2010年12月26日日曜日

ピーマンはよく頑張りました。

 クリスマス寒波の到来です。
畑の水槽には氷が張っていました。
今年は確かに気温が高く秋野菜の種まきや植え付けには苦労しました。白菜、ブロッコリー、カリフラワーは何度も挑みました。あまり世話のかからない大根や小松菜などは例年通りの生育だったのですが、白菜等は失敗だと言い切れます。
 そんな中、ピーマンの頑張りには目を見張るものがありました。この写真は12月24日に撮影したのですが、薄氷が張るようになってもこのように枯れずに残っています。よく見ると実も付けているのです。数えてはいませんが、一本の苗から沢山の実を収穫し続けてきました。毎週、バケツに山盛り一杯のピーマンを採り続けてきたのですから、大豊作と言ってもいいと思っています。もともとここには牛糞の堆肥が敷き詰められていたのでその肥料効果もあったかも知れません。
 昨日と今日はジャガイモを植えてきました。男爵6㎏、メイクイーン、きたあかり各3㎏そして食べ残しの種と合計14㎏を植え付けました。昨年と同様マルチは張らず追肥が施しやすいようにしました。

2010年12月4日土曜日

今日は音楽三昧

 先週、山芋の収穫を終えたので今日は一日中家にいた。一昨日降った雨も気になっているのですが明日見に行けばいいと思った。それにしても150ミリは降ったのではないかと思う。
 家に引きこもりを決め久しぶりに聴きたいCDやレコードがあった。週始めからずうっと考え続けていたことを今日は実行できた。旧い話だが私が初めてCarl Schurichtを聴いたのはバッハのブランデンブルグ協奏曲であった。テンポやppからffへのメリハリがありとても気に入り何度も繰り返して楽しんでいた。彼の最晩年の録音で比較的音も良かったように記憶している。しばらくしてからシューリヒトブームが到来した。フルトベングラー・トスカニーニ・ワルター達の陰に隠れてしまい、活躍を始めた頃にはカラヤンやベームの時代になってしまっていたように思う。そのあたりの時代背景はネットでいろいろと読むことが出来ので敢えて記さないが、日長音楽を聴き続けた次第。
 午前(遅め)はブラームスの4番(1961バイエルン放送交響楽団)とベートーベンの「エロイカ」(1957パリ音楽院管弦楽団)を聴いた。例えが上手くないが音楽って泣けるものだと思った。また、録音の特性かも知れないが一つ一つの楽器のパートの輪郭がはっきりとしているように感じられた。
 午後はブラのvln.Con(1954ウィーンフィル)とシューベルトの「未完成」モーツァルトの「ハフナー」を聴き夕方にはCDに切り替え「リンツ」「プラハ」(1961パリ・オペラ座管弦楽団)を楽しんだ。半世紀以上前の録音であるが私はそれほど気にはしていない。午後の部はオケがウィーンフィルと言う先入観も合ったと思うが、その違いがはっきりとわかってしまった。音色にふくよかさが漂い特に弦楽器の美しさは私のような者の耳にもはっきりと聴いてとれた。評論を読んでいるとオケの善し悪しが書かれていて、しかしいわゆる○○放送管弦楽団との取り合わせについて逆にシューリヒトの真骨頂が現れると書かれている。私も素人なりにそのように思う。聴いていて音楽にのめり込んでしまうのはウィーンフィルだと思うし、「エロイカ」のように泣ける音楽を聴かせてくるパリ音楽院管弦楽団の演奏も捨てがたい。どちらが良いとは言えないと思っている。
 そういえば「プラハ」も若いときの思い出の曲の一つだ。ワルターの演奏に人気があるが私はフルベンで聴いていた。好みの問題だが個人的にはシューリヒトが好きである。パリ・オペラ座管弦楽団を意のままに操り、そこから醸し出されるピアニシモの美しさには心奪われるものがある。二楽章にその美しさを感じるのだが・・・
 往年の大家の演奏も今は手軽に手に入れられしかも比較的リーズナブルな価格で楽しめる。音もそこそこ鑑賞に堪えられるものに仕上がっている。CDについて言えば期待以上のものが聴けるように思う。さて、レコードであるが旧いものであるにもかかわらずシューリヒトのものは結構良い値段で取り引きされている。再生装置を備えているユーザの数はそれほど多くはないと思うが良いものはいつまで経っても、その色は褪せないと言うことがわかるような気がする。商業ベースに乗り人気が先行していったものについては当時の販売価格の数分の一で取り引きされているが、シューリヒトやクナについてはその逆のような気がする。
 一大ブームは去ったとされているが、根強いファンの存在やこの音楽が廃れないと言う流れには妥当性を感じる。聴くたびに新鮮な驚きと発見が期待され、私もしばらくはシューリヒトを聞き続けることだろうと思う。
  

2010年11月29日月曜日

つくね芋は掘ったけれど

 27日土曜日に楽しみにしていた「つくね芋」の収穫を終えた。今年は夏場の日照と水不足がとても気になっていた。7個のコンテナいっぱいの量で、これは予想外の豊作だった。思い返せば春の植え付けから常にイノシシからの食害に気を揉んでいたが電気柵の効果は絶大で約半年間乗り切ることが出来た。例年掘る時点で何割かは折れてしまうのだが、牛糞を主体とした土壌の改良で飛躍的に改善が図れた。土がフワッとしていたためスコップをテコにして掘ることが少なくなったのだ。ある程度周りの土をほぐしておいて抜きあげることが出来たからである。このことによって無理な横方向の力をかける必要がなくなった。若干ではあるが地下にある芋の状態が見えないため(大きく芋が肥大していた。)スコップで切ってしまったものはあったが、概ね上手く掘り出すことが出来た。土づくりの重要性を実感した収穫であった。
 早速試食をしてみたが、先週掘ったナガイモに比べると粘りも旨味も比較にならなかった。こちらの方が遙かに優れているのだ。「つくね芋」「ナガイモ」「とっくり芋」「やまと芋」「伊勢芋」と栽培してみたが志摩の気候には「つくね芋」が合っている。「伊勢芋」は栽培技術を改善し来年再チャレンジをしてみたい。加えて次回は追肥と害虫の対策を考えてみたい。
 一口に芋掘りと言っても蔓を除去し、ネット(海苔網を使用)と支柱を片づけ、さらに黒マルチを剥がしひと株づつ芋を傷つけないように収穫するのだから時間がかかる。約6時間かけて何とか収穫を終えた。コンテナは20㎏弱入るので、ひいき目に見ても120㎏~140㎏は採れたはずである。運搬する頃には腰にはかなり負担がかかっていたはずだ。
 今回はハプニングがあった。蔓を鎌で刈り取っていたところ、その中に足長バチが隠れていた。それに気づかず素手で掴んでしまった。案の定、左手の拇に激痛が走った。10分くらい痛みに耐えたが、翌日には手首のあたりまで腫れ上がってしまった。手袋をしなかったことが悔やまれると同時に、一匹だけ蔓の間に隠れていたハチの存在に全く注意を嫌わなかったことが我ながら情けなかった。
 子どもの頃、刺されたことはあったが少しハチを甘く見ていたようだ。

