盆が近づいてくると先祖様に供えるものが気になってくる。先日は墓にシキビを供えたが、昔からこの時期になると「ほおずき」のことが思い出される。墓や仏壇の花によく使われてきた。
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ほおずきが色づいてきた |
畑の端に一昨年種を無造作に蒔いておいたが根を大きく張り赤い実をつけ始めている。仏様の花としても利用価値はあるのだが子供の頃、中の丸い実を取りだして付け根の小さい穴から種とワタを慎重に出し口に含み空洞から空気を舌で押しだしブーブーという何とも奇妙な音を出す。種とワタを取り出すのが難関で子供にとっては忍耐と手先の器用さが試される。音を出すのも慣れが必要だ。私も何度かやってみたが、そもそもこの玩具は女の子のものであったので人前で遊ぶことはなかった。
かつては庭先でよく見かけたが、最近は目にしていない。ほおずきで遊ぶ子供も見たことがない。宿根なので毎年これから赤い実が目を楽しませてくれるだろう。
今日は数本切り取ってきて仏壇に供えた。
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