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三河丸芋 |
畑で仕事をしていると何人かの人が声をかけていく。Kさんは冷やかし半分で何を植えているのか話しかけてきた。冷やかしとは言え丹誠を込めた菜園にエールを送ってくれた。いつ何時だって何かしら収穫物があるのでその辺りを評価してくれているのだろうと思う。Kさんに続いていつものN氏が里芋を持ってやってきた。「三河丸芋」という品種で食べてくださいと言われた。N氏には先日餅米を頂いたばかりなのに頂いてばかりで恐縮である。畑で体を動かしていると通っていく人と話が出来たり時には栽培していない野菜を頂いたりすることがある。いけない、いけない!!最近もらい癖がついてしまっている。N氏とは芋談義が始まったが我が菜園にも「石川早生」という品種のものが残っているので一株掘りあげて試食してもらうことになった。一つ一つの芋も大きく、付いている数も多かった。草木灰を潤沢に施したからかも知れない。株ごと掘ったのでかなり土が付いていたのだが流石はN氏、土はもったいないので丁寧に取り去りその場で私の畑に戻してくれた。プロの農家さんの心得に改めて感服した次第。私も負けじとN氏の持ってこられた芋を観察してみた。黒々とした土は恐らく灰土をたっぷりと施しているのではないかと推察した。
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