2013年1月31日木曜日

ここしばらく多忙で

 ここしばらく多忙でブログも更新していなかった。何が多忙というわけでもないのだが、毎晩こそこそとスピーカーを組み立てていた。昨年も何台か作っていたがスクラップ アンド ビルド というとりわけ生産的ではないような事に没頭していた。農作業も寒の最中、特記するような活動はなかった。

土木作業
 そんな中この画像は小屋を建てるべく準備をしている工事現場である。丁度堆肥を積んである東側になるが、ここに農作業で疲れた体を休めたりする小屋を計画している。数年前から企てていたが遅々として具体化せずに今日まで至っている。何故土木作業かというと、私の菜園は全体的に東に向かって緩やかな傾斜地になっている。普段の農作業には何ら支障はないが、小屋を建てるには少し傾斜が気になる。ここ2年ほど何も作付けせずにいたので表土はコンクリートのように固まり、スコップではそう簡単に掘り返せなくなっている。仕方なく耕耘機で土を砕くように削り、それを低いところに持っていく作業に取りかかった。締まった土は石のように重く、わずか10メートルほど運ぶにも足腰に負担がかかる。この作業は小春日和の日を待ちながらしばらく続きそうである。

2013年1月23日水曜日

捜し物をget

 昨年の秋から南瓜の種を探し続けていた。もちろん南瓜の種蒔きのシーズンは過ぎていたので店頭に並んでいるはずもなかった。しからば、実が売っていないだろうかと思い、道の駅などの地産品を扱う所も丹念に見てまわった。気には留めていたものの、その種に出会うことはなかった。目的外で、ふと自分の町のHCに立ち寄ったのだが、種の売り場から「ロロン」と書かれた小袋が目に飛び込んできた。我ながら驚くほど心臓の高鳴りとときめきを感じた。これはまさに必然と思い、本来の買い物の事もどこへやらバスケットに躊躇無く放り込んだ。
 高粉質で肉質はキメ細かく、滑らかな舌触りと上品な甘さから、印象深い食味を実現。ラグビーボール形の果実は1.8~2㎏程度の大玉になる。果皮は濃緑でちらし斑が入る。と説明書きには記されていた。
 この南瓜の特質については昨年いろいろと情報を入れていたので、今年は自分の舌で確かめてみようと思う。毎年栗南瓜を中心に三種類程度作っているが、今回はかなりその食味に妄想を巡らせている。煮たり、スープにしたり、グラタンにしたり、揚げたり・・・。 自給自足志向は商品としての生産は考えないので、ノルマが無く思う存分植物と戯れ野菜作りが堪能できる。

探していたのです。
名前はロロン

 一袋300円後半の値が付いていて、中には7粒種が入っている。袋にはF1とは書かれていないので、来年は採種も期待できる。現在、「栗南瓜」「赤い南瓜」「坊ちゃん南瓜」「スクナ南瓜」そして「ロロン南瓜」の種をキープしているので、これから作付けについて妄想を膨らませよう。




2013年1月21日月曜日

馬鈴薯植え付け(最終)


 既にメインの栽培種(キタアカリ、メイクイーン、ダンシャク)は植え付けを済ませているが、毎年同じ銘柄ばかりではワクワク感が無いのでレアな品種の種芋が出回るのを待っていた。園芸店のチラシには購買意欲を刺激するような宣伝文句が満載である。この誘惑に負けて、今年は店頭に出るのを待っていた。それほど大量に売れるものでもないので、入荷量も少なく、あっという間に売り切れてしまう。頻繁に農○屋と行きつけのHCをこまめにチェックした結果、ノウザンルビー、シェリー、スタールビー、アンデスレッドの4銘柄をそれぞれ1㎏ずつ手に入れた。

珍しい品種
  表皮が赤いものや肉質までアントシアニンが含まれたものなど普段店頭では殆ど販売されていない品種だ。
 今日はこれら4品種を植え付けてきた。あくまでも妄想だけれど全てが順調に育てば大変な量の収穫になる。食べきれるとか言うレベルの量を通り越してしまう私にとってのポストハーベスト(配り歩いたり、送ったり)忙しくなりそうだ。・・・あくまでも妄想のレベル・・・


2013年1月20日日曜日

無いと落ち着かない

ブックオフで
 手元に何冊か本のストックがないと何故か落ち着きません。先日野菜を届ける用があったのでついでにドフに立ち寄り安価なペーパーバックを買ってきた。値段は安いのだが本を選ぶまでに時間がかかった。安いからと言って安易にバスケットに入れると後で後悔することになる。近年猫も杓子も本を書く時代になってきているのだ。つまらない本が出ているのも事実で衝動的にバスケットに入れるとがっかりすることがある。そんなわけで、少なく見積もっても一時間は店内にいたことになる。
 これで一安心。毎晩、床に入りながら楽しんでいるが、時には神経が高ぶってしまいなかなか寝付けなくなってしまうこともある。読み始めると時間の経つのも忘れてしまい、翌日は睡眠不足でボーッとしてしまうこともある。
 新刊にはなかなかありつけないが、良書を手に入れたときと書物の中身に思いを馳せる楽しみは何とも言えない。

