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知らない間にレース状態に |
減農薬或いは無農薬で野菜を育てたいと願うのは自家栽培をして自給を指向している者の願いである。というわけで夏場から種を蒔き苗を育て九月には元肥を施しマルチを張りその上に不織布でカバーをした。勿論元肥は完熟の牛糞堆肥を鋤込んだ。不織布のトンネルなら大丈夫と信じ込んでいたのだ。台風18,19号もこのトンネルがしっかりと暴風雨から守ってくれていた。要するに過信しすぎて殆どトンネルの中を覗くことはなかった。その間に中で発生したヨトウムシたちの格好のレストラン化していたのだ。外からの害虫の飛来や侵入には万全であったがもともと土壌の中にいた虫の卵達には益鳥から身を守る安全なシェルターになっていたのだ。全てではないが部分的にキャベツや白菜などアブラナ科の野菜の葉はレース状に食べられてしまった。
観察は怠ってはならないことを知らされた。
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