2012年11月26日月曜日

先ずはクリーニング

 広垣氏から依頼のあったレコードのCD化の準備をしているが、昨日はオーディオ用のブランクCDとブラケースを購入した。レコードは2枚組のものもあるのでケースもそれに合わせたものも入手した。未だ視聴はしていないが古いものなのでチリ音やスクラッチノイズが予想される。後者はレーザーで読みとるプレーヤーを使用しない限り無理だが埃などが原因の雑音は丁寧に洗浄することでかなり克服できる。いつもの作戦(バランスウォッシャー&ビスコ)で20数枚のレコードのクリーニングに取りかかることにした。CD化した後のレコードはもう不要だと言うことなので有り難く拝受させていただくことにした。今日の作業はここまでだが、広垣氏の言っていたようにJ.Breamのレコードには直筆のサインが入っていた。これはマニアにとってはまさに「お宝」である。さらにこれらの中にはダンスリールネサンスの「絆」というアルバムが含まれていた。日本を代表する古楽器のコンソートであるが恐らくCDで入手するのは不可能だと思っている。

クリーニングの準備完了

 私、友人・知人宅を訪れたとき書斎の書架を拝見することがあるが、その蔵書を見せていただいただけでその人のことが良くわかるような気がする。ディスクコレクションも然りで所有者の趣味の良さを垣間見ることが出来る。

 このレコードの所有者はルネサンス・バロック・古典から現代曲に至るまでありとあらゆるジャンルの曲をレパートリーとしているが、彼の好みの一端を見せていただいたような気がした。一枚のレコードの値段は2000円前後であったと思うが一月の収入に占める割合は今のCDの比ではない。かなり高価なものだったと思う。私も学生の頃からどうしても欲しいものは家庭教師などのバイトをして手に入れていたが大事に扱い何度も何度も針を落として聴いていた。LPレコード全盛の時代、それにしても当時、指をくわえて我慢していたものが何と多くあったことだろうか。


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