2013年6月3日月曜日

Cameron Carpenter

昨晩NHKの音楽番組を楽しんでいた。番組の最後にキャメロン カーペンターというアメリカの若手オルガン奏者が登場してきた。出で立ちは今時の若者風で最初は何だこれはと思いつつ聞いていたが素晴らしい演奏を聴かせてくれた。オルガンと言えば何故か宗教的な雰囲気が漂い聴く手も構えてしまうがこの演奏家は
見事にそのような先入観を払拭していた。リストのカンパネラは足のペダルだけであれほどの演奏が可能なのかと思ってしまうほどだった。数曲演奏をしてくれたが、ピアノの曲(ギターも含めて)は一度鍵盤をたたくと音は次第に減衰してしまうが、オルガンはそうではない。擦弦楽器や管楽器のようにクレシェンドが可能なのだ。ショパンの革命のエチュードでは、このような演奏もありなのだと思った。
 この奏者、注目していきたい。

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