2013年6月8日土曜日

ゴマの栽培

 私の町でも、かつては各農家で少しではあるが自家用にゴマを栽培していた記憶がある。菜種や椿そしてゴマの油を絞ってくれる専門の家もあった。
 昨年の秋のことであるが稲藁のお礼を言いにNさんの田小屋を訪ねた。丁度ゴマを収穫してそれを天日で乾燥しているとところだった。お礼もそこそこにゴマの話を聞かせてもらっていたら、来年栽培するのだったら種をあげると言われ、つい言葉に甘えてしまった。その種を5月に蒔いた。雑草対策を考え、マルチ栽培にした。多分、私のような栽培をする人はいないと思う。
ゴマも生えそろった。
 子どもの頃、母親がゴマを作っていたが何年ぶりの栽培になるのだろう。幼かった記憶には芋虫が沢山いたことが残っている。収穫したものを使う量だけ炒り、すり鉢であたり青菜の和え物を食べたことが思い出される。当時、裏の小父さんは肉や魚をあまり食べなかったが、ゴマを相当食べていたように記憶している。
 今の時代、ゴマの効用が見直され、その根拠として、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれているそうだ。さらに、たんぱく質、食物繊維、ナイアシン、ビタミンA、B1、B2、B6、Eに葉酸が豊富に含まれている上に抗酸化物質として働くリグナンが含まれている抗酸化作用を持ち、肝臓機能を強化し細胞の老化やガン化を抑制する作用があると言われコレステロール抑制にも効果もあるそうだ。
 食べない手はない。もっと積極的に栽培し地産地消プラス健康を目指したい。いろいろと調べてみると、日本では99㌫以上輸入に頼っているようだ。気になるのがどの国から買っているかということだ。某C隣国のものならどんなに体にいいものだって敬遠したくなる。大気だけでなく土壌も農薬等化学物質や重金属で汚染され手いるようだ。さらにあまり好感を持たれていない我が国に輸出するのだったら・・・と考えると、これは購入を控えたい。この国の生産高は世界第3位、自国での消費に回っていることを願いたい。
 私、未だ収穫は体験していないが、労力をかなり要し全てが手作業になるらしい。栽培は相当乾燥していても可能らしいが手間がかかるため人件費の安い途上国が生産地になっている。ミャンマーやアフリカの国に産地があるようだ。
 自分で野菜を栽培し無農薬・低農薬で育てているが、自給自足と食味・風味を志向するだけでなく安心・安全も叶えられそうだ。画像は南側の畑のものだが、少し遅れて、北側の畑にも一列栽培することにした。ちなみに、品種は金ゴマだ。




0 件のコメント: