2008年11月29日土曜日

コンサートが終わりました。

 今日、志摩ギターを楽しむ会のコンサートが無事におわりました。プログラム通りの演奏を楽しませていただきました。いつもお世話になっている伊勢の広垣さん、地元からは小林さん、また今回明和町から来ていただいた吉川さん、そして津市からはるばる来演いただいたDr.井本さんととてもバラエティに富んだ演奏会でした。
 二重奏が聴けるからと言ってPRしたのですが流石にテクニックのある両者の掛け合いは楽しめました。小林さんはいつもながら意欲的なプログラムを用意してくれました。製作家稲葉氏のギターから奏でられる繊細な音色は素晴らしいの一言につきます。
 井本氏の持参された11弦ギターに会場は一時、水を打ったような静けさと緊張感が漂いました。レンジの広い響きが楽しめました。
 後半は広垣氏、吉川氏のソロとデュオが続きましたが、非常に手や指に負担のかかる曲が続きましたが聴き応えのある演奏を披露していただけました。会場には自らもギターや他の楽器をよくする方々が何人か見えていましたが、機会があれば是非演奏してほしいものだと感じました。
 次回のコンサートは来年の春になります。それまでにいろいろと企画を考えねば・・・

2008年11月5日水曜日


1.ギター二重奏      広垣&吉川さん   
ロッシニョール    
ウイロビー主人ようこそ  
フラット・パヴァーヌとガリアルド
2.ギターソロ       小林恵子さん   
My Facorite Things  
星の散歩
放課後の音楽室  
過ぎ去りし永遠の日々  
シチリアーナ
3.ギターソロ       吉川伸幸さん  
11月のある日  
イギリス組曲
        (休憩)
4.ギターソロ       広垣 進さん  
モーツァルトの主題による変奏曲  
サラバンドとドゥーブル ロ短調  
エリーゼのために  
スペインセレナーデ
前奏曲第5番  
わが心のアランフェス
5.ギター二重奏      広垣&吉川さん  
七つの子  
ふるさと 
ヒロシマという名の少年
という豪華なプログラムが決まりました。
早速、今日は会員の皆様に案内状を発送しましたが、当日でも聴くことが出来ます。
年会費は1000円なのですが新規会員募集キャンペーン中と言うことで後期分500円で入場できます。
また、大人と同伴の中学生以下の子どもについては無料としています。
それにつけても、豪華な演奏者の皆様のパフォーマンスには期待が高まります。

2008年10月15日水曜日

コンサートのプログラム

 まだまだ11月29日(土)は先のことですが、今プログラムの打ち合わせ中です。
決定ではありませんがアウトラインがみえてきました。今回はレギュラーの広垣氏に加え、前回ゲストとして名演奏を披露してくださった甲賀在住の女流ギタリストのK女史、それと広垣氏の紹介で今回出演が実現できた明和町のY氏そしてもしかしたら津市から仕事の合間を縫って駆けつけてくれるかも知れないI氏と、豪華な演奏会になりそうです。演奏してくださる皆さんのソロも楽しみなのですが、今回はギター二重奏も楽しむことができます。一台のギターでもオーケストラの縮小版に例えた古今の大音楽家が居ましたが二台となるとどうなるのでしょうか?期待が膨らみますね。
 それでは簡単なプログラムを記しておきます。あくまでも原案の状態なので当日にはこれとは少し違う物になります。それまでに正式なものもアップ出来ると思いますのでそのときに紹介します。

1.ギター二重奏  広垣&Y氏  
   ロッシニョール   (作曲者不詳)  
   ウイロビー主人ようこそ      (ダウランド)  
   フラット・パヴァーヌとガリアルド (ジョン・ジョンソン) 
 
2.ギターソロ    K女史 (軽いものが中心…と言われてました。曲間含め15~20分)   

3.ギターソロ            
            Yさん  
   11月のある日          (ブロウェル)  
   イギリス組曲           (デュアルテ)

      (休憩)
4.ギターソロ        広垣 進  
   モーツァルトの主題による変奏曲   (ソル)  
   サラバンドとドゥーブル ロ短調  (バッハ)  
   エリーゼのために         (ベートーベン)  
   スペインセレナーデ        (マラッツ)     
   ……未定 1曲……  
   わが心のアランフェス       (ロドリーゴ)

5.ギター二重奏   広垣&Y氏  
   七つの子          (本居長世作曲 松本定芳編曲)  
   ふるさと          (文部省唱歌 松本定芳編曲)     
   ヒロシマという名の少年   (武満徹作曲)

 津市からI氏が駆けつけてくれたらね前半にソロを弾いていただきます。
 I 氏は楽器にも造詣が深く11弦ギターや変則なチューニングを施したギターで演奏を披露してくれるかも知れません。私がかつて6弦のギターで弾いていた曲を多弦のギターで披露してみたいとブログに書かれていました。

2008年10月8日水曜日

キゥイフルーツ



 キゥイフルーツです。今年は夏場余分な枝を剪定したりしたので、栄養が実の方に行きました。結構たくさんなっています。ただ心残りなのは、摘果をしなかったので受粉したままの状態で放置したので数は多いのですが中には小さな実のままの物もあります。自分で食べるのだからいいことにしましょう。

 棚の下は日陰になりゴザを敷けば休むことができます。私の先祖様は昔、家の玄関先の棚にヘチマの実がぶら下がっている姿に風情を見いだしていました。暑い季節に緑色の実がぶら下がっているだけで何かしら涼しさを感じることは私にも理解できました。

 今、キウイを下から見上げてみると背景の秋空に何かしら風情さえ感じるのは私だけでしょうか?

2008年10月6日月曜日

秋の味覚

 今年も栗が採れた。5年前に畑の南東の角に植えておいたものであるが9月の終わり頃から採れ続けている。小さな苗を植え、整枝したり剪定をしながら毎年増え続けていく獲物を楽しんでいる。
 そのまま茹でて食すもよし、モンブランにするもよし、今年は特に栗きんとんを楽しんだ。
 白インゲンの豆をよく炊き裏ごしをし白餡をあらかじめ作っておいた。茹でた栗を程良く調味し餡と混ぜ茶巾絞りの要領で作った。
 店頭に並んでいる添加物いっぱいのものよりも安心して気持ちよく食べることができる。もちろん自分で収穫した地産地消のものであるから風味も素晴らしい。更け行く秋の夜長、薄茶とともにいただいた。

2008年10月2日木曜日

Shin-ichi Fukuda plays 19Century Guitar というCDについて

 発売されてから10年以上経過しているCDであるがお気に入りの一枚なので書き留めておくことにします。演奏家の福田進一氏は日本を代表するギタリストの一人で輝かしい経歴の持ち主でもあります。今回注目したいのはこのディスクに収められているSor,Coste,Mertz,Aguadoの曲の演奏である。決して難度の高い曲ではないと思うのです。私のようなアマチュアでさえチャレンジしてみた曲も中にはあります。 福田氏はきわめて自然に流れるように奏でてくれているのである。例えばハープの演奏家がこれらの曲を演奏してもこのように聞こえてくるだろうと思われるような演奏なのです。言い換えれば私たちがよく耳にしてきたギターの名演奏家のものは何となくギター臭が表に出ていたように思えてならない。かの巨匠セゴヴィアがまさしくそのいい例だと思うのです。ロマンチックで切なく甘く魅力をたたえた演奏なのであるが、スペインの民族楽器の印象は拭いきれない。高弟のジョン・ウィリアムスでさえ師との決別をうたっているが、ジョンのものよりも福田の演奏には私を惹きつけるものがある。 
 さて、このディスクであるが演奏にラコートの古楽器が使われている。今から150年も前に作られた楽器であるが音色が素晴らしい。現代の楽器よりもひとまわり小さく恐らくコンサートホールで聴けばダイナミズムに欠けるかもしれないが、ギターの音色の美しさを伝えてくれている。この時代のギターはそれまでの複弦の5コースのものから6単弦に移行しつつあったという時代の背景がある。福田は爪も指頭から出るか出ないかくらいに切りつめて演奏しているようである。 あまりライブラリーから引っ張り出して聴くことのなかった19世紀からロマン派にかけての音楽であるがこの秋は何度も聴いてみようと思った。
 古楽といえば、伊勢の広垣氏が来年の5月16日にリュート奏者の中川祥治氏を伊勢市川崎のホールに招聘しコンサートを企画しているようである。中川氏は私達が未だ学生の頃、大学に招いたことがある。当時はギターとリュートの二本立てで確か180番教室という大きな所で演奏をしていただいた。 先のことであるが楽しみである。

2008年9月23日火曜日

お彼岸

 いいお天気でした。天気予報のとおり気温も30℃まで上がり、野良仕事には暑すぎるほどでした。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので北の地方では明日から寒くなるそうです。
 昔から植え物も彼岸までにするといいとよく言われてきました。もっとも縦に長い我が国では地域によってタイムラグはあるでしょうが気候の変わりと秋雨を利して秋野菜・冬野菜の植え付けをするのは納得のいくところです。とはいえなかなかこのお天気も毎年規則正しく変わり目を迎えるわけでもないので全てを自然の雨水に頼っている私としては天気予報に一喜一憂してしまいます。世間の人が憎く思う雨でも私にとっては恵みであったり、またその逆であったりもします。
 というわけでね野菜の種まきも終了した菜園に今日も行って来ました。ソラマメやエンドウの畝をたてることがまだ残っていたからです。知り合いは既に種を蒔いたと言っていましたが私は毎年10月になってから蒔くことにしています。牛糞と化成肥料を根肥に3列ほど畝を上げてきました。
 収穫も楽しみなことは確かですが、この時期はソラマメが来年はどれくらい採れるだろうかとか今年は去年のように伸び放題にせず管理をしっかりやろうとか収穫した物はどのように食べてやろうかとかいろいろと思いをめぐらします。これも楽しみの一つです。
 時間があったので栗を一部収穫し、二十日大根やサニーレタスを採りキュイの世話をし伸びきったプラムの整枝をし帰ってきた。

2008年9月20日土曜日

よく降りましたなあ!

 台風一過。それにしても今回の13号台風は雨台風でした。
台風の被害も気になるので今日は午後から菜園に行って来た。先週はカラカラに畑が乾いていて冠水用の水をわざわざ運ばなければならなかった。畑に置いてある水槽の水も全てつかいきっていた。ところが今週の連日続いた雨、自然とはままならぬものである。さて、水槽をのぞいてみたら満杯になっていた。この水槽は深さが40㎝はあるのでそれ以上の量の雨が降ったことになる。例年これだけの雨が降ると必ず畝が切れてしまったりするのであるが今回は土壌の流失はなかった。雑草の根がしっかりと土を掴んでいてくれたのだと思う。
 遅まきの野菜の種も芽をだしていた。レタスの苗を植えこれも遅いとは思うが秋ジャガを植え付けた。漬物用に大根葉を間引きしニンジンを収穫し、彼岸用のシキミを採って帰ってきた。
 キンカンの葉陰を見ていたらカマキリと地蜂の対決があった。蜂が勝つだろうと思ってしばらく見つめていたがカマキリの必死の反撃で蜂は退散してしまった。秋の虫の被害は大きいのだがなるべくナチュラルな生態系がいいと思っているので野菜の虫食いは容認している。そのおかげで昆虫たちのいとなみを観察するのには事欠かない。
 生き物といえばトカゲや蛇が突然前を横切っていくのには時々驚かされる。昨年は蛇が蛙を追っかけていくシーンに出会ったが、その動きの速いのには認識を新たにした。食うか食われるか彼らの世界も大変である。

2008年9月18日木曜日

フルートとギター

 外は相変わらず台風13号の影響で雨が降り続いている。仕事から帰り食事を済ませたら、ついうとうとと眠ってしまった。シャワーを浴び最近手に入れた1978年録音の"The Classical Duo of Montreal"というアナログレコードを聴いてみることにした。カナダのレコードである。フルートはEric Winer ギターはDavis Joachimである。
 収録されている曲は①Leonardo Vinciのsonata in Re ,②CarulliのSerenade Op109No1,③MargolaのQuattro Episodi,④OttoJoachimのNight Musicと⑤Intermezziである。輸入盤であるためジャケットは英語とフランス語でかかれている。①②はバロック・古典派③④⑤は現代音楽と言ってもいいであろう。
 Vinciはスカルラッティの頃のイタリアの作曲家でオペラ作曲家であったらしい。スカルラッティのアシスタントの指揮者であったことが記されている。Carulliはギターを弾くものであったら何曲かはレパートリーとして取り入れていると思う。彼の作曲した二重奏などはとても楽しめる。難易度の低いものは知人と演奏したこともあるしブリームとジョン、そしてプレスティとラゴヤのデュオは素晴らしい演奏を聴かせてくれている。
 Margola(1908年生)はイタリアの作曲家で合わせ物をたくさん残している。これ以外にも四つのソナタを書いている。聴きやすい親しみの持てる曲である。
 Joachimの曲はやや難解で武満徹の作品を思い起こす。

 ギターとフルートのコンビネーションは以外と多くありレコードやCDで聴くことができる。古くはリュートとリコーダーの曲が数多くあることを考えると納得のいくところである。
 随分昔の話になるが、この「ギターを楽しむ会」に飛び入りで参加してくれるかも知れないI氏と故人になってしまったが上杉氏のデュオを定期演奏会に載せたことがあった。キュフナーというドイツの作曲家のセレナードであった。後になってこの会のメインゲストである広垣氏と私でギターの二重奏に直して「伊勢ギター友の会」で演奏させていただく機会があった。

 一通りレコードを聴き終えた。ギターとフルートのバランスをよく踏まえた演奏だと思う。伴奏のように聞こえる所もあるがあくまでも両者の楽器は対等であることもこの演奏から聞き取れる。

 アナログのレコードを聴くときはCD等と違い、儀式のような準備がいるしソースのメンテナンスも要るので面倒であるが、音に鮮度があるように私は感じている。人間の耳はある程度いい加減なものでMP3とCDの違いなど殆どわからない人が多いようだが、私はレコードに愛着を持っている。ジョン・ウィリアムスがジュリアー二のギター協奏曲を若い頃レコード録音し同じものがCDでも出ている。両方を所有しているがレコードの方が遙かにいい音を聴かせてくれている。前述の鮮度が違うのである。
 もしかしたら装置の違いも関係しているかも知れない。レコードは主にサンスイの907シリーズのアンプで楽しんでいるがCDはデッキは今日的なものを使いアンプも607シリーズのもので聴いている。アンプの違いは私の耳でもわかるような気がする。もちろんスピーカーにも左右されるのである程度のところで妥協(経済的にも)しなければならない。
 それよりも「志摩ギターを楽しむ会」で生の演奏を聴いた方が、いいに決まっているという結論に達しました。

2008年9月15日月曜日

恵みの雨

 連休中は毎日野良に出ていた。7月の終わりにポットに種を蒔いたのだがどうも高温に参ってしまったようだ。悔しいけれど二度蒔きになる。白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの定番にカブ、小松菜、ほうれん草、水菜、大根、レタス、青梗菜などを蒔いた。
 サツマイモを少し掘り、ネギの土寄せをし、栗の木の下に電気柵を補強し道沿いの草刈りをした。これで三日間はあっという間に過ぎ去ってしまった。午後からの雨で今までカラカラに乾いていた大地が潤った。成長がたのしみである。
 何と言っても時折頬を撫でる秋風の爽やかさを楽しむ毎日であった。

コンサートに向けて

 11月の「志摩ギターを楽しむ会」の日と会場が確定したので、メールアドレスがわかっている方々には日時の連絡をぼちぼち開始した。プログラムが確定したら一斉に周知するのだが、郵送料も会費から捻出しているのでそう何回も切手を購入するゆとりがない。
 そんな中、私の先輩でもあるI氏にメールを出したところ時間の都合がつけば飛び入りで演奏してもいいとの返事をいただいた。氏は某大学の医学部で教鞭もとる傍ら、某大学のギター部の顧問も引き受けられている。ギター音楽に対する情熱には敬意を表さずにはいられない。
 氏のブログをいつも楽しみにしているが、「志摩ギターを楽しむ会」のことについても触れていただいている。11弦ギターで「ヘンデルのサラバンデ」を演奏しましょうかという内容のことが書かれてあった。この曲は私が若い頃、定期演奏会でソロを演奏させていただいた曲である。思い入れも強く、この曲を聴くたびに懐かしさがこみあげてくる。次のところにアクセスすると田部井氏の演奏を聴くことができる。http://jp.youtube.com/watch?v=8QzKVp_ut4U
 とは言うもののIの多忙さは我々の比ではない。いつか是非志摩にきていただき演奏していただけるのを楽しみにということで、11月のコンサートに臨みたい。

2008年9月6日土曜日

長い雨

 今日は土曜日。朝から何とか雨も降らず晴耕といったところでしょうか。私のように土日か休日しか農作業に出ることができないものにとっては、大雨、長雨、日照り続き等の自然現象の気まぐれには一喜一憂させられます。先々週、秋野菜の種を蒔いたのですが発芽はしたものの長雨にたたれてしまい調子がいまいち、また白菜、ブロツコリー、カリフラワーは二度蒔きをすることになりました。
 午後からだったけれど大根の種を蒔き、ワケギ、ニンニク、ほうれん草、ニンジン、小松菜の種を蒔いてきました。ネギに土寄せをし鶏糞を与え冬の鍋物に備えました。けれど天気予報によると来週はお天気が続きそうです。せっかくお湿りを空からいただき張り切って種まきをしたのに一週間天気予報を見続けなければならなくなりました。
 電気柵(イノシシがたくさんいるのです。)の周りの草を刈り、ピーマン、なす、サツマイモを収穫し岐路につきました。
 畝をたて、肥料を施す肉体労働は土日農家の私には堪えますねえ。

 さて、イノシシの話なのですが、最近自分の家の近くにも出没していることがわかってきました。近所の畑のサツマイモが一晩でかなりの被害を受けました。まさか住宅地の近くまでやってくるとは考えもつきませんでした。狩猟で生計を立てる場合は、その日が不漁であっても次の日に大漁をすることがありますが、農耕は一度被害を受ければそのシーズンは収穫がゼロになってしまいます。私ももう何年も昔にサツマイモやジャガイモを一晩で全部食べ尽くされたことがありました。腹が立つというより失望感の方が先に立ちました。丹誠込めて栽培していても彼らは収穫前にやってきます。数ヶ月の努力が水泡に帰します。専業でやっている農家の方にとっては死活問題ですね。
 原因はともかく一時は志摩には五頭もイノシシはいないだろうと言われていました。最近は農業をする人も高齢化となり里山は手入れも行き届かず広葉樹がのび放題で畑にも十分日光が差し込まないような景観となっています。当然イノシシの生息には好都合で、森のすぐ傍に絶好の餌場があると言ってもいいような状態です。私の畑もご多分に漏れず4時過ぎには日陰になり朝日の差し込むのも9時頃になっています。日照権のことを云々するのは何も都会のビルの谷間だけの話ではありません。
 それはさておき、対策として以前は海苔網を畑の周りに張っていましたが効果はありませんでした。あと一週間で収穫と言うときに全滅していました。この時の落胆は筆舌に語り尽くせません。(大げさかも知れないけれど、実感です。)今は電気柵を使っています。電圧は高いのですが電流は小さいので人間には実害はほとんどありません。電源も自家用車のバッテリーを使っています。
 イノシシだけが害獣ではないところが悔しいのですがね敵は空からもやってきます。今年は本格的にヤフオクで漁網を調達し空襲に備えました。スイカやキュウリトウモロコシは守られました。今は落花生と黒豆(枝豆で食すと最高ですよ。)をしっかりと守ってくれています。
 そこまでして野菜作りを続けるのは理由がありますがそれはまたいつか・・・

2008年8月28日木曜日

会場が確保できました。

 今日8/28(木)に阿児アリーナに行ってきました。コンサートの日は11月29日(土)7.pm開演です。
今回は、広垣氏と明和町のY氏のジョイントになります。Y氏は個人的には面識が無いのですが広垣氏のご尽力で来志が実現しました。私と同様に某大学のギター部に所属していたそうです。社会人になられてからも演奏活動に対する情熱を持ち続けておられるご両人に頭が下がります。二重奏も披露していただけそうなので、今から楽しみです。
 今年度はスタートが30人程度でしたが、後期からの入会も問題は無いので勧誘及びPRを積極的にしなければなりません。年会費は1000円ですが、半期なら500円でOKということでお願いしましょう。

2008年8月23日土曜日

第4回のコンサート

 11月の終わりあたりで「ギターを楽しむ会」本年度の最後のコンサートを考えています。今回はメインゲストの広垣さんに加えてもう一人の演奏者吉川さんを予定しています。
 私と会場と、お二人の日程の都合を合わせないと・・・なかなか調整が難しいところです。会場の阿児アリーナは二ヶ月前にならないと予約ができません。また、土曜日開催なので大きなイベントが入っていると会場を押えることが出来なくなってしまいます。とりあえず今月末にはコンサートの日を決めたいと考えています。
 今回はデュオが聴けそうなので個人的には楽しみにしています。ギターを小さなオーケストラにたとえた音楽家の話は有名ですが、二重奏も捨てがたい魅力があります。プレスティとラゴヤや兄弟、ファミリーで息の合った演奏はレコードに残っていますが、その中でも私が衝撃を受けたのはジュリアン・プリームとジョン・ウイリアムスのレコード会社をまたいで企画された演奏でした。イギリスでのコンサートはしばしばあったそうですが夢の実現だったと思います。YOUTUBE でもアップされているので気の向いたときに聴くことができます。CDでも出ていますが私はレコードで聴くのが好きです。
 もう既に十年の年月が経過していますが、当時同僚の方とデュオを楽しんでいました。幸いにして「伊勢ギター友の会」の定例会に招かれて稚拙な演奏を披露させていただく機会も与えてもらいました。このころ古森廣氏の楽器を入手したので楽器を弾きこむことに専念していた時期でした。音色もさることながら、バランスのいい創りの楽器で大変気に入っていました。
 まだまだコンサートは先のことなのですが楽しみが増えました。せっかくの機会なので志摩の多くの方々に紹介しなければと考えています。年会費は千円なのですが、今年も半年会員はワンコインで入ってもらうことにしましょう。三十人くらいでいつも開催していますが五十人までは何とか会場の許容範囲だと思っています。

2008年8月21日木曜日

壊れたスピーカー

 今日、某所で講演会があり聴講してきた。どうも他人のサクセスストーリーというものは、自慢話もほどほどにと言いたくなってくるものである。聴いていて疲れを感じた。これは自分にとっても肝に銘じておきたいものである。
 さて、ギターを楽しむ会の会員でもあるH君に場外でお会いした。以前彼の職場に自作の塩化ビニル管を使ったスピーカーをもらっていただいたのだが、誤ってコーン紙に穴を開けてしまったらしい。このスピーカーはYoshii9というビルゲイツも賞讃したものを真似て作ったものだった。小口径のフルレンジユニットに仮想グランドを付け一メートル位の管に入れたものである。基本的にはスピーカーと塩ビ管の間にゲル状物質を空気が漏れないように入れるだけの構造のものである。吸音材やユニットにはそれぞれ工夫がいるが、この小口径のスピーカーからでてくる音の豊かさには驚いたものであった。また、部屋全体が音に包まれているように聞こえるので音楽に浸れるような楽しみ方ができた。クラシックギターや室内楽や小編成の弦楽合奏を聴くのに適していると自分では感じていた。
 何組か作ったのでH君の職場でも使っていただいていた。とりあえず応急処置の方法を伝えておいた。今はJSPというメーカーが製作過程を公開しているシステムを取り入れた自作のものをメインに聞いているので、いまだに大事に使っていただいていたのだと有り難く感じた。

