、日が陰るのを待って土寄せをした。6月24日(御田植祭)に種まきをしたものが順調に育っているが、これは枝豆として茹でていただくとすこぶる美味い。
 毎日夏野菜の収穫が続く。この作業を怠けると徒長した野菜を食べなければならなくなる。今日は、オクラ、ピーマン、ナス、満願寺唐辛子、トマト、ブルーベリー、キュウリ、茗荷を採って帰路に就いた。


2013年7月24日水曜日

待っていました

 待ちわびたお湿りだった。約20㎜程度の雨が降ったがこの雨で畑は潤った。

車窓から
今まで殆ど毎日300㍑の水を運んでいたが、それは何とか日照りに弱い作物を枯死させない程度のもので一つ一つの野菜に十分行き渡るようなものではなかった。画像は雨が降っている最中の時間帯に車の中から撮ったものだ。一粒一粒の雨滴が葉っぱにしみ込んでいっているように見えた。毎日撒いていた量ではこのようにはならない。
 雨合羽に着替え菜園に入り、枝豆・ピーマン・シシトウ・オクラ・南瓜・ナスを収穫した。今日の野菜はリクエストがあったものばかりで夕刻にはお嫁に行くことになる。ナスと言えば日曜日には瀕死の状態だったが、整枝をして古く黄変した葉を取り去ったおかげで元気を取り戻した。毎日重点的に撒水してきたがこの雨で完全復活である。朝刊に折り込まれていたチラシにはナス一個65円の値がついていたが、このような高い野菜は買ってまで食べられない。(買ったことはないですが・・・)
 ここのところ畑の作業は水やりがメインで残った時間(約一時間)を目安に少しの仕事を続けてきた。水やりと言っても、家でタンクに水を入れ畑に着くやエンジンポンプに燃料を入れ散水用のホースにつなぎ約一時間かけて必要な箇所に撒水してきた。これで明日から畑仕事らしい作業が可能になる。

2013年7月23日火曜日

今日は大暑

 暦の上では今日は大暑、暑い一日だった。昨日は通り雨があったので撒水していなかったのでいつものように300リットルの水を積み込んで撒きに出かけた。同じ一次産業であっても漁業はその日不猟であっても翌日ナブラに当たれば大漁になる。しかし農業は一日怠けてしまうとその年の収穫はゼロになってしまう。今まで何度も痛い目に遭ってきた。毎日の手入れと観察が欠かせない。
 ご近所のイチゴ農家の方は今、苗育てに懸命である。毎日、炎天下水を撒かれている。私の場合はハウス栽培ではなく路地栽培なのでランナーから採れた苗を植え付けてきた。明日から気温も下がり天気も不安定になるそうなので若干の降水も期待できる。

イチゴ苗を定植
実るのは来年の春だが露地栽培独特の香りと甘さが楽しみである。落花生もすこぶる元気で花が咲き始めた。消石灰を撒いたり土寄せをしてあげると良いらしいのだが、この時期鍬をふるうのは決断がいる。太平洋高気圧が近々勢力を弱めるらしいから最高気温が30℃を切ったら涼しい時間帯に手入れをすることにした。

落花生
この落花生を見て、「これ何?」と言われた御仁がいたがそれも無理はない。このあたりで栽培しているのを殆ど見かけたことがない。取れたてを塩ゆでにして食べても良いし洗ってからよく乾燥し煎って食べるのも良い。自家栽培したものは味も風味も良いし、何よりも安心である。


2013年7月22日月曜日

 昼過ぎ雷鳴がとどろいた。といっても二~三回程度のものだったが雨も時間にして15分くらい降った。毎日日照りと酷暑に悩まされていたが久しぶりのお湿りである。土埃は洗われるがこの程度の通り雨では地中には浸透しないし野菜たちの根っこまでは届かないかもしれない。

熱気で暖められ靄がかかったように見える
このときには既に水を300㍑車に積み込んでいたのでそのまま菜園に向かった。午前中の日照りで道路や地面は高温になっていた。そこへ10㎜くらいの雨が降ったのですぐに蒸気となっていった。もう少し降ってくれると涼しくもなるのだが、湿度だけが高くなり気温は全く下がらない。
 気を取り直し、昨日の続きで小屋の修理に取りかかった。持ってきた水は今日は撒かずに水槽に入れることにした。

