2015年1月12日月曜日

お気の毒様

こすった跡
年末年始の慌ただしい時期に全く持ってお気の毒な話だが先日のこと菜園から帰り収穫物を籠に入れ玄関に向かおうとしていたとき下の道から鈍い音がしてきた。手がふさがっていたのでいったん家に入った。その音がどうも気にかかるので再度外に出てみたら隣の家の小母さんも見に出てきていた。時々あることなのだが道幅が狭くなった部分に土手がありそこに車のバンパーをぶつけた音だった。北の方から侵入してきたようなのだが細かい道路の状況を良く知っている人なら難なく通り抜けるのだがうっかりと脇見をしていると狭くなった部分にバンパー等をこすってしまうことがある。もともと荷車が通る程度の道だったものをかなり無理のある拡張工事の末に今の状態にしたものだ。私の家も建て替えたときに道から1㍍ほど退いて階段を付けたいきさつがある。私の家の前までは道幅もあるのだがその先は車一台がやっと通れる幅なのだ。このような事情も知らずに単に道があると言うことで減速もせずに一般の市道のつもりで侵入してくるのだから昔から暮らしている人にとってはいつも肝を冷やすことも少なくない。最近ではこの狭い道を国道への近道として利用する人もいる。距離的には短くなるが時間的には何のメリットもない。
 かつて私も目に余るようなことがあったので苦言を呈したことがあった。他県の車だったが狭い坂道を通り抜けるのが難しいと思ったのか目の前でUターンを始めたのだ。当然道幅の範囲でのターンは出来ないので、こともあろうか近所の畑の中に侵入して車の進路を変えたのだ。幸い作物は植わっていなかったがこのような無神経さには腹が立つというものだ。こんなこともあり今回激突したことについては気の毒だとは思うが心底同情をしようと言う気持ちは半減している。通り去る車の後ろ姿しか確認しなかったがメタルブルーの高級なドイツ車だったように思う。少なくともパンパーは大破していただろう。ちなみに私のこの道を通る速度は自転車以下と決めている。

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