コンサートが終わりやっと緊張感から解放されました。自分は楽器を演奏していないが会がうまく運んでいるかと言うことにはいつもハラハラドキドキしている。
翌日、コンサートについて、「HyperClub」「ichiroの音楽談義」「中嶋聡のブログで自分を見つめよう!」「私の音楽日記」等のブログにアップされていた。
5月も上旬から中旬にさしかかろうとしているが、日増しに菜園の主役達は大きくなってきている。花が散ったばかりだと思っていたプラムが直径2センチくらいの実をたわわにつけていた。6月の下旬には収穫になるので楽しみである。
かなり昔の話になるが、私の菜園の近所にKさん一家が住んでいた。
このお宅だけでなく他に何軒かの家があった。しかし町の中心から少々離れていることや子どもたちが成人していくにつれ転居していった。Kさん宅の子どもとよく遊んだものだった。その時畑の周囲に咲いていたナデシコがいつまで経っても私の記憶に深く焼き付いている。幼かった私には花を愛でるような気持ちはなかったが石ころの間からピンクの華やかな色彩と無機質の石の織りなすコントラストが瞼に焼き付いている。
この空気感に多分どなたも「美」と言うものは見いだせないかも知れない。しかし私にとっては荒れ地を想起する石ころとナデシコの花は特別のものであった。ずうっと幼い頃の風景を再現してみようと思い続けていたのだが、この日曜日に決行してみた。
ナデシコは母の日が終わったので半額の値段で売られていたし、他にホームセンターで買い求めたものも安価なものであった。堆肥を鋤込み用土に十分な栄養を与え植え込んだ。普通はここまでなのだが、荒れ地の雰囲気を醸し出したいので畑の邪魔者で菜園の外に放り投げられていた「石ころ」を拾い集めてきた。それを右の写真のように敷き詰めた。わずか5㍍ほどの空間であるが満足度の高いカーデニングを楽しむことが出来た。これらの草花は宿根草なので来年はかなりの大株に育っているものだと思う。しかしあまりにも見事な大株は私の記憶の中にあるナデシコとは少し異なる。痩せ地の石の間から健気に顔を覗かせるナデシコに来年は育て上げたいと思う。
私の知る限りではあるが、取れたてのトウモロコシを差し上げて嫌がる人はいない。今年も今のところ気温の上昇と慈雨のおかげて順調に育っている。しかし最近「シンクイムシ」という害虫に食い荒らされてしまうことが多くなった。いろいろと調べてみると雄花が出穂する頃には既に害虫は侵入を始めているようである。これに食い荒らされたトウモロコシは茎が途中で折れてしまい、やがては実の部分にも侵入し茹で上げたとき甚だしく食味が落ちてしまう。それどころか食べようとする人の食欲を減退させてしまう。
今は防除の方法を模索中であるが、手っ取り早く対処するには農薬に頼らざるを得ないかも知れない。考えてみれば、スーパーなどで売られているトウモロコシにはこのような害虫の食害にあっているものは皆無である。もしかしたら収穫寸前まで農薬付けにされているかも知れない。恐い話である。
2010年5月9日日曜日
母の日に草餅を
既に私の母はこの世にはいないが子どもの頃この季節になると草もちを作ってもらった記憶がある。当時は米の粉(上新粉)か小麦粉で作ってもらったと思うが、今のように白玉粉や砂糖をふんだんに使うような代物ではなかった。もっと歯ごたえもありヨモギの苦みもあったように覚えている。
先日野道を歩いていたらヨモギの若葉が目にとまった。早速新芽の柔らかいところを摘み取り湯がいてフードプロセッサーでペースト状のものを作り、とりあえず冷凍しておいた。新芽の部分を選んでつみ取ったので特にアク抜きはせず、ゆでこぼすのみとした。
母親を偲びつつ、今日はヨモギ餅を作り仏前に供えた。中に包み込む餡は小豆から作り上げた全くの手作りである。餡さえ出来れば白玉粉と分量の砂糖・水を混ぜ後はレンジで加熱するだけのいたって簡単な方法である。同じ大きさに揃えることさえ留意すればそれほど難しいものでもない。
以前は畑の周囲にもヨモギはたくさんあったが、私が菜園に精を出すようになってから苦土石灰をよく散布するので土壌がアルカリ化しているようである。ヨモギはアルカリ土壌はどうも苦手なようでいつの間にかヨモギは姿を消してしまった。もともと、畑の中にこれが入ってくれば雑草として処分しなければならず、根っこもしっかりしているので除草に労力がいる。
ヨモギでは地産地消や自給率アップにはならないがこの香りと苦みは遠い昔の母の思い出である。
2010年5月8日土曜日
第7回「志摩ギターを楽しむ会」が無事に終わりました。
第7回志摩ギターを楽しむ会の定期コンサートが無事に終わりました。
毎回どれくらいの人が年会員になっていただけるか気を揉んでいますが
今年度は34名でスタートすることが出来ました。都合で参加は出来ないが秋には来てくださる人もいますのでもう少し増えそうな感触を得ました。
第一ステージは小林さんのソロに始まりました。毎回、みんなが知っているポピュラーも取り入れてくださりアクセントを添えてくれています。耳には心地よく聞こえてきますが演奏は決して容易ではありません。タレガの小品も上品にまとめて聴かせていただきました。
第二ステージは吉川さんによるサンスのスペイン組曲でした。演奏会ではよく耳にする有名な曲ですが、前半はゆったりとしたテンポで始められ一つ一つの音に神経が行き届いた演奏でした。最後のカナリオスでは音量もテンポも一段と熱が入り聴くものを圧倒した感がありました。お仕事の合間に練習時間を確保されているのだろうと思いますが毎回大曲を用意していただいています。
第三ステージは広垣氏のソロでした。指の腱鞘炎のためいつものとは違ったプログラムで臨まれました。19世紀の小品を沢山用意していただきましたが決して難易度を下げたものではなく、演奏そのものは迫力のあるものでした。アグアドの練習曲もこのような形でまとめて演奏するのもいいものです。私たちギターを弾くものが過去にどこかでおさらいをした曲が多かったのですが、演奏会のプログラムに加えることもかえって新鮮に思えました。
第四ステージはDr.井本氏の登壇でした。BachのプレリュードBWV.999を聴かせていただきました。11弦ギターを持ってこられ、3弦をF♯にして1弦には銀鱗のテグスを張ったという説明がありました。氏は独特の綺麗な音を持っておられ非常に耳ざわりにいい演奏をいつも聞かせてくださっています。加えて氏の魅力はそのステージマナーにあると思います。中高年の女性の心理を巧みにくすぐるトークは非常に長けていてコンサートの雰囲気を醸し出してくれます。氏は私が所属していた大学のクラブの先輩にあたりますが、いつも多忙を極める中、志摩まで足を運んでいただき恐縮しています。
最後は広垣・吉川両氏による二重奏でした。アルビノーニのアダージョと予告通り「魔笛」の広垣編初演でした。
開演前に相差の中村氏からこの前加藤丈晴氏のコンサートの録音を頂きました。また、この会も足かけ4年目に入ると半年に一回お会いする仲間がいることがとても心強く楽しみになってきました。会がなければ接点を見いだせなかった方々とのつながりを有り難く感じました。
次回は秋になりますが、そろそろコンサートの斬新なリニューアルを考えたいと思うようになりました。
毎回どれくらいの人が年会員になっていただけるか気を揉んでいますが
今年度は34名でスタートすることが出来ました。都合で参加は出来ないが秋には来てくださる人もいますのでもう少し増えそうな感触を得ました。
第一ステージは小林さんのソロに始まりました。毎回、みんなが知っているポピュラーも取り入れてくださりアクセントを添えてくれています。耳には心地よく聞こえてきますが演奏は決して容易ではありません。タレガの小品も上品にまとめて聴かせていただきました。
第二ステージは吉川さんによるサンスのスペイン組曲でした。演奏会ではよく耳にする有名な曲ですが、前半はゆったりとしたテンポで始められ一つ一つの音に神経が行き届いた演奏でした。最後のカナリオスでは音量もテンポも一段と熱が入り聴くものを圧倒した感がありました。お仕事の合間に練習時間を確保されているのだろうと思いますが毎回大曲を用意していただいています。
第三ステージは広垣氏のソロでした。指の腱鞘炎のためいつものとは違ったプログラムで臨まれました。19世紀の小品を沢山用意していただきましたが決して難易度を下げたものではなく、演奏そのものは迫力のあるものでした。アグアドの練習曲もこのような形でまとめて演奏するのもいいものです。私たちギターを弾くものが過去にどこかでおさらいをした曲が多かったのですが、演奏会のプログラムに加えることもかえって新鮮に思えました。
第四ステージはDr.井本氏の登壇でした。BachのプレリュードBWV.999を聴かせていただきました。11弦ギターを持ってこられ、3弦をF♯にして1弦には銀鱗のテグスを張ったという説明がありました。氏は独特の綺麗な音を持っておられ非常に耳ざわりにいい演奏をいつも聞かせてくださっています。加えて氏の魅力はそのステージマナーにあると思います。中高年の女性の心理を巧みにくすぐるトークは非常に長けていてコンサートの雰囲気を醸し出してくれます。氏は私が所属していた大学のクラブの先輩にあたりますが、いつも多忙を極める中、志摩まで足を運んでいただき恐縮しています。
最後は広垣・吉川両氏による二重奏でした。アルビノーニのアダージョと予告通り「魔笛」の広垣編初演でした。
開演前に相差の中村氏からこの前加藤丈晴氏のコンサートの録音を頂きました。また、この会も足かけ4年目に入ると半年に一回お会いする仲間がいることがとても心強く楽しみになってきました。会がなければ接点を見いだせなかった方々とのつながりを有り難く感じました。
次回は秋になりますが、そろそろコンサートの斬新なリニューアルを考えたいと思うようになりました。
2010年5月4日火曜日
広垣氏からのメール
今週末の土曜日5月8日に阿児アリーナで第7回の「志摩ギターを楽しむ会」コンサートを開催します。いつもだと広垣君から一月以上前に演奏曲目の連絡がある。しかし今回は例外である。氏の腱鞘炎の状態と痛みを押してでも演奏可能な曲の選択にぎりぎりまで最終決定がなされなかった。症状を押してでも志摩のコンサートのために最後の最後まで様子を見てくださっていた彼の思いに頭が下がる。
今日、彼から演奏曲が知らされた。
第一ステージは地元阿児町の小林恵子さんのソロで、タレガの前奏曲や聖母の御子等を披露していただく。
第二ステージは明和町から吉川伸幸さんをお招きした。ガスパール・サンスのスペイン組曲を聴かせていただく。
第三ステージは広垣氏の演奏で
アグアドの6つの練習曲、ソルの第6幻想曲、フリース、ヘンツェ、フリースの小品、春へのあこがれ(モーツァルト広垣編)等を聴かせていただく。
第四ステージは津市からDr.ImotoさんにBachのプレリュード等を披露していただく。軽妙な話術が楽しみである。
第五ステージは広垣さん、吉川さんによる二重奏である。アルビノーニのアダージョ、そして志摩が初演となる有名な「魔笛」(広垣編)である。
大変盛りだくさんなプログラムになりましたが、今回は広垣氏の手の痛みというアクシデントを背負いながらのコンサートになります。第七回を迎えるわけですがいつも足を運んでくださる方が十数人、そして不定期に来てくださる方が若干名、後は新規の会員の方に期待を寄せています。何とか30人ほどのご来館をいつも気を揉みながら待っているという状態です。
志摩市には約6万人の方が生活しています。もっと周知を図りクラシックギターのおもしろさをお伝えしたいのですが、まだまだこの会はPRが足りません。かく言う私も口コミ程度の活動しかしていないのでまだまだ宣伝の余地はあります。
コンサートを目前にして毎回もっとPRをしておけばよかったと言う思いを繰り返しています。
今日、彼から演奏曲が知らされた。
第一ステージは地元阿児町の小林恵子さんのソロで、タレガの前奏曲や聖母の御子等を披露していただく。
第二ステージは明和町から吉川伸幸さんをお招きした。ガスパール・サンスのスペイン組曲を聴かせていただく。
第三ステージは広垣氏の演奏で
アグアドの6つの練習曲、ソルの第6幻想曲、フリース、ヘンツェ、フリースの小品、春へのあこがれ(モーツァルト広垣編)等を聴かせていただく。
第四ステージは津市からDr.ImotoさんにBachのプレリュード等を披露していただく。軽妙な話術が楽しみである。
第五ステージは広垣さん、吉川さんによる二重奏である。アルビノーニのアダージョ、そして志摩が初演となる有名な「魔笛」(広垣編)である。
大変盛りだくさんなプログラムになりましたが、今回は広垣氏の手の痛みというアクシデントを背負いながらのコンサートになります。第七回を迎えるわけですがいつも足を運んでくださる方が十数人、そして不定期に来てくださる方が若干名、後は新規の会員の方に期待を寄せています。何とか30人ほどのご来館をいつも気を揉みながら待っているという状態です。
志摩市には約6万人の方が生活しています。もっと周知を図りクラシックギターのおもしろさをお伝えしたいのですが、まだまだこの会はPRが足りません。かく言う私も口コミ程度の活動しかしていないのでまだまだ宣伝の余地はあります。
コンサートを目前にして毎回もっとPRをしておけばよかったと言う思いを繰り返しています。
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