2013年7月21日日曜日

今日は参議院議員選挙投票日

 朝から参議院議員選挙投票に行って来た。国民の関心が低いと思われ投票率が気になる。ぶつぶつ文句を言うのはわからないでもないが、自分の意志を参政権と言うことで行使してもらいたいものだ。
 高度経済成長から失われた20年を経験し国の力が低下していった経緯を目の当たりにし、ここ数年ずいぶん歯がゆい思いをしてきたのは私だけではないだろう。学生の頃、某教授が講義の合間に国民の幸せは確固とした国家がなくして成立しないのだと言うことを力説されていた。もちろん講義の内容とは無関係なもので単なる脱線だった訳だが、若かりし我々学生には何を言っているのか(一体何を言いたいのか)理解不明だった。しかし、近年の隣国との関係や諸外国との関係を見てみると、かつて恩師が力説された意味がよく理解できた。未だ選挙開票の結果は出ていないがこの国の行方が拓けていくことを期待したい。
 午後遅くからいつものように300㍑の水を撒きに菜園に出かけた。未だ台風の襲来には早いが、ブルーシートでカバーしてある農具小屋の補強をしてきた。時間切れで作業は途中で終わったが、雨の心配や風の心配もないので少しずつ取り組むことにした。無理や張り切ってオーバーワークになることは、この時期厳禁である。
 先日蒔いた秋キュウリが日照りのため発芽しても消えてしまうものがあったので、別の場所に第二弾を蒔いた。

秋キュウリ第二弾
双葉が元気よく出てきたが暑さと乾燥が心配だ。毎日水をあげても枯れてしまうことがある。このキュウリはこれからの季節のことも考え、地這えの品種を選んだ。蔓が伸びてきたら地面に敷物をすることになる。

なすの育て方

 昨年は殆ど手を掛けずともナスは好調で、秋ナスまで長く楽しめた。柳の下のドジョウを目論んだ今年であったが三本仕立てにしたまでは良かったが、それからの整枝や脇芽の処理を怠けたため不調が続いている。通風が悪く株全体が育ちが良くない。植物というものは正直なもので主の手の抜き方をそのまま反映してくれる。

これは二本仕立て?
そんな中専業農家のナス畑を目にする機会があった。何と二本仕立てで木もすこぶる健全なのだ。これなら風通しもよく日光もよく当たりそうだ。来年はこれで行こうと思った。
 プロの農家の人に聞けば良いのだが、何でも聞いてしまっては芸がない。聞いてしまうとそのときは納得するのだが忘れてしまうことも多い。私、子供の頃から上級生や近所の兄さんたちのすることをじっと見ながら学んでいた。聞くよりも自分の目で確信が持てるまで見続けることの方が遙かに身に付くと今でも思っている。
 毎年ナスは栽培しているが成功と失敗の繰り返しでその原因も深く探っては来ていなかった。降雨やその年の気候のせいにしていたが、それだけでは解決しないことを知っていながら失敗の原因を知ろうとすることに力を注いでこなかった。野菜作りは奥が深く毎年反省の繰り返しである。

2013年7月19日金曜日

茗荷

 一昨年それまで毎年花をつけていた茗荷が不調に陥った。植え替え時期が来ていたので別の場所に植え替えた。猛暑と日照りでそれほど期待はしていなかったがたくさん採ることができた。

茗荷が出てきた。
この野菜、子供の頃は殆ど食指が向かなかったが大人になると、この爽やかな刺激のある香りと少々苦みのある味が好きになっていった。香味のある野菜は歳とともに好みに変化が現れるようだ。
 採るときは棒を用心のため側に置いてある。棒と茗荷は関係がないのだが、その昔今は亡き近所のY婆さんがマムシに噛まれてしまったのだ。普通に採ればいいのだが、なぜか緊張する。暑さのためか今日は往路二匹の立派なシマヘビに出会った。

2013年7月18日木曜日

一雨あると思ったが

 昼前あたりが急に暗くなってきた。一雨あるかと思ったが結局雨は降らなかった。夕方野菜収穫と撒水に畑に向かった。ナス、ピーマン、シシトウ、キュウリ、南瓜、ニンジン、ゴボウと定番の野菜たちである。猛暑による高温障害で南瓜の中には痛みかけているものがある。見かけが良くないが自家消費には何ら問題はない。

つくね芋と伊勢芋
菜園の落花生やゴマは日照りに強いが、この山芋も高温にはめっぽう強い。今までどんなに猛暑と日照りが続いても灌水することはなかった。植えっぱなしで収穫ができるのは本当にありがたい。画像左手の伊勢芋は毎年期待通りのものが採れていないので少しだけ水をサービスすることにした。三重県多気や明和の農家の人はどのようにしてこの芋を栽培しているのだろうか。3年続きで失敗を続けているが、こうなれば自分なりにいろいろと試行錯誤して行かねばと思う。何とか志摩の土壌にあった方法を見つけてみたい。

2013年7月17日水曜日

花が咲いた。

 100円ショップの入り口に小さな球根のセットが売られていた。安いものなので衝動買いしたが、プラムの木の下に植えておいたものが可憐な花をつけた。

100均で買った球根が花をつけた
こんなに咲くのだったらせめて名前くらいはきちんと記録しておくべきだった。一輪挿しにしたり切り花で楽しむのに丁度良い。
 ゴマが期待していた以上に育っている。N氏から昨年の秋に種を頂いたのだが春に蒔いたものが既に実をつけている。少し早いような気がするが秋に台風で叩かれるよりは良いかもしれない。

ゴマが元気
N氏の圃場のゴマはこれから花が咲くところだ。この暑さと日照りにも負けないところが良い。


2013年7月16日火曜日

ハクビシンか?

 電気柵のバッテリーが切れていた。そういえばこの一週間の間にトマトやキュウリが食べられていたりしていた。カラスの仕業だと思っていたが、今日西瓜をのぞいてみたら鋭い歯か爪で引っ掻いた傷がついていた。カラスの疑いは晴れていないがハクビシン犯人説も濃厚である。早速用意してあったバッテリーに交換し、西瓜のネットの上には防鳥ネットを追加してきた。
 果菜類が食べ頃となるこれから、鳥や獣の侵入対策が急がれる。せっかく毎日水を撒いたりして育てた作物が食べられてしまうのは悔しい。

イチジクも周りを囲んだ
昨日完熟し紫色になったイチジクを冷やして食べた。濃厚な甘みはこたえられない。このイチジクの木は特に手入れもせず野放図に育てているが今年はたくさん実をつけている。去年は鳥たちと山分けしたが、今年は私が独占することにした。
 ブルーベリーは殆ど鳥のえさになってしまったが、ここにも防鳥ネットで囲んできた。時折、腹が立つが野生の生き物との知恵比べも面白いと思うようになった。

ほおずき

 盆が近づいてくると先祖様に供えるものが気になってくる。先日は墓にシキビを供えたが、昔からこの時期になると「ほおずき」のことが思い出される。墓や仏壇の花によく使われてきた。

ほおずきが色づいてきた
畑の端に一昨年種を無造作に蒔いておいたが根を大きく張り赤い実をつけ始めている。仏様の花としても利用価値はあるのだが子供の頃、中の丸い実を取りだして付け根の小さい穴から種とワタを慎重に出し口に含み空洞から空気を舌で押しだしブーブーという何とも奇妙な音を出す。種とワタを取り出すのが難関で子供にとっては忍耐と手先の器用さが試される。音を出すのも慣れが必要だ。私も何度かやってみたが、そもそもこの玩具は女の子のものであったので人前で遊ぶことはなかった。
 かつては庭先でよく見かけたが、最近は目にしていない。ほおずきで遊ぶ子供も見たことがない。宿根なので毎年これから赤い実が目を楽しませてくれるだろう。
 今日は数本切り取ってきて仏壇に供えた。

2013年7月15日月曜日

路傍の草刈り

 昨日は少しだけど夕立があった。今日も三重県の中部から北部では激しい通り雨が降ったようだが、どうも南部では湿った空気の供給地になっていて降雨には至らなかった。今日も300㍑の水を持って畑に行ったのだが他にも目的があった。
 5月に道の草刈りを済ませたのだが梅雨と夏場の日差しを受けて腰の高さくらいに雑草が茂っている。約50メートル、幅2メートルほどの道端であるが放置しておくと害虫の住処になったりするだけでなく景観上も良くない。かつていつも除草をされていたN氏が亡くなって2年になるが、道を通る人々がこれまでずうっと管理し守ってきた。その後、Yさんというお婆さんが草刈り機で刈ってくれていたがお年寄りに無理をさせるわけにはいかない。最近は時々私が農作業の合間に刈らせていただいている。微力ながら里山を何とかしなければと思っている。
 梅雨明けの10 日は高温の日が続くが、暑さに慣れていないのは人間だけではない。先日から藁で日よけをしたり散水したりしている南瓜であるが、3個ほど日焼けをしてしまった。少し未熟なのだが汁の具やスープ、煮物にして食べたが悪くはなかった。

少し日焼け気味
栗南瓜とロロン南瓜を隣り合わせで植え付けているが、クリ南瓜の方がデリケートだと思った。ロロンはこの猛暑の中でも生育は旺盛である。期待通り美味いといいのだが。
 草刈りを終えたら恒例の散水作業である。今日は西瓜を中心に撒いたがナスやショウガも水を好むので欠かせない。店では新ショウガが出ているが、露地栽培ではやっと育ち始めた段階である。まだまだ先の話であるが自家栽培の新生姜の風味はすばらしい。

ショウガはこれから生育
葉ショウガ、金時、土佐大生姜と3種類栽培しているが灌水さえ確保すれば何とか収穫が期待できそうだ。
 毎日のように水を運ぶのは大変だ。雷が鳴っても我慢するから何とか雨が降って欲しい。


2013年7月12日金曜日

シキビを採ってきた

 お盆には未だ早いが、墓掃除をして新しい花(シキビ)を供えるため畑の端に植えてあるシキビを一抱え採ってきた。店で購入すると結構な値が付いている。

花(シキビ)
今日も相変わらずの猛暑日。南瓜が日焼けをおこし始めているので稲藁でカバーをして持っていった水(300㍑)の半量を撒いてきた。元気を取り戻してくれると良いが葉は部分的に黄変し始めている。連日の散水の影響かキュウリは相変わらず食べきれないほど好調だ。
 昨日できなかったハクビシン対策のU字ピンをネットの下に差し込んだ。30㎝ほどの長さがあるので堅く乾燥した土にハンマーで押し込んだ。サッカーボール大から野球のボール大のものまでゴロゴロと生り始めた。七日盆からお盆にかけて収穫ができることを願っている。
 夕方にかけて散水や雑用をこなしたが、猛暑日であっても17時を過ぎると動きやすくなってくる。体温の上昇でハァハァいうこともなくなり体もスムーズに動く。以外と今日はたくさんの仕事を済ませることができた。

2013年7月11日木曜日

猛暑

 梅雨明けから連日30℃を越える日が続いている。昨日は津市で37℃を越えたというにゅーすがあった。志摩は海流の影響があるので少しは過ごしやすいが猛暑日にはかわりがない。夕立も期待できないので昨日から300㍑の水を運んでいる。日中は外に出るだけでも体温が上昇してしまうので作業は陽が傾いてからになる。
 ナス、キュウリ、スイカ等の夏野菜は葉がしおれ哀れな状態になっているので散水は欠かせない。
 今年は梅雨の期間なかなかスイカが着果しなかったが最近次から次へと実が止まり始めた。メロンはカラスの餌食になってしまい望み薄なのだが、奴らは未だスイカの存在には気がついていない。防鳥の糸を張り巡らせてきた。この黄色の糸は彼らの目には見えないらしく突然引っかかると翼がもぎ取られるような恐怖心を味わうらしい。ネットの下から侵入してくるハクビシン対策は未だ道半ばであるが、そろそろU字形のピンで留めなければならない。

ラグビーボール大のスイカ
それにしても週末には猛暑は和らぐと言っているが、雨の予報はない。しばらくは毎日300㍑の水を運ぶことになる。

2013年7月9日火曜日

野菜は美しい

 梅雨が明けたと思ったら早速猛暑の到来。寝苦しく今朝は6時前に目が覚めてしまった。朝の涼しいうちにと思い立ち畑に向かった。朝露が野菜たちの葉に湿りを与えていたが日が昇るとカラカラに乾いてしまう。この分では明日の日にでもタンクで水を運ぶことになりそうだ。
 野菜を見回っていると時々その美しさに驚くことがある。今日はオクラの花と坊ちゃん南瓜にはっとした。オクラの花は以前からその美しさは心得ていたが、南瓜の実が艶やかに輝いていたのは感動的だった。食べ物だという認識だけだったが、野菜には美しさも兼ね備えている。

オクラの花


艶やかな坊ちゃん南瓜
 


2013年7月6日土曜日

猛烈な湿気

 午後から菜園に出かけた。天気予報では晴れ間も覗き熱中症の警告も出ていたが、曇天であった。太平洋からの湿った大気を供給しているのか気温の割には蒸し暑い。
 作業と言えば、トウモロコシの残りを全て収穫し、セロリの苗を植え付け、イチゴの畝を作り、定番の夏野菜(キュウリ、ナス、ピーマン、シシトウ、オクラ、トマト、インゲン)を収穫し、ニンジンとゴボウの畝を立ててきた。首に巻いたタオルが汗で濡れて絞れるほどだった。多湿のため蒸散もしないので気温はそれほど高くなくても熱が体に溜まる。無理は厳禁である。

鳴戸金時
先日種芋から栽培していた鳴戸金時の苗を植え付けたが、やはり梅雨を利しての植え付けは活着が良い。4月末に購入した苗はその後の管理のまずさもあるかもしれないが活着しないで枯れてしまったものもある。その点、自分の畑で育てた苗はこの土地の自然条件に合っているので、少し遅めではあるが失敗がない。11月まで栽培し続けるのでスロースタートだが芋は育つ。

2013年7月3日水曜日

今年はこの南瓜で

 南瓜ひとつを取り上げても最近は多様な品種の種が出回っている。毎年どれを選んで栽培するか迷うことがある。以前は在来種の日本南瓜を栽培する人が沢山居たが、スーパーの店頭を見ても西洋南瓜の方が圧倒的に多い。
 私も子供の頃ねっとりとした日本南瓜を沢山食べたので、ずうっと南瓜はどうしても食べたいと思う野菜ではなかった。菜園を復活させた十数年前に西洋系の南瓜を栽培し、その美味さに改めて驚いた次第である。以来、いろんな種類のものにチャレンジしてきたが、自分の好みに合うものや期待はずれのものもあった。栗南瓜は当たりはずれがないので、これを加えあと何種類か作り続けている。
 南瓜に限らず品種が多くどれを選ぶか毎年迷っている。種の袋には食味や栽培法の説明が記載されているが、実際に栽培してみると必ずしも美味いとは限らない。畑の土壌の質にもよるし、その年の天候等の条件にも左右されると思うが、試行錯誤していくしかない。
 今年は、栗南瓜と、ロロン南瓜、そして坊ちゃん南瓜を採り入れた。すくな南瓜も植え付けたが、西洋種の勢いに負けてしまい、これはどうやらものにならないようだ。

ロロン南瓜
画像はロロン南瓜でラグビーボールのような形をしている。種の袋には食味が良いように記されていたので期待はしている。まだまだこのサイズだが生命力が旺盛で畑を覆い尽くし栗南瓜の畝にも進出している。
 南瓜ばかり食べようとしているわけではないが、煮物にしたり、揚げたり、スープにしたり、グラタンにしたりお菓子にしてみたり我が妄想は果てることがない。(すぐに食べ飽きてしまうのだが)
 南瓜を始め最近の野菜は明らかに味や食感の上で変化してきている。トマトを始め甘みの多いものが増えてきているように思う。また、うま味成分であるグルタミン酸の含有量も増してきているように思う。時には子供の頃に食べた味を懐かしく感じることもあるが、多様な品種を栽培してみるのも楽しみの一つだ。

2013年7月2日火曜日

中六のうなぎ

 去年はウナギの稚魚が獲れないと言うことで夏場に鰻どんぶりが値上がりした。少なくなると言うとどうしても食べたくなり、いつもの年より余計に鰻屋の暖簾をくぐったのを覚えている。今年はさらに日本鰻の稚魚が少ない上に高騰しているらしい。老舗の店が閉店に追いやられているそうだ。
 こうなるとどうしても食べたくなってくるのが人情言うもの。隣町の中六という店に行って来た。

中六の鰻丼
私、鰻の味以外にもこの店のたたずまいが気に入っている。ひなびた昭和以前の時代を感じさせる料理旅館といった雰囲気が良い。最近、店構えは日本調で昔風な雰囲気を演出している店は多いが、わざとらしい演出が食べ物の味を損なっている感もある。この店に限ってそのようなわざとらしい演出はない。調度ひとつを眺めても懐かしさを感じる。
 肝心の鰻丼であるが、最近立ち寄った他店では4切れで2000円したが、ここは5切れで同じ値段。品薄で高騰している鰻だがお得感も味わった。少し焦げた味が好みの分かれるところだが、肉厚の国産鰻には大満足だった。