2012年9月29日土曜日

台風の養生

 台風17号の進路が気になる。予報円の中心に志摩が位置している。どっちみち今日は畑に行き台風の養生をすることにしていた。ホームセンターでコンクリートブロックを12個購入した。これは後ほど土木工事に使う予定だがそれまでは牛糞堆肥の重しに流用することになっている。
 台風が予定通りにやってくると多分私の背丈よりも高く成長したナスは倒れてしまい人間で言えばかなり高齢になっているので回復は望めないだろう。少しでも重心を下げるため実を収穫した。
 次の作業が超重労働となった。過日頂いた2㌧車4杯分の牛糞がかなり発酵し体積も小さくなり山のように積み上がっていたものが裾野が広がりすぎてきた。ビニルカバーを外し広がった裾野をフォークとスコップで積み上げた。全てが手作業なので上部に放り投げる作業が体に応える。裾野の部分、少なくとも1トンは放り投げた気がする。牛糞の山は高さ2メートルを越えているので何回も休憩と水分を補給しながら仕事を進めた。再度ビニルカバーをし例のブロックで押さえておいた。来年、春~夏野菜を植え付ける頃には完熟していると思われる。
 最後の作業が小屋の養生である。畑では一番風当たりの少ない所に設置してあるが入り口など弱そうな部分をロープで補強してきた。

 帰宅しシャワーを浴びメールをチェックしていたらDr.井本氏から11月のコンサートは他に予定が入っていないので恐らくOKという返事を頂いた。指を痛めているので練習が出来るか気になると言うことだが氏の存在感は絶大である。小林氏は今回は所用のため演奏できないと言う返事を頂いている。春のコンサートまで彼女の演奏は楽しみにとっておこう。

2012年9月28日金曜日

小さな作業

 野菜作りは耕耘し元肥を施し種を蒔き苗を植えてからの小さな作業の積み重ねが大変労力を要する。全ての業種にも共通するがよく成長の成り行きを観察しなければならない。病気、害虫、追肥のタイミングなど的確に時期を失することなく判断し対応を決断しなければ予定の結果に結びつかない。決断に一つでも誤りがあれば数ヶ月の労が水泡に帰する。
小さな作業の積み重ね
 さて、今日は秋雨で流失した土砂をスコップで一輪車にすくい取り元の場所に戻す作業から始めた。以外と体力を消耗してしまう。ゴーヤ、オクラ、モロヘイアも撤去したが絡みついた蔓をネットから外したり固く太く肥大した茎を刈り取り処分する作業も手間がかかる。マルチを張って大根やブロッコリー、カリフラワーを栽培しているがそれにもかかわらず雑草が生えてきている。大根は間引きも兼ねて作業を進めた。この前N氏から進められたHB-101を希釈し除草後の畝に散布した。日が傾き始めた頃、持ってきた白菜の苗(第2段)を定植してきた。一つ一つの作業はそれほど長時間に及ぶものでもないし、どうしても今日中に片づけなければならないという訳でもないが、以外とこの甘えが致命傷になることもある。まだまだ済ませておきたい作業はあるがあくまでも無理をしないことをモットーにしているのでここまでとした。夕飯はカツオの刺身なので生姜をひと株掘って帰路についた。
 天気予報を見ていたら大型台風がこちらに向かっていて日曜日には東海沖に差し掛かるようである。襲来はある程度予測していたが少しやってくるのが早くなった。小屋の固定や堆肥のカバーなど月曜日までに済ませば良いと思っていたが少し考えが甘かった。明日は自治会の防災訓練日になっているが菜園の台風対策もしなければならなくなった。

