2012年5月31日木曜日

練習日と玉葱の保存

今日は先週に続けて鳥羽市の大明西公民館に出向いた。広垣氏、あれからいろいろと当日のシナリオについて腐心されたようだ。私、先週は子どもが興味を持って聴いてくれたりギターを触ってみたくなるにはどうすればいいのだろうかという問題を提示した。このあたりなかなか大人のコンサートとは違った難しさがある。演奏の方は上々のできあがりで今日も特等席で聴かせていただいた。

 話変わって、ポスト・ハーベストなんて書くと大袈裟だが収穫した玉葱を何とか乾燥しなければと考えている。海外から輸入している農産物には収穫後防虫剤、防腐剤、ワックスなど本来使う必要のない薬品で処理された物があるが私の場合は干すだけだから簡単な話である。2~3日くらい天日で干してから軒下などに吊しておけばいいと言うことだが、実際はそれほど簡単ではない。小バエがやってきたり中にはズブズブに腐ってしまう物もある。今まで栽培することにはとても関心があったが保存することも考えなければならないと思っている。人様にお裾分けしたとしても量的に一度には食べきることが出来ないし、このまま保存しておけば少しでも目標の自給自足に近づけるだろう。茎が半乾きになってきたので5個ずつ縛り振り分けにして風通しの良いところにぶら下げた。玄関先から離れの軒下にかけて玉葱の簾が出来た。

 前後するが鳥羽からの帰りにホームセンターに立ち寄った。そろそろ6月なのでイチジクの挿し木に挑戦してみようと思い赤玉土を手に入れようと思ったからだ。店頭で私の目に飛び込んできたのは化成肥料が20㎏で500円という表示だった。普段ならこの価格の3倍はしてもおかしくはない。窒素と燐酸とカリの比が14:8:8なので万能ではないが秋から冬にかけて育てる葉もの野菜には有効な肥料だ。菜園で窒素肥料は牛糞を主体に施しているが、速効性を期待するときや栽培期間が短い小松菜や葉大根は化成肥料も併用している。この肥料、安価なので秋に使うべく2袋購入した。

2012年5月30日水曜日

よく降りました。

 昨日は当地も雷が鳴り一時的に激しく雨が降りました。家で雨戸を閉めひたすら臍を盗られないようにしていたのだが、バシッという音がしたから恐らく近くに落ちたのでしょう。短時間の豪雨となればやはり畑が気になります。案の定、表土が少し流されていました。もっと具合の悪いのが泥跳ねです。一昨日まで何回かに分けてピーマンやナス等の野菜を定植してきたのだが、葉を観察してみると泥がこびりついていました。葉の裏側までは洗い落とせなかったがジョロで水をかけ処置をした。これから梅雨に向かうので敷藁を施し、泥はねによる野菜の病気を防ぐことにした。風通しが悪かったり、あるいは泥からの雑菌により毎年何割かのナスは生育途中で病気になり引き抜いて処分してきている。今年は小屋に藁をいくらかストックしてあったのでここで使うことにした。

 雨も全て悪いわけではない。ニンジンに追肥をしておいたがこの雨で間違いなく効果が期待できる。キュウリもスイカの蔓も一日に驚くほど伸びる。今年は畝を少なく栽培している山芋(つくね芋と伊勢芋)も蔓が伸びどこに絡みつこうかと催促してきた。つくね芋は栽培も容易で収量も多く、食味に優れ粘りも強い。伊勢芋は数年来チャレンジし続けているが未だ満足できるような物は採れていない。これは本県の多気・明和町で栽培されているが、その土地の風土がかなり影響しているらしい。この芋は最強の粘りを有し、食味も最高でなかなか一般の八百屋やスーパーには出回らないようだ。和菓子の原料にもなるほどの高級品である。

 私は毎年、海で青のり栽培で使った海苔網を張り、蔓性の野菜を栽培している。腐らないし丈夫なので繰り返し何年も使い回しが可能である。支柱も少し多めにした。この山芋もこのまま11月まで何の世話もせずに栽培しているが今年は追肥を施してみようと思っている。

2012年5月28日月曜日

急いで退散したが・・・。

玉葱の最終収穫を済ませてしまおうと思い畑に向かった。今日は関東から東北の地方は上空寒気の影響が強く出て荒れ模様のお天気だということだった。志摩地方は少し気温が低くなるくらいで余り影響は無いだろうと思っていた。だから終日の作業は可能だと踏んでいたわけで、山積になっている他の作業を先に済ませることにした。自家育苗の長ナスが植え付け時期になったので先ずはこの作業からスタートした。長ナスは一昨年栽培したが味噌汁の具や焼いても美味だったので作ることにした。自宅の育苗トレイには未だレタス、セロリ、パセリ、カモミールの苗が残っていたのでこれらも畑に定植することにした。雑草もあちらこちらに生え始め虎視眈々と降雨を待っていたのでこれも除去した。春先に種を蒔いたエダマメがぼちぼち花を付け始めそうだったので、除草はタイムリーだったと思う。
 さて、本題の玉葱の収穫だが、マルチから一つ一つ抜き、茎を20㎝ほどに切り根を取り去り畝の上で干していたら遠くから雷の音が聞こえてきた。見上げたら黒い雲が頭上を覆わんばかりに覆い被さってきた。これはまずい、自分の天気予想とはちょっと違うではないか。私、どんなに暑い日でも雨に濡れるとどうも調子が良くない。それに雷はあまり好きではない。畝の上に並べてあった玉葱を急いで3個のコンテナに入れ車に積み込んだ。まだまだ道具の片づけが残っている。鍬や草抜き、バケツや諸々の道具を小屋に収納し電気柵の電源を入れた。これで帰れるのだが・・・電気柵と言えば昨日肥料を購入するために車を走らせていたらタヌキとサルが車に轢かれ昇天していた。問題はサルである。この生き物は知能が高いだけにやっかいで、今私の畑で防獣対策として行っているフェンスと電気柵では防ぎきれそうもない。奴らがやってきたら畑全体を網で覆うしか方法はないだろう。石を投げたり花火で威嚇する方法もあるが、サルたちは逆恨みをして逆襲してくるらしい。事故で昇天していた場所は畑から20㎞ほどの所であったが、これを安全圏とするのは少々甘い。食べ物が少なくなったり個体数が増えたりしたらこのあたりにやってくるのも時間の問題だと思う。
 とりあえず雷から逃れるため車に待避し様子を見ていたが、(画像は車中待避の様子)今日はここまでと決意し家に向かったが、雷雲も一時的なもので玉葱を車から降ろし乾燥させていたらお天気は回復してしまった。もう少し畑仕事が残っていたのだが仕方がない。一昨日収穫した玉葱を10個ずつ絡げ振り分けにして軒下に吊す作業に切り替えた。新玉葱は甘くて実に美味いものだ。

