2012年4月30日月曜日

菜を全て収穫

 アブラナ科の菜(小松菜、しろ菜、たい菜)を収穫しスイカの蔓が伸びるスペースを確保した。畝の長さは約20㍍あるが一度に成長させてしまうととてもじゃないが御近所、知人にお裾分けしても食べきれない。一畝をもう少し細分化し時間差を付けて種蒔きしなければならないと思った。保温キャップの両側に菜が植わっていたがチンゲンサイは未だ残っている。手前左には遅れ気味の玉葱、右側はトウモロコシ、イチゴ、映像奥には右からアスパラガス、ジャガイモ二列、トウモロコシ二列、生姜(不織布覆い)レタス、ジャガイモ三列、実エンドウ。

 自分の好きな野菜ばかり植えているが、先日ジャガイモの芽欠きと追肥・土寄せを行った。管理機で中耕をすると楽なのだが、仕上がりは鍬で行った方が綺麗なので腰に負担のかからない範囲で行っている。ひと鍬に乗せる土の量を仮に1㎏としても全体の仕事量は相当のものである。キタアカリとメイクイーンを奥の方(南側)には植えている。今後晩霜もなく順調に育てば入梅前に収穫できる。

 今日は画像手前の中央にあるほうれん草の除草と追肥をしていたら急に雨が降ってきた。ここは牛糞堆肥を多めに入れ苦土石灰も多めに鋤き込みpHの調整をしてある。間引きながらかなり収穫も済ませているが雨のおかげで一週間もすれば追肥の効果が現れると思う。アブラナ科の菜に比べたら栽培も手間がかかるのと以前ほうれん草の食べ過ぎで結石が出来た(ほうれん草が原因かは不明だが・・・)のでしばらく栽培していなかったが近年は再開している。手前ほうれん草右側には伊勢芋(栽培チャレンジ中)、ニンジン、ジャガイモ(男爵)空豆、左にはつくね芋(二列黒マルチカバー)ニンニク、奥には空豆、スナップ豌豆、春大根、落花生、キャベツ、セロリ、インゲンの他にキウイ、枇杷、栗、ブルーベリー、スダチ等が植わっている。

 逐一カウントはしていないが野菜栽培も多品種になってきた。
 



2012年4月25日水曜日

薹立ち間近

この時期アブラナ科の野菜は短期で収穫できる。3月の上旬に蒔いた小松菜、しろ菜、たい菜、チンゲンサイ、ほうれん草は4月の半ばには収穫期に差し掛かった。俗に花の命はと言うがこれらの葉もの野菜についても同じ事が言える。これらの野菜は背丈20㎝を目安に収穫するが紫外線が強くなりかけるこの時期は少し早めに食卓に乗せた方が良いようだ。一週間前に食べたものは非常に柔らかく食味も抜群だったがこの頃軸の部分が少し固くなってきた。薹立ちには未だ余裕があるとは思うが・・・。ここしはらくご近所、親戚、友人・知人にお裾分けし、かなり消化出来たがまだまだ畑には残っている。もう少し少なく育ててはどうかとよく言われるが私は畝幅を広い目(80㎝程度)長さを20㍍程度にして苦土石灰、堆肥、化成肥料を投入し園芸店で購入した種を一袋弱蒔いている。安いものであるが、だからといって全て使い切ると密植状態になり間引きが大変になる。そして昆虫たちがやってきて葉がレース状態になる前に収穫を完了することにしている。もちろん同種の作物の連作は避けている。
 昨日は親戚と知人に、そして今朝は日頃から敬意を払っているYさんのセカンドハウスを訪問した。氏の奥様は関西の方なので「大阪しろ菜」は食べていただけると思った。案の定、「しろ菜ですね。」と言われた。Y氏、私が訪問したときは雑木の斜面の下草刈りに汗を流されていた。小一時間雑談をし、帰路ホームセンターに立ち寄り長靴を購入し畑に向かった。私が履くとこの長靴も激しく消耗する。これからは汗で長靴の中は蒸れて大変なのだがマムシや泥から足を守らねばならないので欠かせない。早速新調した長靴で春菊、小松菜、チンゲンサイ、ほうれん草、しろ菜、たい菜、春キャベツを採り人様に差し上げる準備にとりかかった。
 画像は農業用コンテナに4~5杯採った後の状態だが今夜雨が降るとまた繁茂してくるだろう。真ん中にある野菜キャップの中にはスイカとウリの苗が植えられているが、今植えてある小松菜等葉もの野菜の跡に敷き藁をし、これらの蔓を誘導することにしている。葉もの野菜を採り終え藁を敷くのはあと10日後くらいになると思うが、このように次は何をつくろうかとか、栽培のサイクルを考えるのも野菜作りの楽しさである。
 ご近所さんに菜っぱを持っていったら早速玄関のチャイムが鳴った。お返しにタケノコを沢山頂いた。自給自足、食のサイクルも楽しい。

野菜も良いけれど

野菜も良いけれど畑に来る楽しみも無ければ と思いイチゴ、キウイ、ビワ、栗、イチジク、ミカン、梨、桃、プラム等を植えている。キウイは植えてから十数年が経ち一昨年大胆な剪定を行い樹の更新を図った。そのため昨年は収穫を断念しなければならなかった。幸い樹勢を取り戻し現在沢山の蕾を付けている。晩秋に完熟した実の食味は店頭の果物の比ではない。
 完熟にこだわればイチゴも同じ事が言える。昨年の春、ホームセンターで売れ残り半額以下になっていた苗を数本購入した。初期投資としては500円程度であった。夏前になりランナーから分けつした新しい苗をポットに移し替え50本くらいの株を育て、秋に定植した。「章姫」「あまおう」等の銘柄であるが自分で苗作りから始めたという満足感はある。暮れに数個の実を収穫したが、この果物(野菜?)の本来の生理に合った育て方がしてみたくて5月以降に収穫する露地栽培にしてみた。旬の作物をしかも完熟で味わってみたいと思ったからである。他の野菜も今年は 共通して言えることだが、冬場の気温低下がずうっと影響してきている。一昨日ジャガイモの追肥と間引き、土寄せを済ませたが、これとて例年に比べると生育が2週間程度遅れている。イチゴも恐らく遅れがちになっているのではないか
と思っているが、3月の初旬には白い小さな花を咲かせていた。しかし2度にわたる霜の影響で結実には至らなかった。その後気温も上昇し昆虫たちもやってきて、今やっと青い小さな実を付け始めた。皮算用になるが50本近くの株が一斉に結実したらどうしようかと思っている。

2012年4月17日火曜日

アブラナ科の野菜

いろいろな野菜を味わうのは菜園を楽しむ者にとっては至福の瞬間だ。せっかく種を蒔いたのに発芽もしないと言うときはとてもがっかりする。かつて適当な野菜作りをしていた頃、横の道を通っていく人に「何も出来ていないね。」と冷やかされたのを思い出す。最近は、いつ行っても何某かの野菜は間違いなく収穫できるようになってきた。今日は夕刻畑に行って春菊、ゴボウ、セロリ、アスパラガス、小松菜、しろ菜、たい菜を収穫してきた。
 この前、自宅の隣のおばさんから堀りたてのタケノコをいただきそのお返しに差し上げようと思ったのだが、別のところにお嫁に行くことになってしまった。画像に映っているのは先月の半ばに蒔いた「しろ菜」「小松菜」であるが間引きをしないといけなくなってきた。畝の間に黒いマルチが張ってあるが、これはブロッコリーの残骸で急いで土壌を中和しスイカや瓜のために化成肥料とヨウリンを投入しなければならない。さてさて、この3列にはウリ科の野菜が根を張って這う予定なのだがそれまでには時間があるのですぐに成長するアブラナ科の葉もの野菜を蒔いた。適度な湿りと温度さえあれば確実に発芽し食卓に載せる事が出来る。スーパーに売っている立派な小松菜も良いのだがそれよりも少し若く柔らかい間引き菜は味噌汁の具にしてもお浸しにしても柔らかく美味いのである。口に入れると野菜の持っている全ての栄養素が体に取り込まれていくような気がしている。この美味はなかなか店頭では手に入らないのではないかと思う。あと一週間くらいが盛りだと思うがやがて紫外線を浴びて緑も濃くなり葉も軸も固く大きくなってしまう。花の命は短いと言うが、愛すべきアブラナ科の野菜も然りだと思っている。
 蛇足ながら、画像の奥にある空豆も先日の強風にあおられていたが起こして追肥と土寄せをしたらこの一週間で随分と大きくなった。

2012年4月15日日曜日

波動スピーカー

 コンサートも終わり今日は朝からリュート音楽が聴きたくなった。昨日のコンサートで広垣氏はS.L.Weissの「ロジー伯爵の墓のために」を演奏してくださったからかも知れないが無性にWeissの音楽に浸りたくなったのだ。リュート音楽やギター音楽を楽しむために最近「波動スピーカー」について調べ、それらしき物を作りエージングをしたり外部のデザインを考えてきた。ホームセンターでボイド管を購入し円筒の両端に8㎝のフルレンジスピーカーを取り付けた。内部の構造はファンネルダクトを対向に配置してある。この仕組みは今年になって作ったものと共通していて小口径とは信じられないくらい低域から高域までカバーしてくれている。波動スピーカーの情報では単に円筒管の両端に対向にスピーカーを配置しているがファンネルダクトの威力は絶大である。
 そもそもこのスピーカーの制作を思い立ったのはギターやリュートそして小編成の室内楽を聴くとき、もともと一つの音源を二つの離れたスピーカーから分けて再生することもないと思ったからである。特にギターやリュートは楽器そのものが鳴っているかのような感じが味わえる。加えてこのユニットの性格か長時間聴いていても疲れないような気がする。特筆すべきはこのスピーカーが醸し出す独特の音場である。

 昨日、広垣氏はWeissはBachとも交流があったと解説されていたが私はもっと広く評価されてもいいように思う。私も若い頃、故渡辺範彦氏の演奏を聴き練習に励んだ思い出がある。作曲数も多く多作家だったと伝えられているが、リュートという楽器が現在それほど取り上げられていないからかも知れない。古楽器のコンソートでは必ずリュートやテオルボが通奏低音として加わっていて、これがないと物足りなさを感じるが演奏を耳にする機会はそれほど多くはない。

2012年4月14日土曜日

第11回コンサート無事終了

 お天気が気になっていたが午後から晴れてコンサートは無事に終了した。半年ぶりにお会いする方々、久しぶりに来場された方々、ホールでの挨拶は尽きることがなかった。開催に当たり貴重なご意見を寄せていただいたり、都合で欠席するが昨年はギターで聴くバッハがマイブームだったとお便りを頂いたり、チラシを手書きで書いて市内の店舗に貼付していただいたり、多くの方々に支えていただいた。

 今回は吉川氏が欠場という事で開催したが井本氏も目の不調を訴えられ、最悪の場合二人の演奏者に全てを託さなければならないことも視野に入れての例会だった。Dr.にはかなりご負担をかけてしまったにも関わらず自費出版のCD「ふるさと賛歌」を参加者全てにプレゼントしてくださった。Dr.の作詞であるが藤井敬吾夫妻のピアノ伴奏とギター伴奏が付随している。井本氏は今後6弦ギターに持ち替え指に馴染んだ名曲を演奏したいと抱負を語ってくれた。

 さて、コンサートは小林恵子さんのソロでマリーア、大きな古時計、タレガのエチュードで始まりDr.のオリジナル「ギターソロのためのAria」「ジュピター」と続き小休止となった。井本氏は演奏もさることながら軽妙な話術で来場者を和ませてくれた。後半の最初は本会で初めて実現した広垣&小林両氏の二重奏だった。Sorの「月光」「魔笛の主題によるやさしい変奏曲・・・広垣編」を披露してもらった。有名な曲ゆえ感覚を研ぎ澄まし演奏しなければと言うプレッシャーもあっただろうと思った。お二人の使用している楽器がそのニュアンスにおいて異なるのでどのように調和を取っていくのか私には興味があった。印象としてはとてもバランスが良かったように思った。音色に極端な変化を付けるでもなく少し柔らかめの音色を奏でてくれた。サウンドホールよりのタッチであったがメロディはクッキリと浮き出すように演奏されていた。

 最後は広垣氏のソロで「ロジー伯爵の墓のために」S.L.Weiss「無伴奏チェロ組曲第3番」J.S.Bach「花」「荒城の月」滝廉太郎「シャコンヌ」広垣進作曲を演奏してくれた。広垣氏によると志摩のお客さんはマニアックな方が多く、バッハの大曲を弾いても聴いていただけるとのことだった。ブーレを楽しみにしていた参加者もいたと思うが期待通りの演奏で皆さん満足されたのではないかと思う。クーラントも素晴らしい演奏だと思った。

 今回、プログラムを45部印刷して持っていったが半分ほど持って帰ってきた。昨年に引き続き会員数は延び悩んでいるが今後は会員相互の繋がりも考慮して継続を目指したいと思った。

2012年4月2日月曜日

友あり遠方より・・・

 夕方友人のB君から今から行くから家にいて欲しいという℡があった。何だろうと思ってコーヒーを用意し待っていたら、この前の野菜のお礼だと言って南張特産のマスクメロンを戴いた。今では全国各地でメロンが栽培されるようになりそれぞれ特色のある物が店頭に並ぶようになった。志摩市浜島町南張のメロン栽培の歴史は古く昭和30年代に遡る。糖度が高く、香りも抜群で高級果物としてホテルやデパートで販売されブランドとして確立していった。もちろん我々庶民が口にすることはなかった。しばらくして露地栽培ができるプリンスメロンや、品種改良による様々な種類のメロンが我々も手を出せるような価格で店頭に並ぶようになった。南張もその後しばらく隆盛を極めるが、競争力やコスト高(暖房の燃費)そして何よりも後継者不足で、今メロンを栽培している農家は一戸だけになってしまった。

 我が家でも亡父が趣味として10坪ほどのガラス温室を家の裏に建てマスクメロンを栽培していた。種、肥料(私の町の農協では手に入らなかった物もあった。)、農薬、栽培技術等全てを南張のNさんにお世話になっていた。当時は田圃の土を細かく篩ってハウスの中に肥料分たっぷりの畝を作っていた。なかなか均質なものは出来なかったように記憶しているが、その味と香りは南張のメロンに負けないほどのものが取れた。冬は良いが夏場の温室の中はサウナ状態でその管理は全てが重労働と言っても過言ではなかった。後継者不足というのも投ずる資本や労働に対して利潤が低く、ましてきつい仕事となると納得がいく。私は今、自給自足を標榜しながら年間数十種類の野菜や果物を栽培しているが、昔親父が栽培していたマスクメロン作りには手が出せない。

 普及したとは言えブランド品である南張メロンは高価な物であり、味、香り、食味は流石に果物の王様と言っても過言ではない。

 余った野菜をもらってもらっただけなのに、南張メロンを頂いてしまい恐縮している。B君ありがとう。