2012年8月17日金曜日

大根の種子

 冬至の頃に実が収穫できるという園芸店のチラシに誘われて「農業屋」という店に行って来た。毎年カボチャは一番なりを採った後そのままにしておくので二番なり三番なりと秋が深まるまで実を採り続けるのだが今年はカボチャの圃場にブロッコリーやカリフラワーの苗を定植したいので少しずつ片づけている。今日は8個収穫したが今年の採り納めだ。そんな事情もあるので冬至に取れるカボチャがあることは私にとって朗報であった。少々伸びすぎている感もあったが3本購入した。ひと株が85円でこれならウリハムシに食べられてしまっても、日射で枯れてしまっても惜しくはない。これだけ買って店を出るのも気が引けたのでそろそろ用意したいと思っていた大根の種子を購入した。盆前に同級生の家に行き野菜をもらってもらったのだが、その時彼が言うには自分の人生で食べてきた大根の中で私の栽培した大根が一番美味いというコメントをいただいてきた。お世辞半分としても野菜を褒めてもらうのは嬉しいものだ。それ以来この秋は美味い大根を作らねばと意気込んでいる。牛糞を毎年たくさん鋤き込んではいるが土壌そのものに美味さのヒントが隠されているような気がしている。以前化成肥料を中心に作っていたこともあったが味は良かったように記憶している。二種類の種を購入したが一つはタキイという大手のもので定番とされる一般的な青首大根である。もう一つは松阪市にあるローカルなメーカーのもので店員さんの話では伊勢平野で作られていたものを改良した種と言うことだった。「冬の浦総太り」という品種だが私にとっては始めての品種である。肉質は緻密でス入りは特に遅く甘みの強い大根であるという説明が添えられていた。美味かったらK君に食べてもらおう。

 店を出るときに少し気になっていたことがあり店長さんに有機肥料とマムシの関連について聞いてみたら予想していたとおり相関ありと言うことだった。ちょっと牛糞を使いすぎていたなあと反省した。この店は耕耘機を買ったり苗を買ったりする以外に農作業に関わる様々な疑問に応えてくれる。地域に密着した良心的な店なので重宝している。ホームセンターではそこまでは教えてもらえない。9月の中旬には秋雨前線がこのあたりにも影響を及ぼしてくれるのでそのチャンスを逃さず種蒔きをする予定だ。早く蒔くと水撒き等発芽するまでの管理が大変になるからだ。

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