2012年9月26日水曜日

秋ジャガ好調

数日前の馬鈴薯・今は芽欠き済み
 秋ジャガ(デジマ)の種芋を買って植えたが順調にすくすくと育っている。篤農家のN氏からも良く育っているというお褒めの言葉をいただいた。馬鈴薯と言えば先日お嫁に出したがまだまだ沢山農具小屋に食べきれずに残っている。夏場に消費すると思っていたが南瓜が採れ始めてから食卓からはご無沙汰状態になっていた。これから収穫の秋を控えサツマイモ・山芋・里芋が採れ始めると馬鈴薯の存在が薄れてしまいそうだ。何とか頑張って食べないともうじき芽が出始め、芽欠きをしなければならなくなってくる。寒くなると追いかけるように今育っている馬鈴薯が実ってくる。周年、馬鈴薯は自給出来るようになっているが消費量とのバランスがなかなか取れていない。

2012年9月25日火曜日

落花生試し採り


落花生試し採り
 落花生の試し採りをした。これから実りの秋の到来になるが先ずは落花生の葉が収穫の兆しを見せてきたので数株掘ってみた。私には堀りたての落花生を塩茹でし食べる食習慣は無かったが、枝豆感覚で食すると以外と美味い。台風17,18号が週末から来週にかけて接近しそうなので掘り出すことは出来ないと判断した。掘って、洗って天日で乾燥させるのに一週間はかかる。その間に雨に打たれれば最悪カビが生えることがある。秋晴れの好天が続くことが予報されたら収穫と言うことになる。今のところカラスなどの天敵からは何とか守られているので台風の通過待ちと言うことになる。シシトウ・ナス・ピーマンは相変わらず採れ続けている。

2012年9月24日月曜日

4日ほど見に行っていなかった。

 4日ほど見に行っていなかったらサツマイモ畑が大変なことになっていた。毎年この時期にはハスモンヨトウの食害に驚いているのだが今年は予定外だった。4日前まではサツマイモには何ら害虫はいなかったのだが突然害虫が大発生し葉がレース状に食い荒らされ地面が透けて見えるほどになっていた。これから葉で光合成したデンプンが芋に蓄えられ大きく肥大しなければならないのに・・・もしかしたら期待していたほどの収穫は見込めないかも知れない。背に腹は換えられないので殆ど使用してこなかった殺虫剤を散布してしまった。

まだまだ採れ続けている
 これまで我が世を謳歌していたナスにもそろそろ陰りが見え始めてきた。木があまりにも大きくなりすぎて少しの風でも倒れてしまうようになってきた。整枝や剪定をこまめにすれば良かったのだがここまで秋ナスがなり続けるとは思っていなかったので成長に任せていた。それでも今日はバッカンに一杯食べきれないほどの収穫があった。あと2~3回収穫したら撤去しようと思うがこの圃場は11月にタマネギを植え付ける予定なので成り行きに任せても良いかも知れない。

第12回志摩ギターの会コンサート

第12回志摩ギターの会コンサートの日が決まりました。来る11月24日(土)19:00~於:阿児アリーナミーティングルームで開催します。もう少し早く会場が確保出来ると良いのですが2ヶ月前という制約の都合上本日の決定となりました。メインゲストの広垣氏に連絡したところ彼のスケジュールの中でもベストの日と言うことでした。早速小林氏とDr.井本氏に連絡を取りプログラムの打ち合わせやチラシ作りに取りかかります。
 前回のコンサートでは予定していたほど会員が確保できず経費がなるべくかからないように案内の送付も節減しなければならなくなっています。今までだって演奏者の交通費と消耗費(弦代)を支払うとギリギリの運営だったので今回も案内状は葉書にしようと考えています。わずかなことですが、あと7~8人会員が確保できれば安泰なのですが・・・(苦笑!)。
 2ヶ月ほど時間の猶予がありますのでそれまではPRにつとめます。

2012年9月19日水曜日

トータルで約400㎜


豪雨直後の葉菜
 秋雨前線と台風16号の影響で少なく見積もっても約400㎜の降雨があった。今月の上旬に全ての水を撒ききって空になった水槽には約40㎝の雨水が溜まっている。表土だけでなく肥料分も流失してしまったのでは無いかと思う。お天気が回復して晴天が続けば流れた土砂を寄せ集めもとの畝に帰す作業が待っている。今回は台風の影響もあり風も少々吹いている。既に私の身長も超えてしまったナスも少し傾いていたし春菊や水菜を植えるべく用意したマルチも巻き上がっていた。蒔いた野菜の種は豪雨の中、健気にも発芽し用土にしっかりと根を張り付けている。表土は流れてしまったが今度はこれらの根がしっかりと作土を止めてくれるだろうと思う。土手の雑草を駆除しようと除草剤を散布すると降雨で雑草もろとも流れてしまうことからも草の役割が見て取れる。私も可能な限り草刈り機で路肩の雑草は刈り取ることにしている。
 

