2012年5月10日木曜日

打ち合わせに

市内のN小学校から昨年の暮れに芸術鑑賞会開催の依頼があった。早速志摩ギターを楽しむ会の広垣氏と小林さんに連絡を取らせていただいたところ快諾を得た。今日はN小学校に出向き担当の先生を交えて打ち合わせを行った。
 校門から入ろうと思い車で向かったが何と校舎の改装中で工事現場に駐車し、いつもとは違った所から入っていった。「絵描きの町」大王町の中心にある学校で、校庭からは太平洋がどこまでも望める絶景の高台に建っている。今日も晴天に恵まれ大海原が展望できた。聞くところによると児童数の減少もあり建て替えられる校舎は平屋になるそうである。
 さて、このコンサートの内容であるが、時間にして2校時分を依頼された。最初の45分は6年生の子どもたちにギターの体験をさせて欲しいと言うことであった。鍵盤楽器とちがってギターは左手で弦を押さえ右手でつま弾かねばならない。私も随分昔に経験したことだが、これがなかなかうまく行かないのである。果たして小学生に音が出せるか甚だ不安である。広垣氏(流石である。)は「ちょうちょ」の楽譜を用意してくださり、子どもたちにはベースの音(ド、ソ)だけを弾くようにアレンジしてくださっていた。メロディは私たち大人が弾くようになっている。説明を聞いていると何とかなりそうな気がしてきたが・・・(この安易さが危険なのですが。)
 相手が子どものことなので、教え込んで1時間で何とか音楽に仕上げようと大汗をかくことよりも「弾いてみたいなあ!」「素敵な音だなあ!」「おもしろいなあ!」「興味が湧いてきたぞ!」と思ってもらった方が良いように思う。
 私は「志摩ギターを楽しむ会」では自分の頸椎の事を理由に演奏は全て4人のゲストに任せっぱなしだったが、今回のプロジェクトでは広垣・小林両氏の足を引っ張らない程度に楽器をさわることになる。本番までひと月足らずであるが毎日少しずつ練習をすることにした。
 鑑賞会の後半は全校児童を対象にギター音楽会を開催する。子どもたちにも馴染みのある曲をソロやデュオで楽しんでもらう。演奏に関してこの二人はギターの会のコンサートで厚い信頼を抱いている。むしろもっと広く市内の皆様に聞いていただきたいと常々思っている。課題は子どもたちにどのような形で音楽を提供したら気に入ってもらえるかと言うことである。来る24日には演奏会に備えて練習会を予定しているが、いつもの演奏会+αの部分について考えていきたい。

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