2010年11月22日月曜日

レコードを聴く

 土曜日に畑に行き予定していたヤマイモを掘ったので今日は一日中家でくつろいでいた。今回掘った山芋は昨年ネットで購入した種芋を育てたものだった。芋の種類がおぼろげであったのだが長芋ととっくり芋だった。長芋はパイプや波板で育てると良いのだが畑を深く耕しそのまま植え付けて置いた。それほど期待はしていなかったのだが、この芋達は自由奔放に地下で肥大していた。問題は掘るときだった。どうしても作土よりも深く育ったものは先端が折れてしまうものがあった。それよりも深く掘れば良いのだがそれほど気長に掘ることが出来なかった。どっちみち自家消費だから問題はない。このー畝に同時に植え付けて置いたツクネイモは見事なできばえだった。これは人様に差し上げても恥ずかしくはないので早速ほりたてを進呈することにした。個人的にはこの粘りの強い品種が好みであるし、生産性も高くこの地に合っているように思う。菜園のメインはツクネイモなのだが、これは未だ掘らずにいる。
 日曜日はしばらく聴いていなかったバロック音楽のレコードを聴いていた。これは12枚組の全集なのだが、もともと全集というものはこだわりを持って聴いてこなかったように思う。入手するまでは大変期待をするのであるが収録されている全てが好みとは限らないからかと思っている。それまでオーボエの協奏曲はホリガーのものがお気に入りであったが、この全集に収められていたものも捨てがたいと再発見した。アンプも暖まって来たのでショパンを聴いてみた。CDは手軽に聴けるのだが、かつて収集したアナログのレコードも時間のたっぷりとある日曜の午後にはいいものだ。今年は生誕の記念の年なのでショパンはよくとりあげられている。ピアノ協奏曲の2番とバラードの4番をじっくりと聴くことができた。先日NHKの番組でバラードの4番はショパンの傑作でその主題になっているメロディは彼がポーランドを離れてからずうっと暖め続けていたというコメントがあった。聴いていると涙が溢れて来るという話であった。
 私は高校生の頃からバラードの1番はとても好きでいろんな演奏家のものを聴き比べ、回数にしてそれこそ数え切れないほど聴いてきた。ドラマチックでありかつ繊細で感傷的でノスタルジックであり音楽の美しさを凝縮したような1番はいつ聴いても感動を新たにしてくれるが、この4番の素晴らしさも再発見した。

2010年11月21日日曜日

ライ麦を蒔いてみた

 ライ麦の種を取り寄せ育てている。先月の下旬に種を蒔いたがすくすくと育っている。
 ライ麦と言えば小麦が栽培できないような寒い地方の作物で日本ではあまり栽培されてこなかったと思う。以前ライ麦パンを食べたことがあったが主食として食べ続けるのは米飯に慣れている私としては無理があるのだが・・・。アルプスの少女ハイジが食べていたのもこのようなパンだったのかなと思っている。
 何でも作ってみようと言う好奇心から栽培を始めたのであるが、今のところ食べることは考えていない。主たる目的は春に刈り取り敷き藁にしようと考えている。今年の夏は暑いだけでなく日照りのために畑がとても乾燥してしまった。里芋をはじめ夏野菜にはつらい夏であった。藁で畝を覆ってあれば耐えられたかも知れない。
 さて、このライ麦であるが他にそのまま鋤き込めば緑肥にもなるし、前作の余分な肥料は吸収してくれるし線虫の発生も防いでくれるし、寒い北西風も遮ってくれるし、食糧にもなると言う。私にとっては願ってもない有り難い作物なのだ。
 気がかりは、この地方は暖かいことと刈り取るのに労力がいるのではないかと言うことである。

2010年11月8日月曜日

豌豆の植え付け

 コンサートも終え人様のブログを拝見していた。その中でS.Sさんの書き込みを読ませていただいた。谷川原氏の知人でこのようなクラシックギターのコンサートは初めてと言うことだった。ギターの音量に驚かれていたようだ。阿児アリーナのミーティングルームという比較的音の反響が期待される会場であったが、演奏された4名の方々の基本に裏付けられた正確な押弦と弾弦があればこそだと思っている。ジョン ウイリアムスはPAを使用しているが、多くのギタリストは大きなホールでも電気の力は借りていない。それでもホールの後ろまではっきりと音は届く。私も昔イエベスの演奏を大ホールで聴いたことがあるが、ギターが小さなオーケストラであることを感じさせられたことがある。
 
 日曜日の午後からであったが、実豌豆とスナップ豌豆を定植してきた。直接蒔いた方がいいのだが、カラスがいつも種蒔きを見ているので家の庭先でポット蒔きをした。先週、根肥を施してあるのでこのまま順調に育っていくことと期待している。もう少し成長したらネットを張り蔓が絡みついていくようにする予定だ。
 
 せっかくの休みなのでこのまま家に帰れば良かったのだが、紫蘇の枯れ枝を処分したり、小松菜や葉大根の種を蒔いてみた。これ以上地温が下がれば発芽・成長は危ぶまれるが、温暖なこの地では何とかぎりぎり育つことを期待しつつ・・・

2010年11月6日土曜日

第8回コンサートが無事終わりました。


 第八回のコンサートが無事に終わりました。穏やかな土曜日で新規の方々も含めると35人くらいの仲間と感動をともにさせていただきました。
 
 第1ステージは小林さんの演奏で「聖母の御子」「盗賊の唄」「ショーロスNo1」を聴かせていただいた。情緒豊かなベテランの演奏だった。

第2ステージは吉川さんの「コルドバ」だった。難曲だと思うが、一つ一つの和音をバランスよく丁寧に演奏された。氏に後で伺ったところ学生の頃から暖め続けてきた曲ということだった。
参会者の感想に「感動しました。」と言う言葉が聞き取れた。私も最近この曲を聴いていたが、生で聴かせていただき感動を新たにした。生演奏の魅力ですね。

 第3ステージは広垣さんの演奏で「前奏曲No4 ヴィラ ロボス」「人形の夢 バリオス」「花売りの声」「鳥の歌」「ノクターン トローバ」を聴かせていただいた。氏は11/20に300回記念コンサートを控えているが流石に安定した演奏を披露してくださった。バリオスの魅力を改めて感じさせていただいた。

 第4ステージはDr.Imotoの11弦ギターによるバッハの無伴奏チェロ組曲のプレリュード&トークだった。ト長調で、しかも三弦をF♯に調弦して弾かれていたが、意図はよくわかった。
 クラシックギターの演奏会はややもすると堅苦しくなりがちだがDrの軽妙なトーク(漫談のような)は参会者の笑いを誘い会場を和やかな雰囲気に包んでくれた。仕事帰りに高速を使い志摩まで来ていただき、いきなり演奏ですから大変だったと思います。
第5ステージは広垣さんと吉川さんのデュオで広垣さんのアレンジによるものだった。 童歌「かごめ」のアレンジ・・・他だった。

今春のコンサートでは30人くらいの参会で少々心配だったが、新規の方や以前来ていただいた方も参加していただけたのでホッとしている。旧交を温めあったり、口コミで来ていただいたり、あるいは本会発足以来続けて参加していただいている常連の方々に支えられているのだと感謝している。この30人という数はこの会が必要経費を差し引いて運営が可能なボーダーなのです。(苦笑!)
 
次回第9回は時期を半月ほど早めてみたいと考えている。田植えの準備や茶摘みの時期を避けるためだ。何と言っても地域の方々が土曜日の夜に集まれることを優先しなければと思った。(農繁期に時間が取りづらい会員さんもいらっしゃるのですね。)

 余談になるが、コンサートが終わってから4人の奏者がDr.の11弦ギターを入れ替わり立ち替わり試奏していた。第3弦をF♯にチューニングしているので、リュートの曲がいくつか流れてきた。コンサートも良かったがこの試奏もなかなか良かった。奏者の皆さんは研究熱心!!

2010年11月4日木曜日

秋の畑

 昨日は文化の日で体をゆっくりと休めるつもりでした。週の半ばに休日があることは助かりますね。
結論から言えばこの日も畑に出かけ終日汗を流していました。
 台風を前後にまとまった降雨があったので来年の春まではエンジンポンプを使うこともないので、燃料を抜いてキャブに残っている混合油を燃やし尽くしました。これが残ったままだとエンジントラブルのもとになってしまうからです。雨水に頼っている私としては水の調達が避けては通れないのです。
 実豌豆とサヤ豌豆の種は家の方でポットに蒔き育てています。カラスに食べられる心配もなく安心できます。今日は豌豆の畝を作ってきました。根肥として堆肥、ヨウリン、化成肥料、草木灰を入れ定植に備えました。それからライ麦の種蒔きをしてきました。緑肥としても使えますし、私の場合藁として使おうと思い今年初めて栽培することにしました。ビニルのマルチも良いのですが今年のような夏場の暑さや水の蒸発のことを考えると天然の藁の方がいいように思えるからです。また、畑に残った余分な肥料分も吸収してくれるし線虫対策にもなりそうなので一石四鳥以上かと皮算用しています。
 今年は何故か夏以降アブラナ科の野菜が苗の段階で苦戦しています。理由はよく分かりませんが、暑さのせいか連作の障害が出たのかいろいろと考えています。そんな中近所の農家では白菜やブロッコリーが元気に育っています。いまさら種を蒔くわけにはいかないので小松菜や葉大根やニンジン、ネギの栽培に切り替えました。そんな中、大根、空豆、ニンニクは順調に育っているし、春の植え付けから楽しみにしているヤマイモは期待が持てます。
 サツマイモも残していた一列を全て掘り終えました。持って帰ってしまうと殆ど私は食べないのですが幼い頃から入梅のころ芋苗を植え付けるパターンを崩せず、毎年作っています。
 昨日の最後の作業は、ダメもとで残っていた葉もの野菜の種蒔きをしました。11月ですが志摩は比較的温かいので葉大根、シロ菜、カブ、水菜などは正月には柔らかい葉菜として楽しめるのではないかと考えました。

 次回は豌豆の定植と畑の掃除です。

 知人のブログを覗いてみますと、週末の「志摩ギターを楽しむ会」コンサートのためにいろいろと準備をしていただいているようです。練習もさることながら、弦の張り替えと選択には腐心します。新調した弦は目の覚めるようなメリハリのある音が出るし、よく鳴ってくれますが材質の関係でせっかく調弦してもすぐに伸びて緩んでしまいます。安定するまでは数日かかります。プロではありませんのでワンセット2000円近くするものをそんなに頻繁に替えることは出来ません。Dr.Imotoさんも昨日弦を張り替えられたようです。
 志摩ギターを楽しむ会にDrは毎回素敵な演奏とトークで私たちを楽しませてくれていますが、交通費や弦代、謝礼は全く無しで参加してくださっています。強いて言えば私の先輩として個人的に干物を差し上げている程度なのです。たくさんの入院患者さんを抱えながら多忙な中、高速まで使って志摩まで来てもらっているわけですが、申し訳ないやら・・・。正直な気持ち、先輩に会えるだけでも私は大満足しています。

2010年11月1日月曜日

加藤丈晴氏のコンサート


 加藤丈晴氏のコンサートに行って来ました。今回のコンサートは相差の中村氏が「相差ギターを楽しむ会」の活動の一環として企画されたものでした。台風14号の接近で、もしも直撃されたらどうしようと朝から気をもんでいました。幸い紀伊半島のはるか沖合を通過していったのでパールロードを通って相差に行くときは快適そのものでした。
 加藤氏は現在、広島市に住まわれていて遠路4時間をかけてこのコンサートのためにかけつけてくれました。前半はタレガそしてメルツの作品を聴かせてくれました。広垣氏の歌をはさみ後半はバッハのチェロ組曲第6番からプレリュード、アルベニス、グラナードスの作品を、そして最後はアストゥリアスで締めくくってくれました。
 昼間仕事を持ちながら早朝に練習をこなされているとのことでした。氏が演奏の合間に語られるそれぞれの曲や作曲家の話は奥が深く聞いていてもその造詣の深さにどんどん吸い込まれていくようでした。特に印象に残ったのは音のバランスが素晴らしかったことです。ギターの演奏では時として不自然なギター臭い(?)ものを耳にしますが、加藤氏の演奏は音楽が自然に流れ、奏でられているというものでした。
 帰路、クラナードス、アルベニスそしてメルツの曲を、特にメルツについてはもっと聴かねばと思いつつ車を走らせました。
 今週末は「志摩ギターを楽しむ会」のコンサートです。Dr.Imotoのブログを読ませてもらっていると、目下J.S.Bachの無伴奏チェロ組曲のプレリュードを多弦ギター用にアレンジされ練習されているようです。若い頃、下宿で良く聴かせていただいたのですが、曲というものは生涯をかけて引き続けていくものだと考えさせられます。私も若かりし頃出会った曲はまるで影法師のように自分と歩み続けてきたように思っています。
 

2010年10月19日火曜日

第一回ギターサロンコンサート


先ほど広垣進氏の第一回ギターサロンコンサートから帰ってきた。

広垣氏は志摩でも何人かギターの指導をされていることもあり、その縁で「プルーフ」という会場でコンサートを開催することになったそうである。開催に当たっては「志摩ギターを楽しむ会」も後援という形でバックアップさせていただくことになった。

初めてクラシックギターの演奏を聴かれる方も見えていたようで、プログラムはソルのエチュード、タレガのアルハンブラの思い出、ヴィラ-ロボスの前奏曲等ポピュラーなものを選んで組み立てられていた。

氏のブログにも腱鞘炎のことが記されてから久しいが、話を聞いてみると完治はされていないようであった。指に負担がかからないように運指をかえてみる等、工夫されていた。音楽の流れとして聴いているとかつての演奏とは違った雰囲気を感じた。

 今日の演奏では、魔笛の転調された部分が印象的だった。音色や重音のバランスは細部まで神経が行き届き繊細さが感じられた。その中でもヴィラロボスの前奏曲No4,No3は完成度の高さを感じた。今までに数え切れないほど弾きこまれていることもあるが、まるで自分の家の庭を歩いているかのように演奏された。いろいろな演奏家のものも耳にするがNo3では作為的でなく自然な安心感の醸し出されるものであった。

 10/30には相差で11/6には志摩で、それに加えて伊勢では300回記念コンサートと多忙を極める氏であるが、この秋は楽しみである。

2010年10月13日水曜日

久しぶりに

 志摩は新鮮な魚介類にも恵まれている。同僚のH君の誘いもあり久しぶりに釣行に及んだ。思えば10年くらい竿を出していなかった。勘もなかなか戻っていないしアフター5なので辺りは結構暗くなっている。ウキの在処は電子ウキを使っているためよくわかったのだが、仕掛けの位置が定まらず苦戦した。同僚のH君は根掛かりのため釣果には恵まれずリタイアすることになった。結局このポイントでの続行はあきらめ本日は納竿しようということになった。それじゃ私は次回のためにG町の様子を探ってから帰宅すると彼に告げたもののそこまでの移動は距離的にもかなりある。言ったもののリサーチに行かないわけにもいけないのでそこまで車を走らせた。
 現地に着くとどうしても竿を出してみたくなる。疲れているし時間も遅かったにもかかわらず釣りを始めてしまった。結果は良型の鰺を12匹釣ってしまった。のべ竿でサシアミの小さな餌で一匹ずつ釣り上げるという何とも非効率な釣りなのだが、これが結構おもしろい。軽い装備なのでヒットすれば大物にも匹敵するような釣り味が楽しめる。家に着いたら10時を過ぎていた。
 久しぶりと言うには余りにも久しかったのだが、その楽しさに魅了されてしまいそうである。

 久しぶりと言えば、かつての先輩で同僚でもあったY.Y氏に2年ぶりに会った。弁舌さわやかでユーモアがあり仲間からも信望が厚かったが早期退職されてしまった。特に再就職するでもなく今は小さな土地を借り野菜作りを楽しまれているそうである。秋から冬にかけて栽培する野菜についていろいろと質問を受けたが氏特有のFish storyもあるかと思ってしまうところもあった。そういえば数年も前から私の菜園を見たいと言い続けていたのだが未だ実現していない。

2010年10月6日水曜日

第8回コンサート

 第8回志摩ギターを楽しむ会の企画が整いました。
日 時 2010年11月6日(土)
開場18:30 開演19:00
場 所 阿児アリーナミーティングルーム

内 容 ①小林恵子さんのギターソロ
     ②吉川伸幸さんのギターソロ
     ③Dr.井本さんのギターソロ
     ④広垣進さんのギターソロ
     ⑤広垣&吉川さんのデュオ
 と言うことになりました。
 今日、会員の皆様には詳しい内容を記したチラシと趣意書を郵送してきました。今年度は4月当初30人くらいの会員でスタートしています。少々人数が少ないかなという不安はありますが、秋の例会で参加していただける方々のご理解を期待したいところです。

 やっと秋らしくなり音楽に親しむ雰囲気になりましたが、この夏は私自身楽器に触れることがおっくうになるほどでした。せめて楽器に染みこんだ水分を飛ばしてあげるためにも弾いてあげると良かったのですが猛暑と汗がペタッと楽器に付くことが不快でしたね。頼まれて、人様の楽器はいろいろと鳴らしてみたりチューニングをしてみたりしたのですが・・・

 10月19日(火)19:30~鵜方のプルーフと言うところで広垣さんのサロンコンサートがあります。
 10月30日(土)18:30~鳥羽市相差町「鳥羽磯部漁協女性等活動拠点施設」と言うところで私たちの会員でもある中村氏の主宰でギタリスト加藤丈晴氏を招き、相差ギターを楽しむ会のコンサートがあります。私も都合をつけて聴かせていただこうと思っています。
 

2010年6月22日火曜日

あと少しなのに残念

 右写真のようにプラムの木が真っ二つに折れてしまいました。梅雨に入り低気圧の通過時には風も強く吹く日がありました。この木は植えてから5年強立ちますが、一昨年あたりから本格的に実をつけ始めていたのです。去年は食べきれないくらいの収穫がありました。今年も春から畑に来るたびに小さな実がだんだんと大きくなっていくのを楽しんでいたのですが、、、
 原因は強風もありますがそれ以上に摘果を積極的に行わなかったことにあります。実が小さな頃は問題がなかったのですが、大きくなるにつれ果実の総重量に木が耐えきれなくなったのだと考えられます。
 私、自分で食べるのも好きなのですが、この枝に付いた実は○○さんに、こちらの枝は△△さんにそして、この大きな枝に付いたものは職場にと、もらっていただく先を皮算用していたのでした。
 裂けてしまった右半分はもうダメですね。あと10日くらいで収穫になりますが木が枯れなければ収穫だけはすることにしましょう。左半分が傷の部分が何とか修復できれば残った枝を右側に誘引して何とか来年に期待を寄せたいものです。実をつみ取った後、残された部分については添え木も試してみると良いかも知れません。
 このプラムの木は思っていた以上にすくすくと成長していたので栽培が楽だと思っていたのですが、成長が早い分、木は柔らかかったのだと思っています。制枝・剪定と摘果を適宜行わなければならないことを学びました。

 

2010年6月14日月曜日

褒めてもらう




 第7回コンサートが終わってから野菜栽培もいろいろと試してみた。春から夏にかけて、特にゴールデンウィークのあたりは毎年忙しい思いをする。まずは、馬鈴薯を収穫した。今年は黒マルチをかけずに栽培した。除草が大変だと思っていたが2度ほどで済んだ。そのたびに追肥と土寄せを行った。
 空豆やスナップエンドウ、実エンドウはこの時期の定番であるが今年は春大根を植えてみた。思いの外、好調でたくさんの収穫があった。ご近所や知り合いにお裾分けしたらタケノコや蕗が帰ってきた。当方、余分な野菜を差し上げただけなのだがお返しを頂き恐縮してしまった。
 ニンジンもほうれん草も小松菜も葉大根も・・・この春は栽培の種類を増やして見た。春の気候の影響でスーパーではキャベツなどが高いと騒がれていたが、春キャベツも順調に育ちこれも食べていただいた。

 ゴールデンウィークはトウモロコシを植え付けた。毎年植え付けているがシンクイムシという害虫に食べられてしまい悔しい思いをしている。
 6月のある日軽トラックで横の道をゆっくりと通りかかる年輩の方が立ち止まられた。そして、私に向かっていつ頃植えたのか、とか肥料は何を与えているのかといろいろ聞いてきた。どうしてですかと聞き返すと、あまりも元気よく育っているので・・・と言うことだった。この町の人なら子どもの頃から知っているが、この方は地元の人ではなさそうであった。けれどもこのトウモロコシを褒めていただいたのは嬉しかった。
これは牛糞の山である。2t車で2台分ある。秋野菜のために運んでもらったもので石灰窒素を混ぜて熟成させようと考えている。この堆肥を眺めていたら隣の農家の方が近寄ってきた。いろいろと立ち話をしながら情報を聞かせていただいている。有機肥料は良いのだがミミズが発生しそれを食べにモグラがやってくることやウサギなどの害獣に気をつけなければならないことを教わった。
 私、普段は仕事を持っているのだが、夕方帰宅の途中に畑に時折立ち寄るので、「あんた、よう働くなあ」と、これも褒めていただいた。
 3っつ目になるが、プロ中のプロだと(私の主観)思っている農家の方に声をかけられた。この方からはカラスやハクビシンから作物をどのように守るのかコーチを受けた。私の菜園では電気柵(イノシシ対策)、アニマルフェンス(ウサギ、狸、小動物対策)、上からはネットとテグス(カラス対策)と三重に防御をしている。その正当性をいろいろと説明してもらった。この方からも上手に手入れをして栽培していると褒めていただいた。
 他人に、しかもプロの方に褒めていただいたと言うことはこれまでなかったことである。今まではサツマイモや豆、里芋程度しかこの季節には植えられていなかったが、今はそれ以外にキュウリ、なす、ピーマン、シシトウ、ニンジン、ゴーヤ、ほうれん草、小松菜、大根、レタス、白菜、キャベツ、山芋、落花生、トウモロコシ、枝豆、ネギ、オクラ、スイカ、瓜、インゲンに加えプラム、ブルーベリー、キウイとバラエティに富んでいる。「楽しみになあ・・・」という声かけを合い言葉にしているのだが、何かしら野菜作りを認めていただいたような気がして嬉しくなったという次第である。 
この枇杷は4月のものであるが最近収穫した。袋をかけたことで店頭に並んでいるものと遜色のないものが今年は沢山収穫できた。冷たく冷やして完熟したものをほおばった。淡い甘さが何とも言えない。自給自足に大満足である。

 

2010年5月11日火曜日

コンサートの翌日

 コンサートが終わりやっと緊張感から解放されました。自分は楽器を演奏していないが会がうまく運んでいるかと言うことにはいつもハラハラドキドキしている。
 翌日、コンサートについて、「HyperClub」「ichiroの音楽談義」「中嶋聡のブログで自分を見つめよう!」「私の音楽日記」等のブログにアップされていた。

 5月も上旬から中旬にさしかかろうとしているが、日増しに菜園の主役達は大きくなってきている。花が散ったばかりだと思っていたプラムが直径2センチくらいの実をたわわにつけていた。6月の下旬には収穫になるので楽しみである。


 かなり昔の話になるが、私の菜園の近所にKさん一家が住んでいた。
このお宅だけでなく他に何軒かの家があった。しかし町の中心から少々離れていることや子どもたちが成人していくにつれ転居していった。Kさん宅の子どもとよく遊んだものだった。その時畑の周囲に咲いていたナデシコがいつまで経っても私の記憶に深く焼き付いている。幼かった私には花を愛でるような気持ちはなかったが石ころの間からピンクの華やかな色彩と無機質の石の織りなすコントラストが瞼に焼き付いている。

 この空気感に多分どなたも「美」と言うものは見いだせないかも知れない。しかし私にとっては荒れ地を想起する石ころとナデシコの花は特別のものであった。ずうっと幼い頃の風景を再現してみようと思い続けていたのだが、この日曜日に決行してみた。

 ナデシコは母の日が終わったので半額の値段で売られていたし、他にホームセンターで買い求めたものも安価なものであった。堆肥を鋤込み用土に十分な栄養を与え植え込んだ。普通はここまでなのだが、荒れ地の雰囲気を醸し出したいので畑の邪魔者で菜園の外に放り投げられていた「石ころ」を拾い集めてきた。それを右の写真のように敷き詰めた。わずか5㍍ほどの空間であるが満足度の高いカーデニングを楽しむことが出来た。これらの草花は宿根草なので来年はかなりの大株に育っているものだと思う。しかしあまりにも見事な大株は私の記憶の中にあるナデシコとは少し異なる。痩せ地の石の間から健気に顔を覗かせるナデシコに来年は育て上げたいと思う。
 私の知る限りではあるが、取れたてのトウモロコシを差し上げて嫌がる人はいない。今年も今のところ気温の上昇と慈雨のおかげて順調に育っている。しかし最近「シンクイムシ」という害虫に食い荒らされてしまうことが多くなった。いろいろと調べてみると雄花が出穂する頃には既に害虫は侵入を始めているようである。これに食い荒らされたトウモロコシは茎が途中で折れてしまい、やがては実の部分にも侵入し茹で上げたとき甚だしく食味が落ちてしまう。それどころか食べようとする人の食欲を減退させてしまう。
 今は防除の方法を模索中であるが、手っ取り早く対処するには農薬に頼らざるを得ないかも知れない。考えてみれば、スーパーなどで売られているトウモロコシにはこのような害虫の食害にあっているものは皆無である。もしかしたら収穫寸前まで農薬付けにされているかも知れない。恐い話である。












2010年5月9日日曜日

母の日に草餅を


 既に私の母はこの世にはいないが子どもの頃この季節になると草もちを作ってもらった記憶がある。当時は米の粉(上新粉)か小麦粉で作ってもらったと思うが、今のように白玉粉や砂糖をふんだんに使うような代物ではなかった。もっと歯ごたえもありヨモギの苦みもあったように覚えている。
 先日野道を歩いていたらヨモギの若葉が目にとまった。早速新芽の柔らかいところを摘み取り湯がいてフードプロセッサーでペースト状のものを作り、とりあえず冷凍しておいた。新芽の部分を選んでつみ取ったので特にアク抜きはせず、ゆでこぼすのみとした。
 母親を偲びつつ、今日はヨモギ餅を作り仏前に供えた。中に包み込む餡は小豆から作り上げた全くの手作りである。餡さえ出来れば白玉粉と分量の砂糖・水を混ぜ後はレンジで加熱するだけのいたって簡単な方法である。同じ大きさに揃えることさえ留意すればそれほど難しいものでもない。
 以前は畑の周囲にもヨモギはたくさんあったが、私が菜園に精を出すようになってから苦土石灰をよく散布するので土壌がアルカリ化しているようである。ヨモギはアルカリ土壌はどうも苦手なようでいつの間にかヨモギは姿を消してしまった。もともと、畑の中にこれが入ってくれば雑草として処分しなければならず、根っこもしっかりしているので除草に労力がいる。
 ヨモギでは地産地消や自給率アップにはならないがこの香りと苦みは遠い昔の母の思い出である。

2010年5月8日土曜日

第7回「志摩ギターを楽しむ会」が無事に終わりました。

 第7回志摩ギターを楽しむ会の定期コンサートが無事に終わりました。
毎回どれくらいの人が年会員になっていただけるか気を揉んでいますが
今年度は34名でスタートすることが出来ました。都合で参加は出来ないが秋には来てくださる人もいますのでもう少し増えそうな感触を得ました。
 第一ステージは小林さんのソロに始まりました。毎回、みんなが知っているポピュラーも取り入れてくださりアクセントを添えてくれています。耳には心地よく聞こえてきますが演奏は決して容易ではありません。タレガの小品も上品にまとめて聴かせていただきました。
 第二ステージは吉川さんによるサンスのスペイン組曲でした。演奏会ではよく耳にする有名な曲ですが、前半はゆったりとしたテンポで始められ一つ一つの音に神経が行き届いた演奏でした。最後のカナリオスでは音量もテンポも一段と熱が入り聴くものを圧倒した感がありました。お仕事の合間に練習時間を確保されているのだろうと思いますが毎回大曲を用意していただいています。
 第三ステージは広垣氏のソロでした。指の腱鞘炎のためいつものとは違ったプログラムで臨まれました。19世紀の小品を沢山用意していただきましたが決して難易度を下げたものではなく、演奏そのものは迫力のあるものでした。アグアドの練習曲もこのような形でまとめて演奏するのもいいものです。私たちギターを弾くものが過去にどこかでおさらいをした曲が多かったのですが、演奏会のプログラムに加えることもかえって新鮮に思えました。
 第四ステージはDr.井本氏の登壇でした。BachのプレリュードBWV.999を聴かせていただきました。11弦ギターを持ってこられ、3弦をF♯にして1弦には銀鱗のテグスを張ったという説明がありました。氏は独特の綺麗な音を持っておられ非常に耳ざわりにいい演奏をいつも聞かせてくださっています。加えて氏の魅力はそのステージマナーにあると思います。中高年の女性の心理を巧みにくすぐるトークは非常に長けていてコンサートの雰囲気を醸し出してくれます。氏は私が所属していた大学のクラブの先輩にあたりますが、いつも多忙を極める中、志摩まで足を運んでいただき恐縮しています。
 最後は広垣・吉川両氏による二重奏でした。アルビノーニのアダージョと予告通り「魔笛」の広垣編初演でした。

 開演前に相差の中村氏からこの前加藤丈晴氏のコンサートの録音を頂きました。また、この会も足かけ4年目に入ると半年に一回お会いする仲間がいることがとても心強く楽しみになってきました。会がなければ接点を見いだせなかった方々とのつながりを有り難く感じました。

 次回は秋になりますが、そろそろコンサートの斬新なリニューアルを考えたいと思うようになりました。

2010年5月4日火曜日

広垣氏からのメール

 今週末の土曜日5月8日に阿児アリーナで第7回の「志摩ギターを楽しむ会」コンサートを開催します。いつもだと広垣君から一月以上前に演奏曲目の連絡がある。しかし今回は例外である。氏の腱鞘炎の状態と痛みを押してでも演奏可能な曲の選択にぎりぎりまで最終決定がなされなかった。症状を押してでも志摩のコンサートのために最後の最後まで様子を見てくださっていた彼の思いに頭が下がる。
 今日、彼から演奏曲が知らされた。
 第一ステージは地元阿児町の小林恵子さんのソロで、タレガの前奏曲や聖母の御子等を披露していただく。
 第二ステージは明和町から吉川伸幸さんをお招きした。ガスパール・サンスのスペイン組曲を聴かせていただく。
 第三ステージは広垣氏の演奏で
  アグアドの6つの練習曲、ソルの第6幻想曲、フリース、ヘンツェ、フリースの小品、春へのあこがれ(モーツァルト広垣編)等を聴かせていただく。
 第四ステージは津市からDr.ImotoさんにBachのプレリュード等を披露していただく。軽妙な話術が楽しみである。
 第五ステージは広垣さん、吉川さんによる二重奏である。アルビノーニのアダージョ、そして志摩が初演となる有名な「魔笛」(広垣編)である。

 大変盛りだくさんなプログラムになりましたが、今回は広垣氏の手の痛みというアクシデントを背負いながらのコンサートになります。第七回を迎えるわけですがいつも足を運んでくださる方が十数人、そして不定期に来てくださる方が若干名、後は新規の会員の方に期待を寄せています。何とか30人ほどのご来館をいつも気を揉みながら待っているという状態です。
 志摩市には約6万人の方が生活しています。もっと周知を図りクラシックギターのおもしろさをお伝えしたいのですが、まだまだこの会はPRが足りません。かく言う私も口コミ程度の活動しかしていないのでまだまだ宣伝の余地はあります。
 コンサートを目前にして毎回もっとPRをしておけばよかったと言う思いを繰り返しています。

2010年4月18日日曜日

土日は菜園で

 春たけなわであるはずなのに今年は寒波が日本列島に進入してきている。先週は寒さと強風に見舞われた一週間であった。それでも、この土日は晴天に恵まれた。一気にこの二日間で温めていた畑プロジェクトを実行した。


 つくね芋、伊勢芋、とっくり芋など山芋の仲間を植え付けた。若葉の季節になると昨年から保存していた芋が芽吹きだし植え付けを催促してくる。手入れの手間と除草と地温のことを考えマルチ栽培をすることにした。これらの芋たちは人に差し上げても喜ばれるので数年来続けて栽培しているが、今までつくね芋だけだったのに伊勢芋等を加えた。入梅の頃に棚を設置し後は太陽と自然の降水に任せて収穫まで待つだけである。


 温めていたこととは、芋の植え付けだけではない。トウモロコシ、ピーナッツ、里芋、生姜、黒豆、枝豆を植え付け、畑の周囲にアニマルフェンスの張り替え強化と除草を実施した。


 5月の連休にスイカ等の苗やサツマイモの植え付けのための圃場を整えた。


 今、異常な寒さの影響で野菜が高騰しているが、スナップエンドウや小松菜、葉大根、ほうれん草の間引きが出来るようになった。取れたてのスナップエンドウの甘さは何とも言えないくらい美味い。


 春は芽吹きや若葉の美しさも楽しめるが、実のなる木々の花も楽しむことが出来る。プラムの花は終わり3ミリくらいの小さな実をつけ始めたし、ブルベリーは幼木ながら花をつけている。
 「志摩ギターを楽しむ会」のコンサートの案内をO女史に差し上げたところ先日電話を頂いた。久しくお会いしていないのだがご来館いただけそうである。この畑には女史から頂いたアイリスが植えられている。毎年華やかな色合いを楽しませていただいているが昨秋植え替えと更新を済ませた。まだまだ蕾は見つけられないが今年も楽しみにしている。
 津市のDr.I氏もブログを拝見しているとバッハのブレリュード以外にも曲を用意していただいているようである。

2010年4月14日水曜日

Dr.I氏からのメール

 「志摩ギターを楽しむ会」第7回コンサートの出演者のことで、いつも気にかけてくださっている津市在住のDr.I氏から5月8日(土)は今のところ何も予定が入ってなく、行けそうだ。というメールを頂いた。
 プロクラムでは中間の休憩の後演奏していただくことになる。バッハのプレリュード等を披露していただけそうだ。氏は多弦ギターを所有しており第五回のコンサートでもトークと演奏を楽しませていただいた。氏との交流も学生時代からなのでかれこれ○○年になるが、何といっても後輩の面倒見のいい方である。本業、多忙を極める中遠路志摩の地まで来ていただき恐縮している。あのころ下宿で沢山のギター曲を弾いていただいたことや素晴らしいテクニックと音色の美しさが私たち後輩の耳に刻まれている。
 氏はもともと関西出身でニックネームもボンボンとつけられ慕われていたキャラクターである。大阪のおみやげに食べさせていただいたシュークリームの味が忘れられない。
 バッハのプレリュードは多分BWV999だと思う。短い曲ではあるがギター部の定期演奏会で弾かせていただいた懐かしい曲である。I氏はそのことも配慮してくださったかと思うと感慨深くメールを拝読した。多分と書いたのはI氏はチェロ組曲第一番のプレリュードもよく弾いていたからである。
 急患が出ないことを祈っている。

植え付け準備

 ブログには書いていなかったがお彼岸を過ぎた頃から種を蒔いたり、春から夏にかけて栽培する畑の準備をしてきた。写真は牛糞の山である。畑からそう遠く離れていないところに牧場がある。今年は牛糞をいただき畑に鋤き込むことにした。2トン車で二台分あるがこれを一輪車で運びミニ耕耘機で殆ど鋤き込んだ。それほど楽な作業ではないが、美味い野菜作りには欠くことが出来ないと思っている。昔は家畜の糞と言えば臭いも強烈であったが今は飼育の環境も変わってきたのであろうと思うが不快な臭いは全くしない。未熟なものは若干アンモニア臭を感じるが気になるようなことはない。雨に晒して脱塩すれば最高の有機肥料に変わる。

 4月のはじめに枇杷の袋かけをした。去年よりも実が沢山付いた分作業にも時間を要した。昔、ご近所から頂いた枇杷は実も小さくバラツキがあったが袋をかけて栽培すればスーパーで売っているものと遜色のない物が収穫出来る。


 タマネギも今年は調子がいい。早生の紫タマネギと保存性の良いものを植え付けマルチで栽培した。今までは植えたら後は放置していたが今年は追肥を適宜行った。収穫が近づいた。

 5月末の収穫が楽しみなジャガイモである。毎年暮れの頃に植え付けをしているが、今回は黒マルチ栽培をやめてみた。確かにマルチで栽培すると肥料も少なくて済むし地温も上がり更に雑草も抑えられて良いことずくめなのだが、成長にあわせて土を寄せ追肥をしていく昔からの方法をとってみた。少し葉の茂り方が遅いような気がするがこれからどんどん気温が上がれば問題はないと思う。マルチ栽培とどちらが良いのか結果を待つことにした。
にんじん、ほうれん草、小松菜、葉大根と、私の畑では定番の作物である。ずうっとこれらの野菜は秋に種を蒔いて寒いときに収穫していたのだが最近は春に蒔いても良いものが出回ってきた。多分栄養的には本来の旬のものに比べて問題はあると思うが比較的短期間で収穫できる野菜としては春蒔きもいいと思っている。これは3月の初旬に露地に直接蒔いたものである。

  私の畑ではマメ科の作物をよく栽培している。落花生、空豆、エンドウ、インゲン、黒豆、枝豆であるが連作障害をどうするかが課題である。一応記録はしているもののうっかり忘れてしまっていることがある。今年は実エンドウの植え付け場所を間違えた。案の定、育ちが芳しくない。写真の空豆は順調で先週土寄せと先端の部分の摘み取りを行った。
 これらの作業のほかに私が一番こだわっている芋類(サツマイモ・里芋・山芋等)の植え付けが目前に迫ってきている。この前の土日までに苦土石灰を撒いたり、堆肥を鋤き込んだり、畝づくりを済ませてきた。特に山芋については今年は従来のつくね芋(強い粘り)に加え、伊勢芋(最強の粘り)を始め数種類のものを実験的に植えることにした。
 このリポートは次回に





2010年4月11日日曜日

第7回「志摩ギターを楽しむ会」

 「志摩ギターを楽しむ会」第7回コンサートの案内を発送しました。
 日 時 2010年5月8日(土)
      開場18時30分 開演19時00分
 会 場 阿児アリーナ ミーティングルーム
 
 メインゲストの広垣さんの左手トラブルのため未だプログラムの最終決定はしていませんが今回も十分内容的に期待の持てる物になったと思っています。
 第一部は小林恵子さんのソロでタレガの前奏曲第11番、カタルーニャ民謡「聖母の御子」他を披露していただきます。私、以前から彼女のことは存じ上げていましたがいつも気さくに演奏を聴かせていただき選曲にもとても斬新さを毎回感じています。本会にとっては地元の方というだけでなく、欠くことの出来ない演奏者の一人であると言えます。稲葉征二氏の名器を携えての演奏です。ご期待下さい。
 第二部は明和町の吉川伸幸さんの演奏です。今回はサンスのスペイン組曲を弾いてくださいます。巨匠故イエベス氏の伊勢市観光文化会館での名演が思い出されます。吉川氏もお仕事多忙な中いつも私たちの会のために演奏を聴かせてくれています。氏は私のギタークラブの後輩に当たるのですが年齢的に接点がありませんでした。広垣氏のご縁で吉川氏と知り合えることになりました。この会のおかげだとおもっています。
 第三部は広垣氏のソロですが、腱鞘炎の具合でプログラムは流動的です。

 休憩をはさみ、都合がつけばDr.井本氏のソロとトークがあります。11弦ギターでどのような曲を奏でられるか楽しみです。担当されている患者さんのことがありますので場合によっては志摩に来ていただけない可能性もあります。
 最後は広垣&吉川の両氏によるモーツァルト「魔笛の主題による変奏曲」です。これは広垣氏のオリジナルになります。聞くところによると志摩の会が初演になるらしいということで、これも楽しみの一つです。

 プログラムがひととおり出そろいました。後は5月8日を待つだけとなりましたが、毎回どれだけの会員の方に参加していただけるかドキドキしています。最低でも30人は確保したいところですが、毎回来ていただいている仲間にどれだけプラスアルファがあるかどうがですね。というのも、毎回、会場使用量と、案内状の切手代、そして演奏者の交通費を差し引くとギリギリの運営だからです。
 私個人の願いとしては、演奏者への謝礼を工面できるようになりたいことと、将来プロの演奏家を招聘してみたいことなのです。50人くらいの会員組織になれば可能かも知れませんね。

2010年3月16日火曜日

第七回コンサート

 3月の初旬には第7回のコンサートの日が決まっていたのですがメインゲストの広垣氏の指の具合が良くないのでプログラムまでは話が進んでいません。ちなみに第7回のコンサートは5月8日(土)19:00~阿児アリーナミーティングルームで開催予定です。

 広垣氏、若年退職後今までの蓄積された疲労が出たのでしょうかねえ?それとも加齢のせいなのか、過密な音楽活動の影響なのか・・・そういえば伊勢を中心に松阪、南伊勢町、志摩市、鳥羽市と活動の範囲を広げられていましたね。理由はいろいろと考えられますね。要するに彼のおかれているピンチは、ギタリストを始め指を酷使する職業の方が悩まされる腱鞘炎と言うことなのです。氏のブログにはそのつらさが克明に綴られています。
 コンサートでは指に負担のかからない曲のチョイスで良いと思うのです。特に志摩の会では耳に心地よい曲が受けると思うのです。また、参考になるかどうかわかりませんが、ステージを盛り上げたり、生演奏でないと味わえない演出も必要なのではないでしょうか?この会に津市から来てくださっているDr.井本さんは演奏曲こそ多くはないですが、軽妙且つ聴衆を引きつける語り口で素敵な雰囲気を演出してくれています。
 ともあれ陽気が良くなり、広垣氏の腱鞘炎も快癒されることを祈ります。

 先日、古いLPレコードを聴いていて感じることがありました。Edward Vitoと言う人のハープの演奏なのですがその中にファリャ(1891-1946)のスペイン舞曲第1番がありました。ピアノでも演奏されますが、どちらかというとクラシックギターで弾かれる方が多いと思います。かつて会員のY氏からギターの速さについて質問を受けたことがありました。広垣氏は速さはピアノやヴァイオリンにはかなわないと答えていました。このハープの演奏を聴いてみてもそのことがはっきりとわかります。近年演奏家のレベルもあがり、私たちがかつて想像もしなかったほどのメカニックを身につけた演奏を耳にすることがあります。しかしどのようにそのパッセージをエネルギッシュに弾ききっても何かしら不安定感を感じてしまうのは私だけではないと思うのです。パリのコンクールでも優勝している山下和仁氏の演奏を聴くと、ギターでそこまで弾けるのかと驚いてしまいます。彼のテクニックや音楽性は私のような凡人にもよく伝わってきますが、彼だからこそ演奏が可能なのだと思ってしまうのです。あのテクニックは全てのギタリストにとってスタンダードにはならないと思うのです。
 私は、ギターのメカニズムを熟知した演奏家兼作曲家による佳曲をゆったりとゆとりを持って演奏しているのも魅力的だと思っています。
 広垣氏の腱鞘炎の知らせを聞き、そんなことを思い起こしました。

2010年2月23日火曜日

まだまだ楽しめます。



 ブロッコリーを栽培したのですが、年末までに頭頂部の大きな房は食べてしまいました。カリフラワーやキャベツとは違いブロッコリーは、脇の方から可愛い蕾がいくつも出てきます。一月にも採りましたが次から次へとささやかな収穫が続きます。


 例年、寒冷紗やベタかけシートをしていないので野鳥に食べられていましたが今年は寒冷紗でカバーをしました。写真は三度目の収穫を待っているブロッコリーです。


 自家製野菜の甘さを堪能させていただいています。




 ここしばらく農作業をさぼっているのですが、一月下旬に鶏糞と苦土石灰を施した所に小松菜や白菜、大根を蒔こうと考えています。

同級会の旅行



 土日に一泊二日で湯村温泉に行って来た。夢千代日記で有名になったが98℃の源泉が湧き出ていることでも有名である。体の芯まで温まる良いお湯だった。

 志摩の片田舎の同級会だから全員気心の知れた面々である。車中、持ち寄りのスナック(自家製のあられ、干し芋、とれたてイチゴ)をつまみながら皆さんアルコールとおしゃべりを楽しんでおられました。当然、車中尿意を催してくるわけでドライブインへの到着を催促する行程でした。犬のように随所でマーキングしていったわけです。

 私の楽しみは土地土地による野菜をチェックすることでした。同好の仲間と野菜談義をしていたというわけです。たまたま立ち寄った所に何と丹波の山芋が売られていたのでした。伊勢芋に形状がよく似ていて大きさは野球のボール程度でした。この種の芋は栽培が難しいそうなのですが最強の粘りと食味そして皮が剥きやすいと言う魅力に富んでいます。二個で400円だったので早速買い求めました。

 うれしさのあまり、知人の女の子に自慢したところ彼女は何と袋に手を入れ芋を取り出して他の女の子に見せたわけです。おかげで数名の人だかりが出来てしまいました。黙っていたら良かったと思ったのですが後の祭りでした。