2012年9月18日火曜日

バッテリーを購入

 イノシシの食害から作物を守るために電気柵を設置している。電源は乾電池でも良いのだがコストがかかりすぎるので自動車用のバッテリーを使っている。充電するとほぼ一ヶ月使用することが出来るが先日の雷雨の日に一台が放電を終えていた。電流が流れていない空白を避けるため二台をローテーションして使っているが停電のため充電が出来ず行きつけのホームセンターで新規に購入した。一台は性能が劣化していたのでそろそろ買い換えと思っていた矢先の出来事であった。収穫の秋を目前に、畑にはサツマイモ、山芋、里芋、秋ジャガと彼らの好物が実りつつある。防獣ネットは張ってあるがこれだけでは防ぐことが出来ない。一度侵入されると一晩で全てが食べ尽くされてしまう。悔しい思いは今までに何度か経験済みである。数年前から金属の鉛が高騰しバッテリーの値段も比例して値上がりしている。半月ほど前に国産のものが売り出されていたが、あの時買っておけば良かった。肥料や農機具を足し算していくと収穫までは何かと投資もかさむものである。

2012年9月15日土曜日

停電

 朝からこの地は豪雨に見舞われた。昼過ぎ畑の水槽を見に行ったが少なくとも150㎜は降っているはずだ。雷も激しく午前7時には電気も点かなくなってしまった。停電である。PCの時間を合わせたりモデムの電源を入れ直したり面倒な事をしなければならないと思っていたが、時間ばかりが経ちなかなか復旧しない。普通落雷による程度の停電なら1~2時間で元通りになるのだがと楽観視していたが11時になっても復旧しない。電力会社の営業所に電話を入れるも、そもそも繋がらないばかりかフリーダイアルに電話をしても混み合っているからと言う理由でこれも繋がらない。私的困ることは冷蔵冷凍庫の食べ物が傷むことと世間のニュースにアクセスできないくらいだが、御近所にはエアコンが必要な人もいないわけではない。やっとのことで繋がった先は伊勢の営業所であった。9:30には大元からの送電は開始されていて個人の住宅の配電盤のブレーカーに問題があるのではないかという回答だった。ブレーカーもチェックし隣近所の様子も聞きに行ったところ全て停電状態であった。再度伊勢の営業所に電話したら午後から復旧に行くとの事であった。今回の停電では黙って復旧を待てばいつまで経っても電気は来ないと言うことだ。それと落雷による停電状態であることが末端のユーザーには何ら情報が伝わっていなかった。大元は復旧しているという電力会社の回答からは実際に電気が流されていないエンドユーザーにとっては切り捨てられたという不信感を抱かされた。それと休日だから所員はいないという中電からの回答については、今回は単なる落雷による停電だから問題は無かったかも知れないが大きな災害や事変が発生したときは一体どうなのかという不安も醸し出した。一般的な常識だと思うが、社員はともかくとして管理職については災害時は事業所に張り付いて顧客に対し説明責任を果たすべきだろうと思った。原因と復旧までしばらく時間がかかるという情報さえきちんと伝えればユーザーの不安感は払拭できるであろう。東電の事故に対して「死者が出なかったから・・・・。」と言うような事をサラッと発言してしまうような企業だからこそ今回のような単なる落雷による停電でもその対応で我々顧客の信頼を回復してもらいたかった。結局近くの電柱の安全器が働いていたという説明を受けたが、約8時間このあたりは停電の状態が続いたことになる。
 しばらくエンジンもかけずオイルや燃料も入れっぱなしになっている小型の発電機のメンテをしなければと思った。

