2014年12月8日月曜日

自治会の会議に行って来た

 自治会の会議も回を重ねること五回となった。今回は補正予算について審議する会議だった。その中で次年度の各種寄付金の減額について資料が提示された。赤い羽根・緑の募金・社会福祉協議会・神社寄付・・・etc。何と11項目にわたって会費や募金を集めていることになる。今まで区の下部組織である班長さんが毎年5月に集金に来てくれていたので少々高いとは感じていたが特に疑問もなく納めてきた。かつては(父母が納めていた時代)数十円の寄付だったのでそのような金額のものかと別に気にも留めなかったが一括で9,100円納めていることについては高いと感じていた。
 私の区には百数十軒のお家があるがかなりの割合で高齢者の家庭もある。人様の経済事情まではわからないが年金生活者の方も少なくはないと思う。金額の多少に関わらず集めさせていただいたお金は正に文字通りの浄財である。
 会議では11項目の中の数項目について100円ずつ減額するということであった。物価も上がってきている中これはいい話だと最初は思っていたが、ある区の長から福祉関係の減額はどうかと思うという意見が出された。神社への寄付金も高すぎるとか自治会に加盟していない市民についてはどうなのかとか普段感じていることが意見として出された。そして極めつけは何故自治会が寄付金を集めなければならないのかという意見だった。私も自治会が集めるのは自治会費のみで良いと思っている。結局自治会が集めなければ誰が集めるのかと言うことになってしまうが、組織全体についてもっとスリム化していかないと区長・副区長の負担が大きくなり受け手がいなくなってしまうのではないかという心配もある。
 採決とは言わなかったが値下げ案に対して賛否が取られた。結果、値下げは反対の方が多かった。私は疑問点が多かったのでどちらの意見にも賛同できないので棄権した。もともと寄付金なのに目標額を設定してその金額を記して各戸に知らせることが腑に落ちないことと集金のお手伝いをさせていただいていると言うことなのに自治会自体が寄付金の金額を設定するとはどういうことなのか理解が出来ないのである。金額まで自治会が関わるのはおかしいのではないだろうか?仮に目標額という言葉があったとしてもそれは浄財を寄付する側の内発的な目標であって寄付を受ける側が目標額を設定するなんておかしな話である。
 神社への寄付金はある年一気に1,300円から2,000円に大幅に値上げされた説明があった。戸数の減少によるお金不足と言うことであった。しかし一般家庭のことについて考えれば収入が減れば支出を切りつめて生活するのが常であろう。収入が減ったからと言って今まで通りの生活のレベルの維持は不可能で減った分だけどこからか補填してもらうと言うことはあり得ないことなのである。氏子が減ればそれに応じた経営をすればいいことだと思うのだが、これは既成事実になっているので何ともし難い。
 使途については間違いはないだろうと思うがある方から寄付金の使途について区民の皆様に集金の段階で説明した方が良いのではないかという意見も出された。市や自治会から配布される文書にはどこかに書かれているがやはり集めるときに主旨や目的が明示されていた方が良いように思う。また、各区で独自に説明するよりも自治会の方で趣旨説明の文書を作成してもらえないかという問いに対して区長がその都度区の方で独自に説明していただいたらどうかという回答があった。(?????.)多くは記さないが私が中間の採決を棄権した理由である。
 今まで11項目の寄付については何の疑いもなく集めに来てくれる班長さんに「ご苦労様」と言って渡していたが今一度寄付という行為について考えてみようと思った次第。

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