 丹波と志摩は気候が違いますが、夏場だったら何とかクリアできそうな気がしますので5月になったら早速植えることにしました。
 
 土産も買ったのですが、この芋の存在が大きく他に何を買ったのかよく覚えていない次第です。

2010年2月14日日曜日

LPレコードをCDに

 志摩ギターを楽しむ会の会員の方から所蔵しているLPのデジタル化の話があった。考えてみればCDが出てくるまではレコードかカセットテープが主流であったがあっという間にこれらのアナログソースは駆逐されてしまった。両者が共存することは無かったように記憶している。大げさに言えばレコードに記録された音源は私たちの文化遺産だと言っても過言ではない。それらのアナログソースは商業ベースに乗るものだけがCD化されていき廃盤という形で葬られていったような気がする。マニアの方はSPの時代からのソースを海外から入手したりされているが一般的ではないように思う。自分もこの時代の変わり目に立ち会ったので、好きなものはLP・CD両方を所有しているものが少なくない。ジュリアー二のギター協奏曲(J.ウイリアムズ)やセゴヴィア、イエベス、ブリームの往年の演奏はLPで初めて耳にしているし、ディヌ・リパッティ、S.フランソワ等の演奏もどちらかというとレコードの音の方が私の耳にはしっくりとくるものがある。再現する装置や私の耳はそれらを聞き分けられるくらい良いものではないが音に冴えがあるような気がしてならない。恐らくこれはレコードに針を落として聴くという儀式的なものが大いに関与している極めて主観的なとらえ方だと思うのだが・・・
 さて、会員の方のレコードだが埃の付着は少なかったがカビが所々に発生していた。これをバランウォッシャーA&B液とクロスで拭き取りサウンドカードを介してPCに取り入れた。CDと違うところはLPの場合○○倍速というわけにはいかないので、一枚のLPをCD化するのに時間がかかった。また、トラックを入れた方が使いやすいのでこの作業も取り入れていった。
 先週はこの工程を一気にし終えた。早速お渡ししたらとても喜んでいただけた。その方は、もう二度と聴けないだろうと思われていたようだった。LPだけではなく、レコードプレーヤーも現役で所蔵している人は少なくなってきているだろうし、あったとしても経年劣化で機能しなくなっている場合も多いと思う。決してマニアックなコレクターでは無いが、良いものはいつまでも残しておきたいものだと願っている。
 幼いときの味覚や多感なときに耳にしたものはいつまでも懐かしく感じられる。多分脳内では多幸感をもたらす物質が分泌されているだろうと思うのだが、私にも思い当たるフシがある。

2010年2月13日土曜日

冬の作業

 年末にジャガイモを植えた。志摩の地では2月頃に植え付けをするのが一般的ですが数年前からクリスマスの頃種芋をおろしている。いつも黒いマルチを張ってから植えているが今年は張らなかった。それはもともとジャガイモは芽が地表に出てから芽欠きや追肥、土寄せをして芋を成長させていく自然の流れがあるので、従ってみようと思ったからである。収穫時期には雑草の繁茂が気になるところであるし追肥や中耕を計画通りにできるかどうか心配であるが、まだまだ私にとっては全てが実験の段階なので・・・
 冬場、冬眠している害虫のサナギを凍死させるため寒の頃耕耘すると良いと書物に書いてあった。そういえば農家のおばさんが先日畑を耕していたのを見た。何でも真似をしたくなってくるので早速、苦土石灰(これは石灰にマグネシウムが入っている。)と鶏糞を買ってきた。買ってきたことと畑に蒔くこととは私の場合かなりのタイムラグが生じてしまう。今回は一週間のラグはあったが何とか耕し終えた。虫たちには悪いけれど静かになってもらいましょう。ここには、暖かくなったらトウモロコシや春大根、小松菜などの野菜を植えることにした。
 栗の木やキウイの剪定も何とか済ませた。桃や栗は成長が早いと言われているが私の栗の木も大木になってしまった。枝同士が混み合い互いに日陰を作ってしまったので思い切って大きく剪定することにした。キウイも徒長した枝は逐一切ることを心がけていたが、全体がすっかり古い枝になってしまっていた。更新をしなければならないそうだがもう少し研究してからにすることにした。とりあえず伸びすぎたものはカットした。
 大きな作業は終えたが、この間大根、白菜、小松菜、キャベツ、ブロッコリー、蕪、日の菜、水菜、春菊、ゴボウ、ネギ等の野菜は楽しませてもらったし、人様へのお裾分けも果たすことが出来た。

 月が変わったら早速春野菜の栽培に入るが、今はどのような種を求め、どこにどれくらい蒔こうかとイメージをふくらませている。野菜を栽培するとき確かに収穫は楽しいのだが、何を作ってみようかと考えるときが・・・心はずむのです・・・

 I love hyper club の谷川原氏から「志摩ギターを楽しむ会」のHP更新について知らせがあった。先日いつもお世話になっているメインゲストの広垣氏から、春のコンサートの日取りについて問い合わせを頂いた。4月か5月の土曜日夕方とだけ伝えたが、5月29日(土)は明和町の吉川さんの主宰するコンサートが組まれたそうである。この日を除いた4月5月の土曜日を第七回のコンサートの日に当てたい。4名のゲストの調整と会場の予約と、それが決まったらチラシや会員の皆様への案内状発送、それから新規会員へのPRが待っている。
 広垣氏、彼のブログによると腱鞘炎になったそうであるが今回はどのような曲を披露していただけるか楽しみである。津市のDr.井本さんのブログには11弦ギターでJ.S.BachのプレリュードBWV.999を練習していると書かれてあった。短い曲であるが私が学生の頃ギタークラブの定期演奏会で弾かせてもらった思い入れの強い曲である。
 野菜作りや次のコンサートと、春の訪れと相まって楽しみが増えてきた。

2010年1月1日金曜日

新しい年が明けました。

 新しい年が明けました。今日は行事に参加のため昼間外出していましたが知人から
畑のスイカのことを聞かされました。今年の夏も去年の夏も何者かに持って行かれたのですが、犯人はどうもハクビシンというアライグマのような動物だったのです。もともと日本にはいなかった外来の哺乳動物なのですが繁殖力も生命力も旺盛なようです。
 その知人の話によると動物の進入防止のために畑にネットを張っていたら複数のハクビシンが絡まってしまい昇天したとのことでした。今年は何としてもハクビシン対策を考えねばと思っています。イノシシ・ハクビシン・カラス・マムシこれらが目下の私の敵です。
 さて、11月にコンサートを終えてから菜園は収穫作業に追われていました。
山芋、大根、白菜、小松菜、蕪、ブロッコリー、レタス、キゥイ、里芋、チンゲンサイ、水菜、春菊、秋ジャガイモ、ユズ、キャベツ、サニーレタス、ネギ、ワケギ等の恵をいただき自給は100パーセントを遙かに超え人様にお裾分けも叶いました。まだまだ畑には野菜が残っていますので収穫は楽しめます。
 クリスマスの頃にはジャガイモを植え付けました。今までの放任ではなく今年は追肥のタイミングや芽欠きの作業、そして土寄せの作業もきちんとやろうと思っています。マルチはかけませんでした。
 
 私の菜園はかつては隣近所の畑が隣接していたのですが、耕作を放棄してしまいすっかり雑木林に戻ってしまっています。野生動物の住まいなっているばかりではなく日陰を作り出しています。せめて自分の畑だけはと思い木の枝や自然に延びきった果樹の剪定に入りました。暮れには栗の木を剪定しました。また、いらなくなったヤマモモの木を切りました。キウイとプラムを今度は手がけます。