2012年5月27日日曜日

フレスコバルディ

 ギターで演奏される曲にフレスコバルディの「アリアと変奏」という名曲がある。往年の名手が残したレコードでも何種類か聴くことができる。もちろん楽譜も出ているので入手は容易である。私も以前少しチャレンジしたことがあった。さて我々ギターを嗜むものにとってはフレスコバルディはこの曲を通して馴染みがあるが以外とレコードやCDは少ないのではないだろうか。音楽史では鍵盤楽器の分野において重要な地位にある。フローベルガーやJ.S.Bachに大きな影響を及ぼしている。昨日Frescobaldi complete edition CD15枚組を入手した。付録のCD-ROMにデータが記されているので早速アクセスしてみた。イタリア語で書かれていたらさっぱりわからないと気になったが比較的読みやすい英語で書かれていた。全部で50ページにも及ぶが、解読に日本語の数倍の時間がかかる。(汗!)さて、このセットには代表的な曲は網羅されていると思う。15枚もあるので全部聴くには数日を要するが、とりあえず「アリアと変奏」が入っているCD8 16トラックを聴いた。Harpsichord:Luigi Patellaの演奏で曲名は"Aria detta la Frescobaldaとあった。当たり前のことであるがギターに編曲されたものとはスケール感が違う。この他にToccataやPartitaを数曲聴いてみたが、やがてこれらの曲がBach(フレスコバルディの曲集《フィオリ・ムジカーリ(Fiori musicali)》(1635出版)を通じて、対位法(counterpoint : 複数の旋律を、それぞれの独自性を保ちながら組み合わせる書法)の技巧を学んだとある。) 等に深く影響を及ぼし次の時代へと繋がっていくのかと思った。とても耳障りが良く、構えなくとも楽しめる音楽という印象だ。もっと広くこの時代に聴かれても良い曲だと思う。
私自身CDを聴きながら「彼自身が《トッカータ集第1巻》(1615年出版)の序文のトッカータの演奏法に
「テンポは拍打ちにとらわれず、演奏者の判断にゆだねられる」「演奏者は曲の最後まで弾く必要はなく、適当と思われる好きな場所で終わってよい」 と書かれている部分について、何て自由な音楽なんだろうと思った。

2012年5月26日土曜日

玉葱一部収穫

今年は豌豆が不調で本日全てを撤収した。もう少し丹念に面倒を見てあげれば良かったのだが、一カ所に3本も苗が植わっていてはその後の生育に影響が出て当然だと思った。スナップ豌豆もグリーンピースも例年それほど手間もかけずに栽培し食べきれないくらい収穫していたのだが、良い教訓となった。

 家で育てていたネギを定植してきた。ネギは前年度に食べ残したものをそのままにして新しい苗にしたり、ホームセンターで苗を買ったりしていたが昨年から自分で種から育てている。夏の暑さや湿気でかなりの割合で消えて(本当に消えるように)しまうのだが夏を過ぎると旺盛に分けつし見た目も立派なネギ畑になる。このあたりは関西圏になるので青ネギが主体だが白ネギも少し植えている。

 気温が低いと思っていたらニンニクが収穫期を少し過ぎてしまった。いつも栽培しているものに加え今年は玉葱サイズのジャンボニンニクを植えた。全部収穫し乾燥させている。魚屋に行くと新鮮なカツオが並んでいるがニンニクのスライスを乗せて食べると非常に美味い。

 今日は作業が予定より早く終わったので玉葱を一部収穫した。志摩の地では4月に収穫出来る早生品種を作っている農家が多いが私は中晩生のものと紫玉葱を栽培している。二畝栽培しているが葉も軟化して倒れかけたので一部収穫してきた。牛糞の効果だと思うがピックサイズのものばかりだった。これもカツオのタタキに良く合うしスライスしてサラダにしたり調理法は沢山ある。私的には子どもの頃からよく食べさせられた卵との炒め物が好きである。

2012年5月24日木曜日

打ち合わせと練習

鳥羽市の大明西公民館にギター体験教室(6/4於:市内N小学校)の打ち合わせと練習に出向いてきた。伊勢市と志摩市の中間ということでこの場所を選んだ。ここは今回のメンバー小林さんのご尽力で会場を確保していただいた場所である。だいたいの位置は教えていただいていたが看板も全然見あたらず近くをどうも3周してしまった。それらしきものがあったのでこっそりと覗いてみたら小林さんが窓を開けたりされていた。しっかりと地図で確認しなければいけないと思った。
 当日は広垣、小林両氏のデュオがあるのでこちらの練習から行った。お二人は初見でこの程度の曲なら難なく弾きこなす技量を持っているので一通り合わせる程度で何ら問題はなかった。子どもたちにも馴染みの曲が大半だがギターで演奏するとこんなにも優しく優美に聞こえてしまうものかと改めて感心した。極めて至近距離で聴いていたが普段小ホールで聴く音色とは違ったものだった。小林さんの高音は柔らかだったし広垣氏の音も丸みを帯びた普段のコンサートとは違った音色だった。私一人だけのために弾いてもらっているような心地よい錯覚を覚えた。
 なかなか結論に至らなかったのは「ギター体験教室」のシナリオだった。初めてギターを手にする子ども達にわずか1時間で音を出して楽しんでもらうのは考えているほど簡単ではない。内容が説明的であったり私たちが短い時間で何とかものにしてあげようという強い思いが働くと、逆に子どもたちの興味関心を削いでしまうのではないかという心配がもちあがった。予定していた時間にも限りがあるので次回の練習会まで結論は先送りすることとなった。

2012年5月23日水曜日

ジャガイモはこれから



 ジャガイモの花が咲き始めた。昨年よりも咲きそろうのが遅かったように思う。大きなジャガイモを収穫すべく年末に植え付けたのだが今回は低温と春先の霜がかなり影響してしまった。試しにひと株掘ってみたが未だ卵くらいの大きさだった。天気予報をみていると日本の南岸には梅雨前線が接近してきている。私の予定では梅雨に入るまでに一つ一つがリンゴほどの大きさに成長し、雨の水分を含まない状態で収穫に漕ぎ着けるというのであるが、今年はどうやら梅雨の晴れ間に芋掘りになりそうだ。長期の保存も考えかなりの量を植え付けているので天候が気になるところである。

 空豆も全て収穫し後は種用のものが少し残っているだけである。この豆は賞味期間が短く、適期を逸すると固くなってしまいホクホク感が失われる。また、早すぎると柔らかくて風味も落ちるように思う。今年はちょうど良い時期に収穫することが出来た。差し上げた方々には概ね好評だった。

 

2012年5月18日金曜日

最近の指定席

6月4日には市内の小学校に招かれ芸術鑑賞会と6年生の児童を対象としたギター体験教室を開催する予定になっている。私と広垣、小林両氏の3名で指導させていただくことになっていて先日も打ち合わせを行った。私個人としては首の手術をしてから人前では殆ど楽器を弾いてきていないし時々自分の楽器のご機嫌を伺ったりチューニング程度の接し方しかしてきていない。「志摩ギターを楽しむ会」の演奏も全て4名のゲストの方々にお任せしてきた。今回は子どもたちを対象としたギター体験教室で指導者の末席を汚させていただくことになった。ギターの楽しさを伝えるソフト面は何とかクリアできるが実際に音を出したり子どもたちに楽器を触らせたりする為には最低限の練習をしてから臨まなければならない。広垣氏の提案で「ちょうちょう」の簡単な楽譜を用意することになった。学生達のギタークラブでは入部一ヶ月程度で課される課題のレベルである。今週から教則本を取りだし基礎練習を始めた。ギターを弾いてみてわかるのだが神経が長く眠りについていたので先ず自分の眠ってしまっている指をたたき起こさねばならない。左指の関節も固くなっていて指頭で正確に押弦できないばかりか左手の角度にも問題がある。右手は時折隣の弦を弾いてしまったり爪の長さも未調整のまま弾弦してしまっている。少し引き込んでi,m,aのバランスをとらなければならない。これから毎日自分の部屋の指定席に毎日決まった時間に座ることを日課としなければならない。今日はアルペジォの練習のみを行った。
 当日楽器は2~3台持ち込むことにした。大切にしている小森曠作の楽器はアクシデントが心配なので持ち出すことは出来ない。そこで子どもたちには小型のギターを2台用意することにした。この2台は音量もなく音色もクリアでなく音程もローポジションで合っていてもハイポジションでは甚だ不安定な物だ。子どもたちには失礼だが今回はこれで我慢してもらうことにした。私が弾くために持っていくのはサブ器にした。故小平栄一さんの作品で量産器であるが材質は良くネックの形状も手に良く馴染みこのクラスにしては音量もある。音色は好みが分かれると思うが、印象としては乾いた音色で高音の延びは倍音を含み弾いていて心地よい。若い頃練習用に使っていたM工房の物より遙かに程度がいいように思う。もちろん今回禁帯出の楽器はグレードが違うので音色も重厚で要求通りの音で応えてくれる。良く弾いていた頃は体の一部だと感じたほどである。表面板の素材(松か杉か)の違いもあるが作家の違いや構造の違い等(力木の配置や塗装等こだわればきりがない。)、楽器として世に出るまでの過程で音に個性が加えられてきたと思う。
 ギターの会でも4人の演奏者の皆さんはタッチや弾弦による違い、所有する楽器の違いで毎回個性豊かな音色を披露してくれ私たちを楽しませてくれている。演奏会終了後ロビーで演奏者と使用している弦やそれぞれの楽器談義に時を忘れることもある。

2012年5月16日水曜日

ゴボウの栽培

あれば食べるが・・・と言うのがゴボウに対する私の認識だったが最近少し見方が変わってきた。ゴボウ茶には高麗人参と同じ成分が含まれ、若返りやダイエットにも効果があることやゴボウの皮には「サポニン」が多く含まれていて血中のコレステロールと付き、体外に排出させてくれるしダイエット効果も期待できるようだ。抗酸化作用、利尿作用、生活習慣病の予防、疲労回復の効果があり高脂血症や糖尿病、大腸癌の予防効果もあるようだ。加えて、アルギニンによる滋養強壮効果もあると言われている。
 高麗人参と同じジンセノイドが含まれていて、免疫能を高め、血流をよくし、さらに整腸作用、便秘予防、大腸の痙攣、痔、大腸がん、静脈瘤などの予防、そして消炎作用、収斂作用があり、潰瘍ややけどや皮膚病、解毒作用、発汗作用もあり、にきび、発疹、体内に老廃物がたまって起きる病気にも効果があるという。
 この効能はまさに私が求めていた物ズバリではありませぬか。どこまで信じて良いかわからないが日常食卓に上る食べ物でこれだけの効能があれば栽培して食べない手はないと思った。以前大浦ゴボウを栽培したことがあったが余りにも大きな株になってしまったのと不揃いな物ばかりで殆ど手入れもせず放置状態にしてしまっていた。・・・本音を言えば手に負えなかったのであった。
 再度栽培を手がけようと思ったが、普通のゴボウは根っこが1㍍くらいになるので私の畑の作土の深さでは無理がある。栽培種をいろいろ調べていたら短いゴボウがあることがわかってきた。一昨年前からチャレンジしているが、少しながら収穫もあったのでこの春は一列ゴボウを植えてみた。3月に種を蒔いたものが芽吹き、元気に育っている。私の悪い癖であるが、これだけのゴボウが一気に収穫期に差し掛かると食べきれなくなる。一部、夜踏虫に根本から食いちぎられているが90㌫は順調に育っている。  好光性の種子だと言うことなので覆土は少しにして不織布をかけ発芽させた。あと一、二ヶ月で収穫できるはずだが定番のきんぴら、煮物、天ぷらの他にゴボウ茶を作り、夏場は麦茶のようにして飲んでみようと思う。

初夏らしく

 空豆、イチゴ、玉葱の収穫が続いている。店先で空豆が売られているのを見かけるがどうしてあんなに値が張るのだろうかと思ってしまう。あれでは一粒ずつ口に放り込み楽しむしかしょうがないだろう。私の場合はシンプルに塩ゆでしザルにてんこ盛りにして食べたり、それでも食べ尽くせない物はミキサーで砕き裏ごししスープにして楽しんでいる。今日も大型バケツに一杯収穫してきた。

 気になっていたジャガイモも花が咲き始めやっと初夏の風情が感じられるようになってきた。昨年クリスマスの頃に植え付けたのだが冬季の低温と春先の降霜で成長が遅れていた。芽欠き、追肥、土寄せを行ってきたが例年よりも勢いが感じられなかった。ナス科の作物はよく栽培しているので連作障害がいつも心配なのだが、ジャガイモは毎年失敗なく収穫を迎えている。早めに種芋を植え付け芽欠きをし一つ一つの実に養分が蓄えられるようにしているので大きめの芋が実ってきている。やっと地上部の勢いが感じられるようになってきたので、あと一ヶ月後の入梅の前までこの状態を維持して欲しい。

2012年5月13日日曜日

草刈り作業

畑の西側道路沿いは土手になっていて夜になるとイノシシの餌場になっている。多分土中の幼虫やミミズを食べているのだろう。彼らのディナーの跡は大きな穴になっていたり崩れていたりで手を焼いているがこれも空腹なら致し方ないだろうと最近は気にも留めなくなっている。そして道を挟んだ向かい側は、もともときちんと管理されていた良い畑だったのだが耕作が放棄されてから久しい。今では原野から森に変わってしまい広葉樹が生い茂っている。その下草と笹が丈も伸び道側に繁茂してきているので今日は刈り取った。この道は市道になっているので申し出ればいいのだがなかなかそこまでは手がまわらないだろう。幅約2㍍長さにして50㍍あまりの路肩であるが思い切って作業にとりかかった。小屋に置いてあるガソリンにオイルを混ぜ燃料を作り、小枝まで刈り取れるチップソーを装着し一気に刈り取った。草刈り機の騒音でトラックが近づいてくるまで気がつかなかったのだが、いつも牛糞をいただいている牧場の方が「また、堆肥をどうぞ」と申し出てくれた。
 作業を終え休憩していると近くに住んでいるYさんがねぎらいの言葉をかけてくれ飲み物と新茶を差し入れてくれた。以前は6軒の家があったが今は2軒になってしまっている。町の中心から離れていて不便だがそれ以外にも家族構成等の変化があり民家は激減してしまった。私は10年ほど前に茶園を切ってしまっているがYさん宅は栽培を続けておられ先日も茶摘みをされていた。

 志摩ではこの季節になると「カツオ茶漬け」をよく食べる。温かいご飯にカツオの刺身を並べ生姜を添え熱々の新茶を注ぐだけの食べ物だが、青魚独特の癖を新茶の香りが消してくれ私にとっては何よりのご馳走になる。

 今日はメインの仕事が思っていたよりも短時間で片づいたので、ほうれん草、キャベツ、空豆、莢豌豆、グリーンピース、チンゲンサイ、イチゴ、春大根を収穫し帰ってきた。



2012年5月10日木曜日

打ち合わせに

市内のN小学校から昨年の暮れに芸術鑑賞会開催の依頼があった。早速志摩ギターを楽しむ会の広垣氏と小林さんに連絡を取らせていただいたところ快諾を得た。今日はN小学校に出向き担当の先生を交えて打ち合わせを行った。
 校門から入ろうと思い車で向かったが何と校舎の改装中で工事現場に駐車し、いつもとは違った所から入っていった。「絵描きの町」大王町の中心にある学校で、校庭からは太平洋がどこまでも望める絶景の高台に建っている。今日も晴天に恵まれ大海原が展望できた。聞くところによると児童数の減少もあり建て替えられる校舎は平屋になるそうである。
 さて、このコンサートの内容であるが、時間にして2校時分を依頼された。最初の45分は6年生の子どもたちにギターの体験をさせて欲しいと言うことであった。鍵盤楽器とちがってギターは左手で弦を押さえ右手でつま弾かねばならない。私も随分昔に経験したことだが、これがなかなかうまく行かないのである。果たして小学生に音が出せるか甚だ不安である。広垣氏(流石である。)は「ちょうちょ」の楽譜を用意してくださり、子どもたちにはベースの音(ド、ソ)だけを弾くようにアレンジしてくださっていた。メロディは私たち大人が弾くようになっている。説明を聞いていると何とかなりそうな気がしてきたが・・・(この安易さが危険なのですが。)
 相手が子どものことなので、教え込んで1時間で何とか音楽に仕上げようと大汗をかくことよりも「弾いてみたいなあ!」「素敵な音だなあ!」「おもしろいなあ!」「興味が湧いてきたぞ!」と思ってもらった方が良いように思う。
 私は「志摩ギターを楽しむ会」では自分の頸椎の事を理由に演奏は全て4人のゲストに任せっぱなしだったが、今回のプロジェクトでは広垣・小林両氏の足を引っ張らない程度に楽器をさわることになる。本番までひと月足らずであるが毎日少しずつ練習をすることにした。
 鑑賞会の後半は全校児童を対象にギター音楽会を開催する。子どもたちにも馴染みのある曲をソロやデュオで楽しんでもらう。演奏に関してこの二人はギターの会のコンサートで厚い信頼を抱いている。むしろもっと広く市内の皆様に聞いていただきたいと常々思っている。課題は子どもたちにどのような形で音楽を提供したら気に入ってもらえるかと言うことである。来る24日には演奏会に備えて練習会を予定しているが、いつもの演奏会+αの部分について考えていきたい。

2012年5月8日火曜日

スイカ作り

一昨日の雨の影響で圃場が軟弱になっていて昨日はサラダ用に赤玉葱を採るだけにした。今日も未だ畝は水分を含み重かったが、いくつか気になっていたことがあったので重い腰を上げることにした。家で育てていたゴーヤとオクラの苗が徒長しかけてきたので先ずはこれらの定植を行った。ゴーヤは苦くこの地では食べる習慣がなかったが夏場のビタミン補給には効果があるの
で最近続けて栽培している。もっと子どもの頃から食べ続けていれば舌が馴染んでいるのだが、苦い物は苦いですね。オクラは初めて食べたときは変な野菜だと思っていたが調理方法によっては美味い
物である。畑を一周していると何とキュウリ苗の先端が無惨にも食いちぎられていた。間違いなく夜踏虫の仕業である。種から育てた苗なので残念なのだが、また植え直せばいいだろう。種は十分にあるし害虫の食害も考えて順調に育てば食べきれないくらいの苗を植えたのだから・・・。

 さて、本題はスイカの世話である。ずうっとスイカキャップで保護していたが気温も上昇し芽も伸びてきたのでキャップを外すことにした。保護されてきたので害虫の餌にもならず育っ
てきたが外気にさらしてから1時間も経たないうちにウリハムシが早速やってきた。効果的ではないが今日のところは捕殺した。わき芽を育てたいので芽を摘みテント小屋に蓄えていた藁を敷いた。この藁の一部はライ麦を育て刈り取っておいたものだ。

 スイカは今まで何度か挑戦してきているが、うまく行ったり失敗したりの繰り返しであったが毎年この頃には今年こそはと意気込むのである。

 この畑、以前は茶の木が半分植わっていたが、今では全て撤去している。画像遠景には隣の茶園があるが今、茶摘みの真っ盛りである。高齢の方がいつも世話をしているが茶摘みは家族総勢で作業をされている。人手が十分確保されている場合は皆さん手で摘んでいたが最近は機械で摘むようになってきている。タスキに菅笠のお姉さんが一葉ずつ摘むようには実際にはいかない。腰に負担のかかる重労働である。ここの畑の息子さん、私の畑にやってきて、しばし立ち話。

 私の方、今夜食べる新玉葱とキャベツ、豌豆、チンゲンサイ、葉だいこんを収穫し家に帰った。採れたての野菜、言うまでもなく柔らかく甘く美味い。