2013年1月17日木曜日

メインは八朔の収穫

 そろそろ台所の野菜も切れて来たので収穫に出かけた。本来ならキャベツやホウレン草そして水菜・レタスがふんだんに採れるはずなのだが、例のヒヨドリの飛来で諦めざるを得なくなった。白菜と、大根と、カリフラワー、春菊、ブロッコリーを採ることにした。食害に遭ったのは間違いないのだが、まだまだ野菜は沢山あるからギャングどもをみのがかことにした。
今年は八朔の当たり年になった。
 先日少し眼の荒い漁網を張ってあったエンドウの防鳥をもっと効果が期待できるネットに張り替えてきた。エンドウを見ていると春までに育ってくれるのか不安になっている。鳥たちは葉っぱだけでなく軸の方まで食べているからである。今日はそれ以外に大根の葉も食べ始めていた。これは既に可食部が十分に成長しているのでいくら葉を食べられても痛くも痒くもない。少し時間があったのでキウイの伸びすぎた枝を剪定した。
 家に帰り今日の予定していたメインの仕事である八朔の収穫に取りかかった。隣の家と私の家の離れの間に植えてある木なのだが、庭の面積が足りないので剪定しても上へ上へと伸びてしまい高枝切りバサミの登場となる。今年は実を沢山付けたので収穫に二時間くらいかかった。収穫後一月くらい寝かせてから食べると酸が抜けて美味しくなるのだが、取れたてのフレッシュなものも悪くはない。皮を剥き口に放り込み、なるべく空気に触れないように噛みしめると蜜が入っているような甘味を感じる。クチャクチャ食べるととたんに酸っぱさが表に出てしまう。大小玉石入り交じっているので選別をしたが、コンテナに3杯採れた。食べきれないので配り歩くことになる。

2013年1月16日水曜日

ひよどり

 ヒヨドリの食害がピークに差し掛かっている。一度は飛び去ったかと思っていたが、ついにエンドウにまで手を出し始めた。これまでにホウレン草、キャベツ、レタス、水菜は人間が食べられないほど啄まれ諦めざるを得なくなってしまった。防衛策としてブロッコリー、カリフラワー、サニーレタス、白菜には寒冷紗のカバーをした。また、わずかに残った水菜とエンドウには防鳥ネットで侵入を防いでいる。
 この鳥は普段でも野山に生息しているはずだが、今回菜園を荒らし回っているのは恐らくどこかから飛来してきたものだと思う。この集団に襲われると無防備な野菜畑は一日で食い荒らされてしまう。他の野生動物と違うところはとにかくどん欲なことだ。私の姿を見つけると一斉に飛び立ってしまうのだが、しばらく姿を見せないとどこからかやってくる。そして防鳥ネットをしてあるにもかかわらず、その垣間からも野菜を突っついてしまう。
 先日、網の中にまで侵入しホウレン草とレタスを食べていたところに運悪く私が顔を出した。30羽以上のヒヨドリはあわてふためき一斉に飛び立ったのだが、一羽が運悪く網に引っかかってしまった。その日は大根と白菜を収穫することになっていたのだが、懲らしめる意味でも予定の作業を優先しヒヨドリはしばらく放置して置いた。
網を外し逃がしてあげた
 野菜を車に運びながら時々観察してみると、私の姿が近づくととても怯えてヒーヨ、ヒーヨと泣き叫ぶ。この程度ではまだまだ勘弁ならない。一時は毛をむしり、焼き鳥にしてやろうとさえ思ったくらい憎く思ったほどだ。もしも私が野菜作りで生計を立てていたら死活に関わる甚大な被害を及ぼした害鳥なのだ。昔、スズメやヒヨドリを捕まえて食べたという話を思い出したほどだ。
 野菜の収穫も済ませ、網にかかったヒヨドリをもう少し観察してみたくなって、泣いている鳥の近くに行き見てみると特に怪我もなく足は長旅で随分汚れているように見えた。網にかかってから相当暴れたのだろうか、自力では脱出不可能なほど絡まっていた。これとて小さな命だと思い絡まった網を鋏で切り放すことにしたが時間がかかった。鳥の体を左手で掴んで外したのだが、ここまで人間に自由を奪われてしまうと、それまで泣いていてものがすっかり観念しおとなしくなった。やっとの事で網を取り去り、まだ羽に絡みついていないか確認した後空に向け放ったが、森の木の枝を目指し飛び去っていった。しばらく枝に止まりながら私の方を見ていたように思ったが、いつの間にか姿を消していた。もう、彼らが食べられる野菜は無いのでこれからは鳥害の心配は無いのだが、来年の秋・冬野菜の栽培については反省することが多々あった。

2013年1月12日土曜日

にぎやかな一日

 妹一家と姪っ子一家がそれぞれ奈良・大阪からやってきた。久しぶりの対面であった。仏壇に焼香してから四方山話に花が咲いた。兄妹家族が揃って一同に会する機会は滅多にないことで、我が家の八丈の座敷も所狭しと言う感があった。
 妹婿からは新年早々、訃報の話も聞いた。妹婿の叔母さんの連れ合いが無くなったことや彼の同級生が亡くなったことであった。Oさんのことだが、私にとっては彼の妹が同級生ということと嘗て亡き父がOさんの本家で随分とお世話になったという間柄である。私個人としても面識があり、普段はとてもエネルギッシュに働いて見えたという印象が強い。聞くところによると腎臓に悪性腫瘍が出来、そのことがわかった頃には既に尽くす手がなかったらしい。診断が下ってから半年という短い余命であった。どう考えても若すぎる死であった。無念さと寂しさを強く感じる。明日は遅ればせながらお悔やみに上がろうと思う。
 さて、妹一家であるが、明日には仕事の都合で帰らなければならないと言うことで、南伊勢町の養蜂家が集めた蜂蜜とアオサ海苔を急いでお土産に用意し、夕方菜園の大根、白菜、ブロッコリー、カリフラワーを採集してきた。白菜は既に時期が遅くなっていたが、外葉を外し何とか中の良い部分を採ることが出来た。大根も随分大きくなったもので、本当に足くらいの大きさになっていた。量的に多分食べきれないと思うが切り干しにしたり漬け物にすれば何とかなるだろう。
 野菜の旬を合わせるのは難しいものだ。

2013年1月9日水曜日

親戚に野菜を届ける

 朝方、所用があって親戚を訪ねた。ここのお婆さんかなりの高齢だが一人暮らしを続けている。それでも小さな畑に汁の具程度の野菜は作っている。その菜園を覗いてみたら白菜が無くネギも大根も小さなものばかりだったので、昼から野菜を届けることにした。昨日ホウレン草を始め葉物野菜はヒヨドリに食べ尽くされていたので定番のネギ、白菜、大根のみのお届けになったが喜んでいただけた。お返しにラッキョウ漬けをいただいた。我が家でも隔年で漬けているが(食べきれないので)頂き物のラッキョウは漬け具合が昔のままなので懐かしい美味しさがある。母の漬けていたものと同じ味なのだ。

約10㎏
 野菜を採りながら菜園に憎きヒヨドリは来ないか見ていたが、その姿は無かった。食べられそうな野菜に寒冷紗を掛けたためか、それとも鳥の群がどこかに移動していったのか定かではないが、何か一瞬の悪夢のような来襲だった。

2013年1月8日火曜日

やっと馬鈴薯を植えた

 予定としてはクリスマスの頃であったが、今日やっと馬鈴薯の植え付けを完了した。キタアカリ、メイクイーン各6㎏と昨年の6月に収穫し残っていた男爵である。購入したお店の方にも言ったのだが今年の種芋は小ぶりである。通常は半分にカットして植えているが、そのように出来たのは半数くらいだった。
北側の畑二列にはキタアカリを植えた
 肥料あたりを避けるため昨日用意した溝に覆土し種芋を30㎝強の間隔で並べていった。この作業は一人でするには仕事量が多いので一日で完了させる自信が無かったため、北側の畝から片づける作戦に出た。北側には二列キタアカリを植え付けることにした。並べた種芋に土を着せていくわけだが、鍬一本の手作業で行った。この季節、土には水分が多く含まれ予想以上に粘っこく重く感じる。寒と言うことで体を動かしていなかったので息も上がり気味である。北側の作業は一時間半ほどかかった。それでも弁当の時間までには何とか終えることが出来た。昼食を済ませ、小屋の中でしばらく休憩していたら、今日はここまでにして早く家に帰り温かいストーブの前で休みなさいと言う悪魔のささやきが聞こえてきたが、何とか誘惑を退けた。
南側の畑にはメークイーンと男爵
 少し風はあったが、体を動かしていると汗が滲んでくる。南側も同様にして作業を進めていった。メークイーンと男爵を植えた。こちらは北側に比べて土がよく湿っていて重かった。
 かなり大きな畝になったが、追肥と土寄せを3月頃にして更にこんもりとした高い畝にしていく予定。以前はマルチで覆っていたため畝の高さは最初から完了形だったが、茎や芋の成長に合わせて畝を盛り立てて行くことにしている。
 作業中、森の木の梢から例のヒヨドリが隙を狙っていたが、人間がいると降りてこないようだった。畑には怠けず頻繁に顔を出さねばならないということか。

