昨晩、伊勢クラシックギターを楽しむ会の第一回コンサートを聴きに行った。主宰の広垣さんはこの春公務員の職を辞し、音楽活動を始められた。氏は今まで精力的に活動をされていたが、今般クラシックギターの演奏を主体とした会を発足された。会費制を取り、半期で2000円を納入すると隔月に開催されるコンサートと手製のCD、そして他のコンサートの割引特典が与えられる。これでは彼の持ち出しになってしまうのではないだろうかと心配してしまう。何はともあれ第一回の記念すべきコンサートに出席させていただいたことに意義がある。
公職を退いてまだ4日目と言うことで、演奏曲をさらうこともままならなかったと思うが彼の今まで弾いてきた定番を演奏してくれた。感想としては、会場が狭く、コンクリートの壁に囲まれているため音量の点は問題なかったが、跳ね返ってくる音とややこもった音になっていたのではと思った。私は帰りがけに、氏の所有する三浦氏の制作した楽器での演奏もリクエストしてみた。ちなみに当日使用されたのは松村氏の演奏家愛用の名器であった。
コンサートは十数名の観客による極めて小規模なサロン風のものであった。ギターのコンサートはこれくらいが近くで楽しめるのかも知れない。演奏会としてはとても楽しむことが出来るものであった。ただ、今後の彼の活動の課題として、運営スタッフとの連携や、演奏家にマネージメントなどかなりの負担を強いているような気がしてならなかった。次回は6月と言うことでまた楽しみが増えた。
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