2013年6月15日土曜日

不運な一日

 なかなか雨が降らないと言う天気予報が脳裏をかすめ続けていた。ナスやトウモロコシそして植え付けたばかりのネギは水やりが欠かせない。農業用の支柱が必要だったので隣町のHCへ行きその足で飲料水を購入しにスーパーへ入った。年若き友人のK君にぱったり会って嬉しさがこみ上げてきた。駐車場に備え付けの蛇口からタンクに例のごとく300㍑の水を注入し始めたまま、台所に向かい、冷蔵庫に飲料を入れた。ここまでは良かったのだが、駐車場に降りていくと、何とホースが水槽から外れ車の中に大量の水をまき散らせていた。何という失態・不始末か、バケツやちり取りで汲み出せるほど氾濫していた。シートにも水がかかり運転席以外は座れたものではなくなっていた。雑巾でなるべく水を吸い取ってみたが、乾くまでに数週間はかかりそうだ。この時期、カビが生えたり、金属部分が錆びたり、電気系統に不具合が出ないか気になるが、覆水盆に返らずということで今後なるべく通気性を確保し自然の蒸散に託すほか方法はなさそうだ。
 それでも昼食を終えてから水浸しの車で300㍑の水を畑に運んだ。
雨が降っている
エンジンポンプに給油しホースをタンクに投入し散水を始めた。予定通りナス・ピーマン・シシトウ・キュウリ・ズッキーニ・枝豆・ネギ・トウモロコシ・瓜・スイカと、小一時間をかけ300㍑の水を撒き終えた。撒きながらどうも雲行きが怪しいことに気がついていたが、最近の曇天はなかなか降雨まで発達しないことが多かった。今日もどうせ雨は降らないだろうと思っていたが、パラパラと雨が降り始めた。降ってもすぐに止んでしまうだろうと思い、小屋でしばらく雨宿りをしていたが雨足はどんどん強くなってきた。夕方まで、小屋の中に吊してある玉葱に話しかけていたが、雨はさらに続きそうな気配だった。
 一体今日の私の運勢はどうなっていたのだろうか。どうも水との相性が良くなかったみたいだった。雨の中、キュウリとミニトマトそしてトウモロコシを3本だけ試し採りして退散した。天気予報を見ると明日は天気が良さそうだ。車でも乾かそう。
 

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