試練を乗り越えたキャベツ |
白菜や大根、ブロッコリーにカリフラワー・・・これらの旬の野菜に比べるとキャベツは私の菜園では存在感がない。栽培数のこともあるのかも知れないが冬場の鍋のシーズンには主役の位置から少しワキの方に追いやられている。しかし今年のキャベツに関してはいろいろと苦労話があるのだ。真夏に種蒔きをしたが気温が高く水やりや日よけに苦労した。けれども苗がどうしても徒長してしまいヒョロヒョロ育ってしまった。9月には昆虫たちの餌食になってしまいせっかく育ち始めた本葉が無惨にも穴だらけになってしまった。やがて気温が下がるとあれだけ猛威をふるった虫たちもいなくなりやっとキャベツらしくなってきた。とはいえこの時期にはまだまだソフトボール大のものだった。どうせモノにはならないだろうと諦めていたのだが12月に入った頃から店頭に並んでいるものと何ら遜色のないものになってきた。少し残念なのはスーパーのチラシに目玉商品として載っているものが一個78円と記されていることだ。あれだけ私をヤキモキさせたキャベツがこの値段かと思うと悔しいが瑞々しさと食味は自信がある。一枚一枚美味しく食べないと苦労が報われない。
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