2013年3月29日金曜日

生姜を植えて馬鈴薯の土寄せ完了

 暑くもなく寒くもなく、筋肉労働には快適な日が続く。昨日購入した生姜の種(小生姜・金時・土佐大生姜)計2㎏の種を植え付けた。畝は前もって牛糞堆肥と化成肥料そしてカリを少し多めに鋤き込んである。植え付けた後稲藁でマルチングして更に小さな穴が無数に開いている透明ビニルで覆いをしてきた。市販のものとはちょっとグレードが違う香りと辛さを期待しているが毎年妄想だけは逞しくしている。
 馬鈴薯は品種によって発芽の時期が異なるため、一斉に土寄せを完了出来ていなかったが、ノーザンルビー、スタールビー、メイクィーンの芽も出てきたので一気に済ませた。鍬による手作業なので腕や腰にかなりの負担がかかる。今回は元肥が効いているので追肥は見送ったが、半月後には追肥・芽欠き・土寄せをしなければならない。キタアカリ・男爵は芽欠きをしても良いくらいになっているのだが、この段階で霜害が出れば後の生育がうんと遅れてしまうのでもう少し様子を見ることにした。
 新ジャガの美味さについても種を購入した年末から妄想を逞しくしているが、収穫後一週間ほどで毎年食べ飽きてしまっている。今年は七種類栽培しているので食べ比べも楽しみだ。
第一期の土寄せは全て完了

2013年3月28日木曜日

春から班長

 今日はN業屋に生姜の種が出ていたので早速購入した。種は保存してあったのだが痛んだものもあるし生き残ったものは食用に回されてしまった。畑で栽培した生姜は香りも良いし、成長段階に合わせていろんな楽しみ方があり、毎年栽培している。種の自家採りを試みたのは、この種が意外と値が高いからである。なるべく傷を付けないように保存しているのだが、温度や湿度の管理がうまく行かず何割かは白いカビが生え腐敗してしまう。家で冬を越すのはなかなか難しい。
 さて、夜は自治会の新旧引継会議が公民館であった。この春から二区十班の班長がまわってくる。主な仕事は会費・寄付金の集金、回覧板の差し替え、クリーンアップ事業、避難訓練そして外灯の状態報告と弔事の区長への報告業務である。何回かさせていただいているが、住民の高齢化と会への参加者の減少が気になるところである。私の斑でも高齢のため退会されたお家があった。また、他地域から流入してきた方の中には未加入の方もいる。
 事業の中にはとりわけ無くても日常の生活には困らないものもあるが、地域として過去から伝承されてきたものの存続が危惧されるものも近い将来でてくるのではないかと気にかかる。私のようにこの町で生まれ育ったものにとっては自治会の活動は当たり前のものとして受け入れているが、その当たり前がスタンダードではなくなりつつあることも事実である。
 志摩は台風をはじめ自然災害のリスクを受け入れ生きていく必要がある。それでなくとも住人の高齢化が懸念される中、御近所の目が行き届く住環境や相互扶助のムード作りはこれからますます必要となってくるだろう。過干渉は困るがコミュニティの崩壊があってはならないと思う。過去から現在に至るまで、目には見えないが地域では互いに目配り、気配りをしながら日々の営みを成してきたのだから。

2013年3月26日火曜日

春の気候

 温い日があり、嵐のような日があり、また冬のような日もある。それがわずか一週間の中に現れるのだから野菜達も大変だ。先日馬鈴薯の土寄せを行ったばかりなのだが、早速霜の先例を受けてしまった。深刻な霜害は発生していないが、部分的に葉が黄変し萎縮している。八十八夜までには何回か霜に気を揉む日があると思う。
 昨日は強風にさらされた。南側のトウモロコシのビニルトンネルが巻き上がっていた。すぐに発見したので、そのついでに水をたっぷりとかけてトンネルで覆った。直まきであるが、発芽率は苗床の種子よりも良好である。ほぼ出そろったので後は灌水だけである。ここは霜の心配が無く温度も確保されているので楽しみである。

  この時期、馬鈴薯にしろ玉葱にしろ、豌豆や空豆に至るまで数日で成長が顕著に表れる。今年の玉葱はマルチを張ったり早生種の栽培をしていない。ぶよぶよとした水っぽいものよりも、たとえ小さくともしっかりと固く実のしまったものを栽培しようと思っている。手前は自家栽培の苗を植えたものだが、牛糞堆肥・ヨウリン・液肥等を施しているので葉の色も深い緑色である。左の二列はトウモロコシ予定地、左は豌豆(莢豌豆とグリーンピース)さらに左には空豆。ビニルトンネルはトウモロコシが、そしてその奥には馬鈴薯が植わっている。
 春の陽光の下、日々変化が楽しめる。

2013年3月22日金曜日

土木作業

 冬の間イノシシがミミズなどを食べあさっていた道路に面した土手の修復を少しだけだが手を付け始めた。畑側は電気柵や防獣ネットで防御しているので侵入は出来ないが土手の部分は掘り返されている。このままでは景観も悪いし雨で土砂が流れてくる心配がある。土を土手に揚げる作業は出来なかったが掘り返された石を溝から取り除く作業をした。さて、この石の始末だが反対側の低い所に持っていき、土が流れてしまわないように積み上げてみた。一輪車に4杯分だが土砂の流失は少しでも防ぐことが出来るかも知れない。

出てきた石を積み上げ土砂流失対策

 昨日に引き続き今日は空豆の追肥と土寄せを行った。カリを多めに投入し雨で流されないように土を着せた。まだまだ伸びるので先を止めたりする作業は様子を見てからになる。
日に日に成長する空豆
 

2013年3月21日木曜日

土寄せと追肥

 昨夜の雨はそれほどでもなかったが低気圧の通過に伴う風がすごかった。案の定、トンネル栽培しているトウモロコシ(ハニーバンタム)はビニルが吹き飛んでいた。灌水用にトンネルの片方だけコンクリートの重し(テストピース)を置いているのだが、これが強風のため少しずつずれて最後には反対側に寄ってしまっていた。マルチやトンネルは土で押さえた方がどうも確実である。
北側の畑に二列のキタアカリ

南側には男爵とキタアカリ
 昨日から気になっていた馬鈴薯(キタアカリ)の土寄せを済ませた。数種類の馬鈴薯を栽培しているが男爵やキタアカリは芽が出るのが早い。植え付け以来何度か雨に打たれているので畝の土が流れていた。追肥は他の種類のものの芽が出そろった頃に行うとして、今日は土を寄せて馬鈴薯の畝らしくした。ひと鍬ひと鍬はそれほど苦にはならないが六列分になると背筋や腕の筋肉に応える。せっかく土寄せをしても霜害が気になるところだが、毎年霜に打たれても何とかなってはいる。
追肥と土寄せをした豌豆
 腰に疲れを感じながらもう一仕事。豌豆の畝もヒヨドリの食害以来そのままになっていた。当然雨で土が流れていたので追肥をし土寄せをしておいた。地上部はまだまだ貧弱だが地下では根がしっかりと張っているはず。人様の畑では既に花が咲き始めているが、あせらない・あわてない。気長に成長を見届けることにした。

The13th コンサートの日が決まる

 第13回「志摩ギターの会」コンサートの日が決まりました。開催日をいつに設定するか毎年考えさせられます。年度の変わり目で異動などがあるとどうしても時間が取れなくなったり、農繁期でもあるのでゆとりがなかったりで日の設定については迷ってしまいます。
 今回は5月11日(土)19:00~於:阿児アリーナ ミーティングルームということで会場を押さえてきました。早速出演者広垣氏・吉川氏・小林氏・井本氏に連絡をとりました。Dr.Imotoさんについては勤務の都合等によって流動的ですがコンサートの2ndステージで音楽談義のコーナーを設けたい旨、メールで依頼しました。氏の軽妙な話は毎回好評を頂いています。
 運営についてはいつもお世話になっている谷川原氏と晝川さんに連絡を取らせていただき了解をいただきました。4月になったら早速演奏者と当日のプログラムについて相談します。決定次第、案内状の住所録を検討し新規の会員さんにも送付する予定です。曲目の解説(レジュメ)を作成したりポスターを作ったり旧年度の決算書を作成したり数日間は気を抜けない日が続きますが、楽しいコンサートになるようエネルギーを注ぎます。

2013年3月19日火曜日

木蓮

 各地で例年より一週間ほど早い桜の開花が伝わってきている。私の町の横山の桜も気になるところだが、母屋の裏にある離れの庭に植わっている木蓮が咲き誇っている。木の下に回り込み見上げる木蓮の花見も良いものだ。

木蓮の花の下で
  赤みのかかった紫色と青空の対比も楽しむことが出来る。この木蓮、道からは見えないので前の家と後ろの家、そして我が家の住人しか眺めることができない。最近、剪定もしていないのでかなりの大木になっているが、その分たくさん花を咲かせ辺り一面の景色まで赤紫色に染め上げてくれている。
 昨夜、雨が降ったが畑のビニルトンネルの苗床は乾いているはず。早速水やりに向かった。先週蒔いた種が芽を出し始めていた。これだけではわずか10分ほどの作業になってしまうので春キャベツの除草と追肥を行った。マルチを敷いているので殆ど草はないのだが、キャベツの脇から生えかけているホトケノザ等の雑草を処理した。
これから旬を迎えるアスパラガス
 馬鈴薯の芽もかなり出てきているが追肥と土寄せは後日に回すことにした。今日ほど温かいと野菜達も成長が早くなる。春野菜のアスパラも少し収穫できた。これは早速バターでソテーしていただくことにする。

2013年3月18日月曜日

荒天の一日

 夜半には風の音で何度か目が覚めた。午前中は雨こそ降らなかったが菜園に行く気にはならなかった。
 そんなわけで、先月作ったスピーカーでテレマンの曲をじっくりと聴く事が出来た。テレマンというと以前はターフェルムジークしか聴いていなかったが、なかなか聴き応えのある曲が多くある。

段々音が育ちつつある。
  さて、スピーカーだが以前作成してあった波動スピーカーもどきは、ほぼ一年間独特の音場を醸しだし楽しむことが出来た。ただボイド管の処理がいまいち納得ができないままになっていた。音は良いのだが、毎日眺めていると、ついつい欲が出てくる。管の長さを少し詰め内部のダクトも左右別個に漏斗が取り付けられていたものを一本化した。そしてスタンドに平行に置いていたものを変更し、どうせスタンドがいるのならボックスにして最下部に漏斗を取り付けたダクトを設置した。
 作成後しばらくエージングしていたら、そこそこなり始めていたが他にも同時進行で制作していたので、こちらはその後放置状態になっていた。改めて今日、音を出してみると部屋一杯に音楽のシャワーを降り注いでくれている。最初の一時間は聴いていて疲れを感じるような音だったが次第に角が取れ、聴いているものを包み込むような音に変わってきた。このスピーカー、もう少し使い込んでみたいと思った。

2013年3月17日日曜日

里芋の畝準備

 穏やかで温かい一日だった。先日牛糞堆肥を鋤き込んだ里芋の畝の仕上げを行った。化成肥料と塩化カリの単肥を散布し耕耘機で鋤き込んだ。里芋は生長に伴い土寄せをしていくのが普通の栽培方法だが、保湿と保肥のこともあり毎年黒マルチをかけて栽培している。地温も上がるし雑草の管理も楽だ。8月から9月の炎天下による乾燥は何回か灌水することで対応している。

左側の畝に里芋を植える予定。右側は南瓜の畝。
  今日は一気にマルチカバーまで漕ぎ着けた。4月の中旬には里芋を植え付け後は殆ど放置状態で生育を見守る。
 未だ苗作りには取りかかっていないが里芋の右側には南瓜を植える予定を立てている。圃場はついでに作って置いた。今年は「ロロン南瓜」と「坊ちゃん南瓜」そして「スクナ南瓜」を新規に栽培することにした。定番の「栗南瓜」を加えると4種類の南瓜を栽培することになる。(食べきれるかどうかは別として)
みんな実になれば楽しいぞ!

背丈は未だ低いが、花は着実に
 モンシロチョウが飛び交っていた。卵を産み付けられないように春キャベツは不織布でカバーしてあるので問題はない。花の蜜を求めてヒラヒラと飛んでいるが行き先を見届けていたら、空豆やイチゴが花を付けていた。明日は、雨。雨が上がったら追肥と土寄せだ。

2013年3月15日金曜日

種蒔き

 一昨晩、雨が降った。かなりの量で100㎜は降ったと思う。早速トウモロコシの畝にマルチを張り、南側の圃場に直に植えてきた。元肥は施してあるので黒マルチを張り一つずつ穴を開け、そこに定番のハニーバンタムという種類の種を蒔いた。灌水し、ビニルトンネルを張った。ビニルに空気抜きの穴を開け完成だが、手間がかかる。
ハニーバンタムを植えた
 マルチだけでも良さそうなのだが、この先周期的に寒い日もあることと、霜が降りること、そして春先の強風に備え今年は根がしっかりと張るまで、これで行くことにした。時折、ビニルを開けて水を撒かねばならないのが一手間である。
 せっかくのお湿りなので、種芋を植えゴボウの種も蒔いてきた。ゴボウはマルチに小さな穴を開けて蒔き、その上に不織布を張ってきた。収穫時には雑草もいっぱい蔓延るので敢えてマルチ栽培にした。
 そして、そして、かねてより用意してあった苗床(ビニルトンネル)にナス、キュウリ、ウリ、レタス、スティックセニョール、トウモロコシの種子をポットに蒔き、第一弾の苗作りを終えた。ここも定期的な灌水作業が伴う。これからしばらくこまめに畑に通わねばならなくなった。
がんばれ!!エンドウ達
 さて、1月にヒヨドリに散々な目にあったエンドウも何とか持ちこたえて勢いを付けようとしている。本来なら今頃、ぼちぼち花を付け始めているのだが、今年は足踏み状態である。しばらく追肥をしたりして見守ろう。

2013年3月9日土曜日

この時期の作業

 ここ数日は3月とは思えないほど暖かい日が続いている。これほどの陽気を期待していなかったが、春の畑仕事には打ってつけの穏やかさである。種を蒔いたり苗作りをする作業と並行して野菜の畝作りに精を出している。
昨年の秋から熟成させている牛糞堆肥
堆肥を運び管理機で耕耘
 昨年の秋から熟成させている堆肥を一輪車で目的の畝まで運ぶが、以外と重労働である。スコップとフォークでの手作業である。運んだ堆肥は土に混ぜ込むため管理機(耕耘機)で鋤き込む。堆肥の量も適量というものがあるが、ふんだんに堆肥があるので余り気にしないで鋤き込んでいる。これで土はフカフカになる。しばし馴染ませてから元肥に化成肥料を施す。

元肥を施し木酢液も散布

 今日は畝立ての作業をした。ここはトウモロコシを植え付ける予定であるが、まだ寒い日も到来すると思われるし、霜も降ることがあるので種はポットに蒔きビニルトンネルで育てることにした。土壌の改良と有害な昆虫から畝を守るために木酢液も散布して置いた。来週の半ばにはお湿りがありそうなので、十分圃場か゜潤ったところで黒マルチを張る予定である。


2013年3月6日水曜日

大きな石

巨石が出てきた
 薄着でも寒さを感じないほど温かい一日だった。
 トウモロコシの種蒔きに備え圃場の準備をしていたら画像のような大きな石が出てきた。ここは以前から耕耘機の歯が跳ね返されてきた所なのだがそれほど気にはかかっていなかった。地表には一片が15㎝程度の石が露出していたので、手で取り去ろうとしたがビクともしない。スコップを持ってきて掘り出そうとしても、少しグラグラ動く程度だった。しばらく格闘が続いたがなかなか動こうとはしない。今度はツルハシとスコップで掘ることにした。掘ると言うよりも両者を交互に使い、隙間に潜り込ませテコの原理でこじてみた。少しずつ動き始めたが重くて持ち上がらない。何とか畝から移動させ掘り出すと、その大きさに驚いた。氷山の一角とか言うけれど、まさにその例えがぴったしの本日の巨石が全容を現した。それにしても今までこの石の存在に気が付かなかったとは驚きだ。
 この巨石、普通に持ち上げて移動することは余りにも腰に負担がかかりすぎる。体積は正確には計れないが仮に形が円柱に近いと見立てると重さにして約90㎏になる。これでは持ち上げられない。もっぱらテコの原理を応用して邪魔にならないところまで移動した。しばらくこのまま放置して疲れたときに座れる椅子に利用しようと思う。

2013年3月5日火曜日

啓蟄

 先月入手しそのままになっていた菊芋のバルブから根が生え始めてきた。一部は乾燥が進みひからび始めていたので、今日は第一目的にこの芋の植え付けを計画した。畑の隅っこに10個ほど定植しただけなので一時間もかからなかった。
 暦の上では今日が啓蟄に当たる。志摩は比較的温暖な土地柄だが、まだまだ虫たちが地中から這い出て来るには寒いようだ。
 せっかく弁当を持って畑に来たので除草とアスパラガスの手入れをすることにした。アスパラは一昨年に植え付け去年はわずかだが収穫することが出来た。缶詰やスーパーでも手に入れ食卓に上ることはあるが取れたての鮮度の高いアスパラは似て非なるものである。瑞々しくバターでソテーしただけでも舌を楽しませてくれる。今年からはコンスタントに数年は収穫が続くので期待をしている。畑には二カ所にわたりアスパラの畝を作ってあるが、良く観察してみるとハコベなどの雑草が蔓延っている。今のところ背丈も低く急を要するようには見えないが寒さに耐えるため地面に張り付いたハコベを掘ってみると、地上部からは想像できないくらい根がしっかりと土に絡みついている。気温がもう少し上がれば手も付けられなくなること間違いない。手作業で時間もかかったが、私としては比較的丁寧に草抜きをした。追肥をし草の根っこに絡まってしまった作土の補充を兼ね土寄せをして置いた。
 本来なら今日は春作の畝に堆肥を運びたかったのだが、思わぬ除草作業が入ったので先延ばしとなった。
蕾を付けたブルーベリーの木
 虫たちはそれほど目にはとまらなかったが、アブラナ科の花や梅の花が畑に春を呼び込んでいた。