2013年1月4日金曜日

年明けの菜園

 私の町ではかつて正月は5日までとしていた。餅は雑煮と餡を乗せた「あんぴん」という甘いものが交互で朝の食卓に上った。いつの間にか地域性が薄れてしまったのは寂しい思いがする。
 正月は年賀状の返事を書いたり、整理をしていたが、私の年若き友が嫁いだという新年早々嬉しくもお目出たくもある賀状があった。「ギターの会」のコンサートにも来ていただいたことがあったが、とても気だてのよい子で思わず彼女の幸せを心より願った。
ヒヨドリの仕業か
 さて、年末に野菜を収穫してからしばらく菜園の方に足を運ばずにいたが、様子を見と電柵のバッテリーの交換に行って来た。何と未だ30個ほど採らずに残していたキャベツが殆ど何者かに囓られていた。この時期のキャベツは柔らかくしかも甘い。生の葉を噛みしめるとキャベツの風味とアブラナ科の野菜独特の辛みが味蕾をくすぐる。画像のように啄まれ穴を開けられお礼にウンチまで残してくれてある。被害の少ないものを全て収穫しそのままにしてきたが、少しずつ齧っては隣の株に移動しこのような状態になっていた。食べてもいいから最後まで食べてもらいたいものだ。少しずつつまみ食いは困るのだ。
 これは北側の畑の状態だが南側でもブロッコリーの葉が齧られ始めていた。毎年2月頃には鳥が畑にやってくるので相応の覚悟はしていたが、今年は早すぎる。ブロッコリーは人間の食べる頂蕾には見向きもせず、もっぱら葉っぱだけを食べ尽くしてしまう。葉が食べられてしまえば当然のことながら蕾には栄養が行き渡らない。水槽には薄氷が張っていたが何とかしなければと思案していたら、昨年スイカの畝に使っていたネットが片隅に積んであったので、それを引き延ばし片面だけど防鳥のフェンスにした。白菜やその他の冬野菜も気になるが、他にも用事があったので今日の予定外の作業はここまでとした。
 少し観察をしてみたところ道路を挟んだ西側の森の梢にはヒヨドリらしき姿が目に飛び込んできた。奴らの食欲は旺盛で、あっという間に野菜達は丸坊主になってしまう。明日から一段と寒くなるらしいが、作戦は寝ながら考えよう。

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