2012年7月5日木曜日

バラの苗を求めた

夏の日差しを遮ろうとオーニングを買いにホームセンターに出向いた。一度店内に入ると目的外のものまで衝動買いしてしまう。杭と支柱にも手を出し値下げされていたバラとクレマチスの苗を買ってしまった。苗を購入すると言うことは培養土や植木鉢、コンクリートブロックそしてインスタントセメントまで手にしてしまった。培養土を買っていると梅雨を利用して挿し木をしたくなり鹿沼土まで購入してしまった。一つ一つはそれほど単価は高くないがトータルでは目的外の品物の方が勝っていた。結局目的のものの設置は後回しになりバラの定植を優先してしまった。

 バラと言えば幼児の頃自分の背丈を遙かに上回るピンクの大木が庭に植えられていて毎年季節が来ると何とも言えない芳醇な香りを辺り一面漂わせていた。とにかく花の数が多く、むせかえるような香りに誘われ、箱一杯に摘み取り空き地に敷き詰め遊んでいた。鼻腔の奥深く刷り込まれた感覚はガーデニングでバラを楽しむ人のものよりも強いと思っている。学生生活最後の年に花卉園芸のサークルが販売していたブルームーンという品種を買い求め庭に植えていたが、いつの間か絶えてしまった。私、バラの色や花の形状も良いけれど、それよりも香りを優先している。それは自らの幼児体験によるものだと思ってている。

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