2008年7月13日日曜日

マムシに遭遇

 毎日暑い日が続くようになりましたが、暑中お見舞い申し上げます。

 さて、13日の土曜日に一週間ぶりに菜園に行って来ました。あまり歓迎したくないマムシがいました。もともとこの畑には昔からマムシはいなかったのですが2年前に3匹処理しました。昨年は現れなくてホットしていたのですが、多分見なかっただけかも知れませんね。

 突然足下に現れるとギョッとするものです。どうも私たちほ乳類は進化の過程では虫類にはいじめられていたのかも知れませんね。その名残と、母親からマムシやヒバカリの怖さが過剰に刷り込まれているのかも知れません。怖くはないけれど親しみは全然覚えません。

 たっぷりと雨をため込んだ地面に、最近の高温で我が物顔に生い茂った草も彼らに絶好のエサ場と隠れ家を提供してしまったようです。早速、草を刈り払ってきました。それにしてもこの日の暑さはちょっと外で体を動かすだけでオーバーヒートしてしまいます。水分補給には気を付けていたのですがなかなかクールダウンしなかったです。

 一通り草刈りを済ませていたら、お隣の畑の方が市の許可を得たのでイノシシの捕獲用ワナを仕掛けたと話をしていました。お隣さんは全て茶畑にしているのですがイノシシはブルドーザーのように畑を荒らしていきます。私の畑も数年前には大変な目にあいました。収穫前の作物を一晩で全部食べられてしまったことが何回かあったのです。今は電気柵とネットで進入を阻止していますが、敵はイノシシ以外にもいるようです。

 キュウリが食べられていました。多分カラスかカメの仕業だと思うのですが現場を押さえていないので冤罪かも知れませんね。

 マムシだけは毒を持っているので

2008年6月28日土曜日

Julian Bream

久しぶりにヤフオクでブリームのレコードを手に入れた。「リュートによるヨーロッパ宮廷音楽」というアルバム名である。ブリームはギタリストとしては私の最も好きな演奏家の一人である。最初に聴いたバッハのリュート組曲の印象はその後自分のギター音楽の好みの傾向を決定的にするものだった。若いギタリストたちの演奏は技術的にも私自身とても高く評価している。むしろギター音楽はこの方向に進まなければならないと思っている。
 ブリームの音楽はそれに比してやはり古めかしさを感じるのであるが、巨匠セゴヴィアのようなどう考えても納得のいかないような演奏ではない。右手のフォームだってどちらかというと両者とも現代の演奏家より親指を直角に構えたりしている。私も筋肉や筋の不自然さは感じつつもそのようなものだと思い真似をして弾いてきた。
 さて、ブリームのリュートのレコードは他にも所有しているがジャケットも綺麗だったので食指が伸びてしまった。リュートという楽器は形はマンドリンのようで(マンドーラに近い)ルネサンス、バロックの時代には隆盛を極めていた。音域はギターによく似ていて、ルネサンスリュートはギターの3弦をFシャープに調弦し3フレットにカボタストを付けるとそれなりにリュートの曲を弾くことが出来る。
 音色は繊細で独特の味わいがある。ただし、音量に乏しくバロックリュート以降は弦の数も増えてしまい、やがて音楽そのものが宮廷からコンサートホールに舞台を移すようになり、自然に沈滞していった。調弦も大変で、演奏家は一生のうち半分以上はチューニングに時間を割いていたとも伝えられている。
 当時の曲は今のように五線紙には書かれていず。タブラチュアに書かれていた。散逸してしまったものは圧倒的に多いと思うが、今でも古いヨーロッパの図書館に埋もれていたなどと言う話を聞くことがある。当時の演奏家は王宮に召し抱えられヴァイオリン奏者よりも遙かに高額な報酬を得ていたのだから、作られた曲数も相当なものだったと推測される。
 20世紀になり古楽が復興してからリュート音楽やチェンバロ、そして古楽器を使用したコンソートが復活してきた。リュート専門の演奏家もいるしブリームのようにギターとリュートの両刀遣いもいる。ブリームの演奏はいわゆる専門のリューティストのスタイルとは異なっているそうであるが私はすきである。確かにラゴスニック等の演奏とは異なっている。ギタリストはどうしても爪がありますからねえ。
 私が所属していた某クラブでも中川祥治さんというリューティストを招き、大学の大きな講義室でコンサートを企画したことがあった。当時中川さんはギターも演奏されていた。日本人にも世界的に高名なリューティストがいる。
 一人で静かに音楽を楽しみたいとき、リュートの音楽はお勧めである。
 リュート音楽については、いつか続きを書きます。

 明日、あさってはお天気が良くないようです。菜園の雑草が気になってしかたがない。金曜日は定刻に仕事を切り上げキュウリ、なす、ピーマン、三度豆を食べきれないくらい収穫してきた。その時、雑草の勢いを見てしまったのだ。雨ならしかたがないですね。それはそうと、原油の高騰が気になりますねえ。ガソリンの値上げを始め石油関連商品が軒並みアップしてきています。ところでこの国の生産物は農業・工業を問わず全て石油関連商品ですね。
 化成肥料や私が多用しているポリマルチなども大幅に値上がりしそうですね。明日、雨が激しかったら給油をしてから石油関連商品を買いだめしましょうか。

2008年6月20日金曜日

そろそろ黒豆を

 そろそろ隣町磯部の御田植え祭が近づいてきた。子どもの頃は2時間だけ学校があり後は放課となった。自分たちの町の祭りではないが学校も粋な配慮をしてくれたものだと思う。沿道の出店が何より楽しみであった。
 さて、この頃になると母親は黒豆の種を植えていた。私もそのことを思い出し近年は栽培している。この豆は正月料理ではよくお目にかかるが最近はココアに入っていたり納豆に入っていたりする。何でも体に良いそうである。
 私はこの豆はエダマメでいただくのが最高だと思っている。普通のエダマメ(大豆の未熟なもの)よりも実がはるかに大きいし味も濃厚である。自分の勝手な思いこみかも知れないがコクがある。エダマメは野菜を食べていると言う感覚だが、これは豆という穀物を食べている(野菜には違いがないのであるが・・・)という感覚なのだ。
 黒豆もエダマメとして食べられる期間は限られている。未熟では実に味が乗っていないし、かといって完熟になってしまうと豆そのものになってしまう。適度に熟したものは甘みが有るのである。
 
 週末、お天気は悪そうであるが、黒豆を植えに行こう!

2008年6月15日日曜日

キュウリが次々と

 土、日と菜園で汗を流した。今年は芋苗の発育が思わしくなくジャガイモの後に畝をたてても十分間に合うような状況だ。
 土壌を苦土石灰(石灰にマグネシウムが入っている)で中和しておいたし施肥も済んでいたのでサツマイモの畝を作った。小さな耕耘機で畝を立てるのだが最後はクワでならさないと見た目がよろしくない。黒いマルチをすっぽりとかけて完了。私が菜園に行けるのは土日か祝日に限られている。そのため畑仕事の半分は常に雑草との戦いなのである。文字で書くとこれだけのことなのだが、なかなかの重労働である。
 琵琶は最後の収穫はどうも鳥たちと分け合ってしまうことになってしまった。
 数年前に植えたプラムが少し赤く色づいてきた。これも鳥たちと分けることになるのだろうか。
 見上げるとキゥイの無駄な枝が随分伸びてきている。放置すれば養分が実(現在直径1.5㎝)に行き渡らない。これも剪定することにした。雑草は相変わらずのび放題である。一雨で急に伸びてしまいそのままにしておくと種をばらまくことになる。耕作していないところは草刈り機でかたづけることにした。

 本題のキュウリの収穫であるが、これもとる時期を逸すると瞬く間に1㎏くらいの大物になってしまう。何にでも食べ頃というものがあるようにと思うのだが、週末までとらずにいるのが現状である。さて、そのキュウリであるが緑がとても濃く、どちらかというと深緑色をしている。恐らくこの季節の強い紫外線から必死で身を守り続けたのであろう。豊富なポリフェノールが含まれていると信じながらいただいている。子供の頃、ぬか漬けにしたキュウリをおやつ代わりにガブッと丸かじりした思い出と香りが鼻からぬけていった。

 さてさて、このブログのことが私の隈友H.T氏のブログに紹介されていた。私も大人になってからずうっと彼のことを同級生では他の追随を許さないDoであると思っている。冗談はさておき、縁あって同じ町に住み続け何か企画するときはいつも助けてもらったりしてきた。持ちつ持たれつ・・・詳細を記すと「今だからこそ、笑えるね!」という話になってしまうので止めておきます。もちろん彼はいつも話題の中心人物ですがね。
 今回「志摩ギターを楽しむ会」の企画にあたっても彼には随分お世話になった。彼自身はカントリーミュージックをこよなく愛する人なのですが、クラシカルギターの演奏会にもおつき合いしてくれている。未だ白紙状態であるが11月末か12月に予定している定例の演奏会に向けて企画を立てるときはお世話になることであろう。

2008年6月11日水曜日

楽器の話

 今日は所用があって「志摩ギターを楽しむ会」のO氏の店に寄らせていただいた。用はすぐに足りたので世間話をしているうちに河野賢さんの楽器の話になった。生前の河野さんの楽器は実績もあり日本を代表する制作家であった。私の友人も何人かは河野の楽器を購入している。今は何かと材料が手に入りづらく制作家の苦労も察するものがある。さて、その楽器が売り出されていたと言うことであった。楽器は単なるブランドで選ぶわけにはいかない。ネックの状態やとりわけ表面版の状態など視認できるものはわかるのだが、バランスや音色、弾きやすさそして何よりも数年弾き込んでから結果が出るものだから難しい。
 私の先輩のI氏のブログに大学のクラブの後輩が量産品の方がいい音を出している・・・というくだりが書き込まれていたが、バンバン鳴るという視点で見ればそうなのかも知れない。
 楽器へのこだわりはなかなか語り尽くせるものではないが、その楽器のスペックに見合うだけの技量を持っているのかと尋ねられれば、俯いてしまう私である。
 自分も最初は名古屋の松岡の工房を訪ねて量産品を求めた。考えてみれば学生であった当時3ヶ月以上の生活費に相当する出費で思い切って買えたものだと今でも思っている。親には申し訳ないことをした。数年これを引き続けフレットもかなりすり減ってしまったが後輩がぜひ譲ってほしいと言うことで持っていた全ての楽譜と共に使ってもらうことになった。今でもネットなどで同じ楽器が出てくるとときめくことがある。
 その後ヤマハの量産品を長いこと使っていた。かなりの時間の経過はあったが少しゆとりが出てきた頃、今や日本を代表するギタリストの藤井敬吾氏のお世話で小森廣氏の楽器を手に入れることができた。冒頭の河野賢氏の高弟に当たる人である。北海道に住まれていて今年いっぱいで制作は終えられるそうである。
 私なりにかなり満足している楽器である。音にメリハリがあり決して華やかではないが、しまりのあるしっかりとした音を出してくれる。音色は録音したり大きめの会場で弾いたとき違いがわかるような気がする。弦は高音はプロアルテ、低音弦はオーガスティンの赤ラベルを張っている。残念なことにここ数年音を出してあげる機会が無く、ただ楽器の状態を維持している程度である。
 「志摩ギターを楽しむ会」で会員の方がこのギターを弾いて下さったらうれしい限りである。
 またいつか楽器については書いてみたい。

2008年6月5日木曜日

PA

 とある演奏のために急きょPAを用意しなければならなくなった。自分の範疇の演奏でマイクロフォンを使い音を増幅して出すことは今まで無かった。ミキサーがあると何とかなるのだが・・・いろいろ思案した結果やはりPCの力を借りることになった。コンデンサーマイクの拾った音を外付けのサウンドカードを介しオーディオアンプに入れそこからスピーカーに出力することにした。
 そもそも人から「スピーカーある?」と聞かれ、「あるよ!」って安く答えたのが失敗だった。確かにスピーカーは自作のものも複数持っていて保管場所にもこのごろ困っていたところであった。塩ビ管を使いタイムドメイン社もどきのものや、自分ではとても納得しているJSP方式のものである。パイプオルガンの音が出したくて試しに作ってみたところ30㎝ウーファーを備えたサンスイの3ウエイをはるかにしのぐと言っても過言ではない。(自画自賛?)ところがマイクロフォンもアンプも全て用意することになってしまったという次第である。
 試奏してみたが自分の六畳の洋間では納得できたが会場では多分調整がいるだろうと思う。専門家ではないのでこの辺りの調整は全く自信がない。実際の演奏者もかなり耳の肥えた人らしい。(汗)

2008年6月3日火曜日

琵琶の試食

 最近、町の人から琵琶をいただいた。初物である。ちょっと小振りで酸味も強く未だ甘いとは言えなかった。意を決して、日曜日に畑に出かけた。目的はジャガイモの収穫であった。土曜日まで雨に打たれたので水分を多量に含み、このままだと保存が危ぶまれると思いつつ来週の晴天も保証がないので入梅前に掘ることにした。
 芽欠きをさぼってしまったので例年のような大きなものはあまり期待していなかったがまずまずの出来であった。家では食べきれないので親戚にお裾分けとなる。
 作業も終わりに近づいた頃、琵琶のことを思い起こし少し収穫してみた。茂木琵琶という品種で彼岸の頃に袋をかけてあったものである。この効果は絶大で非常に綺麗な肌をし、なおかつ大振りなものが収穫できる。少し早かったが一部収穫することにした。
 程良い甘みとみずみずしさは菜園で熟し切った果実にしか味わえない美味しさである。優しく剥いてげると抵抗もなく丸い可食部が現れる。一口かじると果汁が堰を切ったようにほとばしる。至福のひとときである。「びわは明るい木の実だから・・・」という童謡を思い起こした。

2008年5月31日土曜日

ヴァイオリン協奏曲ニ短調 ラ・フォリア

 私はコレルリのヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品15の2「ラ・フォリア」を学生の頃からギター二重奏で楽しんできた。ギターのDuoへの編曲は原曲のイメージはそのままだけど全く忠実に書かれたものではなくしばらく元の曲は何だろうと思っていた。フォリアといえばスペインの三拍子系のダンスでサラバンドなどの親戚だと思っていた。学生の頃は豊橋市出身のI君や、今や雲の上の存在になってしまっている藤井敬吾君をつかまえて(身の程知らずの厚かましさ)部室でよく弾いたものだった。最近といっても10年も前の話になるが伊勢市の広垣氏の主宰していた「伊勢ギター友の会」で演奏させていただいた事がある。
 グリュミオーのvln演奏で今は楽しんでいる。作曲家コレルリ(1653-1713)は当時かなり高名な音楽家であったらしい。この曲は1700年にローマで出版された作品5の12番にあたる。主題と22の変奏からなっているが聴いていてとても楽しい。また、ギターの編曲ではいろんな演奏(トレモロ、ピチカート)やメロディの掛け合いがあり、これもまた気軽に楽しめる。
 今日は外に出られないので音楽を聴いていた。

2008年5月29日木曜日

梅雨?

 よく降りましたわ。梅雨のはしりですかね。雨量はともかくこの辺りで菜園を始めようとすると風対策をきちんとしておかねば話になりません。今日は仕事の帰りに畑を見てきました。職場には上司を始め、まだ居残っている方々がいたのですが「そんなの関係ねえ!」
 私、思うのですが定刻を過ぎたら自分のモードに切り替えてもっと時間を有意義に使わなきゃってね。人生、何のために生きるのでしょうね???効率を上げ、かつIT機器を有効利用すれば短時間で多くの仕事をこなし定時に切り上げアフターファィブを楽しめるのになあ。合掌!!!
 かくして、私めのパラダイスでもある畑に行って来ました。何のことはない、トウモロコシは倒れているしピーマンも地面と平行状態になっているし、雨で雑草は元気を取り戻しているし。そんなことを言っていてもしょうがないのでキュウリとレタスを収穫して倒れた野菜たちを起こしてきました。
 週末、本格的に手入れをしたいのですがどうも雨模様。ジャガイモも収穫しなければならないのに気にかかります。本業どころではないですなあ。

2008年5月28日水曜日

仕事帰りにちょっと寄り道

 昨日のことになりますが今村信悟さんのライブを楽しんできました。四国は今治市出身のミュージシャンです。ちょっと気になっていた「コンドルは飛んでいく」という名のコーヒーショップが会場でした。道路から離れた、よほど気を付けて見ていないと存在すら気づくことのない隠れ家のような喫茶店です。
 ボサノヴァ・ポップス・ジャズのプログラムなので自分のやっているクラシカルギターとはジャンルが違うのですが友人のT氏からお誘いのメールをいただいていたことと、一本のギターでどのように音楽を表現されるのか興味があったので行って来ました。
 ギターを楽しむ会の仲間も何人か見えていました。中でも今回世話役の労をとっていただいたN氏に再会できたのは幸いでした。
 志摩の地でも仕事帰りにちょっと音楽を聴きに立ち寄れる場があるといいなあと思いながら帰路につきました。

2008年5月26日月曜日

キュウリの初物とラフマニノフ

 一昨日ジャガイモと一緒に収穫したキュウリを食べてみました。地這いのキュウリは種から苗を育てるのですが蔓性のものは苗を購入しています。そのキュウリが実を付けました。昨日のジャガイモではないですがやはり美味さが違います。アミノ酸系の味がするような気がしてなりません。また、好き嫌いは有るかも知れませんが鼻から抜けるキュウリ本来の風味も市販のものとは違うように思えるのです。
 そのうち食べきれないほど実ってくる頃には見向きもしなくなるのですが今は愛おしむように歯ごたえを楽しんでいます。

 昨晩はN響アワーを楽しみました。ラフマニノフのピアノコンチェルトの2番でした。この曲との出会いは未だ二十歳になる前だったのですが三楽章の美しさは忘れられません。この日は中村紘子さんの演奏でしたが私はLPレコードですがリヒテル、アシュケナージ、ポンティ等の演奏したものを持っています。時々無性に聞き返したくなる音楽の一つですね。

2008年5月25日日曜日

ジャガイモの試掘

 日本は南北に長い国なので作物の収穫時期にもかなりの時間的なラグが有りそうです。詳しいことはわかりませんが、ここ志摩地方では二月に種芋を植え付け入梅の前に収穫するのが習わしでした。私の先代までずうっとこのように栽培していました。近年のことですが近所の農家の方からクリスマスの頃に植えてみては?というアドバイスをいただき実行してみると大きな芋が採れたのです。大げさかもしれませんがリンゴくらいのものが土の中からゴロゴロと出てくるのです。
 今年も12月下旬に植え付けました。ただし芽がたくさん出たときに芽かを怠けてしまったので大きさは期待できません。というわけで昨日、雨が降る前に試掘してみました。早めに人様に差し上げようと思っています。小さなものはそのまま茹でて塩やマヨネーズをつけて食べたりして楽しみました。新ジャガ独特の美味さに毎年感動しています。
 私、思うのですが肥料とか栽培方法以外に畑の土によって味が左右されるのではないかと。自画自賛するのでは無いですが、この畑で採れたジャガイモやサツマイモ以上に美味いと思った芋が無いのです。
 今年は男爵・メークィーン・アンデスの・・・(赤い芋)・それから紫の芋(これは初めて栽培しました。)この最後の紫色の芋が食味が栗に似ていて思っていた以上に美味いのです。

 これから一人で収穫にはなかなか労力を要しますので、何回かに分けて梅雨前まで掘り続けます。
明日からまた仕事ですが、今度の土日にはぼちぼち琵琶やキュウリの収穫と除草をしなければなりません。

2008年5月24日土曜日

LPレコードの外袋

 昨日LPレコードの外袋を求めました。
 個人的にはクラシカルギターを趣味にしていますが、同時にクラシック音楽を聴くことも楽しみの一つにしています。音楽ソースの中にLPレコードが有りますがCDが登場してから瞬く間に店頭から駆逐されてしまった感があります。今ではそのCDショップも危機に瀕しているようですね。
 私、時の流れに逆らっているわけでもないのですが、LPレコードも大切に手入れをし聴いています。考えてみれば何百億枚以上のLPが生産され、それらが廃棄されたか個人の棚に聴かれることもなく眠ってしまっているのですから勿体ない話です。もっと物を大切にしたいものです。
 取り扱いの手間や再生機器のことを考えると確かに煩わしさを感じるのですが過去のレコードが全てCD化されているとは言えないと思うのです。少なくとも過去の名盤をCDで求めようとしても困難なものがあります。特にマイナーな趣味のものについてはそれが言えるように思います。(ギター、リュート音楽、バロック・ルネサンスのような古楽・・・)
 レコードのことはまたいつか語るとして、この前からバランスウオッシャーとビスコでレコードの手入れをしていたら外袋がかなり痛んでいることが気になり出しました。レコードに埃は大敵なことはわかっていますが、どうもビニルの袋が経年劣化で茶色くなりかけていました。私、喫煙者でもあるのでなおさらです。特に煙やヤニは静電気で引きつけられてしまうようです。こうなれば矢も楯もたまらずネットで注文してしまいました。一昔前なら入手はあきらめざるを得なかったのですが今はたとえ田舎に暮らしていても簡単に買い物が出来る時代になりましたね。
 そんなわけで、古きコレクションたちを新しい着物に着せ替えました。ますます愛着がわいてきましたね。
 

2008年5月21日水曜日

えっ!楽譜が無料で?

 今日、学生時代の先輩のブログを覗いていたらシューベルトのアベマリアの楽譜が紹介されていました。最近、ギターと他の楽器やソプラノとの合わせ物の楽譜を物色していたところなので早速このURLにアクセスしてみました。
http://www.free-scores.com/download-sheet-music.php?pdf=4995
何と多くの楽譜がPDFのファイルで公開されていたのです。
 私目、ダボハゼが餌に食らいつくようにDLしてしまいました。中でもバリオスの曲は少しのためらいもなく全部いただいてしまいました。著作権もありそんなに安価に買える物でもないのにねえ・・・ごっちゃまになります。
 明日はそっと鞄に忍ばせて職場に持参し、昼休みにはにんまりと眺めてみようと思っています。
 蛇足ながら、一般のコンサートではなかなか耳にする機会も少ないのですがバリオス=マンゴレの作品はお薦めです。YouTubeでも聴けますがジョン=ウイリアムズの演奏は素晴らしいです。私も彼が来日した時、大阪まで聴きに行ったことがありますがあのコンサートの感動は忘れられません。PAを使用したり使っているスモールマンの楽器の好みはともかく深い感銘を受けました。

今日からブログを始めました。よろしくね!

 今晩は、今日からブログを始めました。
 志摩の地で「志摩ギターを楽しむ会」を主宰しています。まだ始めたばかりで年に二回ほどのささやかなコンサートを企画しています。会員制を取っていて、今のところ約30人ほどの仲間がいます。
 ギターといってもクラシカルギターの演奏が中心で伊勢市に在住のH氏をメインゲストに毎回コンサートを企画しています。将来的には広く演奏者を募ったり他の楽器やボーカルとの組み合わせなども視野に入れています。大きな組織ではありませんが細く長く音楽を楽しんで行きたいと思っています。