2013年1月7日月曜日

汗をかく

寒起こしと馬鈴薯の畝作り(途中)
 食べてばかりで体を動かしていない日が続いた。汗をかかないと体が重く感じるのは私だけではないと思う。今日は寒起こしと延び延びになっていた馬鈴薯の畝を上げようと思い菜園に向かった。昨日冷蔵庫の整理のため残った食材でちらし寿司を作ったが、その残りを弁当箱に詰めて出かけた。私の菜園はどうも有機物をかなり投入しているのかシーズンになると害虫が大量に発生することがある。この寒い時期に畑を耕しておくと冬眠していた虫たちが昇天してくれるというので、作付けをしていない部分に耕耘機を入れた。ついでに馬鈴薯の畝も元肥を施す溝を掘った。牛糞堆肥は年末に投入してあるのでここにリン酸肥料とカリ肥料を施す。
 これだけの作業で汗が滲んできた。腰、腕、足の筋肉をかなり使うことになった。
ヒヨドリ対策の寒冷紗トンネル
 これで予定していた作業は終わりのはずなのだが、先日からヒヨドリが気になっている。案の定、今回はホウレン草、水菜そして小松菜、小カブ等が食べられていた。対策としてはネットを張るかトンネルでカバーするかであるが、かなりの時間がかかりそうだった。この調子で行くとブロッコリー、カリフラワー、白菜も食べられてしまいそうなので養生に取りかかった。水菜とホウレン草は防鳥ネットが小屋にあったので、とりあえずそれを張り他の野菜は寒冷紗のトンネルを張ることにした。急遽取りかかったヒヨドリ対策の方が時間がかかった。
Nさんに頂いてしまった水菜
 帰り道、N氏が農作業をされていた。話を伺うと今年はヒヨドリがとても多く一日で野菜が全滅してしまうことがあるそうだ。水菜が殆ど食べられてしまった話をしていたら、すかさず氏の菜園から水菜を頂いてしまった。自給自足・地産地消を目指しているのに、もらってしまうなんて・・・でも有り難く頂きました。鍋に良し、サラダに良し、美味そうだ。

2013年1月4日金曜日

年明けの菜園

 私の町ではかつて正月は5日までとしていた。餅は雑煮と餡を乗せた「あんぴん」という甘いものが交互で朝の食卓に上った。いつの間にか地域性が薄れてしまったのは寂しい思いがする。
 正月は年賀状の返事を書いたり、整理をしていたが、私の年若き友が嫁いだという新年早々嬉しくもお目出たくもある賀状があった。「ギターの会」のコンサートにも来ていただいたことがあったが、とても気だてのよい子で思わず彼女の幸せを心より願った。
ヒヨドリの仕業か
 さて、年末に野菜を収穫してからしばらく菜園の方に足を運ばずにいたが、様子を見と電柵のバッテリーの交換に行って来た。何と未だ30個ほど採らずに残していたキャベツが殆ど何者かに囓られていた。この時期のキャベツは柔らかくしかも甘い。生の葉を噛みしめるとキャベツの風味とアブラナ科の野菜独特の辛みが味蕾をくすぐる。画像のように啄まれ穴を開けられお礼にウンチまで残してくれてある。被害の少ないものを全て収穫しそのままにしてきたが、少しずつ齧っては隣の株に移動しこのような状態になっていた。食べてもいいから最後まで食べてもらいたいものだ。少しずつつまみ食いは困るのだ。
 これは北側の畑の状態だが南側でもブロッコリーの葉が齧られ始めていた。毎年2月頃には鳥が畑にやってくるので相応の覚悟はしていたが、今年は早すぎる。ブロッコリーは人間の食べる頂蕾には見向きもせず、もっぱら葉っぱだけを食べ尽くしてしまう。葉が食べられてしまえば当然のことながら蕾には栄養が行き渡らない。水槽には薄氷が張っていたが何とかしなければと思案していたら、昨年スイカの畝に使っていたネットが片隅に積んであったので、それを引き延ばし片面だけど防鳥のフェンスにした。白菜やその他の冬野菜も気になるが、他にも用事があったので今日の予定外の作業はここまでとした。
 少し観察をしてみたところ道路を挟んだ西側の森の梢にはヒヨドリらしき姿が目に飛び込んできた。奴らの食欲は旺盛で、あっという間に野菜達は丸坊主になってしまう。明日から一段と寒くなるらしいが、作戦は寝ながら考えよう。