2010年6月14日月曜日

褒めてもらう




 第7回コンサートが終わってから野菜栽培もいろいろと試してみた。春から夏にかけて、特にゴールデンウィークのあたりは毎年忙しい思いをする。まずは、馬鈴薯を収穫した。今年は黒マルチをかけずに栽培した。除草が大変だと思っていたが2度ほどで済んだ。そのたびに追肥と土寄せを行った。
 空豆やスナップエンドウ、実エンドウはこの時期の定番であるが今年は春大根を植えてみた。思いの外、好調でたくさんの収穫があった。ご近所や知り合いにお裾分けしたらタケノコや蕗が帰ってきた。当方、余分な野菜を差し上げただけなのだがお返しを頂き恐縮してしまった。
 ニンジンもほうれん草も小松菜も葉大根も・・・この春は栽培の種類を増やして見た。春の気候の影響でスーパーではキャベツなどが高いと騒がれていたが、春キャベツも順調に育ちこれも食べていただいた。

 ゴールデンウィークはトウモロコシを植え付けた。毎年植え付けているがシンクイムシという害虫に食べられてしまい悔しい思いをしている。
 6月のある日軽トラックで横の道をゆっくりと通りかかる年輩の方が立ち止まられた。そして、私に向かっていつ頃植えたのか、とか肥料は何を与えているのかといろいろ聞いてきた。どうしてですかと聞き返すと、あまりも元気よく育っているので・・・と言うことだった。この町の人なら子どもの頃から知っているが、この方は地元の人ではなさそうであった。けれどもこのトウモロコシを褒めていただいたのは嬉しかった。
これは牛糞の山である。2t車で2台分ある。秋野菜のために運んでもらったもので石灰窒素を混ぜて熟成させようと考えている。この堆肥を眺めていたら隣の農家の方が近寄ってきた。いろいろと立ち話をしながら情報を聞かせていただいている。有機肥料は良いのだがミミズが発生しそれを食べにモグラがやってくることやウサギなどの害獣に気をつけなければならないことを教わった。
 私、普段は仕事を持っているのだが、夕方帰宅の途中に畑に時折立ち寄るので、「あんた、よう働くなあ」と、これも褒めていただいた。
 3っつ目になるが、プロ中のプロだと(私の主観)思っている農家の方に声をかけられた。この方からはカラスやハクビシンから作物をどのように守るのかコーチを受けた。私の菜園では電気柵(イノシシ対策)、アニマルフェンス(ウサギ、狸、小動物対策)、上からはネットとテグス(カラス対策)と三重に防御をしている。その正当性をいろいろと説明してもらった。この方からも上手に手入れをして栽培していると褒めていただいた。
 他人に、しかもプロの方に褒めていただいたと言うことはこれまでなかったことである。今まではサツマイモや豆、里芋程度しかこの季節には植えられていなかったが、今はそれ以外にキュウリ、なす、ピーマン、シシトウ、ニンジン、ゴーヤ、ほうれん草、小松菜、大根、レタス、白菜、キャベツ、山芋、落花生、トウモロコシ、枝豆、ネギ、オクラ、スイカ、瓜、インゲンに加えプラム、ブルーベリー、キウイとバラエティに富んでいる。「楽しみになあ・・・」という声かけを合い言葉にしているのだが、何かしら野菜作りを認めていただいたような気がして嬉しくなったという次第である。 
この枇杷は4月のものであるが最近収穫した。袋をかけたことで店頭に並んでいるものと遜色のないものが今年は沢山収穫できた。冷たく冷やして完熟したものをほおばった。淡い甘さが何とも言えない。自給自足に大満足である。

 

0 件のコメント: