2013年3月28日木曜日

春から班長

 今日はN業屋に生姜の種が出ていたので早速購入した。種は保存してあったのだが痛んだものもあるし生き残ったものは食用に回されてしまった。畑で栽培した生姜は香りも良いし、成長段階に合わせていろんな楽しみ方があり、毎年栽培している。種の自家採りを試みたのは、この種が意外と値が高いからである。なるべく傷を付けないように保存しているのだが、温度や湿度の管理がうまく行かず何割かは白いカビが生え腐敗してしまう。家で冬を越すのはなかなか難しい。
 さて、夜は自治会の新旧引継会議が公民館であった。この春から二区十班の班長がまわってくる。主な仕事は会費・寄付金の集金、回覧板の差し替え、クリーンアップ事業、避難訓練そして外灯の状態報告と弔事の区長への報告業務である。何回かさせていただいているが、住民の高齢化と会への参加者の減少が気になるところである。私の斑でも高齢のため退会されたお家があった。また、他地域から流入してきた方の中には未加入の方もいる。
 事業の中にはとりわけ無くても日常の生活には困らないものもあるが、地域として過去から伝承されてきたものの存続が危惧されるものも近い将来でてくるのではないかと気にかかる。私のようにこの町で生まれ育ったものにとっては自治会の活動は当たり前のものとして受け入れているが、その当たり前がスタンダードではなくなりつつあることも事実である。
 志摩は台風をはじめ自然災害のリスクを受け入れ生きていく必要がある。それでなくとも住人の高齢化が懸念される中、御近所の目が行き届く住環境や相互扶助のムード作りはこれからますます必要となってくるだろう。過干渉は困るがコミュニティの崩壊があってはならないと思う。過去から現在に至るまで、目には見えないが地域では互いに目配り、気配りをしながら日々の営みを成してきたのだから。

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