お天気が気になっていたが午後から晴れてコンサートは無事に終了した。半年ぶりにお会いする方々、久しぶりに来場された方々、ホールでの挨拶は尽きることがなかった。開催に当たり貴重なご意見を寄せていただいたり、都合で欠席するが昨年はギターで聴くバッハがマイブームだったとお便りを頂いたり、チラシを手書きで書いて市内の店舗に貼付していただいたり、多くの方々に支えていただいた。
今回は吉川氏が欠場という事で開催したが井本氏も目の不調を訴えられ、最悪の場合二人の演奏者に全てを託さなければならないことも視野に入れての例会だった。Dr.にはかなりご負担をかけてしまったにも関わらず自費出版のCD「ふるさと賛歌」を参加者全てにプレゼントしてくださった。Dr.の作詞であるが藤井敬吾夫妻のピアノ伴奏とギター伴奏が付随している。井本氏は今後6弦ギターに持ち替え指に馴染んだ名曲を演奏したいと抱負を語ってくれた。
さて、コンサートは小林恵子さんのソロでマリーア、大きな古時計、タレガのエチュードで始まりDr.のオリジナル「ギターソロのためのAria」「ジュピター」と続き小休止となった。井本氏は演奏もさることながら軽妙な話術で来場者を和ませてくれた。後半の最初は本会で初めて実現した広垣&小林両氏の二重奏だった。Sorの「月光」「魔笛の主題によるやさしい変奏曲・・・広垣編」を披露してもらった。有名な曲ゆえ感覚を研ぎ澄まし演奏しなければと言うプレッシャーもあっただろうと思った。お二人の使用している楽器がそのニュアンスにおいて異なるのでどのように調和を取っていくのか私には興味があった。印象としてはとてもバランスが良かったように思った。音色に極端な変化を付けるでもなく少し柔らかめの音色を奏でてくれた。サウンドホールよりのタッチであったがメロディはクッキリと浮き出すように演奏されていた。
最後は広垣氏のソロで「ロジー伯爵の墓のために」S.L.Weiss「無伴奏チェロ組曲第3番」J.S.Bach「花」「荒城の月」滝廉太郎「シャコンヌ」広垣進作曲を演奏してくれた。広垣氏によると志摩のお客さんはマニアックな方が多く、バッハの大曲を弾いても聴いていただけるとのことだった。ブーレを楽しみにしていた参加者もいたと思うが期待通りの演奏で皆さん満足されたのではないかと思う。クーラントも素晴らしい演奏だと思った。
今回、プログラムを45部印刷して持っていったが半分ほど持って帰ってきた。昨年に引き続き会員数は延び悩んでいるが今後は会員相互の繋がりも考慮して継続を目指したいと思った。
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