2012年9月12日水曜日

金ゴマの種

 藁のお礼方々今日はN氏の圃場にある小屋を訪問した。既に稲の刈り取りは終えられていたが毎日田畑に出て仕事をされている。お礼を言いつつ野菜作りのノウハウを教えていただいた。小屋の脇にビニルシートを広げゴマの穂を天日干しされていたのでゴマの話をしていると「来年用にどうや?」と言われ、またまたご厚意に甘えてしまった。金ゴマを栽培されていてよく採れたと言うことだった。私の母親が以前ゴマを作っていたのを知っているが害虫と手間がかかりそうなので今まで栽培してこなかった。地産のゴマは風味も格別だろうと思い来年はトライしてみることにした。話の中で随分私の菜園のナスを褒めていただいた。栽培当初は三本仕立てにして支柱もきちんと立てていたが、それ以降は日照りが続いた頃撒水する程度で特に世話もしてこなかった。手抜きをしてきた割には今でも収穫が続いている。仕事の邪魔をしてはいけないのでお暇し自分の菜園に向かった。今日はイチゴを植え付ける予定の畝にマルチを張り、葉大根や葉菜の種蒔きを済ませた。畑に備え付けてある水槽を見ると、一昨日のゲリラ雷雨は約100㎜ほど降っている事がわかった。用意してあった圃場も畝が切れていて表土も流されていた。軽く畝を揚げレーキでならし種を蒔いた。覆土し鎮圧した後不織布をかけてきた。新規に購入した種ではないので発芽率を心配している。

2012年9月10日月曜日

稲藁を拝受

 昨夜も腕の痒みで何度か目が覚めた。寝ている間は無意識に掻いてしまうことがある。もちろん掻くと傷跡が残り治癒も遅くなってしまう。ここ数日天気図には秋雨前線が日本海側に出てきている。温かく湿った大気が太平洋から吹き込んでいる。同じ県内に住んでいても背後に高い山を控えた地域では上昇気流が発生し局地的に雷を伴った豪雨が降っているようだ。志摩ではそのような大気の現象をもたらすような山は無いので雲は発生するものの降雨は望めない。この前定植したキャベツが気になっていたので意を決し300リットルの水をタンクに入れ撒水作業を決め込んだ。せっかく水を持っていったので玉葱の種を蒔き、ついでに小カブの種も蒔いてきた。この前耕耘し元肥を入れておいたイチゴの畝を立てていたところ篤農家のN氏が軽トラックで通りかかった。会釈を交わしていたら稲藁はどうかと言ってくれた。私としては喉から手が出るほど欲しかったのでその旨伝えたら積んであった全部の稲藁を降ろしてくれた。来年も田圃まで取りに来たらあげるよと言ってくれた。今年もスイカ等の夏野菜には稲藁を敷き詰め好結果が得られたので、もしも藁が手に入らなかったらライ麦でも育てて藁を作ろうと思っていた矢先の出来事であった。 

2012年9月9日日曜日

虻に刺されて

 牛糞堆肥を頂いた日迂闊にも虻に刺されてしまった。時間的な余裕がなかったので周りの状況も把握せずひたすら北側の畑を耕していた。普段なら鳥や虫の様子にも気を配りながら農作業を楽しんでいるのだがこの時ばかりは全く作業に没頭する状態だった。例え夕方でも畑仕事は肌を露出しないのが鉄則であるがこの時はシャツの袖口が5㎝ほど上の方に上がっていたのだ。日暮れ近くになるとこの時期は虻やブヨそして蚊が身の回りにまとわりついてきてそれを振り払いながら農作業をしているのだが耕耘機のエンジン音と注力の低下で虻が手首に噛みついていることがわからなかった。気が付いたときにはかなり時間も経過しており噛み口からは毒が注入されてしまったみたいだった。毎年何回かは虻に噛みつかれているがすぐに払い落としていたので大事には至っていなかった。今回は家に帰り風呂に入りそろそろ床につこうかと思っていた頃手首がだんだんと熱と痒みを覚え始め徐々に腫れ上がってきた。昨日は最悪で刺されていない右手と比較するとふた周りほど腫れ上がってしまっていた。おまけに痒くて仕方がなかった。蜂とちがい命に関わることはないだろうと思い冷蔵庫で保管していた抗ヒスタミンの軟膏を塗って様子を見ることにした。二日目になると傷口が爛れ腕まで腫れ上がってきたが、どうせ医者に行っても軟膏をもらう程度だと思ったので我慢し続けている。手の甲まで腫れて今やグローブのようになっている。今、痒みが少々治まって来たので風呂上がりに再度軟膏を塗り床につこうとしている。画像をアップしようと思ったがあまりにも醜いので自重しておく。たかが虻だが侮ってはいけないと思った。

