2013年5月2日木曜日

興味深い

 新聞の広告欄で「やさい畑」という雑誌が紹介されていた。この雑誌は隔月で発行されているが時々購入している。今回は「夏野菜の育てワザ」という特集が組まれており、自分の菜園でも今年はどのような作戦で野菜作りをするか思案中だったので迷わず書店に向かった。一気に読破しトマト、ナス、スイカ、トウモロコシの栽培に取り入れようと思った。
 特に目を引いたのは「旧暦菜園カレンダー」という記事であった。生活の全てが新暦で動いている今日、旧暦を使うことはない。しかし自然を相手とする農作業について考えてみると、その多くが見事に符合するから驚きである。未だ発売されたばかりの雑誌なので内容は記載できないが雑誌の価格以上の値打ちがあるものだと思った。自分も日々の菜園の様子を記録しているが、一年を二十四の季節に分け更に七十二に分けて克明に自然の摂理に従っていく農業のあり方は参考になる。
 話変わって、先日N業屋の「ぴよぴよ通信」の会員に加入させていただき、その会員には年間を通した野菜作りのDVDをお願いしてあったのだが、先日店に届いたとの連絡を受けた。早速今日は頂きに上がった。
これはとても参考になります。
 比較的地域に密着した店で、情報も三重県の南の地方に合ったものを提示してくれている。ここ数年の野菜作りで植え付けや種蒔きの時期がとても重要であることを実地で体験した。例えば今栽培している馬鈴薯は12月のクリスマスの頃に植え付けたものだが、普通は2月に植える場合が多い。しかし、三重県の南部では気候の関係で2ヶ月ほど早く植え付けることが出来る。その結果リンゴほどの大きさの馬鈴薯を収穫することが出来る。また、秋に種を蒔く野菜についても害虫の発生時や降水量、台風などの自然条件が微妙にかかわっている。この自然のサイクルを軽視して種を蒔くと管理にとても労力を必要としてくる。作型と言う言葉が園芸用語にあるが、それは地域によって微妙にことなるように思っている。長年野菜作りを専業としている農家の方にとっても、毎年いろいろと腐心されているようである。私も作型のようなものが見えてきた物もあれば、全く試行錯誤を繰り返さねばならない途上にあるものもある。どちらかというと後者の方が多い。例え前者に該当する作物であっても、作付けする時期によって味や食感が異なってしまう。工業製品とは違うことはわかっていても、均質のものを作り出すのは難しいものだ。

0 件のコメント: