今回のコンサートは会場がなかなか確保できなくて苦慮しました。何とか12/12を取ったのですが当日まで寒さが気になっていました。幸いなことに例年になく暖冬で寒さのことは気にせずに済みました。
何と言っても目玉はリコーダーとギターのデュオでした。春のコンサートではリコーダーの奏者井村さんが突然来ることが出来なくなってしまったいきさつがあります。今回はヘンデルのソナタイ短調、キュフナーのフルートとギターのデュオ(セレナーデ)をメインに演奏してくれました。楽器のバランスを申せばリコーダーとの組み合わせは最高だと言えましょう。ヘンデルのソナタは井村さんも大変お好きな曲であたかも自分の家の庭を歩いているような慣れた演奏でした。一方ギターの広垣氏はチェンバロのパートをたった6弦しかない楽器で見事に演奏されていました。単なる伴奏ではなくリコーダーと対等に渡り合っていたと表現した方が良いのかも知れません。高度な演奏技術をお持ちなので聴いていて安心感のあるものでした。ギターも今回は三浦氏の作られたものを使われていました。氏自身は普段使用している松村氏の楽器が演奏に合っているとのことでしたがギターの会で使用している会場のコンディションを考えると前者の方が効果的だと私は思っています。
キュフナーのセレナーデは学生の頃より馴染みのあるもので私も広垣氏とギター同士でデュオを楽しませていただいたこともあります。メヌエットのテンポが私の頭の中にあるものとは少し違っていましたがとても楽しい演奏でした。いつも開催に当たってはご尽力いただいているT氏、H女史には深謝いたします。また津市からいつも11弦ギターを携えて来られているDr.I氏、地元の愛好家K氏には感謝、感謝です。
全てのプログラムが終了したのが会場借用時間ぎりぎりの9時20分でした。会員の皆さんの感想はまだ伺っていませんが恐らく大満足ではなかっただろうかと自負しています。リコーダーとギターの組み合わせはしばらく本会のプログラムから外せないと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