2012年8月16日木曜日

危機管理

 音楽を楽しみながら時には菜園に足を運びささやかながら野菜を自給し静かに暮らせたらどんなに良いだろうかと思いつつ・・・そのような生活が出来れば有り難いと願っているが、それは理想かも知れない。学生の頃ある教授が講義の中で余談として国家というものについて語っていたが、趣旨としては国家無くして我々の平穏無事な生活や安全は保障されないと言うものだった。当時、某大国の傘の下差し迫った危機感など毛頭感ぜずこの国の経済発展の恩恵にどっぷりと浸かっていたわけだが失われた二十年を経過した今かの恩師の言葉を時々思い出す。私、特に右でも左でもないが竹島、尖閣、北方でこれだけ近隣諸国に好き放題されている事についてはこのまま許容し続けても良いのか甚だ気になって仕方がない。昨日の尖閣の事案についてマスコミも政府も私たちが知りたいと思うことを十分に報道していないような気がする。今日も私なりに危機を感じていたのでテレビのニュースを見ようとしたが今のところ扱いが小さく報道も不十分だ。昼頃には明日にも前例に従い強制送還すると言うことが伝えられてきた。この間のいきさつについて説明責任を果たすべきだと思うが私たち庶民には伝わっていない。前例を踏襲するというならばあのことについて対応のまずさを国民に露呈したわけだが、まさか同じ愚策を今回もという気持ちになったのは私だけではあるまい。選挙で公約を信じ一票を投じた私たちに大きな責任があると思うが、これだけ平然と国民を裏切る政権を野放しにしておいて良いのだろうかと思う国民も多いのではないだろうか。選挙前にそのような風潮を煽ったマスコミにも大きな責任がある。今日も国家としては重大な危機に瀕していると思い何度か時間の区切りでテレビのスイッチを入れたが某国営放送では節電を標榜しつつ高校野球を相変わらず中継していたし、民放では色あせたロンドンでの大運動会のその後について延々と内容的に乏しくどうでも良いようなことを流していた。情報をテレビに求めたのが明らかに間違いだったと思いネットに切り替えることにした。
 政治問題と経済問題は切り離して国家間のおつき合いをしてほしいものだ。私たちの感覚からすれば両者は輻輳的に捉えてしまうが矛盾だらけの国を相手にしているのでそれくらいの線引きは毅然とした態度で向かって欲しい。道理が通用しない相手との交渉は難しいとは思うが・・・。

0 件のコメント: