2012年11月14日水曜日

ルッコラでサラダ

 思えば自分の子どもの頃には栽培していなかった野菜が最近では身近なものになってきた。失われた20年間、景気は減退し昨今では浮沈とまで言われていた大企業がかつて経験したことのないような経営危機に陥っている。これらの企業で働く近親者のことを思えば人ごとでは済まされない。
 それはさておき、自分の町でも外食産業が進出したり大型のスーパーの進出に伴い食がバラエティに富み豊かになってきた。秋から冬にかけ私の子どもの頃には、栽培されていた作物もその品種が限られていた。白菜、大根、ネギ、ニンジン、里芋、菜っぱの類だったと記憶している。品種改良によりそれまで志摩では栽培されていなかった野菜が生育可能になったり外国の野菜が食の多様化によって普及してきた事もある。前述の定番野菜の他に私の菜園には山芋、球レタス、リーフレタス、キャベツ、豌豆、空豆、ホウレン草、野沢菜、わさび菜、チンゲンサイ、イチゴ、菜花、馬鈴薯、玉葱、わけぎ、三つ葉、カリフラワー、ブロッコリー、小かぶ・・・etcそしてルッコラが植えられている。本来我が国の固有種だと思っていた野菜も種の袋をよく読んでみると海外で採種されたものが多い。今育てている大根などは驚くなかれmade in Japanではない。

食べ頃のルッコラ
 さて、ルッコラのことであるが9月に種を蒔き育ったものから適宜間引きを兼ねてサラダにしていただいているが、ゴマの風味と独特の辛みと苦みが鼻腔をくすぐる。キャベツなどのせん切りにイタリアンパセリのみじん切りを混ぜさらにルッコラを手でちぎってドレッシングをかけるだけだが生野菜が美味しく感じるようになった。魚のムニエル等の脇に添えるのも今までとは違った一皿を食しているような錯覚さえ覚える。今日も数株採って来た。

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