2014年6月22日日曜日

自治会のボランティア

 昨晩は公民館で自治会の全体協議会が開催された。生まれ育ってから殆どこの町を自分の住処として暮らしてきたているので何か皆さんのためになることをと心がけている。毎年7月の終わりの日曜日に地区清掃を実施しているがこのことと盆踊りのことが議題の中心であった。
 地区の皆さんが刈り取ってくださった草木や空き缶、空き瓶を清掃センターに運んだり用具や冷たい飲み物の手配などは私たちの仕事になる。不慣れなため確かに戸惑うことが多い。仕事内容が文書化されていなかったり慣例で処理されていることがあるので逐一前任者に確認を取りに行くのは効率が良くない。
 今日は雨も降っているので朝寝坊を決め込んでいたら区長さんのモーニングコールで起こされてしまった。防犯灯の一部がLEDに変わるので区内の点検をしようと言うことだった。海も近いので数年で錆びてしまうものも少なくない。

この防犯灯はLEDに換えましょう。
私の区は146世帯あるが点在していることもあり点検にはかなり時間がかかる。道が狭かったり坂があったりで移動も楽ではなかった。それでも劣化の進んでいる器具を10個ばかりリストアップした。半日仕事になると覚悟していたが今度地区清掃活動を前に市による改修工事の要請のため現場の調査と写真撮影を済ませてしまおうと言うことになった。

要改修工事の小川
この小川は両岸が私有地になっていて勝手に工事は出来ないが河床は流れがスムーズになるよう保全しなければならない。毎年この小川の清掃にかなり時間がかかると言うことだった。川の存在は知っていたものの恐らくどぶ川になっていると思っていたが以外と流れは綺麗だった。幼少の頃はここでカニを捕まえたりして遊んでいたし近所のお婆さんたちは洗濯までしていたのを思い出した。もう少し下流に下ると全てコンクリートで蓋がされていて川の存在さえ知らない人もいるのではないかと思う。
日曜日の朝ではあったがプチボランティアを行った。

2014年6月20日金曜日

堆肥を頂く

 菜園から300㍍ほど離れたところに牧場がある。松阪牛を肥育しているがいつも大量の牛糞が積まれている。私が野菜作りを始めた頃から定期的に堆肥を頂いている。一昨年頂いたものが底をついたので牧場に連絡を取りダンプで運んでいただいた。以前は小屋が建ててなかったので2t車に4台分もらっていたがスペースが少なくなったため半量にしていただいた。近くなのでいつでもどうぞと言うことだった。

牛糞堆肥
秋・冬野菜用に頂いたものだがビニルシートで覆い発酵を促している。この量で約一年分の有機肥料がまかなえる。牛の排泄物と言えば以前は臭いも気になったものだが今では不快な臭いは全くしない。シートで覆ったのは雨水で汚水が流れ出すのを防ぐのとカブトムシ対策である。野積みにしておくと大量の幼虫が発生する。幼虫を飼ってみたこともあったがこれはイノシシの大好物で専用のレストランを用意しているのも同然なのだ。コガネムシの幼虫も作物を囓ったりするので昆虫たちには遠慮してもらうことにした。
 この堆肥で作った野菜は味がいいのはもちろんだが土がとても軟らかくフカフカになる。いつものN氏は私の菜園の土を褒めてくれるがこの牛糞堆肥のおかげである。昨日はダンプから降ろしたばかりのものを画像のようにフォークで積み上げカバーを掛けたが腰にはかなりの負担がかかった。

音楽の贈り物

 長年東京で活躍しているエグセクティブのF氏より沢山のCDを贈ってもらった。F氏とは学生時代短い期間ではあったがギターを通して親しくさせていただいた。何度か岐阜の自宅へもお伺いしてお母様には食事までご馳走になったことがあった。志摩の方にも来ていただき尽きるともなくギターや音楽のことを語り合った。工学部の電気科の学生であったためオーディオには詳しく丁寧にイロハを教えてもらったことがあった。最近メールのやりとりを頻繁に行い互いの状況について語り合っているが以前彼については知らなかったこともわかるようになってきた。筆まめで几帳面なのである。下宿で酒を酌み交わし大騒ぎをしていた頃とはずいぶん違う一面を垣間見たようだ。
 私は職に就いてからもギター演奏を続けてきたが彼は仕事に専念されたのだと思うがどちらかというとレコードやCDを通して音楽を楽しむ方に力を注いできたという話だった。その彼から先日CDを贈っていただいた。

