キュウリやインゲン豆は何回かに分けて栽培し、長い期間収穫が楽しめるようにしている。特にこれらの作物は3度に渡り種を蒔いている。キュウリはぼちぼち実が生長し採れ始めたしインゲン豆も花盛りで蔓を大きく茂らせている。10日ほど前に二回目の種蒔きをしようとキュウリとインゲン豆の種を蒔いたのだがどうも様子が変だった。蒔いた所にすり鉢状の半径10㎝くらいの可愛い窪みが出来ていた。近寄って観察してみるとインゲン豆の種が地表飛び出していたり、そろそろ発芽しなければならないはずのキュウリの芽が出てきていない。まさかとは思うがどうもスズメの仕業のような気がする。以前、この畑にはあまりスズメは来ていなかったが最近よく目にする。鳥類だけの話ではないが、昆虫類もよくよく観察してみると年によってある種のものが大量に発生することがあるようだ。目には見えないが作物の病気に関係する細菌やウィルスなども自然界では量的な増減をある種のバランスを取りながら繰り返しているのだと思う。気候や天敵そして人為的な要因が加わり時には野菜生産者を悩ませているのだと思う。今年はとにかくスズメが多いのである。見ていると仕草が実に可愛いのだが私が見ていないところでいたずらをしてくれている。仕方がないので種を買ってきて再度蒔くことにした。今回は直まきには変わりないが不織布でしっかりと覆って発芽に備えた。園芸店の店頭からは昨今ブームの省エネ対策のゴーヤなどは並べられているが、夏野菜の苗はすっかり姿を消している。この地這胡瓜は棚を作らなくても栽培でき、しかも秋キュウリとしても楽しめるので、二度目以降には毎年これを栽培している。キュウリは採れすぎて食べきれなくなったり、毎日収穫しなければすぐにヘビー級に肥大してしまうのでシーズンになると以外と管理が億劫になるのだが、わざわざ八百屋さんで買う気にはなれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