畑の西側道路沿いは土手になっていて夜になるとイノシシの餌場になっている。多分土中の幼虫やミミズを食べているのだろう。彼らのディナーの跡は大きな穴になっていたり崩れていたりで手を焼いているがこれも空腹なら致し方ないだろうと最近は気にも留めなくなっている。そして道を挟んだ向かい側は、もともときちんと管理されていた良い畑だったのだが耕作が放棄されてから久しい。今では原野から森に変わってしまい広葉樹が生い茂っている。その下草と笹が丈も伸び道側に繁茂してきているので今日は刈り取った。この道は市道になっているので申し出ればいいのだがなかなかそこまでは手がまわらないだろう。幅約2㍍長さにして50㍍あまりの路肩であるが思い切って作業にとりかかった。小屋に置いてあるガソリンにオイルを混ぜ燃料を作り、小枝まで刈り取れるチップソーを装着し一気に刈り取った。草刈り機の騒音でトラックが近づいてくるまで気がつかなかったのだが、いつも牛糞をいただいている牧場の方が「また、堆肥をどうぞ」と申し出てくれた。
作業を終え休憩していると近くに住んでいるYさんがねぎらいの言葉をかけてくれ飲み物と新茶を差し入れてくれた。以前は6軒の家があったが今は2軒になってしまっている。町の中心から離れていて不便だがそれ以外にも家族構成等の変化があり民家は激減してしまった。私は10年ほど前に茶園を切ってしまっているがYさん宅は栽培を続けておられ先日も茶摘みをされていた。
志摩ではこの季節になると「カツオ茶漬け」をよく食べる。温かいご飯にカツオの刺身を並べ生姜を添え熱々の新茶を注ぐだけの食べ物だが、青魚独特の癖を新茶の香りが消してくれ私にとっては何よりのご馳走になる。
今日はメインの仕事が思っていたよりも短時間で片づいたので、ほうれん草、キャベツ、空豆、莢豌豆、グリーンピース、チンゲンサイ、イチゴ、春大根を収穫し帰ってきた。
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