2012年11月16日金曜日

ブルーベリーの手入れ

ここだけ酸性土壌
 今年の夏、ブルーベリーの栽培講習会に参加したが畑に植えてあるブルーベリーの木には成果が反映されてこなかった。畑は概ね酸性に傾く傾向があるのでそれほど深く考えずに苦土石灰を入れたり有機石灰(蠣殻の粉末)を投入しpHの調整をしてきた。あまりにも適当だったので酸度計も昨年購入している。また石灰分の投入による土壌の硬さを調整する意味でも有機堆肥(主に牛糞)を大量に鋤き込んできた。残念ながらブルーベリーの栽培にはこの方法は適していない。先月ホームセンターで酸度無調整のピートモスを購入し準備をしてきたが他の作業があり延び延びになっていた。せっかく酸度を調整しても近くの土と混ざってしまっては困るので部分的に隔離することにした。畔シートで囲いそこにピートモスを投入するという単純なことなのだがツルハシを取り出し土木工事を行った。未だ肥料分を投入していないので牛糞を頃合いを見て寒肥を兼ねて施したい。
 pHについては化学の時間以来(かなり昔)のご対面だがこの数値が対数であることまでは普段なかなか意識してこなかった。例えばpHの値の差が2ということは実際には100倍の違いがあるわけだからいかに植物たちは多様な環境に順応して生きていることがわかった。菜園で正確なpHを計測しながら野菜を作り続けることは計測環境が整っていても実際問題として不可能に近い。やはり適当に例外を除き弱アルカリで栽培し続けることにする。

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