2008年8月21日木曜日

壊れたスピーカー

 今日、某所で講演会があり聴講してきた。どうも他人のサクセスストーリーというものは、自慢話もほどほどにと言いたくなってくるものである。聴いていて疲れを感じた。これは自分にとっても肝に銘じておきたいものである。
 さて、ギターを楽しむ会の会員でもあるH君に場外でお会いした。以前彼の職場に自作の塩化ビニル管を使ったスピーカーをもらっていただいたのだが、誤ってコーン紙に穴を開けてしまったらしい。このスピーカーはYoshii9というビルゲイツも賞讃したものを真似て作ったものだった。小口径のフルレンジユニットに仮想グランドを付け一メートル位の管に入れたものである。基本的にはスピーカーと塩ビ管の間にゲル状物質を空気が漏れないように入れるだけの構造のものである。吸音材やユニットにはそれぞれ工夫がいるが、この小口径のスピーカーからでてくる音の豊かさには驚いたものであった。また、部屋全体が音に包まれているように聞こえるので音楽に浸れるような楽しみ方ができた。クラシックギターや室内楽や小編成の弦楽合奏を聴くのに適していると自分では感じていた。
 何組か作ったのでH君の職場でも使っていただいていた。とりあえず応急処置の方法を伝えておいた。今はJSPというメーカーが製作過程を公開しているシステムを取り入れた自作のものをメインに聞いているので、いまだに大事に使っていただいていたのだと有り難く感じた。

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