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今日の菜園 |
早朝、雷鳴で目が覚めた。今日は友達に約束していた野菜を採りに行くことにしていたが雨後の菜園は少しでも柔らかいところに足を入れると泥だらけになってしまう。天候の不安定だったのは早朝だけだったので午後から畑に向かった。野沢菜、ホウレン草、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、ルッコラ、柚を採っていたら軽トラからO氏が降りてきた。小一時間ほど立ち話をすることとなった。O氏は私よりも一回り年令は上なのだが害虫対策をいろいろと聞かれた。どうやら夜踏虫に野菜達が散々食い荒らされてしまったとのこと。私もこの虫には閉口している。せっかく発芽しこれから大きくなるところまで育った苗が根元から食いちぎられてしまうのだから始末が悪い。最近は豌豆がその被害に遭った。保険の意味も兼ね一カ所に複数個の種を蒔き適度な大きさに育ったら間引きをして育てるのだが、その直後根元から食いちぎられてしまうのだから悔しさも倍増する。そして奴らは苗全体を食べるのではなく食いちぎったらそのまま放置して昼間は土の中に姿を隠してしまう。カリフラワーも花蕾の部分を汚く食い荒らしている。こちらは収穫期に差し掛かっているので消毒なんか出来ない。私もこれと言って対策をしていないのでO氏にはオルトランやスミチオンという薬が効果があることを伝えた。
立ち話の中で昔、母親達が作っていた頃は白菜にしても立派なものが収穫できていたが、自分たちが耕作するようになってからは、なかなか良いものが採れないと言っていた。もしかしたら野菜作りの秘訣が伝わっていないのかも知れないと思ってしまった。私も同様で母親達が耕作していたときの方が害虫の食害も少なく姿形の良いものが収穫されていたように思う。品種の多様化で野菜自体がひ弱になったのかも知れないし肥料や使用する薬が多くなったのも一因かも知れない。
また、半分ほど掘らずに残っている「つくね芋」の話に及び近所のYさんから種をもらい今年は絶好調だという話も伺った。数年前Yさんに種を差し上げたのは私なのですが、このように種芋がまわりまわって広がっていくというのは面白いと思った次第。
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