今日は土曜日。朝から何とか雨も降らず晴耕といったところでしょうか。私のように土日か休日しか農作業に出ることができないものにとっては、大雨、長雨、日照り続き等の自然現象の気まぐれには一喜一憂させられます。先々週、秋野菜の種を蒔いたのですが発芽はしたものの長雨にたたれてしまい調子がいまいち、また白菜、ブロツコリー、カリフラワーは二度蒔きをすることになりました。
午後からだったけれど大根の種を蒔き、ワケギ、ニンニク、ほうれん草、ニンジン、小松菜の種を蒔いてきました。ネギに土寄せをし鶏糞を与え冬の鍋物に備えました。けれど天気予報によると来週はお天気が続きそうです。せっかくお湿りを空からいただき張り切って種まきをしたのに一週間天気予報を見続けなければならなくなりました。
電気柵(イノシシがたくさんいるのです。)の周りの草を刈り、ピーマン、なす、サツマイモを収穫し岐路につきました。
畝をたて、肥料を施す肉体労働は土日農家の私には堪えますねえ。
さて、イノシシの話なのですが、最近自分の家の近くにも出没していることがわかってきました。近所の畑のサツマイモが一晩でかなりの被害を受けました。まさか住宅地の近くまでやってくるとは考えもつきませんでした。狩猟で生計を立てる場合は、その日が不漁であっても次の日に大漁をすることがありますが、農耕は一度被害を受ければそのシーズンは収穫がゼロになってしまいます。私ももう何年も昔にサツマイモやジャガイモを一晩で全部食べ尽くされたことがありました。腹が立つというより失望感の方が先に立ちました。丹誠込めて栽培していても彼らは収穫前にやってきます。数ヶ月の努力が水泡に帰します。専業でやっている農家の方にとっては死活問題ですね。
原因はともかく一時は志摩には五頭もイノシシはいないだろうと言われていました。最近は農業をする人も高齢化となり里山は手入れも行き届かず広葉樹がのび放題で畑にも十分日光が差し込まないような景観となっています。当然イノシシの生息には好都合で、森のすぐ傍に絶好の餌場があると言ってもいいような状態です。私の畑もご多分に漏れず4時過ぎには日陰になり朝日の差し込むのも9時頃になっています。日照権のことを云々するのは何も都会のビルの谷間だけの話ではありません。
それはさておき、対策として以前は海苔網を畑の周りに張っていましたが効果はありませんでした。あと一週間で収穫と言うときに全滅していました。この時の落胆は筆舌に語り尽くせません。(大げさかも知れないけれど、実感です。)今は電気柵を使っています。電圧は高いのですが電流は小さいので人間には実害はほとんどありません。電源も自家用車のバッテリーを使っています。
イノシシだけが害獣ではないところが悔しいのですがね敵は空からもやってきます。今年は本格的にヤフオクで漁網を調達し空襲に備えました。スイカやキュウリトウモロコシは守られました。今は落花生と黒豆(枝豆で食すと最高ですよ。)をしっかりと守ってくれています。
そこまでして野菜作りを続けるのは理由がありますがそれはまたいつか・・・
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