2012年9月6日木曜日

牛糞をいただく

 ゴボウとニンジンとダイコンの種蒔きをしていたらどこかのおばさんからいろいろと野菜の栽培について聞かれた。私も一応はこだわりのような物を持っているつもりではあるが何しろアマチュアであることには変わりがない。人様に野菜栽培について教えるというような立場ではない。このおばさん、どうも秋ナスの様子を見ていてどうしたらこんなに育つのか聞きたかったようだ。ナスは今年自分で種から育てたもので毎年7月に一旦収穫を終え秋ナス用に剪定をするのだが夏場の日照りで枯れてしまっていた。今年はどういうわけかは良くわからないが剪定もせずの状態で今まで実をつけ続けている。長ナスを育てたのが良かったのかそれとも夏場乾燥しないように撒水したり葉水をかけ続けたのが幸いしたのかも知れない。おばさんには牛糞を主体とした肥料の管理について話をしておいた。しばらくすると近くの牧場の人がショベルカーでやってきて牛糞を持ってくると言うことだった。数日前立ち話ではあったが秋になったら来年用に牛糞を分けて欲しい旨伝えておいた矢先の話であった。何と2t車のダンプに4車ほど搬入してくれた。あまりにも大量に頂いたのでお礼をしたいと申し出たのであるがお金は取っていただけなかった。それどころか「捨てさせてください。」と言われた。いつもお世話になっている長田屋牧場さん恐れ入りました。この牛糞、発酵もかなり進んでいて臭いも殆どしていない。発酵に伴う熱で湯気が立ち上っていた。早速ビニルシートで覆い更に熟成を進めることにした。圃場に鋤き込むのは来春になるがこれだけの量を鋤き込むと畑の土がフカフカになり野菜も生育が良くなり味も増すように思う。

2012年9月5日水曜日

Arcangello CorelliのCD

かなり昔の話だがコレルリの音楽に出会ったのは代表作「フォリア」であっった。Vidalの編曲でギターの二重奏になっていて私も相手は異なるが何回か演奏したことがあった。バロック音楽史の中に登場する作曲家という位置づけでその後も軽く聞き流していた。後日グルミョーの演奏でこの曲を聴くわけだが明朗なvlnの音色と相まって関心を持っていた。一昨日コレルリの作品を殆ど網羅したCDが届いた。古典派以降の表現豊かな音楽に慣れ親しんでいる現代人にとって細かな感情のニュアンスを求めるには難しいかも知れないがこの時代の音楽の持ち合わせている単純明快さには捨てがたい魅力がある。文献によると残されている作品は以外と少なく、48曲のトリオソナタ、 12曲のヴァイオリンソナタ、12曲の合奏協奏曲くらいだということであった。音楽史の中ではイタリアバロックに多大な影響を与えバロック時代のソナタの構造を完成させたそうだ。この時代vlnの奏法も発展するが現代でも名器と言われる楽器がこのころ作られたと言うことは興味深い。服装も整えコンサートホールの椅子に構えたり、我が家のリスニングルームに正座して聴くというよりもアフタヌーンティとお菓子を頂きながら楽しくくつろぎながら聴きたい音楽だと思う。

2012年9月4日火曜日

キャベツの定植

 家で育てていたキャベツの苗も随分大きくなり定植を未だかと催促してきた。白菜・ブロッコリー・カリフラワーは既に定植を済ませたが8月下旬の厳しい残暑と連日格闘してきた。このところお天気が不安定で今日まで躊躇っていたがいつまでも待つわけにも行かないので定植してきた。例年9月の上旬は秋雨前線は未だ南下しておらず一旦植え付けたら連日水を運ばなければならない。ここしばらく毎日幾ばくかの降雨があり植え付けには丁度良いようだ。圃場もしっとりと潤っていて約70本の苗を一気に植えてきた。夕刻の一時間程度の作業だったが8月とは違い快調に仕事をすることが出来た。未だ時間に余裕があったのでオクラ、ナス、イチジク、青紫蘇、生姜、ゴーヤ等の収穫をした。

2012年9月3日月曜日

スーパーで見かけたお年寄り

 志摩市もご多分に漏れず少子化の波と人口の老人の占める割合が極めて高くなってきている。高度経済成長期は有能な労働力の供給源として多くの若者達は都市部へと流れていった。真珠養殖業の不調が追い打ちを掛け元々あった零細な沿岸漁業も不安定な漁価と資源の減少で産業の基盤も危ぶまれている。土地の生産性を考えると過疎を危ぶむ志摩市の世論とは逆に過密状態なのかも知れない。さて、今日は市内のとあるスーパーに立ち寄ったところ私の前に危なげにカートを押しているお年寄りが見えた。カートには自分で持ちきれないほどの食料品や日用雑貨を満載していた。そのためレジを通過するのにも時間がかかり後ろで並んでいる私はじれったさを感じるほどであった。私と言えば本の数点の買い物だったし、何も後ろめたさは無いのだがなるべく早く主婦の皆さんで賑わう場所から立ち去りたい気持ちがあった。レジを出てからもこのお年寄りの方は通路の真ん中にカートを置き、買ったものを袋に入れ直している。人間それぞれ自分の時間がありその流れる速さの中で生きていけば良いのだが時として個人の時間の流れが他人に影響を及ぼしてしまうことがある。この関与を迷惑と捉えるかどうかは個人の問題だと思うがどうもスーパーの管理システムから見ると客の流れはスムーズであることを前提としているようだ。客単価、滞在時間、動線等全てが計算されている仕組みだと思う。お年寄りはなかなかこのシステムの流れに沿って買い物が楽しめないケースがある。私も少し足止めを余儀なくされてしまったついでにこのお年寄りを見ていると、このスーパーの店員さんは良くできた方でお年寄りの荷物を外まで持っていってくれていた。さらにその先にはタクシーが止まっていて、このお年寄りは吸い寄せられるように乗り込んで行ってしまった。昔ながらの対面販売をしてくれる近所の店がスーパーとの戦いに敗れ車という移動手段を持っていないお年寄りも遠く離れた大型店まで買い出しに行かねばならなくなった社会というのは住み良いとは言い切れない。蛇足ながらこのお年寄り、普通に見かける志摩のお婆ちゃんなのであった。

2012年9月2日日曜日

夜中に雷鳴

 大気の状態が不安定という予報が出ていたが夜中に雷鳴が聞こえていた。朝方ゲリラ的な降雨となり水槽を見ると25㎜程度の雨量が確認できた。圃場全体が昨日までの砂漠状態から抜け出し、しっとりと潤っていた。今日は野菜を届けるべく畑に向かったが買い物等ほかにも予定があったので野良着は用意していなかった。腰を下ろしての収穫作業は出来ず何とかナスとピーマンそして生姜を抜いて畑を後にしたがこれほどの雨が降るのだったら前もって小松菜や葉大根の種を蒔いておくのだった。丁度今、葉物野菜の端境期で青菜のお浸しや漬け物が恋しくなってきた頃なのだ。雨は嬉しいが今日のような状態では長靴に泥が絡みつき仕事にならない。明後日くらいに少しばかり葉物野菜の種を蒔いてみよう。