2014年11月6日木曜日

匠の業物

こだわりの草ひき
匠と工房
春先にハンディタイプのツルハシのような農具を野鍛冶のOさんの工房にて入手したのだが他のものも欲しくなり草削りを注文することにした。既に八十歳を越えている方なので依頼にお邪魔したとき何時になるかわからないけれど作っておきますと言う返事をいただいた。それから三ヶ月が過ぎたある日出来上がったという電話があった。少し欲張りだが二丁頼んでおいた。
Oさんは自分でも農作業をされているので使い勝手の良い物だと言われていた。やはりこの地方の土質に合ったもので手に良く馴染むと言うことだった。鋼も良質の者を使用しているとのことだった。昔と違って野鍛冶の工房も殆ど見かけなくなった今日、この草削りは希少品だと思う。匠の信念と経験が凝縮して詰まっている。HCにもこのような機能を持った物はあるが耐久性や使いやすさそして性能は匠のものには及ばない。


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