世の中何かと流行がある。昨日は節分、節分と言えば豆まきが定番であったが最近はお店の商業ベースにすっかり乗せられてしまい海苔巻きを食べなければならないようになった。もちろん私にとってはどうでも良いことなのだが昨日も恵方巻きを食べることになった。食べ方にも流儀があり東北東の方角に向かい無言で巻きずしを一本丸ごと食べなければならないようだ。どのように食べようが余計なお世話だと思う。食べながら喋らないと言うのは当たり前のことである。今は外食でも口の中に一杯食べ物を頬張り喋りまくる人が見られる。当然のことであるがご飯粒が口から飛び出してしまうことがある。自分は良いかも知れないが周りの人にとっては気持ちのいいものではない。また丸かじりというのも野良に出た時の昼ご飯にキュウリの漬け物を丸かじりにするのは許容されると思うしシンプルながらなかなか美味いものだが料理というものは食文化の中で合理的な食べやすい大きさというものが自然と発達してきたはずだ。誰が食べても美味しくいただける大きさが見いだされそれ以外のものは行儀作法やマナー等私たちが作り上げてきた文化の中で淘汰されてきたのではと思う。
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切って食べても良いじゃないか |
私は口に運びやすいサイズに切って食べた。それはいいとして、この恵方巻きには穴子に卵、椎茸にキュウリ、干瓢といった具が巻かれているのだがもともと酢飯にはかなり多めの塩が入っている。にもかかわらずこれらの具材はとても濃く味が付けられている。決してまずいわけではないがお店の都合だろうか日持ちのするような味になっている。どれくらいかというとこの巻きずしでご飯が食べられるくらいなのである。
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