バラと言えば幼児の頃自分の背丈を遙かに上回るピンクの大木が庭に植えられていて毎年季節が来ると何とも言えない芳醇な香りを辺り一面漂わせていた。とにかく花の数が多く、むせかえるような香りに誘われ、箱一杯に摘み取り空き地に敷き詰め遊んでいた。鼻腔の奥深く刷り込まれた感覚はガーデニングでバラを楽しむ人のものよりも強いと思っている。学生生活最後の年に花卉園芸のサークルが販売していたブルームーンという品種を買い求め庭に植えていたが、いつの間か絶えてしまった。私、バラの色や花の形状も良いけれど、それよりも香りを優先している。それは自らの幼児体験によるものだと思ってている。
2012年7月5日木曜日
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