いろいろな野菜を味わうのは菜園を楽しむ者にとっては至福の瞬間だ。せっかく種を蒔いたのに発芽もしないと言うときはとてもがっかりする。かつて適当な野菜作りをしていた頃、横の道を通っていく人に「何も出来ていないね。」と冷やかされたのを思い出す。最近は、いつ行っても何某かの野菜は間違いなく収穫できるようになってきた。今日は夕刻畑に行って春菊、ゴボウ、セロリ、アスパラガス、小松菜、しろ菜、たい菜を収穫してきた。
この前、自宅の隣のおばさんから堀りたてのタケノコをいただきそのお返しに差し上げようと思ったのだが、別のところにお嫁に行くことになってしまった。画像に映っているのは先月の半ばに蒔いた「しろ菜」「小松菜」であるが間引きをしないといけなくなってきた。畝の間に黒いマルチが張ってあるが、これはブロッコリーの残骸で急いで土壌を中和しスイカや瓜のために化成肥料とヨウリンを投入しなければならない。さてさて、この3列にはウリ科の野菜が根を張って這う予定なのだがそれまでには時間があるのですぐに成長するアブラナ科の葉もの野菜を蒔いた。適度な湿りと温度さえあれば確実に発芽し食卓に載せる事が出来る。スーパーに売っている立派な小松菜も良いのだがそれよりも少し若く柔らかい間引き菜は味噌汁の具にしてもお浸しにしても柔らかく美味いのである。口に入れると野菜の持っている全ての栄養素が体に取り込まれていくような気がしている。この美味はなかなか店頭では手に入らないのではないかと思う。あと一週間くらいが盛りだと思うがやがて紫外線を浴びて緑も濃くなり葉も軸も固く大きくなってしまう。花の命は短いと言うが、愛すべきアブラナ科の野菜も然りだと思っている。
蛇足ながら、画像の奥にある空豆も先日の強風にあおられていたが起こして追肥と土寄せをしたらこの一週間で随分と大きくなった。
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