2012年12月31日月曜日

今年最後の作業

 2012年も今日で最後の一日となった。暮れに収穫した野菜は差し上げてしまったので大根、白菜、キャベツ、柚、里芋、ニンジン等を採ってきた。畑は昨日の雨でぬかるみ柔らかいところに足を突っ込むと20㎝くらいは埋まってしまう。終日降っていたので恐らく150㎜以上は降ったと思われる。空気中のチリも洗い落とされ、湿った土が色濃く感じられ、このコントラストが美しく感じられる。
 収穫した里芋は早速煮しめに、大根・ニンジンはナマスに調理した。私の感覚では、我が菜園は電気エネルギーの要らない冷蔵庫のようなもの。必要なときに収穫し一時間以内に調理し食卓に乗せることが出来る。美味いこと以上にビタミンなども豊かだと確信している。
土寄せを待っているエンドウ
 この雨で野菜達には肥料と水分が十分に供給されたと思う。この寒さの下でも逞しく育つ姿は頼もしい。豆類は部分的にヨトウムシ等の被害に遭っているが、今のところ順調に育っている。この雨で土が流れてしまったところもあるので正月明けには土寄せをしなければならなくなった。

2012年12月28日金曜日

ホウレン草のスープ

 濃い緑のホウレン草が寒さの影響で地面に伏すようにして身を縮めている。ハウス栽培の物とは違って見てくれは良くないが甘みを強く感じる。取れたての物を湯がいてフードプロセッサーにかけてピューレにする。鍋にバターと小麦粉を入れホワイトソースを作りブイヨンとミルクで濃度を確かめる。塩とコショーで味を調えホウレン草のピューレを加え仕上げに生クリームと粉チーズを添える。寒い季節、これだけでも温まるご馳走である。
 野菜を作り始めた頃は、土も肥えていなく良質のホウレン草はなかなか栽培することが出来なかったが、今は種蒔きの時期と発芽さえ丁寧に管理すれば相応の結果が出せるようになった。春にも栽培しているが、柔らかく甘い物はこの時期に採れるものには及ばない。一時、この野菜にはシュウ酸が含まれており、沢山摂取すると結石が出来ると言われていたので消極的になっていたが、茹でこぼしたりカルシウムを含む他の食材と組み合わせたら問題がないので、それほど気にせず食べている。
ホウレン草のスープを作った。母の味である。
 このホウレン草のスープは子どもの頃、母がよく作って食べさせてくれた。鉄分が入っているから体にいいと言いながら作ってくれた物だ。今、私が作るものより遙かにシンプルな物だったが、濃い緑は食欲をそそるし、寒い季節に湯気の立つスープは心までも温めてくれた。

2012年12月27日木曜日

野菜を持って

 昨日収穫した野菜(カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、ハクサイ、ニンジン、シュンギク、ホウレンソウ、カブ、レタス、ワサビ菜、野沢菜)を届けにT町まで出かけた。昨夕、ギターの会でもお世話になっているRちゃんから立派な牡蠣をたくさん頂いたので、これもお裾分けすることにした。最近プリプリの食感と言う言葉が飛び交っているが(本来プリプリという形容が似つかわしくない物にまで)この牡蠣は殻付きの物だったので歯ごたえと言い食感と言い、まさにこの形容がぴったしの最高のものだった。帰路、伊勢に立ち寄り10日ぶりにドフに立ち寄った。最近、日に一冊以上のペースで読書を楽しんでいるので、本のストック補充もしたかったからである。14冊購入したが、普通に書店で買えば一万円は超える物だ。安いものは105円で買えてしまうから有り難い。これで正月明けまでたっぷりと楽しむことが出来る。

ドフで買ってきた


2012年12月26日水曜日

早速一輪車を試用

 潤滑剤を固まったナットに吹きかけ一輪車のタイヤを交換した。ノーパンクタイヤの方が転がるときの抵抗が大きいような気がするが、空気を入れたり虫ゴムの交換の手間を差し引いたら納得できる。早速気になっていた馬鈴薯の畝に堆肥を鋤き込むことにした。正確にはカウントしていないが、一輪車で30杯は運んだと思う。晩夏に頂いた牛糞も体積が縮まり完熟状態になっている。今日はこの地にしては珍しく時雨が降っている。堆肥の山を崩していくと底の方から湯気が立ってきた。微生物のパワーは侮れない。
 30杯も牛糞をスコップですくい一輪車で圃場まで運んでいると汗が噴き出してくる。耕耘機での作業にとりかかると一気に体に寒さが襲いかかってくる。作業を中断して持参したカップ麺で温まる作戦に切り替えた。小屋に備え付けのカセットコンロで湯を沸かし熱々の麺を胃袋に収めたが、体が要求していたのだと思うが実に美味い。
堆肥を鋤き込んだところ
 しばしの休憩をはさみ鋤き込み作業を再開した。玩具のような耕耘機だが20㍍強の畝をまっすぐに耕すのは慣れが要る。気を緩めるといつしか途中で曲がってしまうことがある。週末には雨が降りそうなので元肥の投入はそれ以後になる。小屋にはキタアカリ4㎏、メークイーン6㎏そして男爵の種芋が準備されているが、植え付けは正月明けになりそうだ。圃場にゆとりがあれば他の品種も植えてみようと思っている。
 以前は畝を高くして黒マルチで覆い栽培していたが、最近は徐々に土寄せと追肥を施し、収穫時に高い畝に仕上げるような方法をとっている。マルチで地温を上げなくてもこれで十分大きな物が取れている。

2012年12月25日火曜日

一輪車のタイヤ

ノーパンクタイヤ、空気を入れなくてもよくなった。
 20年ほど前に一輪車を購入した。堆肥を運んだり芋などの重量のある物を運んだり農機具をまとめて移動したり農作業には欠かせないアイテムだ。荷台は腐食が進み部分的に鉄板に穴が開き始めている。今までにタイヤも二度ほど買い換えている。普段のメンテは虫ゴムの取り替えやグリスアップで事足りてきた。先日も虫ゴムを換えようと取り付け部分のネジを回したところ力余って肝心の取り付け部分をねじ切ってしまった。これはもう修繕不可能なのでHCで新しい物を買うことにした。一輪車には牛糞や諸々の物を乗せたりしているので小屋には収納せず殆ど野ざらしにしているので、気温の上下や紫外線そして雨水による劣化が激しい。ポンプで空気を注入するよりもその必要のないノーパンクタイヤに買い換えることにした。錆だらけだが、これだけ使ってくると愛着も湧いてくる。荷台の穴も気になるが、これもパーツだけ入手することが可能だ。新品を買ってもそれほど値がはるものでもないが、寿命が来るまで修理を繰り返し使い続けたいと思っている。
 先日、妹に芋を送ったのだが、昨日お礼だと言って瓶詰めの珍味が送られてきた。菜園の収穫物(タダ)を上げただけなのだが、かえってお金を使わせてしまった。(ペコリ!)

2012年12月24日月曜日

八朔が生りすぎ

 今は物置状態になっている裏の離れに八朔の木がある。不要になった捨てるに捨てられず毎年溜まっていくガラクタが収まっている家屋の前に肩身を狭くしてなり続けている八朔だが、久しぶりに眺めていたら結構たくさん実をつけていた。青いうちは葉っぱに隠れていて見えなかったが今年は豊作だ。
 摘果をすると良いのだが忙しさを口実に放りっぱなしだ。そのため豊作と不作を毎年繰り返している。ただ、隣の家の洗濯小屋に枝が伸びてしまうので、その部分だけは毎年剪定しているがそれ以外は伸び放題で離れの屋根を越えてしまっている。もう少し低く揃えなければ収穫が大変なばかりか実が屋根や側壁を直撃してしまう。
例年より豊作の八朔
 この木は私が小学校五年生の時、母親が二本植えてくれた一本である。残りの一本は移植したのがまずかったのか枯れてしまった。以来、毎年収量の変動は激しいが恵を頂いている。私の家では一月の半ばに収穫し一ヶ月ほど熟成させてから食べるようにしているが、それまでに食べてしまっている。そのため酸味はあるが新鮮な食感と風味は楽しめる。自画自賛するわけではないが、何故か市販の物に比べると濃密な甘みがあるように思えてならない。たくさん実を付けているが一つ一つの果実の大きさは小ぶりだ。収穫まで20日ほどあるが実の多さに驚いた次第。

2012年12月20日木曜日

柚風呂

 一日早いが今日は柚を採ってきて風呂に入れた。この柚、気を付けて採らないと針で手が傷だられになる。突いた傷口はいつまでもズキズキとする。今年は剪定ばさみで慎重に採っている。いつもの入浴剤とは全然違い良い香りがする。スーパーの店頭にも売られているが、一個が100円前後もする。とてもじゃないが10個も風呂には入れられない。一本の木でとても贅沢が出来る物だ。
柚の実で湯船が一杯になる。
 大根の即席漬けを漬けるので10㎏持ってきてと言うリクエストがあったので、第二弾の畝からできの良さそうな物を収穫し、ホウレン草、キャベツ、白菜もついでに持っていった。馬鈴薯の畝も作ろうかと思ったが水槽を覗いてみたら薄く氷が張っていて、瞬間モチベーションが萎縮してしまった。小春日和の日に作業をすることにした。

2012年12月19日水曜日

JulianBreamのCD全集(28巻)

 ギタリストH氏がJulianBreamのCD全集(28巻)を所有していたことは随分前から知っていた。以前借りてきて聴かせてもらったことがあったが今回も借用した。この全集は入手したく長い間探していたが手に入れることが出来ずにいたものだ。Breamの演奏について私はずうっと彼を上回るギタリストはいないと信奉し続けてきた。今でもその思いは変わらず、ギターだけでなくリュートやビゥエラ、古楽器のコンソートに及ぶBreamの造詣の深さには驚嘆さえ覚える。近年数々の若手の名手が出てきてその演奏が素晴らしく感じBreamの演奏スタイルを全て受け入れられなくなっているが、どのギタリストが一番好きかと問われれば躊躇無く彼の名前をあげる。この全集の中に収められている曲の大半は他のCDやアナログレコードで所有しているが、それはそれとして探し続けていたものに出会う喜びは何とも形容しがたいものがある。
 Breamは交通事故でもう演奏していないと言うことが伝えられてから十有余年が経つが、私にとってはギターを越えたギタリストの感が強い演奏家である。バッハのリュート組曲、チェンバロとのデュオ、ジョン=ウィリアムスとのデュオ等は何度も聴き返してきた。若い頃、耳にしたBreamの演奏は衝撃的であった。

2012年12月17日月曜日

身内に野菜を届けた帰りに

 お歳暮のお裾分けや野菜を身内に届けに行った。菜園でホウレン草、大根、ネギ、キャベツ、白菜等を採っていたらTさんが立ち寄ってくれた。Tさん、話を伺うとⅠ型の糖尿病で何か声も弱々しく元気がないように見えた。いつも冗談を言って私たちを元気づけてくれている方だが病を克服してパワーを取り戻していただきたい物だ。
今日ドフで買ってきた本
 道中、地元産の蜂蜜やシラス干し等を買い足し一時間ほど車を走らせ野菜と一緒に届けた。帰路、伊勢方面に足を伸ばし某オフに立ち寄った。目的は105円の本を買いあさることだった。晴耕雨読とまでは行かないが、最近テレビを見るのが馬鹿馬鹿しく時間の浪費だとつくづく感じるからである。夕飯を済ませニュースを見るまでは良いがその後のゴールデンタイムが最悪だと思うようになった。面白みもなく、芸のない芸能人が大声を出して下品なバカ騒ぎをしているのにはうんざりしてしまう。ユーモアもウィットもなくうるさいだけで、このような番組を放映していて、よくも恥ずかしくはないものかと思ってしまう。だったら見なければ良いのだが(もちろん見ていない!!)国民の財産でもある電波をこのようなものに使っているのはどうかと思ってしまう。気がかりは、未だしっかりとした判断力・批判力のない子どもたちや若者達が低俗な番組を見てしまい、劣悪な一方的に浴びせられた情報のシャワーを浴び、その内容の下劣さがインプリントされてしまうことにある。一歩家の外に出れば一日に何度と無く日本人の民度の低下を目の当たりにするこの頃である。
 前置きが長くなったが、定時のニュースを見た後自分の好奇心を満たすために読む本を買ってきた。殆どの情報がネットで調べられる時代になったが、内容の深さや満足度を考えるとまだまだ書籍には及ばない。世の中デフレだと騒いでいるが、リユースやリサイクルは悪いことではなくお金を有効に使う意味でもドフのような店で安価に本が手に入れられることは有り難い。ペパーバックが105円そしてきちんと装丁された本が結構安く手にはいる。ベストセラーではないが非常に価値のある掘り出し物に出会うこともある。今日も10冊余り購入することが出来、大満足で帰ってきた。

2012年12月16日日曜日

馬鈴薯の種を買って

キタアカリと木酢液
 馬鈴薯の種芋を購入した。行きつけのN業屋とHCを覗いてみたが今年はこの時期になってもあまり品数が揃っていない。男爵、メイクイーン、キタアカリ程度がわずかに並んでいる程度であった。店の人に尋ねると年明けにはいろいろな品種が揃うと言うことであったが、私としてはクリスマスの頃に毎年植え付けているので、是が非でも手に入れたかった。未だ圃場は整っていないが、キタアカリの種芋を6㎏手に入れた。倉庫には春ジャガが種芋にするには十分なほど残っているが、こればかりはなるべく雑菌の付着していない物を買っている。どうしても圃場が残ってしまったときは自家製のものも植え付けているが、結果は毎年芳しくない。
 明日はニッキンチョ(第3弾)を作る予定なので、圃場は火曜日以降の作業になる。同時に2㌧車で4杯頂き、積み上げてある牛糞堆肥を混ぜ返さねばならないし、馬鈴薯の定植までは重労働が続きそうだ。

2012年12月15日土曜日

木酢液

 先日同級会の席でTさんと隣り合わせた。彼女の菜園は私の畑の道中にある。畑では会ったことはないが時々我が菜園の前も通っていくみたいで、私の菜園も見ているようだ。彼女から仕入れた情報の一つに木酢液があった。私も以前使ったことはあったが、本格的な使い方はしていなかった。どちらかというと三日坊主的な使い方で、その効果まで確かめるには至らなかった。
 いろいろと調べてみたら、ムシを寄せ付けず、小動物に対しても忌避効果があるということだ。また、植物や土壌に対しても効果がありそうということだ。早速ホームセンターで1.5リットルのボトルを二本買ってきた。今、栽培している冬野菜やまもなく植え付ける春ジャガイモの圃場に散布してみよう。
 このことに飛びついたのは、昨年トウモロコシにアワノメイガが付いたことや甘藷にハスモンヨトウが大発生したこと、そして白菜やブロッコリーに定番のムシが葉を食い荒らしたことにある。体力の余力があれば、現在熟成中の牛糞堆肥にも散布してみたい。
 地産地消・自給自足を志向しているが、低農薬→減農薬→無農薬有機栽培も目指したい。
  

2012年12月14日金曜日

祝 日展入選


祝 日展入選

 先日の同窓会での事だったが、同席のY氏が彫塑の部門で日展に昨年に続き連続で入選を果たしたという嬉しいニュースが報告された。志摩の海女をテーマに掘り続けられているが、今までに志摩病院のロビーを始め、市内のいたるところで作品を展示されてきた。氏のホームページにも「海女文化村」というテーマで海女さんのことを始め多くの志摩の有形無形の文化について調べたことを発信されている。今回の受賞に繋がる木彫の事に留まらず幅広い氏の識見が伺える。とりわけ志摩で細々と地域の古老達が伝えている祭礼を始め諸行事に際しては、時間をいとわず現地に足を運びリポートされるエネルギーには敬服する。数年先には調べ上げたことを著書として発表するのだという意気込みを過日伺ったが民俗学・地域学者としてのご活躍を祈念したい。



2012年12月13日木曜日

今日の作業

 春キャベツの苗を家で育てていたが露地に移した方が良さそうなので定植してきた。先週元肥を施し、マルチを張った圃場だ。雨の予報が出ていたので多分活着するだろうと思う。
 この前少しだけ収穫した秋馬鈴薯を全て収穫した。秋ジャガはポトフや煮物にすると美味い。キャベツもジャガイモも収穫したすぐ後から次の栽培の準備にはいる。来週は春ジャガの畝を立て、クリスマスの頃には種芋を植え付ける予定だ。
 妹に送る里芋を収穫した。霜で地上部は枯れ始めているが今年は大きな芋が入っている。
白菜を縛ってきた。
 ホウレン草、大根、キャベツ、柚、カブ、白菜を収穫しそろそろ冬の寒波対策として白菜の葉を縛ってきた。毎年あまり気にはしていないので育つがままに野菜の生命力に任せているが、久しぶりに養生をしてみた。明日は野菜達をお裾分けする日になる。

2012年12月12日水曜日

半乾きのニッキンチョ

 ニッキンチョの第一弾が半乾きになってきた。甘みも凝縮され私はこの状態が一番好きだ。完全に仕上げてしまうと何かしら保存食のように感じてしまう。柔らかさと甘みがベストマッチなのだ。
 子どもの頃、干し上がるのが待てずつまみ食いをしていたからかも知れない。親も黙認していて子どもにとっては、この時期格好のおやつになっていた。寒風にさらされた冷たい温度も食味を増しているように思う。この歳になった大人でも一つ二つつまむのは悪いものじゃない。
半乾きのニッキンチョ(食味は最高!)
 このニッキンチョは自分の家で作らなくなって久しいが、苗から作り育て加工まで地産するのだから、なおかつ半乾きのものを地消するのだから・・・ウフフとひとりほくそ笑んでしまう。量的にはそれほど食べないが我が町のソウルフードである。

2012年12月11日火曜日

夕方電話を頂いた。

 夕方B君から電話をいただいた。今から10分後に伺うという内容だった。私の家、二台は車が停められるのだが今日は満車状態だった。ガレージまで階段を降りていって待っていたら程なくB君がやってきた。狭い道なので路駐は出来ず車が来ないか見ながら「南張メロン」をいただいた。野菜のお礼と言うことでわざわざ持ってきていただいた。畑で作付けしすぎた野菜をお裾分けしただけなのに何か申し訳なくなってきた。
B君から頂いた、ブランド高級「南張メロン」
 このB君、私の後輩なのだが油絵にも造型が深く、いつかギターを演奏する私を描いてもらうことをお願いしている。絵心のある人は何か凡人の私とは異なる感性を持ち合わせている。普段見過ごしがちな風景一つを見ても「綺麗だ!」という言葉が自然に出てくる。過日、彼と同行したとき自分の感性との違いをしみじみと感じた次第。

2012年12月10日月曜日

野菜の収穫

 大根、カブ、ホウレン草、ルッコラ、レタス、白菜、カリフラワー、柚、馬鈴薯、里芋、キャベツ、ネギ、野沢菜、春菊を収穫してきた。

大根 第二弾と収穫してきた野菜達
 大根の第一弾は前作の肥料が意外と残っていて栄養過多になり、そのため褐色になっているものが現れた。今日収穫したのは第二弾で大きく肥大するのはこれからだが生食するにはこれくらいがいいと思い何本か収穫した。
 昨日は夜間とても気温が低下したため秋ジャガが地面に伏していた。掘ってみたらリンゴくらいの大物がゴロゴロと出てきた。春に収穫したものが未だ残っているが新ジャガを味わってみようと思う。同じようにホウレン草が寒さの影響で葉が地面に這うようになってきた。先日も収穫したのだが単純に湯がいてお浸しにしただけなのだが、その甘みに驚いた。今日収穫したものは未だ食べていないが格段に甘くなっていると思う。旬の野菜は確かに美味い。

2012年12月9日日曜日

同級会の忘年会

 師走に入りそろそろ忘年会のシーズン到来。今日は同級会の忘年会があった。約50名ほどの参加者で行われたが、女性の方が沢山参加していた。今までに何回も開催されているが今回が初めての同級生も中にはいた。日本経済の浮き沈みに翻弄され様々な人生を歩んできた面々である。私の学年は小学校を卒業したとき確か156名いたと思う。田舎の学校ではあったが教室は後ろの方まで寿司詰め状態だったと記憶している。




 そんな中小学校一年生の時同じクラスにいて、よく遊んだS君N君と話が弾んだ。S君は宝飾関係の仕事に東京で就いていたが近年志摩に帰り親から譲り受けた農地を耕し野菜作りを始めたらしい。彼とはあの頃秋になるとドングリを一杯拾い集めたりカラスウリを沢山採ったりしてよく遊んだものだ。畑もそれほど遠くはないので訪問を約束した。生まれた土地での生活がとても気に入っているようである。

まだまだ前菜、メインはこれから(旅館:みち潮のご馳走)
 世間ではいろいろと煩雑な人間関係にほとほとうんざりするが、同級生というのはお互いに許し合える部分があり、合って話をしていても時の経つのを忘れるくらい楽しいものだ。世間ではいじめの問題が社会の課題にもなっているが、私たちの人間関係からは考えられない事態だ。  また、いつも私の畑の前を通っていくT子さんからは害虫対策として木酢液やEM菌が効果があるという情報を得ることが出来た。先日稲藁をいただいたN氏とは実家が本家と分家の関係にあることも始めて知った。私の菜園は自家消費と親戚や御近所にもっぱら頂いてもらっているので彼女曰く、「儲からない農業」というコメントまでもらってしまった。私、形が良く美味しい作品が出来たときはこれだけで大満足している。これこそ何よりの儲けである。

2012年12月8日土曜日

ニッキンチョ(キンコ)作り

 今年は「隼人芋」を栽培した。甘藷畑はハスモンヨトウやコガネムシの発生で散々だったがコンテナに3杯ほど収穫があった。それにしても甘藷の栽培種はとても増えたように思う。志摩の農家さんが昔から伝えてきた在来種はすっかり姿を見なくなったようだ。近所の農家さんのお薦めは紅小町という関東系の品種だ。また、知人はベニアズマを推奨している。私は鳴戸金時という品種が自分の畑に合っていると信じ、これを中心に栽培している。これらは焼き芋やふかし芋にして食べるが、上記「隼人芋」は粘質で加工用に適している。収穫後一月ほど寝かしデンプンが糖化してから皮を剥き一、二時間ほど茹でたものを適度な厚みにスライスしてから干せばできあがりになる。志摩では「きんこ」という名称で売られ最近の自然食ブームが追い風となり人気の商品にまでなってきている。
 芋は水田として使える農地が少ないこの地では主食を補う重要な作物だった。「きんこ」は保存食としてあるいはおやつとして食べられてきたが甘く美味しいお菓子が簡単に手にはいるようになってきてからは地位が段々と低下していった。しかし昔ながらの自然な甘みや健康食品としての評価が認められ、近年特産品としての人気が高まってきている。
 私もそれほど毎日食べたいとは思わないが子どもの頃よく食べていたおやつに幾ばくかのノスタルジーを感じ、朝から芋を加工している。お店でも形の良いものが袋詰めされ売られているが、以外と高い値が付いている。
ニッキンチョ
 さて、この干した芋の名称だが私の町では「ニッキンチョ」と呼ばれている。昔志摩町の友人が津の下宿に持ってきていたが彼も同じように呼んでいた。一般に志摩では「きんこ」と呼ぶのが通例だ。私、単純に「煮たきんこ」→「煮きんちょ」→「にっきんちょ」と訛ったものと勝手に理解している。干した芋はその分甘さがぎゅっと凝縮して美味く感じる。また、カリウムが豊富なため体内に取り込んだ余分なナトリウムとも拮抗作用があり体にはよさそうだ。

2012年12月7日金曜日

山芋(つくね芋)掘り最終

 山芋(つくね芋)を全て掘りあげた。それほどの寒さは感じないがいつまでも放って置くわけにもいかないので撤収することにした。私が生活している時間帯では気温が零度以下になることは今のところ無いが葉の緑もそろそろあせてきている。蔓がこれだけ繁茂していると冬枯れ間近とは言え刈り取るのが少し億劫になっていた。少しでも軽く刈れるように先ずは鎌を研いだ。以前は砥石を使っていたが最近は細かいダイヤを埋め込んだシャープナーを使っている。安価な鎌を使っているのでこの方が研ぐときあまり気にしなくても良い。
繁茂している蔓

後はマルチの下の芋を掘るだけ
 今回十数株掘りあげたのだが、前回の収穫でほとほとうんざりしていた。このあと網に絡みついた蔓を外しネットを片づける。これだけでもコンテナに二杯は十分あった。
 トロロ汁にしたり、摺り下ろし卵黄を乗せるのも良し、山かけにするのも良し、楽しみ方は沢山ある。今回掘ったものは親戚に配り残りは来年の種用に保存予定である。籾殻を入れ発泡スチロールの箱に詰め室内で来年の春まで休眠することになる。
冬眠中のカエルを起こしてしまう。
 休眠と言えば、もうこの時期になると自分で体温の調節の出来ない生き物は冬眠にはいる。今日も芋を掘っているとカナヘビや蛙を無理矢理掘り起こしてしまった。カナヘビはこの温度で既に殆ど動くことが出来ないようだった。腹を空に向けギブアップ状態。蛙はぎこちないが突然の異変が理解できないのかのっそりと移動していった。本日対面したのはまるまると太った赤カエル。この地方の伝説に寄ればアカガエルの黒焼きが「癇のムシ」に効くそうだが試したことはない。

2012年12月6日木曜日

LPのCD化完成

 ギタリスト広垣氏から依頼されていたLPをCDに移し替える作業が先日完成した。二十数枚あったので応分の時間がかかったが、内容そのものが自分の好きな曲ばかりだったので氏のコレクションをじっくりと鑑賞することが出来た。古いものばかりなので再生が出来るかどうか不安もあったが思っていた以上に保存状態は良かった。私の信奉している秘密兵器で埃や油脂分そしてカビの類をすっかりクレンジングしてPC上でアナログ信号をデジタル化しCDに焼き付けた。そのままでは芸がないのでレコードのジャケットを取り込み曲名とともにCDにプリントした。また、同時に取り込んだ画像は印刷紙てケースに入れ込んだ。一連の作業を平均すると少なくとも一枚のCD作成に2時間は費やしたと思うが個人にとっては貴重な若き日の記録なのでベストを尽くした。ただ心残りなのはイエペスが演奏しているギター協奏曲集に収録されていたBACHのシャコンヌとドンボアの演奏するバッハのリュート組曲第4番が音飛び(物理的な傷によるもの)のため割愛しなければならなかったことだ。シャコンヌは別のソースから挿入も可能だが、それが無くともギター協奏曲集だと割り切れば何の不具合もないと思う。ドンボアのものは組曲の中のブーレが再生不可能であった。一応ブーレを除きCDに焼き付けたが全体の流れとしては物足りなさは否めない。これらの曲は「志摩ギターの会」でも演奏していただいたが、氏はおそらく人前で演奏するまでには何度も何度もレコードに針を落とされていたのだろう。
 今、音楽はとても安価に買うことが出来るが広垣氏の青春時代には収入に対するレコードの価格は決して安いものではなかった。沢山あった欲しいものから厳選を重ね、どうしても手に入れたかったものばかりではないかと作業をしながら思った次第。私も今のようにネットから簡単に入手できなかった頃、遠くまで出かけ大切に抱きかかえ持ち帰った経験がある。懐具合の関係で買うことが出来なかったものについては友の部屋を訪ね聴かせてもらったこともあった。音楽がとても貴重で有り難かった時代があったと思う。
作成したCD
 「志摩ギターの会」では年に二回という少ない回数ではあるが、4人の演奏者を招聘し、ライブの音楽を楽しんでいる。ある意味とても贅沢なパフォーマンスなのかも知れない。

2012年12月5日水曜日

未だ先の話だが

 先日HCに立ち寄ったときこの秋以来ずうっと作付けしてみたいと思っていた野菜の種を見つけた。それほど入手の難しいものではないのだが何故か私が購入目的で立ち寄ったときには売り場にはなかった。「アスパラ菜」という野菜なのだが美味いという触れ込みだ。美味いという触れ込みに誘惑されて衝動的に栽培するも、それほどではないものも今までにいくつかあった。もちろんその反対もある。桜の花の咲く頃から秋にかけて続けて栽培が可能と記されていた。春には本物のアスパラガスが収穫できるがこの野菜の盛りも一段落した頃に採れるよう植え付けてみたい。まだまだ先のことになるが楽しみがまた一つ増えた。
 今日は山芋、ホウレン草、ルッコラ、キャベツ、柚、大根をもってY氏の別宅を訪問した。氏は先日のコンサートにも顔を出していただきおまけに差し入れのお菓子も頂いてしまった。小一時間雑談を交わした。夜八時を過ぎた頃友人のB君から昨日差し上げた野菜の食べ方について問い合わせがあった。菜園ではルッコラが絶好調で私もキャベツやパセリのみじん切りと合わせて好みのドレッシングでサラダにして食べるのが気に入っているが、生育が好調すぎて隣に植えてあるイチゴに覆い被さろうとしている。もう少し食べ方について詳しくお伝えすれば良かったと反省している。

2012年12月4日火曜日

野菜を収穫していたら

今日の菜園
 早朝、雷鳴で目が覚めた。今日は友達に約束していた野菜を採りに行くことにしていたが雨後の菜園は少しでも柔らかいところに足を入れると泥だらけになってしまう。天候の不安定だったのは早朝だけだったので午後から畑に向かった。野沢菜、ホウレン草、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ルッコラ、柚を採っていたら軽トラからO氏が降りてきた。小一時間ほど立ち話をすることとなった。O氏は私よりも一回り年令は上なのだが害虫対策をいろいろと聞かれた。どうやら夜踏虫に野菜達が散々食い荒らされてしまったとのこと。私もこの虫には閉口している。せっかく発芽しこれから大きくなるところまで育った苗が根元から食いちぎられてしまうのだから始末が悪い。最近は豌豆がその被害に遭った。保険の意味も兼ね一カ所に複数個の種を蒔き適度な大きさに育ったら間引きをして育てるのだが、その直後根元から食いちぎられてしまうのだから悔しさも倍増する。そして奴らは苗全体を食べるのではなく食いちぎったらそのまま放置して昼間は土の中に姿を隠してしまう。カリフラワーも花蕾の部分を汚く食い荒らしている。こちらは収穫期に差し掛かっているので消毒なんか出来ない。私もこれと言って対策をしていないのでO氏にはオルトランやスミチオンという薬が効果があることを伝えた。
 立ち話の中で昔、母親達が作っていた頃は白菜にしても立派なものが収穫できていたが、自分たちが耕作するようになってからは、なかなか良いものが採れないと言っていた。もしかしたら野菜作りの秘訣が伝わっていないのかも知れないと思ってしまった。私も同様で母親達が耕作していたときの方が害虫の食害も少なく姿形の良いものが収穫されていたように思う。品種の多様化で野菜自体がひ弱になったのかも知れないし肥料や使用する薬が多くなったのも一因かも知れない。
 また、半分ほど掘らずに残っている「つくね芋」の話に及び近所のYさんから種をもらい今年は絶好調だという話も伺った。数年前Yさんに種を差し上げたのは私なのですが、このように種芋がまわりまわって広がっていくというのは面白いと思った次第。
 

2012年12月3日月曜日

たまには草花を

 名は知らなくてもいつも心にかけていた草花がある。今日HCで買い物をしレジに並んでいたら目の前のお客さんの買い物篭に私が以前より恋いこがれていた草花があった。人様のバスケットの中を覗くような下品なことは普段滅多にしないのだが、この時ばかりは目に飛び込んできた。急いで引き返し草花の売り場へと向かった。迷わず二種類の鉢を手に取った。名前も知らなかったのだが「オキザリス」と記されていた。この草花、以前某A町の郵便局の前に植えられていて鉢から溢れんばかりに可憐な愛嬌を振りまいていた。一目惚れというか余りにも綺麗だったので何回かその郵便局に出向き局長さんと顔なじみになり一株頂いた経緯があった。残念ながらうまく活着せず枯れてしまったが、それ以来いつかは再挑戦をしたいと思っていた。 
O. versicolor

早速定植してみた

 ガーデニングは余り興味が無くもっぱら口に入る野菜ばかり栽培しているが草花も育ててみるのも良いかなと思った。培養土と鉢をついでに買い求め早速玄関前に置いてみた。ここなら水やりを忘れ枯らせてしまうことはないと思う。
 
 調べてみたらカタバミの仲間と言うことだった。なんだ、雑草じゃないかと思ったが、今日定植したものは(バーシカラー〔O. versicolor〕南アフリカケープ地方原産、葉っぱは細長いです。花は白で、裏側のフチが紅色になります。つぼみの状態では、白と赤のストライプがねじれたようになり、ポップでキュートです。床屋の看板から青色を抜いたようなカラーリングです。少しつぼみがほころんだくらいが特にキレイです。シボリカタバミとも呼ばれます。主な開花期は秋~春です。)と記されていた。郵便局で見かけた立派な鉢に育ってくれると良いのですが。







2012年12月2日日曜日

家の前の側溝

 夜もかなり更けた頃、車が通るたびに側溝の蓋をガタガタと響かせていく。私はそれほど気にはならなかったが気にかけている人がいたのだろうか。昨日から側溝を全て取り外し鉄筋を入れて全体をコンクリートで固める工事が始まった。もともと狭い道で車が通行することなど考えてはいなかった道だ。最近は抜け道として利用する人も増えてきた。車さえ通らなければこのような工事も不要なのだが・・・。狭くおまけに坂道になっているので道が良くなりスピードも出て交通量も増えるのだから交通弱者や静かな暮らしを求めているものにとっては何とも言えない部分がある。狭い道を普段から掃除をしたりして丁寧に使ってきた近所の人はどこに小さな子どもがいて、どこに足の不自由なお年寄りが住んでいるか知っているので車のスピードも控えるのだが、そのような小さなコミュニティの事情を全く考慮しない行動だという権利意識の強い人には閉口してしまうことがある。
 以前のことだが他府県ナンバーの車が迷い込んできたことがあった。Uターンするのだが近所の農家の人が大切に耕している畑に侵入して方向転換をして逃げ去っていった。大きな轍が残り無惨な状況になっていた。非常識な人のために余分な労力を強いられるのは困ったものだ。
ご苦労様。工事をしている人も決して若くはない
 側溝の工事も手放しでは喜ぶことが出来ないこともある。