F氏はかねてより南米の音楽に注目されピアソラやブローウェル等の魅力を語っていた。私も彼から影響を受け以前から好きだったヴィラ・ロボスやバリオスに加えて意識して聴くようになった。彼からの受け売りだがCDのケースはプラスティックのものは問題があり紙ジャケの方が化学反応も起こさず無難だと知った。せっかくのディスクも場合によっては破損してしまうことがあるらしい。私も外国製のCDを所有しているが紙のケースに入っているものがあった。以前は安価に仕上げるために厚紙で作られているのだろうと思っていたが理にかなっていることを知った。贈り物の中で彼のお薦めのラッセルの演奏を時間を作り楽しんでいる。演奏の技術のみならず音楽の深まりや流れは前世紀の演奏家とは一線を画している。音の響きと音楽が間違いなく流れていると言う点が特に気に入っている。CDを送るにはいろいろと手間暇がかかったと思うがF氏に改めて深謝、深謝。

2014年6月13日金曜日

これは?

 トウモロコシがあと十日ほどで収穫を迎えそうだ。サツマイモも少しずつ植え付けているし夏野菜も少しではあるが収穫が始まった。畑は食べられるもので一杯になりつつある。
 先日の雨のあと駐車場が軟らかくなっていた。

イノシシの足跡?
畑に来たときは全く気が付かなかったのだがよく見てみると動物の足跡らしきものが付いていた。最初は大型犬が散歩の途中に入ってきたのかと思ったがつま先の形が犬のものではない。考えられるのはイノシシしかない。それもかなり大型のものだ。こんな奴に穂場に入られたら今まで丹精してきたトウモロコシは一晩で食べ尽くされてしまう。
 幸い私の畑には防獣ネットと電気柵が張られているし入り口にはセンサー式の灯りがついている。恐らく突然ライトが点いたのでイノシシたちはそれ以上入ろうとはしなかったようだ。昨夜はイノシシの逆襲が心配で睡眠不足がちになっている。

2014年6月12日木曜日

頂き物

 菜園が道路沿いにあるので私の挙動は道からよく見えるらしい。いつものN氏は二カ所に畑を持っているので毎日二、三度は前の道を通って行かれる。そのたびに会釈を交わしたり立ち話をしたりしているが先日芋苗が余ったのであげると言うことになった。私も種芋を植えて苗が育つのを待っているがもう少し時間がかかりそうだ。ベニアズマという品種らしいが食味はとても良いと言うことだった。早速頂き植え付けることとなったが圃場の整備が未だだった。耕耘機で耕し元肥(草木灰とカリ肥料)は済ませてあったのだが畝は未だ作っていなかった。私の畝たてがまどろっこしいのかNさんが畑に来られ鍬の使い方の指導をしてくれおまけに少し畝を立ててくださった。

頂いた芋苗を植えた
毎年船底のように苗を植えていたが採れる芋の数は多いのだが大きさや形がやや不満足だった。今年は垂直に苗を植えてみた。数は少ないのだが丸い形の芋が収穫できると言うことだ。私、それほど沢山サツマイモは食べないが人に差し上げると喜ばれる。
 芋を植え終えた頃またNさんが前を通りかかった。今度はブロックの中古があるからもらってもらえないかという話だった。先日入り口の竜舌蘭を処理していたのを見ておられたようだ。その跡にブロックを並べ始めたのだが数が足りず中途半端になっていた。

ブロックを頂いた。
このブロックもHCで買えば一個100円はする。さっき芋苗をもらったばかりなので恐れ多く固辞したのだが是非もらって欲しいと言うことだったのでお言葉に甘えてしまった。畑もいろいろと手を加えると楽しくなってくる。楽しさと言えば今年は道沿いに花を植えてみた。

花も楽しむ
ここは雑草が繁茂していたところだが背の低いヒマワリとコスモスを植えたが少しずつ花が咲き始めている。殺風景な通りでも少しは華やぐのではと思う。



2014年6月5日木曜日

梅雨に入る

 梅雨に入る前にどうしても済ませておかねばならないことがある。ところが梅雨は毎年いつ始まるのか決まっていないためこの時期一喜一憂してしまう。
 5月末にニンニク・玉葱・ジャガイモの収穫を終えた。梅雨の大雨に打たれるとどうしても作物に水分を多く含んでしまい保存性が危うくなってくる。

玉葱の保存
志摩の農家さんたちは春先に新玉として出荷するので早稲種が広く栽培されている。確かに春先の軟らかい玉葱はフレッシュ感があり生食には向いている。ところが長期の保存には不向きで秋までに食べきってしまわねばならない。今年は晩成の品種ばかりを植え付けてみた。実は固く引き締まり収穫時期は遅かったが来年の春先まで保存が出来るようだ。
 晩成の玉葱を選んだのには未だ理由がある。それは昨年の秋に完成した小屋の北側に軒をせり出して玉葱などを吊すスペースを確保したことだ。風通しも良く今までのように蒸れて腐ってしまうことは避けられそうだ。
 収穫した玉葱はかなり人様に差し上げたが年間に食べきれないくらい確保している。たかが玉葱であるがグリーンスムージーに代わって玉葱ジュースが健康にいいということで流行りだしているようだ。参考までに次のような効果が期待できるようだ。
1:消化力が高まる
玉ねぎには“イヌリン”という成分が含まれています。イヌリンには、食物繊維が豊富で、善玉菌を作るので、腸の動きを活発にしてくれるといいます。
2:アレルギーを抑制する
玉ねぎに含まれている“ケルセチン”は、抗酸化作用があり、喘息やアレルギーによいといいます。
玉ねぎに含まれるケルセチンは、他の食品に含まれているケルセチンよりも、体内での吸収がはやく、腸に長くとどまってくれる性質を持つので、アレルギー体質の改善にはオススメだそうです。
3:呼吸器疾患や風邪にも
玉ねぎの中に含まれる油分が、咳や気管支炎を緩和してくれます。さらに生の玉ねぎは、風邪とも戦ってくれるといいます。
4:骨を丈夫にする
玉ねぎは骨を丈夫にして、骨密度の減少を抑えてくれる手助けをしてくれるといいます。とくに、更年期を迎える女性は積極的に摂取するとよいようです。
5:髪を育てる
玉ねぎには“硫黄化合物”が含まれていて、髪の毛を伸びやすくしてくれるといいます。研究によると、玉ねぎジュースを、2ヶ月間、1週間に2回、頭皮に塗った結果、髪の毛が伸びたという報告がでています。
6:美肌
玉ねぎは血液循環を良くしてくれるため、回復の遅い傷やあざなどを回復させる手助けをしてくれるといいます。
7:血糖値を下げる
玉ねぎの中に大量に含まれるクロムという成分が、血糖値を下げるという研究結果がでています。

沢山採れたニンニクと併せて取り入れ健康になればと思う。

2014年6月4日水曜日

野鍛冶の逸品

 先日N氏に草の根や少々の灌木なら根を切ることが出来るツールを紹介してもらった。HCなどでも似たものはあるが性能が段違いである。ツルハシを片手でも操作できるようなハンディタイプの農具である。

