そもそもこのスピーカーの制作を思い立ったのはギターやリュートそして小編成の室内楽を聴くとき、もともと一つの音源を二つの離れたスピーカーから分けて再生することもないと思ったからである。特にギターやリュートは楽器そのものが鳴っているかのような感じが味わえる。加えてこのユニットの性格か長時間聴いていても疲れないような気がする。特筆すべきはこのスピーカーが醸し出す独特の音場である。
昨日、広垣氏はWeissはBachとも交流があったと解説されていたが私はもっと広く評価されてもいいように思う。私も若い頃、故渡辺範彦氏の演奏を聴き練習に励んだ思い出がある。作曲数も多く多作家だったと伝えられているが、リュートという楽器が現在それほど取り上げられていないからかも知れない。古楽器のコンソートでは必ずリュートやテオルボが通奏低音として加わっていて、これがないと物足りなさを感じるが演奏を耳にする機会はそれほど多くはない。
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