良く切れそうな農具
山から渡ってくる笹の根を切ったり普通の草抜きでは固まった土から跳ね返されそうな夏草の頑固根を切るのに効果が期待できる。
 このツールは隣町の八十歳くらいの匠が丹誠込めて少量生産されているものだ。年齢のこともあり今では体の状態と相談しながら少しだけ細々と制作されている。そんな話をきくと俄然手に入れたくなってくる。早速野良仕事の後で車を隣町まで走らせた。住所は適当に教えてもらったので工房の近所を何度もうろうろした。普通の民家の駐車場にシャッターが開けられその中で匠は溶接作業の最中だった。道具が欲しいと伝えたが案の定在庫はなかった。作る先から飛ぶように売れてしまうらしい。それでも何とか話し込んでいるうちに一台だけ少し大振りなものがあると言うことなのでそれを頂くことにした。この種のものともう一つ草削りを作られているらしい。草削りも欲しいといったがこれは全く無理だとことわられた。
 昔は田舎町には野鍛冶がどこでもあった。今ではそれ自体が珍しくマスコミでもしばしばその存在が取り上げられている。もちろん私の町でもかつては鍛冶屋さんがあった。
 今回手に入れた道具も対面でいろいろと良い鋼を使っていることなど聞きながら購入したので使い勝手は良いはずだ。鍬にしても農具には地域性があるようだ。粘土質の畑や砂質の畑また火山灰土の積もった畑では自ずから刃の角度や柄の長さが違うことになる。匠も自身農業を営んでいるので制作される農具にはこの辺の土壌や地域性が盛り込まれている。安価な大量に作られた農具を主に使っているが100㌫満足することは少ない。多少割高であっても作った人の魂が感じられる道具を使ってみたい。今度は草削りをなんとかして手に入れたいものだ。

2014年6月2日月曜日

第15回ギターの会例会終わる

 少し遅めの開催だったが「志摩ギターを楽しむ会」第15回例会が無事に終了した。五月末日ではあったが真夏日となり会場は夕方とは言え少し動くだけで汗ばむほどだった。
 今回は地元の演奏家小林さんが活動に休止符を打たれた。いつも斬新な曲を用意してくれ聴くものを楽しませてくれていた。タレガのラグリマを最初に披露してくれた。ラグリマ(涙)という意味をいろいろと解釈できた演奏だった。最後なので花束の一つも用意すべきだったのだが主宰者の私とても野暮ったい人間なのでそのことをすっかり忘れてしまっていた。吉川さんとも回を重ねるにしたがいいろんな話も伺っているが、氏は大学に入ってからギターを始められたらしい。いつも私たちが弾いてこなかった曲を披露してくれているがギターに対する厚い情熱を持たれた方だ。
 広垣さんは今回バッハの曲を沢山弾かれた。無伴奏バイオリンパルティータ第一番からサラバンドとドウブル、リュート組曲第4番から前奏曲、リュート組曲第3番からガボット、そして無伴奏バイオリンパルティータ第2番からシャコンヌと続けて一気に演奏された。指を始め体の疲れや緊張感の連続という過酷な状況下での演奏は流石は広垣さんという印象だった。
 久しぶりに来ていただいたDr.井本氏は愛用の11弦ギターでWeissのPassacagliaを聴かせてくれた。多弦ギターの低音源が良く響きリュートの音楽を彷彿とさせてくださった。昨年体調を崩されほぼ一年半ぶりの拝顔となったが相変わらず参会者を引きつけるトークは冴えていた。

お久しぶりですDr.
広垣氏も11弦ギターでJ,ダウランドの曲を演奏してくれている。ハイパー大尉のガリアルド、ターレントの復活、ウォルシンガム参拝そしてエセックス伯のガリアルドであった。
 締めくくりは吉川&広垣両氏によるデュオで私たちの耳になじみ深い曲を選んでくれた。二人は伊勢を中心に時々二重奏をされているが編曲も両者でああでもないこうでもないと話しながらアレンジされたと伺った。

息のあったデュオ
二重奏って本当は演奏する方がずうっと楽しいのですよね。
 冒頭、地元のギタリストの方のことについて記したが演奏会終了後新たに弾いてくださる方が一名現れた。会員の確保と演奏者の確保は会が存続していく上でも大きな課題だが今年度は春からすべりだしが良いような気がする。